電動自転車(電動アシスト自転車)は、電気の力で走行をサポートしてくれるので、急な坂道や疲れている時、自転車に重い荷物を積んでいる時などに助かりますよね。
そんな電動自転車を、世界で初めて開発したのがヤマハ(YAMAHA)です。ボディなど外見のパーツはブリヂストンが開発しているなど、完全にオリジナルではないものの、老舗メーカーならではの技術や性能は人気。
今回は、そんなヤマハの電動自転車について、おすすめ商品のランキングやシリーズごとの細かな違いなどをご紹介します。
目次
ヤマハ電動自転車のシリーズ
ヤマハ電動自転車は大きく分けて「PAS」「YPJ」の2種類に分かれています。うち「PAS」は目的や用途に応じてさらに細かい種類があるので、自分に向いたタイプはどれなのか見てみましょう。
「PAS」シリーズ
スタンダードモデル
まずはベーシックなスタンダードモデル。毎日の買い物など、ちょっとした外出用におすすめです。これといった特徴がない分、シーンと問わず使いやすいのも魅力。もし具体的な用途が決まっていない、とりあえず電動自転車を1台持っておきたいという方に向いています。
子供乗せモデル
続いては子供乗せモデル。名前の通りお子さんを乗せて利用することに特化した作りの自転車です。スマートパワーアシストにより、お子さんの体重はもちろん、荷物があっても苦なく走れるのは魅力。お子さんを乗せる位置は前と後ろいずれのタイプもあるので、好みで選びましょう。3人乗りモデルなど、お子さんを2人乗せられるタイプも存在します。
ファッショナブルモデル
見た目にも定評があるファッショナブルモデル。ボディのカラーが豊富などオシャレな自転車が多く、通勤通学など、毎日多くの人の目に触れても気になりません。特にカゴは通勤カバンなど、大きい荷物でも入れやすいので、買い物目的でも重宝します。
シティモデル
シティモデルも通勤通学など、買い物よりちょっと距離がある場合の利用に便利。ファッショナブルモデルと機能は近く、外観においてシティモデルの方がやや落ち着いた印象を与えます。長距離での利用を想定してか、バッテリー容量も大きいです。またサイズが一回り小さめのミニベロモデルも存在します。
スポーティモデル
最後はスポーティモデル。名前の通り、サイクリングなど運動目的で自転車を使うならおすすめです。普段使いに比べるとスピードなど激しい動作になるのを踏まえてか、衝撃吸収などのサポートが充実。また変速や大容量バッテリー、液晶画面による走行距離の表示など、本格的な作りになっています。
「YPJ」シリーズ
一方YPJシリーズは、e-bikeと呼ばれるなどスポーツ自転車としての特徴を持ったタイプ。マウンテンバイクやクロスバイクなど、PASのスポーティモデルよりもさらに運動向けの電動自転車です。バッテリーもPAS以上で、走行距離は最大200㎞を超えます。
PASほどではないにせよ、スピード重視や山岳地帯での利用に向いたタイプなど細かい違いがあるので、走行する場所に応じて選びましょう。市街でも使いやすいタイプもあります。
ヤマハ電動自転車の選び方のポイント
ヤマハ電動自転車の種類の中で気になるタイプを決めたら、改めて以下のポイントを踏まえているかもチェックしましょう。自転車の外観やカラーなどの好みで決めてもよいですが、以下の項目においても希望を満たしている電動自転車の方が、より使いやすいです。
利用シーンで選ぼう
まずは種類のところでも触れた利用シーン。例えば日常生活用、ちょっとした買い物や近所の散策程度であれば、高機能の電動自転車にこだわる必要はありません。もちろん機能があるに越したことはないですが、その分高価な電動自転車も多いです。必要最低限の機能を備えていれば、低価格かつ使いやすい電動自転車を選べます。
ヤマハの電動自転車であれば、PASシリーズの各タイプがシーン別になっているのでわかりやすいです。一方買い物でも距離があるならスタンダードではなくシティモデルにするなど、状況に応じて考えましょう。
バッテリー容量で選ぼう
電動自転車の種類によって、バッテリー容量も変わります。種類の項にもあるように、長距離や複雑な道を走る電動自転車ほど大容量のバッテリーが搭載されています。こちらも大容量ならこまめに充電をする必要がない反面、高額になりがちなので注意しましょう。
目安としては、実際に電動自転車を利用する距離に相当するバッテリー容量の1ランク上がおすすめ。走行距離ギリギリでは、ちょっと寄り道した際に途中で充電切れになってしまいます。予め走行距離を計算しておき、目安のバッテリー容量を確認しましょう。ちなみにメジャーは12.3Ahの場合、およそ45㎞ほど走行できます。
車両重量もチェック
また電動自転車自体の重さもチェック。耐荷重などは見る方も多いかもしれませんが、本体の重さも忘れずに確認しましょう。普段は電動アシストがあるため気にせず走行できますが、万が一充電がなくなった場合、普通の自転車として走らせるのに苦労したり、所要で駐輪場などから移動させる際に重すぎて動かせないことも。
バッテリーや各パーツの機能など必要なところは残しつつ、フレームの素材やタイヤの大きさなど、減らせる部分は減らしましょう。
【子供の送り迎えをする方必見!】「子供乗せ」モデルはココもチェック!
子どもを乗せての使用がメインの場合は、上記以外にも重要なポイントがいくつかあります。子どもを乗せた状態でのブレーキ性能、スタンドの立てやすさ、ハンドルロック等です。
ブレーキ性能:子どもを乗せて重たい状態だとブレーキの効きに影響が出やすいのですが、ヤマハのものは効きが良く、スピードに乗った状態でもしっかりと停止ができます。
スタンドの立てやすさ:一人での使用の場合にはあまり気になりませんが、子どもや荷物で重たい状態でスタンドを立てるのは一苦労。スタンドの立てやすさも、安全面で重要です。
ハンドルロック:子どもを乗せ下ろしする際にハンドルがぶれると車輪の動きによりバランスを崩して自転車本体が傾いたり倒れてしまうことがあり危険です。ハンドルロックがしっかりかかるかどうか、という点も重要なポイントです。
サドルの柔らかさ:長時間乗る場合はサドルの柔らかさなども意外と重要です。
ぜひネット上などの情報だけでなく、直接店舗にいって試乗されることをおすすめします!
ヤマハ電動自転車のおすすめランキングTOP10
では最後に、おすすめのヤマハ電動自転車をランキングでご紹介します。選び方はわかったけれど、具体的にはまだ決められないという方は参考にしてみてください。またここまでにも触れたように、ヤマハの電動自転車にも様々な種類があるので、ランキング上位だけでなく、自分に見合うタイプの自転車もぜひチェックを。
第10位 ヤマハ YPJ-XC E-MTB
タイプ | YPJ |
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本体重量 | 21.2kg(S・M)、21.3kg(L) |
バッテリー容量 | 13.3Ah |
小型かつパワフルなマウンテンバイク
10位はYPJシリーズから、マウンテンバイク向きのXCを選びました。マウンテンバイクという使用シーンが限られる点、値段の高さから10位としましたが、機能はとてもパワフル。YPJシリーズの中でも小型・軽量ながら、ドライブユニット「PW-X」によって道路も山も難なく走行しやすいです。
また本体にはグローブのまま操作できる液晶画面がついており、バッテリーはもちろん消費カロリーといった状況把握も容易にしてくれます。加えてmicroUSBでの接続ができ、スマホの充電も可能です。
第9位 ヤマハ YPJ-ER
タイプ | YPJ |
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本体重量 | 19.6kg(S・M)、19.8kg(L) |
バッテリー容量 | 13.3Ah |
スピード重視の方にぴったりなロードバイク
続く9位もYPJシリーズから。こちらは道路が得意なロードバイクタイプで、ツーリングはもちろん通勤通学にも適しています。10同様値段が高く、またロードバイクならではのハンドルが低い形状ゆえ人を選びますが、性能はピカイチです。
ドライブユニット「PWseries SE」によってアシストオフを含む5種類の走行モードが選択可能。道の状況によって使い分けることでより速く快適な走りが期待できます。また長距離走行にも対応しており、通常でも111㎞、ecoモードなら242㎞も走り続けられます。また10位同様液晶モニター付きで、状況確認やスマホなどの充電ができ便利です。
第8位 ヤマハ PAS Crew PA24C
タイプ | 子供乗せ |
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本体重量 | 35.4kg |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
子供2人乗りも可能な大型タイプ
続いてはPASシリーズの子供乗せタイプから、お子さんの2人乗せもできるCrewをご紹介します。通常モードでおよそ60㎞の連続走行が可能。30分あれば20%の急速充電ができるため、12㎞前後の範囲であればうっかり充電し忘れた時にも便利です。
またタイヤが小さめのミニサイズでもあり、ママさんなど運転者が小柄でも乗りやすいのが魅力。チャイルドシートは取り外しもでき、お子さんを乗せなくなってからも引き続き使い続けられます。
第7位 ヤマハ PAS Kiss mini un SP PA20KSP
タイプ | 子供乗せ |
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本体重量 | 31kg |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
前乗せタイプが好みの方に
7位も子供乗せタイプですが、こちらのKiss mini un SPはチャイルドシートが前についているのが特徴。また8位に比べてバッテリー容量は同じながら、やや軽量の本体となっています。充電時間や走行距離などもさほど違いがないので、軽めや前乗せタイプが好みの方ならこちらがおすすめです。8位同様、お子さんの2人乗せも可能。
またお子さんがうっかり落ちてしまわないよう、チャイルドシートはコクーンルームと呼ばれる構造になっており、お子さんをしっかり覆ってガードの役割も果たしてくれます。
第6位 ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPR
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 子供乗せ |
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本体重量 | 32.7kg |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
お子さんをしっかりガード
6位に選んだBabby un SPは、7位には及ばないものの後ろ乗せタイプの中では軽めの電動自転車です。8位より軽いため、後ろ乗せタイプで軽さ重視ならおすすめ。フレームはアルミ製ですが、内部にワイヤーを含んだ頑丈さを併せ持っています。お子さんを乗せた時でも安全な運転ができるよう、ハンドルやブレーキなどの操作性にもこだわっています。
またチャイルドシートは頭部から足に至るまでお子さんをしっかり護る作り。一方でワンタッチベルトやチャイルドシート自体の折りたたみ可など、利便性にも富んでいます。
第5位 ヤマハ PAS City-C PA20CC
タイプ | シティ |
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本体重量 | 21.4kg |
バッテリー容量 | 12.3Ah |
乗り降り容易で初心者にもおすすめ
5位はシティタイプのPAS City-C。バッテリー容量は6位以降に比べて控えめですが、その分充電にかかる時間が短くフルで3.5時間、30分で25%が完了します。またフレームが床に近い低さで、自転車に慣れない方でも乗り降りしやすいのが魅力。進学や入社などをきっかけに、初めて自転車を使うことになった方におすすめです。
コンパクトで小柄な方でもスムーズに走らせられます。また小ぶりなデザインやピンクなどのカラーから女性にもぴったりの電動自転車です。
第4位 ヤマハ PAS With SP PA26WSP
タイプ | スタンダード |
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本体重量 | 27.9kg |
バッテリー容量 | 15.4Ah |
シンプルながら長距離走行にも◎
4位はスタンダードタイプのWith SPです。基本的なデザイン、機能がメインですが、Withシリーズの中では屈指の長距離電動自転車であり、ecoモードであれば最大100㎞の走行が可能。通常時でも66㎞走ることができ、長距離の利用が多い方にも向いています。カラーはシックな色合いが好みの方にぜひ。
また長距離走行に備えて、サドル部分のクッション性が高いのもポイント。ずっと座っていてもお尻が痛くなりにくい構造で、今の自転車でお尻が痛くなりやすいという方にもおすすめです。
第3位 ヤマハ PAS Cheer PA26CH
タイプ | スタンダード |
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本体重量 | 24kg |
バッテリー容量 | 9.3Ah |
ちょっとそこまで。の距離で使いたい方に
3位はスタンダードの中でも、近所の走行向けの低バッテリータイプを選びました。走行距離はecoモードでも54㎞、通常で37㎞と、言うほど短くないのも魅力です。一方フル充電は2.5時間と圧倒的に短く済ませることができ、30分あれば全体の3割が充電完了。うっかり充電を忘れやすい方にもおすすめです。
加えて軽めのボディと、最大21L入る大きなカゴが特徴的。停止時の安定さをキープできるパーキングストッパーなども搭載しており、荷物の出し入れもスムーズです。買い物はまとめ買いが多いという方はチェックしてみてください。
第2位 ヤマハ PAS SION-U 24
タイプ | かんたん操作 |
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本体重量 | 23.9kg |
バッテリー容量 | 12.3Ah |
初心者や高齢の方にも安心
スタンダードやシティに近いタイプながら、より操作しやすいよう作られているのが、かんたん操作タイプのSIONです。自転車が初めてという方はもちろん、久しぶりに使うことになった方、高齢の方などにおすすめ。例えばこぎだしに力をかける必要がなく、スムーズに走り出すことができます。
またモニターがシンプルメニューでわかりやすいのも魅力。走行距離も強弱の2モードで分かれており、エコや〇〇パワーモードなんて分からない!という方にも丁寧な設計です。サイズも小型の20と通常タイプの24から選べるので、小柄な方にも向いています。
第1位 ヤマハ PAS With PA26W
タイプ | スタンダード |
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本体重量 | 26.6kg |
バッテリー容量 | 12.3Ah |
汎用性の高い多機能ベーシック
ヤマハ電動自転車おすすめ1位は、4位でご紹介したのと同じスタンダードのWithシリーズ。4位はSPと少し凝ったタイプでしたが、こちらの電動自転車はWithのベーシックなタイプです。例えばバッテリーや走行距離、充電時間などが全体の中でも平均的で、使用シーンを限定せず使えます。
ハンドルロックやスタンド、1キーで2ロック対応など、スタンダードという割に様々な機能が充実しているのも特徴。カラーバリエーションも多く、黒や白といったシンプルなものから、赤やオレンジ青緑なども選択可能。自分の好みを反映させやすいです。
ヤマハ電動自転車の比較表はこちら!
商品画像 |
No.1
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No.2
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No.3
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No.4
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No.5
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No.6
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No.7
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No.8
|
No.9
|
No.10
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商品名 | ヤマハ PAS With PA26W | ヤマハ PAS SION-U 24 | ヤマハ PAS Cheer PA26CH | ヤマハ PAS With SP PA26WSP | ヤマハ PAS City-C PA20CC | ヤマハ PAS Babby un SP PA20BSPR | ヤマハ PAS Kiss mini un SP PA20KSP | ヤマハ PAS Crew PA24C | ヤマハ YPJ-ER | ヤマハ YPJ-XC E-MTB |
タイプ | スタンダード | かんたん操作 | スタンダード | スタンダード | シティ | 子供乗せ | 子供乗せ | 子供乗せ | YPJ | YPJ |
本体重量 | 26.6kg | 23.9kg | 24kg | 27.9kg | 21.4kg | 32.7kg | 31kg | 35.4kg | 19.6kg(S・M)、19.8kg(L) | 21.2kg(S・M)、21.3kg(L) |
バッテリー容量 | 12.3Ah | 12.3Ah | 9.3Ah | 15.4Ah | 12.3Ah | 15.4Ah | 15.4Ah | 15.4Ah | 13.3Ah | 13.3Ah |
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ヤマハの電動自転車でいつもの道も楽々♪
ヤマハは電動自転車メーカーとしては最大手ですが、同じメーカーの電動自転車と言っても、見た目からバッテリーなど様々な違いが見られます。自分の好みはもちろん、用途やライフスタイルに合わせた電動自転車を選ぶことで、毎日の移動もより快適にすることができます。
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