最近よく聞くミニマムコスメ。忙しく荷物も多い現代女性のために、最小限のアイテムと時間でメイクを仕上げようという想いから生まれたものですが、その代表格ともいえるアイテムがリップチークですよね。
筆者はメイクに時間をかけることは好きでしたが、いかんせん荷物が増えてしまいコスメがポーチに入らなくなることがしばしばありました。また急いで適当に選んだアイメイクとリップメイクの色がちぐはぐなってしまうなどの失敗も。朝にやってしまうと一日の始まりが最悪なんですよね…。
実は「時短メイク」というものになんだか手を抜いているような気がしてしまい、少々抵抗がありました。ですがリップチークを(当時は泣く泣く)購入して試したところ、時短とは別の良いことがたくさん見つかって良い意味で衝撃を受けました…!
普段使いにもちょっとした遠出にも使い勝手が良いと感じ結果的にリピートしまくっています。過去の考えを改め、開発した方に土下座したいほど…。というわけで、本日はリップチークのをあらためてご紹介できればと思います!
リップチークの魅力は、ミニマムメイクだけじゃない?
リップグロスとしてもチークとしても使用できるリップチーク。なんといっても1品で2つの役割をこなしてくれることで本来2つ持ち歩くべきコスメが2つで済むことがメリットです。
それにリップとチークで分かれているとコスメの出し入れに多少時間がかかりますが、リップチークでいっぺんに済ませることができれば朝の一分一秒も惜しい時間を時短できますよね。実際に使用してみると、確かに簡単に済ませることができてとても便利です。
しかし実はそれだけがリップチークの特長ではありませんでした。筆者が実際にリップチーク使用してみて感じたメリットがいくつかあるので、順番にご紹介いたします。
メイクに統一感が出る
ポイントメイクはアイシャドウ・チーク・リップと大きく3か所ありますがすべてがバラバラの色使いだとメイクにおさまりがなくなってしまいます。リップチーク1品を使用すると、チークとリップを同一色にできるためベースメイクのおさまりが良くなります。
アイシャドウとのバランスを考えてリップチークの色や濃さを決めていくと、それだけで綺麗な顔のメイクが仕上げやすいと思います。
肌にやさしいアイテムが多い
唇は顔の皮膚においてももっとも敏感な部分のひとつです。そこに使用できるほどのコスメというだけあって肌の摩擦にやさしいアイテムが多くラインナップされており、頬にもやさしく使用できます。
艶感を出しやすい
リップチークは頬と唇両方に使用できるようになっているため、クリームタイプやリキッドタイプなどテクスチャに濡れ感があり粉っぽさがないことが一般的です。そのため乾燥肌の方でも肌にみずみずしさが生まれて綺麗に見える場合があります。
リップチークを使用して感じたリップチークにしかない魅力を、ご説明をお願い致します。特にチークとして使う際に、普通のパウダーチークと何が違うのか、またどのようなメリットがあるのか(血色感、ツヤ感、コスパがいいなど)についてご自身の言葉でご自由にこちらで記述していただきたいです。
テクスチャにバリエーション
リップチークは各ブランドからどんどん発売されてきていますが、テクスチャや形もバリエーションが出てきました。それぞれの特徴や使い勝手をカンタンにご説明していきます。
クリームタイプ
もっとも多いタイプがクリームタイプのリップチークです。指で簡単になじませながらつけることができるので道具要らずでメイクに手間がかかりません。今の季節は気温も高いので体温に馴染んでくれるのもメリットですね。
スティック(クレヨン)タイプ
クレヨンタイプやスティックタイプは持ち歩きに便利でスマートな印象になります。リップメイクはそのまま使用できるので非常に便利ですし、チークに使用する場合は指でぽんぽんとなじませると使いやすいですね。
リキッド、ジェルタイプ
もっとも艶感やみずみずしさが出るのがこのタイプです。少々ベタついたり頬にのせる量など加減をつかむ必要があると思いますが、水分があるためリップにも潤いが出やすくなります。
リップチークの選び方
リップチークはデパートコスメからドラッグストアにならぶプチプラコスメまでラインナップされていますが、筆者がリップチークを選ぶとき、以下を基準に判断しています。
テクスチャ(固さ含め)
テクスチャは前述したような選択肢がありますが、同じクリームタイプでもなるべく薄く伸びるものを選ぶと使いやすいと思います。リキッドやオイルも色味が強いものは固めのテクスチャが多いので、なるべくゆるいものを選ぶかできるだけ少量ずつ使用してみてください。
発色
ぱっと見た感じチークには強すぎるのでは?という色味の商品でも、実際に塗ってみると丁度良い発色をだしてくれる商品も多くあります。できるだけ試してからの購入をおすすめします。
お試しできる場所に行けないよ!という方は以下を参考にしてください。
ピンク
イエローベース:コーラル系
ブルーベース:パープル系
レッド
イエローベース:アプリコット・トマトレッドなど
ブルーベース:チェリー・ベリーレッドなど
ベージュ
イエローベース:イエローベージュ・ショコラベージュなど
ブルーベース:プラムベージュ・モーブブラウン系など
上記の2点を確実に試そうと思うと、店舗にテスターが置かれていない場合や通販だと難しいこともあるかもしれません。実際にデパートでお試しをさせてもらい、一日そのまま歩いてみて色持ちを確認してみるのもアリですよ。
店員さんには買わないものと思われるかもしれませんが…これも運命のアイテムに出会うためですから、正直にお伝えしてみるのも良いと思います。
リップチークを使った旬顔メイク!
筆者のメイク時におけるリップチークのおすすめ使用方法をご紹介いたします(筆者はオイルリキッドやクリームを使用しています)。ご参考になれば嬉しいです。
1. ベースメイクを施したあと、唇にリップなどを塗り保湿をしておきます。
※リップチークのデメリットとして、チークにも使える分、唇への保湿が弱いことがあります。
筆者はワセリンを使用していますが、シアバターなどが配合されたリップもおすすめです。
唇への保湿はかならずおこなってください。
2. 唇にリップが馴染んでいるあいだに、クリームチークを指で手の甲にとりぽんぽんとのせ、ムラをなくします。リキッドやオイルの場合は付属のブラシから手の甲にぽんぽんとのせて量を調整するか、ボトルで軽く拭き取ります。
3. 指やブラシにとったリップチークを軽く、とても軽く!(笑)頬にぽんぽんとのせていきます。
基本的な位置として、筆者は丸顔なので頬の中心から外側にかけてやや上に乗せています。
逆に面長さんは中心から徐々に下向きにのせていきましょう。
4. テクスチャが固まる前に、頬にのせたリップチークを指で軽く伸ばしていきます。
固まりかけていてもめげずに何度も繰り返し伸ばしてみてください。
少々ムラが出てしまった場合は、化粧水をつけた綿棒でいちど触れるようになぞってからまた付け直しましょう。
5. 頬に広がったら、パウダーでかるくおさえます。
チークが完了したら唇に移ります。この頃には唇とリップが馴染んでいると思います。
6. リップチークを唇の中心にのせ、それから唇の両端から中心に向かって塗ります。
7. 全体になじませたらリップも完成です。クリームチークを指で塗ることで唇からはみ出てしまうのが不安…という方は、リップブラシを使用しても良いですね。
リップチークおすすめランキングTOP8!
それでは筆者がタッチアップ済で狙っている商品や現在使用中の商品など交えながら、リップ&チークのランキングをご紹介いたします。
8位 スウィーツスウィーツ リップ&チーク ティントオイル
出典: Amazon.co.jp
8位はスウィーツスウィーツから発売されたリップ&チークのティントオイル。二色展開されており、筆者はこちらのアップルレッドを使用しています。もう一色のピーチピンクが特に人気のようですよ。ひとつ1,000円前後のため両方手に入れても良いかも。
オイルとありますがテクスチャはリキッドに近くすこし固めです。また、かなり強い発色のため、軽くとって薄くのばすようにして使用してみることをおすすめします。そのぶんリップメイクは他の商品よりもずっとはっきり発色してくれて、パウダーをのせておけば一日中色持ちします。
7位 クリニーク ポップ オイル
出典: Amazon.co.jp
クリニークのポップシリーズから、チークとしても使用できるオイルです。スティックと並んで大人気の商品ですが、見た目ほどの色味の強さはなくタッチアップしてみると使いやすい色味になることが分かります。
オイルになっているので唇の保湿力が良く、人によっては頬に塗るとベタつくかもしれません。そのときは付属のチップから指に少量ずつとり少しずつ頬にのせると良いですよ。筆者もボーナスが出たら全色揃えようと思っています!
6位 エトヴォス ミネラルクリアリップ&チーク
出典: Amazon.co.jp
自然派で低刺激が売りのエトヴォスからもリップ&チークが発売されています。エトヴォスならではのナチュラルな発色とともに、お肌にやさしい成分でできたクリームチークが肌を守ってくれる役割も。
ラメや艶感などが入っていないためナチュラルメイクやビジネスシーンで使用する方におすすめですが、ブルーベースの方には向かないのと、全3色あるうちプラムレッドはナチュラルメイクよりの方には少々色味が強いためしっかりメイク派の方にもおすすめです。
5位 24hコスメ 24 ミネラルスティックカラー
出典: Amazon.co.jp
24hコスメから出ているスティックタイプのこちらは、カラーメイクすべて(リップ・チーク・アイカラー)に使用できる万能コスメ。アイメイク使用が可能なだけあって天然成分由来がメイクしながらのスキンケアも実現してくれます。
多用できる分早くなくなってしまうかもしれませんが、3品もつ必要がなくなりますしこちらの商品を3、4本持つだけでメイクのレパートリーが増えることを考えるとお値段以上に便利なアイテムだと思います。
4位 THREE エピック ミニ ダッシュ
出典: Amazon.co.jp
THREEのエピックミニダッシュは、カラーバリエーションが豊富でブルーベースさんにもイエローベースさんにも適した色が見つかりやすいのが特徴です。はっきりした色やヴィヴィッドすぎる色は苦手…という方にも、発色の良さは保たれたままヘルシーな印象になりおすすめです。
テクスチャはティントタイプでふんわりとした印象の仕上がりになります。チークとしては1回塗るだけで丁度良い発色になりますし、リップにしては色味が物足りない…という方は2、3回塗り重ねると綺麗にはっきりとした色味になります。
3位 無印良品 リップ&チーク
出典: Amazon.co.jp
無印良品のリップ&チークは色が2種類しかありません。「少ない!」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、イエローベースの方はコーラルを、ブルーベースの方はローズを使用してみてください。保湿をしっかりしていただければリップとしても活用しやすい商品です。クリームチーク初心者さんにもおすすめの商品です。
艶感や華やかさが欲しい!という方には上からラメやパールの入ったパウダーチークをブラシでさっとひと塗りしていただくと良いですよ。
2位 ヴィセ リシェ リップ&チーク クリーム
出典: Amazon.co.jp
ヴィセのリップ&チークはなんと全10色。色によりイエベ・ブルベそれぞれに対応できます。筆者は以前こちらを使用し、最近またこちらのRD-01とBE-10に戻ってきました(笑)。レッド系は顔色を明るく見せてくれますし、ベージュの色味は肌を立体的に大人の艶感を出してくれます。
リーズナブルなので2,3色揃えるとメイクの印象をすぐに変えられますし、いざ指に取ると薄付きに見えますが想像以上に伸びが良いためコスパも良いと思います。最初は少量を手の甲に出してすこしずつ頬にのせて使用してください。
また、ピュアゴールド配合のため自然な立体感も演出しやすいのではないでしょうか。
1位 キャンメイク リップ&チークジェル
出典: Amazon.co.jp
1位はやはりプチプラコスメ不動の女王、キャンメイクからリップ&チークジェル。本体価格600円というダントツの安さにもかかわらずSPF24/PA+とUVつきです。
ジェルタイプのテクスチャは体温にとけて肌にすんなり馴染んでくれます。はっきりとした若々しい発色が生まれるので、顔色を明るく見せたい方におすすめです。リップを指でなじませると、ジェルですがマットな仕上がりにしてくれます。
まとめ
顔全体のバランスに苦労しがちなポイント・カラーメイクですが、リップとチークの色を揃えるだけで顔の印象がグっとまとまってくれます。あなたに合ったカラーでメイクがまとまるだけでより一層魅力が引き出されるのではないでしょうか。
デパコスでもプチプラでも、それぞれの良さとあなたに合ったアイテムがきっとあります。ぜひ、荷物も多く時間のない現代女性を助けてくれるミニマムコスメを頼ってみてください!案外楽しくなって毎日のしっかりメイクも簡単ですよ。
お値段やブランドにとらわれない「良いもの」をこの先もご紹介できたらと思います。