ドレッシングやお鍋など、様々なレシピに使える「ゆずポン酢」。今回は、おいしいゆずポン酢のおすすめ人気ランキングをご紹介します!
目次
そもそもゆずポン酢とは?
ウンチクですが、ポン酢は元々オランダ語のポンスから来ているといわれています。オランダ語で柑橘類の果汁を意味する「pons(ポンス)」から変化し「スが酢に当てられた」というものです。
さて、「ポン酢」と「ゆずポン酢」の違いはぼんやり理解は出来ているものの、言葉で表せといわれたらハッキリ説明できないかもしれませんね。ここでは「ポン酢」と「ゆずポン酢」の違いについて明確にしておきましょう。
ポン酢
ポン酢は、柑橘類の果汁を用いた和食の調味料のこと。レモン・ライム・ダイダイ・ユズ・スダチ・カボスなど柑橘類の果汁に酢酸(さくさん)を加えて味をととのえ、保存性を高めたものです。
ポンスに醤油を混ぜた「ポン酢醤油」も一般的に「ポン酢」と略して呼ばれ、総称となっていることが多いのが現状です。
ゆずポン酢
ゆずポン酢は、ポン酢に柚子をメインに使用したポン酢を指しています。日本人に昔から親しまれている柚子は香りと風味に優れており、和食の味を引き立ててくれる食材で、老若男女を問わず好まれ大人気です!
柚子はビタミンC・クエン酸・β-カロテン・β-クリプトキサンチンなど多くの栄養素を含んでいます。特に果肉より果皮のほうが比較にならないほど高く、特にビタミンCの含有量は柑橘類の中ではトップクラス。
ゆずポン酢の選び方のポイント
ゆずポン酢の選び方① 価格
どの商品もお値段はピンからキリまでありますが、日常使い、特別な日のものなど分けて購入してもいいでしょう。もちろんゆずポン酢というのは鍋では相当使うので大容量のものを買うのも節約のコツ。
ゆずポン酢の選び方② 風味、味
ゆずぽん酢は果汁に目が行きがちですが、実はダシの旨みがポイントです。 しっかり果汁の果汁系・醤油がドンと効いた醤油系・旨みたっぷりの出汁系があり、さらにエキスは、かつお、昆布、牡蠣などメーカーが工夫して開発したものがあります。
自分好みのベースのダシが大体分かっていれば、たまには冒険しても違うものを味わってみても楽しいですね。地方の名の知れないメーカーのものも風味や味が違い、自分好みのものを見つけたときの嬉しさは格別。あなたも、隠れた逸品を見つけてみませんか!
ゆずポン酢の選び方③ 調味料の使われ具合
化学調味料や発酵調味料など裏ラベルに書いてあります。念のため違いを覚えておきましょう。
- 化学調味料とは、人工的に作られた旨み。化学的あるいは酵素的に処理して得られる天然物のうま味成分,またはそれらのいくつかを混合した調味料。食物の味には,甘,塩,酸,辛,苦の5味がある。
- 発酵調味料とは、もち米、米麹、アルコールを発酵させた後に、塩を加えて、塩分を約2%にした(飲用できなくした)ものです。
ゆずポン酢の選び方④ 添加物
そもそも添加物の意味をご存知ですか?日本では、加工したり、保存したり、味をつけたりするときに使う調味料、保存料、着色料などを食品添加物と呼んでいます。
たとえば、着色料、発色剤、漂白剤、保存料、酸化防止剤は代表的なもの。着色料は販売するために綺麗な色をつけているのですが、人体に有害なものもあり植物から取れる安全なものを使うようになったのは有名な話です。
市販の柚子ポン酢にはどんな添加物が入っているのかを知るにはラベルをよく読むことです。特に柑橘類が入っているのに、ずっと「カビない・腐らない」というのは変だと疑問を持ちましょう。
また塩分も体に悪いと言われているのはいうまでもありませんね。入っている塩分の高さをチェック!ポン酢は本当に一回で多くの量を使ってしまうため塩分をとりすぎてしまう可能性が高いのです。
ゆずポン酢の選び方⑤ 柚子の産地・品質をチェック!
ゆずポン酢の特徴は、柚子の香りと風味です。何本か試してみると「あれ?なんとなく味が違う?同じ柚子ポン酢なのになんでだろう?」と思われると思いますが、それは、柚子の名産地が異なっていたり、柚子の配分が異なったり、かつお節や昆布などの使用内容が異なるからです。
今日では四国地方(高知県、徳島県、愛媛県)の3県で国産柚子の8割近くを占めるので、よく瓶の裏ラベルをみるとこの3県を使用しているものが多いと思います。でも色々試してみるのも楽しいですよ!
ゆずポン酢の選び方⑥ 醤油が意外と大切!
ゆずポン酢に使われる醤油は様々。どういった醤油が含まれているのでしょうか。実はJASでは製造方式によって醤油を分類しています。「本醸造」「混合醸造」「混合」の3つの方式がありますが 、現在つくられている8割は本醸造方式です。
本醸造とは、原料となる大豆と小麦を、麹菌や酵母など微生物の力によって、 長期にわたり発酵・熟成させたもので、タンパク質を分解して種々のアミノ酸に変える工程を、すべて麹菌がつくる酵素の働きでおこなっています。本醸造でつくられた醤油は色や味、香りすべてにおいてバランスのとれた醤油と言われています。
混合醸造とは、本醸造の諸味(もろみ)にアミノ酸液(または酵素分解調味液や発酵分解調味液など)を加えて、短期間で熟成させる方式。
混合とは、生揚げ醤油に、アミノ酸液(または酵素分解調味液や発酵分解調味液など)を直接混ぜ合わせただけのものが混合方式。
ゆずポン酢おすすめ人気ランキングTOP10
10位 ミツカン ゆずぽん
出典: Amazon.co.jp
日本全国で購入できるミツカンのゆずポン酢です。サイズも360ml,600mlあり家族数にあわせて大きさを選べます。600mlはペットボトル型で取り扱いも楽。
手軽な価格と安定した味で、常にストックしてます。酸味があり、柚子の香りが強く、とても美味しく、大根おろしにかけたハンバーグや、納豆、お刺身にも合います。
9位 ミツカン かおりの蔵 丸搾りゆず
出典: Amazon.co.jp
日本全国で購入できるミツカンのゆずポン酢。商品名とおり皮ごと丸搾りしたゆず果汁に、かつおと昆布のだしを絶妙にあわせた味付けぽん酢で、ゆず生産量日本一の高知県土佐あき農協のゆずを100%使用しているところがPRポイント。やはり高知県の柚子といえば心動きます。
柚子の酸味が強め、しっかり味なので、湯豆腐、同じく名産のかつおたたきにおすすめ!
8位 キッコーマン 柚子香り ゆずか
出典: Amazon.co.jp
黄色いボトルが目を引くキッコーマンのゆずポン酢。お酢の代わりにリンゴ酢を使ってるから酸っぱくなく、柑橘の果汁たっぷりで美味しく、圧倒的に柚子果汁の香りが良いです。酸味が苦手な方にも好評です。
最近スーパーで取り扱いが少なくなったので、ネット通販が便利です!
7位 ヒガシマル醤油 まろやかぽんず
出典: Amazon.co.jp
酸味が強くなく、まろやかな味わいのゆずポン酢です。ポン酢をかけると「むせて咳き込んでしまうからイヤ」という方に試して欲しい。このままごくごく飲み干したい位のまろやかさのファンが多く、小さなボトルサイズからヘビーユーザーのための1.8ℓまで揃っています。私はドレッシング用に使ってます。
6位 ニビシ醤油 減塩ゆずぽん酢
出典: Amazon.co.jp
高血圧で「減塩」しなければならない時があって試したゆずポン酢です。食塩分は当社比で40%カットだそうで国産のゆず果汁に鹿児島県枕崎産かつお節の一番だしを合わせたもので、だしを利かせまろやかに仕上げることで、減塩の「薄味で物足りない」を感じにくくしたといいます。
減塩なので安心して使いたい方に特におすすめ。
5位 オタフク ゆず味付生ぽん酢
出典: Amazon.co.jp
オタフクと言ったらソースでしょ!なのにポン酢があって吃驚して手に取ったのがコレ。とがっていないマイルドなゆずポン酢。ソースメーカーから開発されたからか、サッパリしているけど甘みが若干あるんですよ。
4位 大徳醤油 有機ゆずポン酢
出典: Amazon.co.jp
国産有機醤油「機有るべし」と徳島県産有機の柚子、枕崎産かつおぶし、崎戸島の平釜塩「にっぽんの海塩」、国産有機米酢などこわだりの原料でつくる有機ゆずポン酢で化学調味料、保存料、エキス不使用。自然の風味のまま、さわやかな柚子の香りのやさしいポン酢。
上品な味で、焼き魚や豆腐にかけて味わいたい一本です。
3位 内堀醸造 美濃特選味付ぽん酢
出典: Amazon.co.jp
すだち果汁とゆず果汁を使用。だしには利尻昆布と枕崎産かつお節からとった一番だし。果汁と醤油の割合が黄金の割合!角がなくまろやかな口あたりで上品です。
無添加の調味料にこだわって選んでいる人におすすめ。何でも合いますよ!
2位 旭食品 旭 ポンズ
味にうるさい大阪の旭食品の旭ポンズ。関西地区では知名度抜群ですが、東日本地区ではあまり聞きなれないゆずポン酢かもしれません。一般的なポン酢と比べてレベルが違います!!
徳島県特産のスダチ・ユコウ・ユズの純天然果実液を主原料にして造っていて、芳醇かつ濃厚な味わいのダシと、味を引き締める柑橘類の香り。柑橘の強めのすっぱさが鍋料理にとても合います。
1位 馬路村農業協同組合 ぽん酢醤油ゆずの村
全国の「ゆずポン酢」の存在を一躍有名にしたと言っても過言ではない「ぽん酢醤油ゆずの村」を1位にあげさて頂きました。高知県の山奥にある人口1000人ほどの馬路村から生まれた、村おこし的存在の柚子。これには歴史があるんです。
➠昭和38年柚子苗を育成。(柚子は18年位収穫まで時間がかかる)
➠昭和50年に柚子の佃煮を販売。(あえなく沈没!!)
➠全国の催事場で「柚子のしぼり汁」を販売→神戸大丸の食品係長と意気投合し、頑張った!
➠昭和63年「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」が“日本の101村展”で最優秀賞受賞。
「何十年我慢したの? 」と言いたくなりますが、 とにかく柚子の香り高く、さっぱりした味は最高級の味なんです。2018年5月には、ローソンの「からあげクン」シリーズから新味『からあげクン ゆずぽん酢味』が発売、もちろん馬路村「ゆずの村」とのコラボですが、からあげに合いますよ!
アレンジゆずポン酢おすすめ人気8選
私が今気になっている、購入しようとしているゆずポン酢もご紹介します。
ミツカン 業務用ごまぽん
出典: Amazon.co.jp
ごまぽんと名前がついているけれど、よく読んでみたら、れっきとしたゆずポン酢なんです。柚子果汁を使用した味つけぽん酢に、焙煎した香りの良いすりごまと練りごまをたっぷりとあわせた「ごまぽん酢」 だと書かれれば、試してみたい!ドレッシング的なポジションで使いたいです。
柴沼醤油 ポン酢ゆずかつお
出典: Amazon.co.jp
かつおとか、昆布とか、出汁がでるものに弱い私です。量がすくないものの気になってしまうネーミングで一回試してみたい。評判はまろやかな味わいだそうですよ。
正金生ポン酢 ゆず
出典: Amazon.co.jp
小豆島から生まれたゆずポン酢でシンプルなラベルデザインが逆に目を引きました。
創業大正9年の正金のぽん酢は、国内産大豆、国内産小麦を原料とした天然醸造醤油と、八方だしと同じ、天然のだし材料を煮出しただしをベースをしていて、自分の蔵で造られています。柚子は高知県のものを使っていますが、細々と造っていて、なかなか手に入らない。そう聞けば試してみたい一本です。
寺岡有機醸造 寺岡家の牡蠣だし柚子ぽんず
出典: Amazon.co.jp
香り豊かな柚子とすだち果汁にかつお・国産かき・北海道日高昆布の旨みをブレンドした、こだわりのぽん酢醤油。ほのかに香る牡蠣のダシ、それに柚子が加わるとどんな美味しさなのかワクワクしますね。牡蠣鍋に使ってみたいです。
日本丸天醤油 天翔ゆずぽん酢
出典: Amazon.co.jp
アマゾンで取り扱いが始まったばかりというゆずポン酢。しっかりとした柚子の味を求めている人向けというので柚子味が強いのだと想像します。
奄美の島の香極ぽん酢
出典: Amazon.co.jp
奄美大島に行ってから天然素材を使った奄美大島のものが大好きになったので注目しています。とうきびを砂糖の代わりに使っているのでまろやかな味わいではないでしょうか。
唐船峡 ゆず黒酢ぽんず
出典: Amazon.co.jp
鹿児島の黒酢・柚子を使ったゆずポン酢で無添加。黒酢のものを使うメーカーがないのでこれは買いたい!
焼鮎ゆずポン酢
出典: Amazon.co.jp
メーカーも工夫を凝らして色々な出汁を開発しているのだなと唸ったのがこれ。炭火無煙燻製法で焼き上げた焼鮎から作ったエキスを使っているんだそう。柚子との相性もよさそう!
to buyインフルエンサーおすすめのポン酢もご紹介!
旭食品 旭ポン酢 360ml
「味にうるさい関西人が認めたから間違いないでしょう!」と広まり、創味のぽん酢と同じように関西のスーパーには常にあります。最近では関東でみかけたりするようになりましたが、未だにみかけたことない方も多いはず。
「このポン酢は飲める!」とも言われていてほんとうにそれくらい美味しいポン酢の一つです。お鍋料理にはもちろんお肉や野菜、魚介類、揚げ物などにも合うので普段の料理に一手間加えたい時にオススメ!夏場だとそうめんつゆと合わせて使ったり、ごま油を加えたら冷やし中華のタレとしても使えます。
手造りひろたのぽんず
だしに使うカツオや昆布、シイタケも国産のもので厳選されていて天然果汁100%で香りが豊かで醸造酢を使用してないのもありツンとした酸味もなく、まろやかで天然ぽんずといってもよいくらいです。お鍋料理や湯豆腐、お肉料理などに合い天然果汁ならではの香りゆたかな味わいを求めてる方はおすすめ!
ひろたのぽんずを見たことない方や存在を知らない方にはまず湯豆腐や冷奴などにかけて一度味わっていただきたいです。調味料に使うのはもったいない感じがありますが素材を活かした味付けや天婦羅などにかけたりというのもおすすめです。
ミツカン 味ぽん MILD 360ml
その味ぽん酢のMILDバージョン。 塩加減、酸味、香りの全てが味ぽんに比べると控えめでマイルドな味わいに作られています。ぽん酢ならではの酸味や香りを求める方は通常の味ぽん酢をオススメします。
お鍋にも合いますがどちらかというとお鍋料理以外のサラダやおひたし、蒸し料理、冷奴などにかけたり調味料として料理の味付けなどに使いやすく、他の調味料と混ぜ合わせても自然に馴染むので普段のお料理がまろやかな味わいになります。
ゆずポン酢の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ゆずポン酢の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
楽天売れ筋ランキング
自家製ゆずポン酢作り方レシピ
市販のポン酢は大変便利ですが、ゆずや橙が手に入りやすい冬の時期には、自家製のポン酢を作ってみることをお勧めします。その理由は、作りたての柚子ポン酢は香りが素晴らしく良く、味も天下一品の美味しさ。そして自分好みの味にアレンジできるという利点もありますし、もちろん無添加だから安心ですよ。
〔材料〕
A柑橘類(柚子、橙、すだちなど)
A醤油
Aみりん
B鰹節
B昆布
- Aをボールに入れ混ぜます。
割合は柑橘類5、醤油5、みりん1~2。(みりんで味付けを変更できるので、酸っぱい味なら1、まろやかな味なら2) - Bを①のボールに入れます。
ポン酢500mlを作る場合、だし昆布は5cm角程度・かつお節は15g程。 - ボールに埃がはいらないようにラップで覆い、涼しい場所でそのまま24時間置きます。
- その後、ボールの中身を漉して、かつお節と昆布を取り出します。
- 熱湯で消毒した瓶に移して、冷蔵庫で寝かせます。常温保存はできないので注意してください。
寝かせる期間は3ヶ月程度、寝かせるほどまろやかになります。
美味しいゆずポン酢でさっぱりした酸味をたのしもう!
ゆずポン酢どれもおいしそうですね。柚子だけでなく、他の柑橘類の果汁が複数入っていたり、独自のだしを醤油ベースに使っていたりとメーカーごとに開発に力をいれているのが分かります。地元スーパーで買えるもの、またはネットでしか手に入れられないもの様々です。
一年中使えるゆずポン酢、自分だけのお気に入りを見つけてみてくださいね。
フレッシュなゆずの果汁感が感じられ、かつお出汁も効いているのでコクや旨みもある万能ゆずぽん酢です。お鍋やしゃぶしゃぶ、ステーキ、お魚、サラダ、餃子などにもすごく合います!
高級感もあり旨みもあるためお料理の調味料として使うと、また違ったアクセントとなってこれ一本使って味付けするだけでも美味しい料理ができます。