スマホやタブレットに保存された音楽、あるいはストリーミング再生している音楽を聴く場合には、本体備え付けのスピーカーで再生するより、イヤホンやヘッドホンを装着して聴くことにより、よりダイナミックな音質で楽しむことができます。
せっかく聴くのであれば、よりよい音質で楽しみたいという思いから、イヤホンよりもヘッドホンでの再生を楽しむ人もいるかもしれません。
一般的にはヘッドホンの方が出力ドライバーユニットが大きいため高音質と感じやすいですが、イヤホン市場でも高音質な音を奏でられる製品は多く存在します。
今回はヘッドホンよりもイヤホン派という人におすすめな高音質イヤホンを紹介します。
イヤホンで楽しむメリット
スマホをはじめとしたモバイルの音楽再生端末に接続する音楽アクセサリーを選ぶ際、大前提としてヘッドホンかイヤホンかという岐路に立ちます。
ヘッドホンは、イヤホンよりも本体ハウジング部分が大きく、耳と同じくらいのサイズをしたユニットがあるので、出力ドライバーも大きく、本格的な音を鳴らすことが得意です。
それに対して、イヤホンはハウジング部分が随分と小さくなってしまうので、ヘッドホンよりも出力ユニットが小さいです。
しかし、これが音質の違いに必ずしも繋がるわけではなく、イヤホンであっても高音質な製品モデルは多く存在します。
そして、イヤホンはヘッドホンとは異なり、ハウジング部分が小さく耳の穴にはめるだけなので、ヘッドホンと比べても装着感が非常に軽いです。左右のハウジングをつなぐバンド部分もないので、髪型が崩れることもなく気にする必要はないです。
さらに本体サイズが小さいのでも持ち運びの際にも便利です。
イヤホンには、その小ささゆえヘッドホンにはない魅力がたくさんあります。
イヤホンを選ぶポイント
端末への接続方式
最近では、コードがない無線タイプのBluetoothイヤホンが主流になっています。無線接続できれば、本体とイヤホンを結ぶコードが存在しないので、コードを煩わしく感じることもなくスマートに装着できます。
イヤホンの音質
イヤホンの音質も製品によりさまざま。あまりにも安価な製品だと、ただ音が出るだけで音が潰れているような印象を受ける製品もあります。
高音質なイヤホンは、低音・中音・高音すべてにおいて評価が高いようなイヤホンでなければなりません。
各メーカーにより音質のクセが違うので具体的な定義はありませんが、迫力ある重低音、バランスのとれた中音・抜けの良い高音といった点でイヤホン自体の音質が好みの音質に近いものが理想です。
インナーイヤー型とカナル型
イヤホンの形状は主にインナーイヤー型とカナル型に分類されます。
インナーイヤー型の場合は、耳介にはめこむタイプで外の空間との密閉性が少ない分、遮音性が低いです。その分、周りの音を取り入れることができるので、ランニングといったアクティビティをする場合には安全面を考慮すると良い構造です。
現在、主流となっているのはカナル型のイヤホン。
耳の穴に密閉してはめ込むタイプのイヤホンで、外部との遮音性は抜群です。音楽がかなえる音色がダイレクトに耳に入ってくるので、余すことなく音楽を楽しめます。
耳への装着感
インナーイヤー型イヤホンとカナル型イヤホンの違いにもよりますが、装着時の耳への負担も異なります。
カナル型だと常に耳の穴の中にイヤホンが挿入されているので圧迫感を感じることがあるかもしれません。
また、インナーイヤー型だと耳介の上にイヤホンのハウジング部分が乗っかっているので、耳介の形状によっては長時間の装着で違和感を感じることがある場合も 。
いずれのタイプにせよ、自分の耳にあった装着感のイヤホンを選択することが最善です。
完全独立型かどうか
高音質のイヤホンの中には、左右のハウジング部分を結ぶケーブルも存在せず、左右のユニットが完全に独立している完全独立型のイヤホンがあります。
ケーブルが全く存在せずに、気軽に装着できるので重宝するアイテムです。
電池持ち
有線イヤホンの場合は本体から音が直接出力されるので電池持ちは特に気にする必要はありません。
Bluetoothを使用したワイヤレスイヤホンの場合、本体とは無線通信により接続するので本体側の充電電池による駆動が必要です。
イヤホンは毎日使用するものだと思うので、なるべく長い時間駆動するような製品を選ぶと良いでしょう。
製品価格
高音質イヤホンは、製品の価格帯も全体的に高い傾向にあります。
イヤホンは消耗品ではなく、長期間使用するアイテムになるので、予算が許す限り高音質イヤホンの性能をよく吟味すると良いと思います。
筆者おすすめの高音質イヤホン「BOSE Quiet Comfort 20」
他にもまだある!おすすめの高音質イヤホンを紹介!
Apple AirPods
Apple製の完全独立型イヤホンであるAirPods。
iPhoneやiPadなどApple製デバイスを使用している人なら特におすすめのイヤホン。
フタを開いた瞬間からペアリングが簡単にでき、iPhoneとの接続が簡単です。
音質も良く、低音から高音域までバランスのとれたフラットな音質を楽しめます。
本体はiPhoneに標準付属されるインナーイヤー型のイヤホンEarPodsと同じ形状で、長時間装着でも疲れません。
専用の収納ケースに収納すると充電も可能。コンパクトな収納ケースなので持ち運びも気になりません。
完全独立型イヤホンなので左右のユニット結ぶケーブルもなく、スマートな装着感を体験できます。
Beats by Dr.Dre Beats X
出典: Amazon.co.jp
Apple Storeの音楽アクセサリーにも名を連ねるBeatsブランドのイヤホンです。
本体はカナル型のイヤホンで、耳穴との密着性により高音質なサウンドを奏でてくれます。
Apple W1チップが搭載され、iPhoneやiPad、MacなどのApple製品間でシームレスな接続を可能にしてくれます。
電池性能も優秀でFastFuel機能により5分間の充電で2時間の駆動に対応。満充電状態なら8時間の使用ができます。
JVC SOLIDEDGE 01 inner HA-FD01
出典: Amazon.co.jp
本体の素材にフルステンレスボディを採用したカナル型の高級イヤホン。
高い強度のあるステンレスの効果により、音の雑味を除き、音本来の伸びやハッキリとした音を体験できる仕様が特徴です。
D3ドライバーユニットと呼ばれる高品位サウンドを作る構造で、振動板やエアダンパーと行った各種イヤホン構成部品が音の描写をよりよいものに導いてくれます。
ファインアジャスト機構では、異なる人の耳の形に対応できるよう360°回転して装着できるシステムが採用されています。
SONY WF-1000X
出典: Amazon.co.jp
ノイズキャンセリング機能を搭載したSONY製の完全独立型イヤホン。
通勤・通学の電車車内の走行音といった日常のノイズをノイズキャンセリング機能により打ち消すことができ、クリアな環境で音楽を楽しめます。
外音取り込みが可能なアンビエントサウンドモードも採用し、車内アナウンスといった音を聞き逃さないようにすることもできます。
最大3時間の駆動が可能で、専用の収納ケースにしまうと収納時の充電もできます。専用アプリでの調整により、好みの音質に変えることもできる万能な高音質ワイヤレスイヤホンです。
まとめ
高音質イヤホンは、毎日聴く音楽をさらに充実したものにかえてくれるアイテムです。
毎日聴く音楽だからこそ、高音質イヤホンが奏でるサウンドで満足いくものにしたいですね。
ぜひともお気に入りの高音質イヤホンを探してみてください!
インナーイヤー型のイヤホンBOSE Quiet Comfort20には、周囲の騒音を打ち消すノイズキャンセリング機能が搭載されています。
本体のノイズキャンセリング機能をONにすると、イヤホンハウジング部分に搭載されたマイクが周囲の環境音を解析し、出力側で逆位相の音を出すことにより、騒音を打ち消すことができます。これにより、ONの状態では周囲の喧噪が全てなくなるかのように静寂な環境を作りだすことができます。
飛行機の機内や電車の走行音といった雑音を消し去ることができ、最適な音量で音楽本来の良さを体験することができます。
ノイズキャンセリング機能には、Awareモードという人の声のみを打ち消さずに透過する機能も搭載しています。車内アナウンスを聞き逃したくないような場合に、イヤホンを外さずとも聞き取ることが可能です。
また、BOSE音響製品の得意分野である重低音サウンドも健在です。イヤホンながら迫力あるサウンドは圧巻の一言。
イヤホン本体の装着時には、StayHear+チップという柔らかな素材でてきた羽根のような形状をしたチップが耳介部分にしっかりとフィットします。物理的に外音を遮断するだけでなく、長時間使用していても疲れない快適な装着感を実現しています。
充電パフォーマンスもよく、1回2時間の充電で本体の充電は満タンに。満充電の状態で連続16時間ノイズキャンセリング機能を使った視聴ができます。
仮に電池が切れてしまっても、本体のケーブルを再生機器にそのまま接続すれば、ノイズキャンセリング機能なしで永久に音楽を再生可能。万が一の場面でも安心です。
イヤホンとしては3万円弱する価格設定ですが、コストに見合う以上のパフォーマンスを提供してくれる万能な本格的高音質イヤホンでおすすめです。
製品にはiOSデバイス用とAndroidデバイス用が用意されています。