柚子の季節がやってきました!今年もお友達から、柚子をたくさんいただきましたよ~!!寒い時期になると見かける柚子。ご存知でしょうか?
学術的にいうと柚子はミカン属 常緑小高木の柑橘類で、酸味が強く、香りが高いのが特長です。高知県や徳島県が柚子の産地として有名ですよね。実は私の住んでいる島根県でも柚子を生産しています。県西部に位置する益田市美都町は、国内でも生産量が7-10位という柚子の一大産地なんですよ。
さて、この柚子、皆さんはどの様に利用なさっているでしょうか?薄くスライスして蜂蜜につけたり、柚子の香りを活かすために皮で風味をつけたり、その果汁をお醤油やだしで割ってポン酢として使ったり・・・・。
いろいろとお料理で活躍をしてくれます。そんな中、私が注目しているのは「柚子胡椒」お料理を引き立ててくれる調味料として人気が上昇中ですよね。今回は、そんな柚子胡椒に注目!!
柚子胡椒の魅力についてご紹介していきたいと思います。
目次
柚子胡椒って何?
そもそも柚子胡椒ってどんなものかご存知でしょうか?簡単に説明したしますと、荒刻みにした唐辛子、柚子の皮、塩を混ぜてすり潰し熟成させたもので、柚子の爽やかな香りと、ピリッとした辛みが特徴の調味料です。
一般的には青唐辛子を用いて作られますが、赤唐辛子を使って柚子胡椒を作る場合もあります。青唐辛子は辛みが強い、赤唐辛子は香りが強いといったそれぞれの特長があり、お料理によって使い分けされています。
通常、コショウというと、瓶に入った粉状のスパイスを想像された方も多いことと思いますが、柚子胡椒のコショウは唐辛子のことを指しており、実際は、しっとりしたペースト状。
この柚子胡椒、今から五十数年前に九州で生まれた調味料で、もともとは、わさびのようにお刺身に合う薬味ができないだろうか?ということで考え出されたものだのだそうです。そのため、九州では一般的に使われいるおなじみの調味料で、いろいろなお料理で大活躍をしているとのこと。また、柚子の産地である徳島県や高知県といった地域でも、柚子胡椒は生産されています。
最近ではスーパーでもチューブ状のタイプのものや瓶詰タイプのものが店頭に並べられており、柚子胡椒も全国的に知名度がアップしつつあります。
柚子胡椒の使い方
さて、それでは実際に、どんな風に柚子胡椒をお料理に使うと良いのでしょうか?
お刺身の薬味として
もともとがお刺身に合う調味料として誕生した柚子胡椒ですから、一番に合わせたいのがお刺身ですよね。
いつも使っているわさびにかえて、柚子胡椒を薬味として使ってみてください。柚子の香り、ピリッとした辛みがアクセントとなり、お刺身の新しい味わいを発見することができるでしょう。
「お刺身と柚子胡椒ってこんなに相性がよかったんだ!」とびっくりしますよ。
また、同じく生のお魚を使うカルパッチョ。お魚をあえるドレッシングに柚子胡椒を加えると、味が引き締まって美味しくしあげることができます。
お肉との相性もばっちり
柚子胡椒は、お肉ともよく合います。
お肉をさっぱりいただきたい時など、柚子胡椒をお肉に乗せて食べてみてください。酸味、辛み、そして塩分のしょっぱさがお肉の味を引き立てて美味しい~!
以前食事に行ったレストランで、鶏の炭火焼きの薬味として柚子胡椒が添えてありましたが、淡白な鶏肉ともよく合い美味しく炭火焼をいただけました。
タレで食べる焼肉も美味しいですが、柚子胡椒で食べても美味しいです。ぜひ、お試しあれ。
煮物料理の隠し味としても◎
お魚やお肉との相性の良さは今までお話しした通りですが、お野菜との相性も抜群です。
お鍋の時にポンズやつけダレにちょこっと柚子胡椒を混ぜると、風味が変わり飽きることなく食べることもできますし、煮物類の隠し味に使うと柚子の香り漂う一味違った独創的な仕上がりになります。
おでんを食べる時にからしも良いですが、ツーンとした辛さの苦手な方は、ぜひ、この柚子胡椒をつけて食べてみてください。熱々の大根やこんにゃくの味が引き立ちます。
パスタや丼ものにも使える!
柚子胡椒はバターやオイルとの相性もいいので、パスタに使ってもOK。
塩分も辛みもある調味料ですので、これ一つで美味しく味付けすることができます。使う時のコツはダマにならないように、オイルやパスタのゆで汁などであらかじめしっかりと溶かしておくことが必要!
このひと手間で、パスタ全体に柚子胡椒が回り、美味しいパスタに仕上げてくれます。
ご飯との相性もいいので、丼ものに薬味としてちょこっと乗せて食べても美味しい!私個人のおすすめは、納豆に混ぜ込みご飯にドバっとかけたり、生卵にちょこっと入れて、卵かけご飯として食べると簡単だけどとても美味しいです。
ここでも注意していただくことは、柚子胡椒がだまにならないようによく溶かすこと。ダマになった柚子胡椒がいっぺんに口の中に入ると「辛っ!」となりびっくりしますからね・・・・。
自分でも作れる柚子胡椒の簡単レシピ
さて、柚子胡椒、実は自分でも手作りすることができます。材料は柚子、塩、青唐辛子。
私はネット検索で「柚子胡椒の作り方」のサイトに飛び、それを参考にして作ってみました。
自分で作った柚子胡椒はやはり、香りが全然違います!手作り柚子胡椒の利点は、味加減を自分の好みにできたり、材料も黄色い柚子や赤唐辛子を使ったりと、手軽に変化を加えることができ、オリジナリティーあふれる柚子胡椒が手軽に作れるということ。
柚子胡椒を選ぶときのポイント
続いて柚子胡椒を選ぶ時のポイントを大きく3つご紹介。購入するときのご参考にどうぞ!
使い切れる容量のものを選ぶ!
柚子胡椒は風味が命!爽やかな香り、ピリッとした味も鮮度が落ちてしまうと、もはや柚子胡椒の意味がなくなってしまいます。できるだけ賞味期限内で使い切ることのできる容量のものを選ぶことが大切です。
家族の人数、使う頻度などを思い浮かべ、容量を確認してから購入するようにしましょう。
タイプで選ぶ!
柚子胡椒、実はペースト状のものばかりではありません。粉、液体と形状の異なるタイプの柚子胡椒があるのです。それぞれの特長を踏まえたうえでタイプを選ぶとお料理の幅もぐんと広がります!
ペーストタイプ
スーパーなどで最もよく見かけるタイプです。チューブに入っていることが多いですね。保管するのにも省スペースですし、ピュッと絞りだせばすぐに使えるので、まずは柚子胡椒を使ってみよう!と思われる方におすすめです。
粉タイプ
こちらは使いたいと思った時にサクッと取り出してぱぱっと振りかければOKという手軽さが特徴。また、粉末なので、まんべんなく食材と混ぜることができ、開封前の賞味期限が18か月と長いという利点もあります。
塩コショウのようにテーブルに置いて気軽に使えます。
液体タイプ
液体なのでこちらも食材と良く混ざりやすい!酢が入っている液体タイプの柚子胡椒も多く、自家製ドレッシングのアクセントに使ったり、パスタの味付けに使ったり汎用性が広いのが特徴です。
風味で選ぶ
一般的な柚子胡椒は青柚子、青唐辛子。が、唐辛子を赤唐辛子、柚子を黄柚子に変えることで、味わいも風味も大きく変わってきます。
赤唐辛子を使ってある柚子胡椒は香りが高いという特徴があります。一方、黄柚子に青唐辛子という組み合わせは見た目からさわやかですが、辛みは強め。
視覚や嗅覚、味覚のアクセントにするために、それぞれの特徴を理解したうえでお料理に使うと、非常にバリエーションを増やすことができます。
その他、柚子の産地にはその土地で生産された柚子胡椒があります。生産地域によっても風味が違うので、ぜひ地域別でも味わってみてください。
【ランキング】柚子胡椒おすすめ人気ランキングTOP5
では、柚子胡椒を主婦目線で選び、ランキング形式でご紹介したいと思います。
第5位 ハウス食品 ゆず胡椒
スーパーでよく見かけるチューブタイプ。お値段もお安く、一番お手軽にお求めやすいゆず胡椒です。まずは柚子胡椒を使ってみたい!と思われる初心者の方におすすめです。
第4位 九州特産 柚子こしょう粉末
パウダータイプの柚子胡椒。赤唐辛子を使用しているので、香りがよいです。テーブルの上にポンと置いておけば、うどんやそばといった麺類、豚汁やお味噌汁といった毎日のおかずにパパっと簡単に振りかけることができます。
いつものお料理を一瞬でいつもと違うものに変身させることができますよ。
第3位 竹重醤油 ユズカ 液体柚子胡椒
液体タイプの柚子胡椒調味料。りんご、米酢、青唐辛子、柚子果皮、食塩、お醤油で作られていて味覚を刺激するすべての材料が入ったタイプです。生野菜、お肉、お魚にドレッシングとしてかけるととっても美味しく食べられます。パスタの味付けにも大活躍。
第2位 津和野町 河田園 柚子こしょう
出典: Amazon.co.jp
島根県の産地益田市のご当地柚子胡椒です。無農薬の青柚子を使用しているので安全・安心!香り豊かな柚子と絡みのきいた青唐辛子のバランスが絶妙な柚子胡椒です。
第1位 博多華味鳥オリジナル 柚胡椒
博多の水炊きに欠かせない博多華味鳥オリジナル「柚胡椒」です。化学添加物・合成着色料を一切使っていない柚子胡椒。シンプルに作ってありますが、素材の味をググっと引き立てる独特の風味の柚子胡椒です。
水炊きはもちろん、サラダや冷奴などどんな食材とも相性の良いのが特徴です。
柚子胡椒の賞味期限と保存方法について
次に柚子胡椒をおいしく使うための保存方法や賞味期限についてお話してみたいと思います。
賞味期限は12か月程度
先日購入したチューブタイプの柚子胡椒の賞味期限は・・・未開封だと10か月間も賞味期限があるようですね。
メーカーのHPで確認してみたところ、未開封の瓶詰タイプは賞味期限が12か月、チューブタイプの賞味期限は10か月ということです。
柚子胡椒を美味しく食べるためには、この期間内に使い切ることが大切です。開封済みの柚子胡椒については「開封後はお早めにお召し上がりください」と外箱やパッケージに記載されている通り、開封後1か月程度を目安として使い切ってしまいましょう。
保存するなら・・・・?
保存方法については未開封であれば直射日光を避けた涼しい場所で、開封済みであれば冷蔵庫で保管しましょう。保存方法に関しても外箱に記載されていますので、必ず外箱の注意書きには目を配ってくださいね。
使う時にはきれいなスプーンで!
チューブタイプの柚子胡椒はそのまま絞りだせばOKなのですが、雑菌などが入り込まないように絞りだす時はきれいな容器の上に出しましょう。
瓶タイプのものに関しても、雑菌が瓶の中に入らないように毎回きれいなスプーンで取り分けることが大切。使った後は必ずきちんとふたを閉めることも柚子胡椒を美味しく食べるために忘れないでくださいね。
柚子胡椒の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、柚子胡椒の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
ゆず胡椒で料理の幅を広げましょう!
以上、柚子胡椒についてご紹介してきました。ちょっと特別感のあった柚子胡椒も、なんだか身近に感じていただくことができたのではないでしょうか。
柚子胡椒を使うのって難しい・・と思っていらっしゃった方、まずは使ってみてください。きっと、柚子胡椒の魅力に取りつかれること間違いなしです!
いろいろなタイプの柚子胡椒で食卓を豊かにしてただけたら幸いです。