書類など、紙をまとめるのに便利なアイテムがホッチキス(ホチキス・ステープラーとも)です。イベントのしおりや要綱といった企画用から、資料などの整理にも便利。また3月~4月は新年度で新たに得る情報も多く、その都度まとめておけば以降の行動もスムーズに行えます。
今回はそんなホッチキスのおすすめ商品と共に、ホッチキスのタイプやそれぞれに向いた使い道などをご紹介します。
目次
多種多様なホッチキス!用途に合わせて種類を選ぶ
まずはホッチキスの種類を見てみましょう。ホッチキスは1種類のみではなく、サイズや留め方でいくつかのタイプに分けることができます。
一般的なハンディタイプ
ホッチキスと聞いてまず思い浮かべるのがハンディタイプ。片手にホッチキスを持ち、間に紙を挟んで押せば針で留めることができます。コンパクトなのでカバンや机の引き出しなど、置く場所に困らない点も魅力。自宅や職場など、身近に置いておくにもおすすめのタイプです。
枚数が多くてもきれいに綴るフラットクリンチタイプ
ホッチキスの針は、綴じた際に裏側が2つの山のような盛り上がりを見せます。しかしフラットクリンチタイプであれば針が盛り上がることなく綴じられるため、凹凸が気になりません。ホッチキスで綴じた複数の書類を重ねた時など、凹凸が無い分安定しやすいのが魅力です。
ちなみにフラットクリンチというのは商品ごとに名称が異なるケースもあり、フラット機構など呼ばれることもあるので要チェックです。
小冊子には中綴じタイプや回転タイプ
紙の端を噛ませて留めるのがホッチキスですが、中央でも挟める長さを持った中綴じタイプや、端と中央いずれにも使える回転タイプも便利です。中綴じはホッチキスの針を表紙から見えないようにしたい場合、回転タイプは中綴じと端、どちらの用途でも使いたい場合に向いています。
パワーがある卓上タイプ
より大きいサイズが卓上タイプです。ホッチキス本体は机の上などに置き、紙を挟んだら手全体で上から押し、留めます。ハンディなどに比べてたくさんの紙をまとめらるのが特徴で、分厚い資料やレジュメなどにおすすめ。ホッチキスによっては力を入れなくても押せる商品もあります。
安全性でエコな針なしタイプ
ホッチキスといえば金属の針で留めるのが普通ですが、中には針の存在しないタイプも。金属の針がないので、破棄する際にゴミの分類を気にせず処分できます。
針無しホッチキスは、挟む紙の一部をくり抜いて折り曲げたり、より圧力をかけるなどして留めるのが特徴です。針有に比べると挟める枚数は10枚以下が多く少数の紙をまとめたい場合に向いています。
ホッチキスを選ぶときに考えるポイント
ホッチキスの種類を選んだら、今度はその中でどの程度の機能が欲しいかを確認してみましょう。
綴じたい枚数は何枚なのか
まずはホッチキスで挟む紙の枚数。卓上型を求めている方はもちろん枚数の多さを重視しているでしょうが、ハンディタイプでも商品によって枚数に差があります。ちなみにハンディタイプ(10号針)の場合は、平均で20枚前後、最高レベルだと30枚ほどまで挟むことが可能です。
どこで使いたいのか
ホッチキスの使用場所・保管場所を踏まえて選ぶのもおすすめです。ハンディは据え置きだけでなくカバンに入れるのもおすすめですが、より小型・スリムな形をしている方がほかの荷物の邪魔になりません。
さらに使用頻度は毎日使うのか、特定の状況でしか使わないのかもチェックしましょう。使用頻度が高いホッチキスは、手が届きやすい場所に置く方が便利ですが、デスク回りなどに置きやすい形状かを確認します。
持ち運ぶならサイズや重さ、そして握りやすさ!
持ち運びの場合は、小ささと軽さに加え、握りやすさもチェック。持ち運び用の場合、デスクなどを使わずその場でパパっと綴じることもあるでしょう。その際しっかり握れないと、ホッチキスで綴じるのに手間がかかってしまいます。
手が大きい方の場合、小ささを優先するとかえって握りにくいことも。小さければ何でもよいではなく、自分が握りやすい範囲での軽量化を意識しましょう。
ホッチキスおすすめランキングTOP10!
ここからはおすすめのホッチキスランキングです。選び方などでも触れましたが、使用用途や手の大きさなど、個人でも向き不向きは変わるので、順位はもとより、自分に見合うタイプのホッチキスかどうかも見てみてくださいね。
第10位 コクヨ ハリナックスプレス SLN-MPH105
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 3.4cm✕9.5cm | 重さ | – |
タイプ | ハンディ・卓上タイプ | 綴じれる枚数 | 5枚 |
持ち運び | ◯ | 針の装填数 | – |
ページの少ない資料などにおすすめ
まず10位は、コクヨの針を使わないホッチキスことハリナックスプレスです。1度に挟める枚数は5枚と少ないため、分厚い書類には向きませんが、針を使わずプレスするだけの綴じ方はプレゼンなど、一時的な資料にうってつけ。ペンの底など硬いもので擦れば剥がれるので、破棄するのも容易です。
ハンディサイズですが、底面が安定しており、机などにおいて卓上型として使うことも可能。綴じやすい方法を選べるのも魅力です。
第9位 コクヨ ハリナックス コンパクトアルファ SLN-MSH305
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 2.7cm✕8.7cm | 重さ | 63g |
タイプ | ハンディタイプ | 綴じれる枚数 | 5枚 |
持ち運び | 〇 | 針の装填数 | – |
針無しで持ち運び重視の方に
9位はハリナックスのコンパクトタイプを選びました。10位と綴じられる枚数は同じですが、一回りほど小さくなっていること、ハンディに特化した持ちやすい形が特徴です。ただコンパクトとはいっても、全体的に丸みを帯びた形になっており、カバンなど収納する場所によっては整頓しにくい可能性も。
一方握りやすいだけでなく、力を入れずに押すことができるようになったのもポイントです。お子さんなど、力が弱い方が主に利用するならおすすめします。
第8位 コクヨ ハリナックス ハンディ SLN-MSH110
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 3.2cm✕12.1cm | 重さ | – |
タイプ | ハンディタイプ | 綴じれる枚数 | 10枚 |
持ち運び | ◯ | 針の装填数 | – |
針無し最多レベルの10枚綴じ!
針無しでより多くの紙を綴じたいなら、ハリナックスのハンディタイプがおすすめ。9位に比べると大きさはあるものの、四角い形状なので収納はしやすいです。綴じることが可能な枚数は、針無しホッチキスの中では最多の10枚。
また圧着ではなく、紙の一部を切り抜いてめくるタイプの綴じ方も特徴です。圧着するだけに比べると剥がれる可能性は低いですが、反面取り外す際に手間がかかります。資料の一部を保存したいなど、破棄以外の理由で分解したい場合は丁寧に。
第7位 マックス なかとじホッチキス HD-10DB
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 30.9cm✕5.5cm | 重さ | 380g |
タイプ | 卓上タイプ | 綴じれる枚数 | 15枚 |
持ち運び | △ | 針の装填数 | 100本 |
針を目立たせたくない時に便利!
7位は用紙の真ん中で綴じることができる、中綴じタイプのホッチキスです。針有タイプの中では15枚と、挟める枚数は少ないですが、冊子タイプの資料やしおりなどにおすすめ。中綴じでは針が紙の背の部分にくるので、人に触れさせたくない、あるいは目立たせたくない時に活躍します。
もちろん普段使いとして、用紙の端を綴じる使い方も可能。30cmを超えるので持ち歩きは向きませんが、据え置きとして1つあると便利なタイプです。
第6位 KW-trio 360°回転ステープラー
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 15cm✕4.3cm | 重さ | 241g |
タイプ | 卓上タイプ | 綴じれる枚数 | 25枚 |
持ち運び | △ | 針の装填数 | 100本 |
紙の向きや角度を気にせず綴じられるホッチキス
ホッチキスは使う場所や紙の形状によっては、挟みにくいと感じることもありますよね。そんな時に役立つのが6位に選んだ360°回転ステープラーです。本体の上部が360度動くため、縦横はもちろん中綴じ(約9.5cmまで)としても利用できます。
挟める枚数も25枚と多く、7位に比べるとコンパクトではあるものの多様な使い方ができるホッチキスです。紙によって綴じ方が変わる方にぜひ。
第5位 マックス バイモ80フラット HD-11UFL
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 15.3cm✕6.3cm | 重さ | 690g |
タイプ | 卓上タイプ | 綴じれる枚数 | 80枚 |
持ち運び | △ | 針の装填数 | 100本 |
分厚い資料も楽々綴じる
5位は卓上かつ大容量の用紙に対応したバイモ80フラット。名前の通り、80枚の紙束をまとめることができます。従来品に比べて、綴じる際に必要な押す力を7割も軽減しており、力を込めなくてもしっかり挟める点が魅力です。
また最小で2枚から綴じることにも対応。バイパス形状クリンチというタイプの針を使うことで、枚数が少ない時に針がぶつからず、失敗しにくなっています。多い枚数の紙だけでなく、少ない枚数でもホッチキスを利用することがあるならおすすめです。
第4位 マックス ホッチキス HD-10
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 10.3cm✕2.3cm | 重さ | 94g |
タイプ | ハンディタイプ | 綴じれる枚数 | 20枚 |
持ち運び | ◎ | 針の装填数 | 100本 |
開いて画びょう代わりにも利用可能!
4位はメジャーなホッチキスといっても過言ではない、マックスのHD-10型を選びました。ホッチキスと聞いてまずイメージする手のひらサイズ・細長い形状が特徴。最大20枚と平均的な厚みに対応しています。
最大の特徴は、広げた状態でも使えること。ただし紙束を綴じるのではなく、紙を壁などに打ち付ける、画びょうの代わりとしての用途です。ギリギリの縁でまとめたいキワ綴じなどにも使いやすいため、ホッチキスを使う際、あまり紙の中央に近づけたくない方にもおすすめ。
第3位 プラス フラットかるヒット ST-010VN 30
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 8.1cm✕3cm | 重さ | 106g |
タイプ | ハンディタイプ | 綴じれる枚数 | 32枚 |
持ち運び | ◎ | 針の装填数 | 50本・100本 |
書類の厚みを膨らませないフラットタイプ
持ち歩きにおいて、ホッチキス本体の小ささを重視するならフラットかるヒットがおすすめです。重さは4位より上ですが、綴じれる枚数が針有の中でも最多の32枚なのも魅力。
ちなみにかるヒットは、軽く綴じることができることに起因する名前。力を込めなくても綴じられるのは、持ち運び用ホッチキスに欠かせないポイントでしょう。また針がフラットタイプでもあり、挟んだ後に用紙の厚みが増す心配もありません。配布前の資料などが散らかったり、整頓時に圧迫することもないので便利です。
第2位 コクヨ パワーラッチキス SL-MF55-02
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 8cm✕2.9cm | 重さ | – |
タイプ | ハンディタイプ | 綴じれる枚数 | 32枚 |
持ち運び | ◎ | 針の装填数 | 100本 |
針の出し入れに苦戦する方に
2位は3位と機能の似た、コクヨのパワーラッチキス。ホッチキスのサイズや綴じれる枚数はもちろん、軽い力で握れることやフラットタイプの針で用紙を整えやすい点も酷似しています。強いて言えば値段やカラーバリエーションぐらいでしょう。
ただしパワーラッチキスは、針の出し入れが容易というメリットもあり。ワンタッチオープン式とホッチキス本体を開けやすい構造になっているため、細かい作業が苦手な方でも手軽に針の補充ができます。
第1位 マックス サクリフラット HD-10FL3K
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 8.3cm✕2.8cm | 重さ | 106g |
タイプ | ハンディタイプ | 綴じれる枚数 | 32枚 |
持ち運び | ◎ | 針の装填数 | 200本 |
最大200本の針で補充の手間を減らす
おすすめホッチキス1位は、マックスのサクリフラットにしました。このホッチキスも2位や3位のように形状や機能が共通していますが、ほかのホッチキスでもなかなか見られないのが針の装填数です。予備針を含めてですが200本まで入れることができ、1度にたくさん綴じるのも楽。
一々ケースから針を出すのが手間という方や、うっかり針が無くなってしまった時にも便利です。とはいえ本体には針の残り残量を示す表示もあるので、うっかり対策はよりしっかり行えます。握りやすさや力を入れずとも挟めるほか、先端を斜めにカットするなど紙を挟みやすい形もポイントです。
ランキング | 第10位 | 第9位 | 第8位 | 第7位 | 第6位 | 第5位 | 第4位 | 第3位 | 第2位 | 第1位 |
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商品画像 | ||||||||||
商品名 | コクヨ ハリナックスプレス SLN-MPH105 | コクヨ ハリナックス コンパクトアルファ SLN-MSH305 | コクヨ ハリナックス ハンディ SLN-MSH110 | マックス なかとじホッチキス HD-10DB | KW-trio 360°回転ステープラー | マックス バイモ80フラット HD-11UFL | マックス ホッチキス HD-10 | プラス フラットかるヒット ST-010VN 30 | コクヨ パワーラッチキス SL-MF55-02 | マックス サクリフラット HD-10FL3K |
サイズ | 3.4cm✕9.5cm | 2.7cm✕8.7cm | 3.2cm✕12.1cm | 30.9cm✕5.5cm | 15cm✕4.3cm | 15.3cm✕6.3cm | 10.3cm✕2.3cm | 8.1cm✕3cm | 8cm✕2.9cm | 8.3cm✕2.8cm |
タイプ | ハンディ・卓上タイプ | ハンディタイプ | ハンディタイプ | 卓上タイプ | 卓上タイプ | 卓上タイプ | ハンディタイプ | ハンディタイプ | ハンディタイプ | ハンディタイプ |
持ち運び | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
重さ | – | 63g | – | 380g | 241g | 690g | 94g | 106g | – | 106g |
綴じれる枚数 | 5枚 | 5枚 | 10枚 | 15枚 | 25枚 | 80枚 | 20枚 | 32枚 | 32枚 | 32枚 |
針の装填数 | – | – | – | 100本 | 100本 | 100本 | 100本 | 50本・100本 | 100本 | 200本 |
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ホッチキスで大事な書類もしっかり管理
プリントなど紙の書類はバラバラになりやすく、1枚だけ抜け落ちてしまうなんてケースも少なくありません。元のデータがあればよいですが、それすらない場合は1から作り直すことになり、とても面倒です。大事な書類、不要になるまではホッチキスでしっかりと束ね、バラバラにならないようまとめて管理しましょう。
新年のスタートを、ぜひホッチキスを活用してスマートにこなしてください。