一面真っ白な世界を見たり、オリンピックなどの大会を見てスキーに憧れなどありませんか?
今まさにこれからスキーを始めたいと考え始めているあなた。
まず何から準備したら良いかとお悩みではありませんか?
スキーを始める時は、まずスキー板をどう選ぶかがポイントになってきます。
ゲレンデデビューの前に、初心者と中級者・上級者の違い、スキー板にはどんな種類があるのか、初級者や中級者・上級者の違い、スキーブーツについてを紐解いて見たいと思います。
目次
スキー板にはどれだけの種類があるの?
オールラウンドスキー
アルペンスキーと呼ばれる(滑降・大回転・モ–グルなど)様々な用途で使用されてい る、どちらかというと初心者向けのスキー板です。
オールラウンド=万能型スキー、に対応しているスキー板を指します。
技術を身に付けて、中級・上級を目指したい方にも利用できます。
初心者から上級者まで、誰でも滑りやすいスキーと言えるでしょう。
カービングスキー
カービングスキーとは、オールラウンドスキーとほぼ同じですが、先頭部分と後部が広くなっていて、センター部分は狭くなっているので、そのことによって安定性が保てこちらも初心者には向いています。
トレーニング用に作られていることもあり、圧雪していない部分がとても滑りやすくなっています。
カービングは先端の部分が広くなっていることで、バランスが取りやすくなっているのです。
オールマウンテン
オールラウンドスキーとは少し違い、中級者向けのスキー板となっています。
ゲレンデなどの圧雪されたところだけではなく、パウダースノーと呼ばれる新雪の積った場所でも滑りやすいです。
スキー場を隅々まで楽しめるスキー板です。
フリーライドスキー
フリーライドスキーとは、フリースキーとも呼ばれ上級者向けのスキー板です。
アルペン、クロスカントリーなどの合間に使用されていましたが、主に曲芸とも呼ばれるパフォーマンスでも使われています。
ハーフパイプ、スノーパイプ、スーパーパイプなどでも活躍します。
オリンピックなどで見ることが多い、競技スキー(エクストリームスキー)とも呼ばれる特殊なスキー板を使用する選手が活用します。
レーシングスキー
レーシングスキーとはその名の通り、スピードを乗せやすく高難度のテクニックを必要な上級者向けのスキー板です。
オリンピック競技であれば「大回転」などで使用されています。
一般的な楽しむためのスキー板ではなく、競技向きなスキー板です。
ただし、レーシングスキーは、上級者「限定」のスキー板ではありません。
初心者でも手にすることができるスキー板です。
スピードを出すことをメインに考えられて作られた板なので、技術的に不安だと感じる方は購入時に「レーシングスキー」のキーワードは避けておいた方が無難です。
クロスカントリースキー
クロスカントリー(ノルディックとも言います)は、カービングスキーを細長くしたようなスキー板で、スケートのように滑らせて使用します。
滑走が目的ではなく、平地などをスピーディーに走り抜けるような使い道になっています。
スキー板自体が極端に細いことからも、他のスキー板より特殊と言えるスキー板です。
初心者と中級者・上級者との違いはどこでしょうか?
初心者の場合はハの字型ボーゲンから始めることが基本です。
しかし、怖さからつい後ろにお尻を引いてしまい後ろに重心を置いてしまうことがよくあります。
そのため、直滑降になりがちなのでしっかりと膝を柔らかく保って若干の前傾姿勢になれるようにしましょう。
中級者になってくると、重心の置き方が分かってくるのですがお尻の部分に重心を持っていくことができます。
徐々に足と足を揃える「パラレル姿勢」になっていけると、自分が中級者になったのだと実感できる判断材料になります。
そして、上級者までくると、重心の置き方で曲がるコントロール技術が整ってくるので、スキー板を浮かせたりゲレンデを広く使いこなすなどの高度な技術も身につきます。
スキー板と合わせて選びたいブーツ選びについて!
スキー板と同じく必要なのがスキーブーツです。
フロントエントリー、リアエントリー、ミッドエントリーの3種類に分けられています。
また、フロントバックル型という形もあります。
スキーブーツを履いた時に脱着の位置を指します。
リアエントリーは脱着の際、履きやすく脱ぎやすいのですが、今ではフロントバックル型が主流になっています。
スキーブーツは基本的に足を圧迫した状態で使用します。
この圧迫感で固定することにより、スピードが乗った状態での転倒時などでも足の怪我を最小限にすることができるのです。
しかし、血流が悪くなることでむくみやすいという身体的影響があるのも確かです。
そのため、スキーブーツはつま先部分に1cmほどの余裕を持たせます。
この余裕によって、スキーを楽しんでいる中で起きる変化に対応することができます。
スキーブーツはスキー板が一緒じゃないと意味がないので、ビンディング(ストッパーの付いている足元の部品)の調整は必要になります。
初心者は転倒するのが当たり前。
その際にスキー板が外れてくれないと、あなたの足首があらぬ方向にねじれてしまう可能性が出てきて、最悪の場合「骨折」という事態に陥ります。
そのため、ビンディングの調整をきちんとして、強めの衝撃が加わった際にちゃんと外れるように、それでいて滑走中はしっかりとホールドしておいてくれる最適な状態にしておきましょう。
調整自体は簡単ですが、始めのうちは自分では手を出さないでお店の方にお願いしましょう。
あなたが「安全」にスキーをすることができるかに関わる重要な調整です。
決して素人判断で手は出さないでください。
商品を選ぶ際のポイントはどこでしょうか?
商品のメーカーはたくさんありますが、中でも有名とされるメーカーが「サロモン、オガサカ、ロシニョール、K2」です。
好みの問題もありますが、もちろん初心者用スキー板も取り扱っています。
価格としては1万円台からありますが、中には10万円を超える高額のものもあります。
では、それぞれのメーカーの持つ特性はどうでしょうか。
・サロモン=レーシングスキーでも有名で、スキー板・ブーツともに名が知れています。
・オガサカ=初心者でも軽量なので、女性やお子さんにも向いています。
・ロシニョール=滑りやすさと安定性から、スポーツ界では有名です。
・K2=レンタルにも使用されるほど初心者にも向いています。
これらのメーカーは、どれもオリンピックなどの大きな大会でプロも使用しているものです。
もちろん初心者にもオススメのモデルもラインナップしていますのでご安心ください。
実際に愛用している商品の紹介!
山生まれの私がスキーを始めたきっかけは、学校でのスキー教科でした。
その時に使っていた初心者用スキー板から中級・上級へと変化していき、スキーを楽しんで行くうちに最終的にインストラクターの資格を取るほどになりました。
私はオガサカのスキーを愛用しています。
出典: Amazon.co.jp
本当は、安定性や滑りやすさからロシニョールが欲しいと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず今もまだ購入には至っていません。
かといって、オガサカのスキー板が悪いわけではありません。
しっかりと雪面を捉えてくれるので、安心して攻め込むことができています。
ちょっとしたレーンチェンジから緊急回避に至るまで、しっかりとエッジが効いてくれるので信頼しています。
…でもやっぱりロシニョールのスキー板が欲しい気持ちは無くなりませんけどね?
おすすめ初心者用スキー板ランキングベスト5選!!
第5位 ケーツー ビーラヴド
出典: Amazon.co.jp
フォルムが素敵で、初心者〜中級者のあなたにも馴染める形。
おすすめの理由は女性に優しい作りだからです!
第4位 オガサカ カービングスキー板
出典: Amazon.co.jp
フロントが広くなっているカービングスキーは初心者でもOK。
おすすめの理由はカービングの優しさです!
第3位 SALOMON
出典: Amazon.co.jp
プロ仕様ですが、初心者でも上達を目指すならコレ!
おすすめの理由はより上を目指すなら、ゆっくりスタートでも始められるフロント部分です!
第2位 ROSSIGNOL
出典: Amazon.co.jp
おしゃれなスタイルと、初心者〜上級者でも問題ありません。
おすすめの理由は、メンズ向けにすぐに始められるセット!
第1位 ROSSIGNOL 5点セット カービングスキー
女性の初心者でも大丈夫はカービングでスタイルが良いこちら。
おすすめの理由は女性向きに優しい色合いで、セットですぐに始められるところ!
出典: Amazon.co.jp
初めてでも楽しくスキーをするために
誰でも最初は初心者です。
あなたが始めようとしている今この瞬間から素敵な時間は始まっています。
その楽しみではやる気持ちを抑えて、まずは準備にじっくりと時間をかけましょう。
でも、たくさんのメーカーや種類があり、どれを買えば良いかと悩むかもしれません。
どこのメーカーのものを選んでも、実際問題それほど大きな違いはありません。
あなたのセンスで好きなものを選んでみてください。
どこのメーカーにも初心者用のセットは用意されています。
初心者用スキー板とは言っても、何も特別なものではありません。
安全に安心して楽しめるスキー板ばかりです。
きちんとスキー板を選び、ビジュアル的に満足できるものを買うことであなたは楽しい気持ちでゲレンデデビューできます。
慣れてきたら様々な種類を試してみて、あなた自身の求める楽しさを探求するのも楽しみの1つです。
安定してスムーズにゲレンデを滑るためには、自分の身体にあったものを選ぶのが大切です。
初めてのスキーだからこそ、ブレーキのかけ方がわからなくて速度が上がりすぎてしまい、コースアウトや転倒などの危険もあります。
スキーはあくまでもスポーツなので、自分の体力を過信しすぎないように注意しましょう。
ゲレンデから眺める景色は最高です。
雑踏の中で過ごす毎日とは別世界があなたの目の前に広がります。
そして、スキーに慣れてきたらナイターでいつもとは違うゲレンデの雰囲気を楽しむこともできるようになります。
初級者コースから、徐々に中級へと続き、そして上級コースへ…徐々に楽しみは大きく膨らんできます。
最後に、コース外は滑らないように注意をして安全にスキーを楽しんでください。