湿布薬は手放せない方も多いのではないでしょうか。
また、急な腰の痛みや筋肉痛が気になるときなど何かのために常備している薬の中でも使う頻度が高いと思います。
そん傷みの救世主である湿布薬について、日ごろの疑問や便利な使い方をお伝えします!
湿布を使用する際の重要なポイントを押さえて、毎日をより過ごしやすくしたいですね!
目次
温感湿布と冷感湿布の違い
ということでまずは、湿布の大まかな種類について押さえておきましょう。
湿布には、温感湿布と冷感湿布があります。
温感湿布には、唐辛子エキスやカプサイシンなどの、血行を活発にしたり、身体をぽかぽかさせる成分が入っています。
一方で、冷感湿布にはメントールやハッカなどの、肌が清涼感を感じることでより傷みの炎症を和らげたり、血行を良くする成分が入っています。
私は、打ち身、捻挫、肉離れなど急な炎症などによる痛みがある時には冷やすことが急務だと考えているので、氷などで肌を冷やした後に冷感湿布を選択します。
逆に、慢性的な腰の痛みや肩こりの場合は冷やすと血行を悪くして筋肉が硬くなってしまうと思うので、温感タイプの湿布を肌に貼るようにしています。
パップ剤タイプとテープ剤タイプの違い
商品を選ぶ際には、パップタイプトプラスタータイプの違いを理解しておくことも重要です。
パップ剤タイプ
パップタイプは水分を多く含んだ剤型です。冷感や温感が長持ちする特徴がある反面、肌に貼った後も剥がれやすいです。
テープ剤タイプ
テープ剤タイプは薄く、その名の通り、テープのような形状をしています。
よく動かす関節などに貼っても肌から剥がれにくい特徴がある反面、温感・冷感どちらにも属さないタイプです。
こんな時は?湿布を使用する際のポイント!
ある程度の商品の違いを理解したうえで、商品を使用する際のポイントについてご説明していきたいと思います。
冷感湿布と温感湿布、どちらを使ったら良いのか分からない時
冷感タイプと温感タイプの特徴をご説明しましたが、どちらの商品を使用すればいいかわからない場合もあるかと思います。
痛みにおいて、どちらか分からない痛みのときは、「お風呂に入って気持ちが良い!」と感じるときは温感湿布。「痛みのある部分を冷やすと気持ちが良い!」ときは冷感湿布を使うように筆者はしています。
その他にも、ギックリ腰の痛みや、捻挫の痛み、打ち身など急に発生した炎症の傷み場合は冷感湿布を使いますが、血行不良による腰の痛みの場合は温感湿布を使います。
切り傷がある場合
出血している部分に直接貼ってしまうと、肌がヒリヒリと沁みたりすることがあるので外傷部分には、絆創膏やガーゼを使って直接湿布が当たらないようにするのがポイント。
痛みの部分に無理して直接使用することは避けましょう。
湿布がすぐに剥がれてしまう場合
汗をかいていたり、油分があると剥がれやすいので、貼る前に軽く洗って良く拭きます。
肌から剥がれてしまっている部分は効果が出づらいので、ピッタリと肌に張り付くように包帯や医療用テープを一緒に使うのがポイントです。
スポーツをされる方や、汗をかきやすい男性はぜひ試してみてください。
湿布が剥がれない時
肌にピッタリと張り付いて肌から剥がれにくい時はお風呂場でぬるめのお湯を掛けてしばらく待つと湿布が水分を含み、肌から剥がしやすくなりますよ!
湿布を使う時に注意したいこと
お風呂へ入る時
温感湿布には、トウガラシエキスやカプサイシンなど肌への刺激が強い成分が含まれていることが多いので、肌に貼ったままや肌から剥がした直後にお風呂につかると、肌がピリピリしてしまうことがあります。
お風呂に入る30~60分前に剥がすことがポイント!事前に肌のピリピリを防ぎましょう。
外出する時
モーラステープやミルタックスなど「ケトプロフェン」配合の湿布(※医療用)は、肌に貼ったまま日光(紫外線)が当たると、私はちょうど湿布を貼っていた場所が炎症してしまったことがあるので、厚めの服で覆うなどで日光が当たらないようご注意ください。
他に薬を飲んでいる場合
ほとんどの湿布では、解熱鎮痛薬とは成分が被りますので注意が必要な場合があります。
また、胃を荒らすことがありますので胃潰瘍などでは注意が必要な場合があります。使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
喘息の方
過去に解熱鎮痛剤で喘息を起こしたことのある方は特に注意が必要です。
鎮痛剤と違って肌に貼るのだから大丈夫、というものではありません。
肌に貼っても血液中に薬の成分は吸収され発作を起こす可能性があります。
解熱剤鎮痛剤で喘息を起こした方などは特に、使用前に医師または薬剤師にご相談ください。
湿布によるかぶれにご注意!
湿布は肌の相性や、使い方によってはかぶれてしまうことも。もしかぶれてしまった場合、どうすればいいかを予め知っておきましょう。
かぶれの原因
湿布でかぶれる場合は、アレルギーの可能性が高いです。湿布にアレルギーの原因となる成分が含まれていることで、貼った時に反応が出てしまうパターン。また医薬品である湿布ではあまりないですが、化学物質による刺激でかぶれることもあります。
対処法
湿布でかぶれてしまった場合は、しばらく使わずに様子を見ましょう。痛みを抑えたい場合は別メーカーの湿布にするか、ほかの方法で対処します。無理に続けたり、かゆいからといってひっかいてしまうと、かぶれもなかなか治まりません。
かぶれを早く治めたい場合は、消炎効果のあるステロイド薬などが役立ちます。市販薬にもいくつかありますが、効果にかぶれが書かれていないなど、使用に不安がある場合は医療機関に相談しましょう。
湿布のおすすめ10選
ここからはおすすめの湿布の商品をご紹介していきたいと思います。
今回はテープ剤タイプとパップ剤タイプに分けて、商品のおすすめポイントを分かりやすくご紹介していきたいと思います。
テープ剤タイプ
まずご紹介するのがテープ剤タイプの商品から。
モーラステープ 久光製薬 ※医療用
こちらの商品は久光製薬から販売されている商品。医療用として使用されているものです。
大判のLタイプもあります。肌色で目立ちにくく、匂いも控えめです。
薄型で持ち運びにも便利なのもおすすめポイント。旅行には必ず1袋持参します。
第3類医薬品 サロンパスAe
出典: Amazon.co.jp
続いては有名なサロンパスから、こちらの商品。
こちらの商品はとにかく安いので、たくさん使ってもお財布に優しいといえます。
こちらの商品の欠点としては肌に貼ると白いので目立ってしまうこと、伸縮しないこと、匂いが強いこと。
貼っている人が隣にいるとすぐに分かってしまう位強いです。
私はちょっと変わった使い方をしています。
歩き疲れた日の寝る前に足の裏にこちらの商品を貼って眠ります。すると、翌朝スッキリ!
是非皆さんも試してみてください。
第2類医薬品 ハリックス ほぐリラ 温感
出典: Amazon.co.jp
続いてはこちらの商品。こちらの商品では、鎮痛成分であるフェルビナクを配合しています。
特徴としては、ゼラニウムの香りで辛い気分もリラックスできる、温感タイプの湿布です。また、痛みを鎮める鎮痛成分配合。
湿布が苦手という女性におすすめの商品です。生薬アルニカチンキとトウガラシエキスのWパワーで血行を促進するので
肩が凝り固まって辛いときにおすすめ。ラベンダーの香りの冷感タイプの商品もあります。
第2類医薬品 フェイタス5.0
出典: Amazon.co.jp
続いてはこちらの商品。
こちらの商品はフェルビナクを5.0%配合していて、辛い痛みの時には選択しています。清涼感があって伸びが良く、薄いので肩などに貼っても剥がれにくいです。
こちらの商品は、肩こりや筋肉痛の方に特におすすめ。特に筋肉痛はよく体を動かす部分だと思うので、肌につけてもはがれにくいという点で非常に魅力的なのではないかと思います。スポーツ後などに使用してみてください。
微香性なので匂いも気になりにくい商品です。湿布のにおいが気になる女性にもおすすめですよ。
パップ剤タイプ
続いてはパップ剤タイプの商品から。
第3類医薬品 のびのびサロンシップα無臭性
出典: Amazon.co.jp
まずご紹介するのがこちらの冷感タイプの商品。
こちらの商品の大きなポイントとしては、とにかく無臭なので女性でも安心して使用できます!
縦にも横にも伸び、使いやすいパップ剤タイプの冷感湿布です。
痛みのある患部の大きさに合わせてカット、切れ込みなどを入れて使うと便利です。
第3類医薬品 ハリックス55EX温感A
出典: Amazon.co.jp
続いてご紹介するのがこちらの商品!温感パップ剤タイプの湿布です。
こちらの商品のポイントとしては、トウガラシエキスによる血行促進効果で痛みに対して肌に貼ると体が暖かく感じます。
微香性ですが、少し独特な臭いがします。女性は外で使うときなんかは少し気になるかもしれません。伸縮性はありませんがよく貼りつきます。
第2類医薬品 バンテリンコーワパップS
出典: Amazon.co.jp
次にご紹介するのがこちらの商品。
こちらの商品は消炎鎮痛成分であるインドメタシン0.5%配合のパップ剤タイプの冷感湿布。その他にも、鎮痛消炎成分であるL-メントールも配合されています。粘着力や伸縮性に富み、その伸縮性から関節痛などにも使いやすいことがポイントです。
両端を持ち、引っ張るとフイルムが剥がれる仕組みなので肌に貼るのが簡単です。
もこちゃ
パッチタイプ
そして次はパッチタイプのおすすめ商品をご紹介したいと思います。
第3類医薬品 ロイヒつぼ膏
出典: Amazon.co.jp
まずご紹介するのがこちらの商品。先ほどの商品と同じく、L-メントールなどの鎮痛消炎成分などが配合されています。
こちらの商品の直径は2.8cm。薄く、まあるいシールのような温感タイプの湿布です。肌と同じベージュ色で目立ちにくく、湿布と気づかれにくいです。
伸縮性はありませんが、ピッタリと肌に貼れるので剥がれないというのもポイント。
ツボをピンポイントで刺激するのがおすすめの使い方です。こちらの商品は冷感タイプもあります。
湿布との併用におすすめグッズ
そして最後は番外編として湿布の商品とぜひ一緒に使用していただきたいおすすめの商品をご紹介していきたいと思います。
ニチバン シップ固定用粘着シート メッシュバン
出典: Amazon.co.jp
まずはニチバンから、こちらの商品。
こちらの商品は通気性の良いシートタイプの湿布止め。湿布の上から貼り付けます。
ひじ・ひざのような屈曲部、関節部に使う時には欠かせません。
ニチバン ホワイトテープ
出典: Amazon.co.jp
そしてこちらもニチバンから販売されている商品。
こちらの商品は手で切れ、使い勝手の良いテープ剤タイプの湿布止め。伸縮性はありませんが、湿布の一部だけ浮いて剥がれてしまうという時に重宝します。
塗るタイプならはがれない!液体湿布薬のおすすめランキングTOP3
湿布がはがれることにイライラしてしまうなら、液体タイプを使いましょう。
3位 小林製薬 アンメルツNEOロング
出典: Amazon.co.jp
背中の痛みにも便利!
3位に選んだのはアンメルツのロングタイプです。ロングの名前の通り、ほかの液体湿布に比べてボトルが長く、背中など届きにくい場所にも塗ることが可能。身体が硬い方や、背中など後ろ側の痛みに悩まされている方におすすめです。
タイプ | 液体 |
温感・冷感 | – |
おすすめ使用箇所 | 背中 |
2位 久光 サロンパスローション
出典: Amazon.co.jp
コスパ◎の液体湿布
続いてはサロンパスの液体タイプ。アンメルツロングに比べると短いですが、先端が曲がっており肩や首、関節などに使いやすい形状をしています。
3位、また1位と違って第3類医薬品ということもあり、成分の強力さはやや低いもののコスパがよく、液体湿布がどんなものか試してみたい方にもおすすめです。
タイプ | 液体 |
温感・冷感 | 爽快 |
おすすめ使用箇所 | 肩 |
1位 興和 バンテリンコーワ液EX
出典: Amazon.co.jp
1位に選んだのはバンテリンブランドの液体湿布です。2位同様塗りやすい形状のボトルで、肩や腰、手足の関節などに使うことができます。体毛のある部位でも使えるのは、毛の濃い方やムダ毛処理をさぼってしまった時にも嬉しいですね。
値段は2位以降に比べると高めなのですが、大手ブランドとしての信頼感と、比較的乾きやすく、衣類へのべたつきを回避しやすい利便性などからベストに決めました。
タイプ | 液体 |
温感・冷感 | 清涼 |
おすすめ使用箇所 | 手足(筋肉・関節) |
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自分に合った湿布で日々の生活を楽に!
湿布にもこんなにいろいろな種類があって、貼る目的も違います。
自分にあった、湿布を探して日々の生活を楽にできるといいですね。