暴飲暴食や皮脂などによってできやすいと言われるニキビですが、一方でストレスなど、自分ではコントロールしにくい問題でも起こるのが厄介。一旦消えたのかなと思って手を抜いてしまうと、些細なことがきっかけで再びできていることも少なくありません。
私の意識としては、ちょっと甘いものをつまんだだけ、不快だったけどすぐ解決した問題という認識でも、身体はしっかりニキビとして反映させてしまったり。ゆえに普段のケアの中にニキビ対策を取り入れ、常にニキビが起こりにくい状態をキープすることが大事だと、身をもって知りましたね。
今回は特に洗顔に重点を置いて、ニキビができやすい肌の方にぴったりな専用石鹸を、使ってよかったり、成分など評価の高いものを中心にランキング形式で並べました。
目次
ニキビ肌用石鹸の基本情報
まずは、そもそもニキビ肌用石鹸とは何か?についてお話しします。ただ顔を洗うだけなら、今使っている洗顔料でも十分と考える方も多いでしょう。あえてニキビ肌用を選ぶ理由をご紹介します。
ニキビ肌用石鹸の役割は?
ニキビ肌用石鹸は、ニキビ肌の方にできているニキビを抑えたり、今後ニキビになりそうな方の予防を目的とした洗顔アイテムです。後述するように、石鹸ながらニキビケアに役立つ成分を含んでいるほか、ほかの石鹸に比べ、仮に落とし残してもニキビの原因菌たるアクネ菌の餌になりにくいタイプが多いです。
ニキビ肌用石鹸に含まれる成分
商品ごとに違いがありますが、ニキビケアの化粧品に多いグリチルリチン酸(2Kやジカリウムという言葉がついていることもあるが同じもの)、そのほか植物エキスを含んでいます。いずれも天然成分であり、肌に優しいのも魅力です。ニキビ肌の場合、肌が敏感になっていることも多いので、通常の洗顔料では負担となることもあります。
ニキビ肌用石鹸を購入すべき人
ニキビ肌用石鹸は、それだけである程度のニキビ対策が可能。言い換えれば、化粧水や美容液など、洗顔以降のケアでニキビ対策をするのが面倒な方に向いています。もちろんスキンケアにおいてもニキビケアをすれば、より良い対策が見込めますが、アイテムが増えれば時間も必要なので手間に感じることも少なくありません。
またニキビはなくても、敏感肌など肌質が弱い方にもおすすめです。先ほど触れたように天然成分中心の石鹸ですから、人工の成分や化学成分などを含まず、使うことが肌がダメージを受ける心配もないです。
普通の洗顔料との違い
上記とやや被っていますが、ニキビ肌用石鹸の特徴について続けます。
ニキビ肌用石鹸はアルカリ性が強めで洗浄力大
ニキビは増えすぎたアクネ菌や古くなっているのに剥がれ落ちない皮脂などが原因で起こります。
本来アクネ菌は常在菌で肌にあるのは自然なことですが、ほかの肌トラブルや生活態度の乱れ、ストレスなどで増えてしまうことがあります。そこに雑菌や皮脂などが加わることでニキビができるという仕組み。皮脂も代謝で自然と新しいものに変わるはずが、いつまでも残ってしまうことがあり、アクネ菌の餌としてニキビを増やすきっかけに。
ゆえに増えすぎた菌を減らしたり、自然に落ちない古い皮脂を手動で落とす必要があるんです。そのためニキビ肌用石鹸は洗浄力を重視し、肌に近い弱酸性ではなくアルカリ性の商品が目立ちます。
つまり成分の配慮があっても、洗浄力の高さで肌に負担がかかる可能性はあります。不安な方、普段弱酸性の石鹸を使っている方はまず少量で試したり、ボディに使うなど様子を見て今後の継続を決めましょう。
無添加の商品が豊富で肌に優しい
成分・素材が天然由来のものとしましたが、反対に添加物は加えない・少ないのもニキビ肌用石鹸の特徴です。香料や着色料もない石鹸は見た目や使用中の香りで人を選ぶこともありますが、肌の負荷を極力作らないのは魅力と言えます。
ニキビ肌用石鹸の基本的な使い方
ここではニキビ肌用石鹸を使う際のポイントについて説明します。
ニキビ肌用石鹸の使用手順
ニキビ肌用と言っても、基本的な使い方はほかの石鹸と変わりません。泡立てて顔、あるいはニキビがある箇所に塗って洗い流すだけです。ただ泡立ては手ではなく泡立てネットなどを利用して、たっぷりの泡を作りましょう。手が肌に触れることもなく、泡だけで顔をこするようなレベルが望ましいです。
スポンジを使うよりは手洗いの方が負担が少ないとはいえ、ゴシゴシとこすってしまうと肌への負担になり、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されてニキビもできやすくなります。
洗い流す際も、泡を残すことなくしっかり落としきりましょう。ニキビケアのためにも、泡も水もケチらず使うのがベストです。
使用する頻度
ニキビ肌用石鹸は、商品説明に「〇日に1回使用」などの表示がなければ毎日使ってもOKです。普段の洗顔と同じく、朝晩の2回続けましょう。
一方で、泡を数分肌につけたままにする泡パックなら、週に1、2回程度行うのもおすすめです。美容液などのパック同様、肌につけたままにするので毎日行うと負担になりますが、食器の漬け置きのように取れにくい汚れにも対処してくれます。
反対に、それ以上の洗いすぎは肌への負担となる可能性があります。昼のうちにメイクを落としたいなど、どうしても洗いたい理由がある場合を除き、1日3回以上の洗顔は避けた方が無難です。
ニキビ肌用石鹸を使う際の注意点
意外と行っていないのが、洗顔前の手洗い。身体も一緒に洗うからとおざなりにしていると、手の雑菌や皮脂が顔に付着し、ニキビの原因となってしまいます。またニキビ肌用石鹸自体に雑菌や皮脂が付着し、次回の利用時にそれが顔にくっつくことでニキビができる可能性もあるでしょう。
ニキビ肌用石鹸で、せっかく顔の不要物を洗い落としたのが無駄になってしまいます。利用前の手は清潔にしてください。
ニキビ肌用石鹸の選び方のポイント
上記の特徴を踏まえた上で、ニキビ肌用石鹸の選び方を見てみましょう。商品ごとにも様々な特徴があるので、ただニキビ肌用と銘打っているから選ぶのではなく、ほかのポイントからも自分に合うか確認すると失敗しにくいです。
敏感肌さんは無添加を選ぼう
上でも触れましたが、無添加石鹸であれば肌への負担は抑えられます。ニキビ肌というだけでなく、普段から敏感肌で化粧品を選ぶ方は、ニキビ肌用石鹸も無添加を優先しましょう。
悩みに合った美容成分が配合されているかどうか
ニキビ肌以外のトラブルに注目するのも手です。潤いが欲しいならヒアルロン酸、ハリが足りないならコラーゲン、エイジングケアならプラセンタなど、ニキビ肌用石鹸でほかのケアを期待できることもあります。
お肌の水分量を保ち、肌の細胞の弾力性をキープする上で、ヒアルロン酸はとっても大切。水を抱えて肌の隙間を充たすことで、乾燥を防ぎ、潤いを生み出しているのです。
プラセンタには、たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルなど美肌の素となる5大栄養素が豊富に含まれているだけでなく、最近では皮膚科の領域でも、“エイジングケア”や“シミ対策”、季節や体調により揺らぎやすい肌の“肌質改善”などにも有望とされ、プラセンタが積極的に使われるようになりました。
香りが好みかも大事!
無香の石鹸だからといっても、無臭に感じるとは限りません。特に無添加の場合は、香料も入っていないために石鹸そのままの香りがします。成分や効果がよくても、香りが不快だと毎日続けるのもストレスになり、ストレスからニキビができやすくなることもあるでしょう。
購入前にテスターなど、直接手に取って確認するか、サンプルなど少量タイプで試せるなら活用してください。
お試しで使いたいならコスパを確認!
ニキビ肌用石鹸は通常の石鹸に比べると高め。平均は1000~2000円ほどで、高いものだと1万円前後にいたることも。商品は問わず、とにかくニキビ肌用石鹸がどんなものか試したいという方は、1000円を目安に探してみるとよいでしょう。
ニキビ肌用石鹸おすすめランキング5選
ではいよいよニキビ肌用石鹸のおすすめランキングです。私のお気に入りを中心に集めましたが、コスパや成分などそれぞれ違っています。上記のポイントや好みなどから、自分に合ったものを試してみてください。
5位 水橋保寿堂製薬 もずの魔法石鹸
出典: Amazon.co.jp
アトピー肌で悩んでいる方にも使いやすい
もずの魔法石鹸は、厳密にはニキビ肌用石鹸ではありません。敏感肌・アトピー肌でも使えるタイプであり、そのメリットの1つとしてニキビケアが含まれています。それゆえ5位としましたが、フコダインによる洗浄力や石鹸自体の泡立ちの良さ、グリチルリチン酸2Kなど、ニキビケアにぴったりのポイントは多いです。
ラベンダーを始めとする植物エキスも豊富で、香りも人を選びにくいのが魅力的。乾燥が気になる方にもおすすめです。
4位 Non A. 石鹸
出典: Amazon.co.jp
脂性肌でニキビの方におすすめ
続いてはノンエーのニキビ肌用石鹸です。石鹸自体はさっぱりしており、脂性肌の方や皮脂の多さでニキビができやすいという方におすすめ。乾燥肌の場合は、洗いあがりに乾く印象を受けるので化粧水などで保湿を徹底しましょう。
一方仕上がりに対して生み出される泡はもっちりと弾力性があり、肌に乗りやすいです。洗う際、手ではなく泡で洗うことを実現しやすい石鹸と言えます。コスパはやや高めなので、お試しやコスパ重視の方は確認を。
3位 ドクターシーラボ 薬用アクネレスソープ ニキビ予防用
出典: Amazon.co.jp
潤いサポートのできる医薬部外品の石鹸
3位はドクターシーラボから選びました。グリチルリチン酸2Kのほか、天然ビタミンEやお茶エキス、ラベンダー油など植物由来成分中心の石鹸で、汚れを落としつつも肌の潤いはキープしてくれるのは嬉しいです。医薬部外品認定されているので、化粧品扱いの石鹸よりも信頼感がありますね。
潤い以外では余分な角質ケアもできるので、ニキビはないのに肌がゴワゴワする、ざらつきを感じるという方にもおすすめです。
2位 コラージュ A脂性肌用石鹸
出典: Amazon.co.jp
コスパ◎で初めての方にも便利!
コラージュブランドはいくつかの石鹸を販売していますが、今回は4位と同じく脂性肌向けの石鹸をチョイスしました。ニキビのできやすい肌にもおすすめで、香料や着色料などを除いた低刺激・無添加石鹸でもあります。肌が弱いので洗いすぎは不安という方にも使いやすいですよ。
脂には油ということなのか、素材はグリセリンのほか、ヤシやヒマシ、牛脂などオイル系がメイン。成分に問題がなければ、アトピーやアレルギーの方にもおすすめです。コスパもよいので、初ニキビ肌用石鹸という方にもぜひ。
1位 ノブ A アクネソープ
出典: Amazon.co.jp
洗浄力と潤いのWケア
1位に選んだニキビ肌用石鹸は、ノブのAアクネソープです。潤いを残しつつ余計なものは取り去るという3位と似た働きをしながら、コスパも低めで続けやすいのが魅力。ニキビ肌はもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌、アトピーに悩んでいる方にも使うことができます。
グリチルリチン酸2Kとオウバクエキスの2つでニキビを始めとする肌荒れに対処。さらに高濃度のグリセリンやひまし油などで潤いをサポートします。
ニキビ肌用洗顔料の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ニキビ肌用洗顔料の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング
ニキビ肌用石鹸でスベスベ素肌へ
ニキビは肌に凹凸を作ってしまうもの。凹凸があるとそれだけで目立ちますし、顔の場合はメイクの邪魔になることもあり、面倒ですよね。化粧水などスキンケアで対処するのもおすすめですが、原因菌や皮脂の過剰さも原因であるニキビは、洗顔も大事。
ぜひ自分にぴったりのニキビ肌用石鹸を見つけて、凹凸のないスベスベ肌を目指してください。