米かパンかと言われたら、小さい頃から米派の私。おかげで太る原因といえば、油よりも甘味よりも炭水化物です。でも糖質制限ダイエットのような、炭水化物を控える食事はしたくない。そんな時に始めたのが玄米です。
もちろん玄米もお米である以上、炭水化物が0になるわけではないのですが、ミネラルなどの栄養が白米に比べてよい分、健康に気を使えるかなと思ったんです。食べ始めてみた印象では、玄米にもさまざまな種類があり、少しずつ味も違うような気がします。おかげで複数の種類を交互に食べるなど、飽きない工夫ができるのは嬉しい誤算でした。
今回はそんな玄米の中でも特にオススメの商品をランキングでご紹介します。似た名前の発芽玄米との違いや、炊く際のポイントも一緒に。
目次
玄米の選び方
玄米も白米のように様々な種類があります。どれを選ぶべきかは、まず以下のポイントから考えてみましょう。
味からブランド銘柄を選ぶ
白米よりヘルシーと言われる玄米ですが、品種によって味が微妙に異なっています。甘みや食感などバランスを考えればコシヒカリ、ササニシキならあっさり目、あきたこまちはモッチリ系と様々。また白米まで精製した場合と共通している銘柄も多いので、白米で好きなブランドがあれば、玄米も同じブランドの味を参考にするとよいでしょう。
安全性にこだわるなら無農薬
白米と違って玄米は籾殻を取り除いただけなので、農薬を使って栽培している種類だと、糠の部分に農薬が残ってしまうことがあります。しかし玄米といえば、糠の部分にこそ栄養が含まれており、それゆえ白米よりも注目されている食材。なので安心してヘルシー生活をしたいと考えるならば、無農薬の玄米がおすすめです。
無農薬と表記がある玄米でもよいですが、農薬ではなく天然の肥料を使った有機栽培の玄米を探すのも手。有機栽培もしくはオーガニックの玄米の場合、JASマークなど認定を受けた種類も多く、信頼もできます。
無洗米ですぐに炊飯
玄米にも無洗米タイプがあります。無洗米は炊飯前に洗うことなく利用できるお米のことで、白米の場合は糠などを取り除いているのですが、玄米の場合は完全に取り除くのではなく、食べやすくする程度の加工になっているようす。全部取り除いてしまったら白米になってしまうからでしょうか。
お米を研ぐのが面倒という方や、玄米はなんだか食感が苦手という方にも食べやすいです。ただ食べやすさを高めた分、栄養価はもとの玄米と全く同じとは限りません。あくまで健康のために玄米を食べるなら、手間でも洗って食べる方がよいでしょう。
ブランド銘柄の玄米おすすめ3選
まずはブランドの玄米からご紹介します。白米でも美味しさにこだわった品種だけあって、玄米でも食べやすく、美味しいものが多いです。
ホクレン 北海道産玄米 ゆめぴりか
出典: Amazon.co.jp
もっちりした感触が特徴の、ゆめぴりかの玄米です。炊飯器でも美味しいですが、圧力鍋を使うとよりもちもちした食感が楽しめます。一方で冷蔵・冷凍した後はパラっとした感触で、チャーハンなどアレンジ料理にも使いやすいのがポイント。匂いなども特になく、白米と混ぜないと無理という方にもおすすめです。
ほかに比べてやや固めに感じる玄米なので、柔らかめが好きな方は水の量及び浸水時間は多めで試してみるとよいでしょう。
アイリスオーヤマ アイリスのおいしい玄米 秋田県産あきたこまち
出典: Amazon.co.jp
アイリスオーヤマでは、あきたこまちの玄米を展開。小粒ながらもちもち食感が特徴で、粘り気の強い品種です。味としてはやや甘めなので、ご飯だけを味わってみるのもよいですし、酢飯やチャーハンなど濃い味付けにもぴったり。お弁当で塩むすびにしても美味しいです。
ブランド米ながら、コスパがよいので続けやすいのも魅力の1つと言えます。
全農パールライス 新潟コシヒカリ精選玄米
出典: Amazon.co.jp
最後はコシヒカリの玄米をご紹介します。ブランド米の多くの祖でもあり、玄米の状態でも甘さや粘り気のほどよさはもちろん、見た目にも艶々していて美味しそうな印象を抱かせるのが特徴。お米ならではの良い香りも、食欲をそそられます。
玄米好きの方であれば、白米と混ぜずに玄米のみで炊いて食べても問題ないレベルです。もちろん好みで白米と混ぜて食べるのもおすすめ。冷めてもおいしいので、お昼のお弁当や冷凍など作り置きにも活躍してくれます。
無農薬の玄米おすすめ3選
続いては無農薬にこだわった玄米です。ノーブランド限定にはしていないので、ブランド米かつ無農薬を求めている方もぜひ。
たべたせいか 30年度 熊本産 発芽玄米
出典: Amazon.co.jp
無農薬の発芽玄米
くまモンのパッケージが特徴の、熊本生まれの玄米です。品種はヒノヒカリを使っており、無農薬であることに加え、発芽玄米なので食べやすさやギャバの含有率が期待できるのも魅力。白米と合わせての炊飯ですが、玄米モードではなく白米モードで炊くことができます。
割高感もありますが、プチプチとした食感が好みという方なら続けやすいです。
お米のながしま 七城町砂田の米
出典: Amazon.co.jp
特Aランクの上質な玄米
上記と同じく熊本県の平成30年度産ヒノヒカリを使った玄米です。七城町砂田と産地がより詳細まで明記されていることに加え、特Aランクという品質の良さもポイント。迫間川の水を得て、ほかの地域より粘り気がある玄米なので、もちもちさを重視したい方に向いています。
余談ですがパッケージはチャック付きになっているため、米びつなど密封できる容器が確保できない時にも便利です。
松本農場 松木農場のこしひかり
出典: Amazon.co.jp
有機JAS認定&放射能検査済み
3つ目はコシヒカリの無農薬玄米。有機JAS認定を得ているほか、放射能検査も実施(もちろん検出なし)しており、とにかく安全性を重視したい方にはうってつけの玄米です。本場とも言える新潟県産であることも魅力と言えます。名前のとおり生産者からの直送であり、発送時には玄米の炊き方など案内も充実しているため、玄米初心者さんにもおすすめです。
無洗米の玄米おすすめ2選
最後は無洗米タイプの玄米です。味や栄養より手間を省きたい方におすすめ。
川島米穀店 無洗米 発芽玄米 玄氣
出典: Amazon.co.jp
炊飯器は白米モードでOK!
佐賀県の玄氣(げんき)を利用した、発芽玄米かつ無洗米でもある玄米です。玄米ながら白米と同じ炊飯でよく、浸水の手間すら省けます(30分ほどつけおくのがベスト)。玄米を食べてみたいけれど浸水の手間が面倒、思い立った時にすぐ食べたいという方必見です。
東洋ライス 金芽ロウカット玄米
出典: Amazon.co.jp
食べやすさに特化した蝋除去タイプ
ロウカットというのは蝋カットのことで、玄米表面にある蝋を取り除いた状態であることを指しています。そのためヘルシーさはそのままに、より食べやすい玄米に。消化のしやすさもアップしており、一方でほかの玄米に比べてカロリーオフなど、メリットの詰まった無洗米です。玄氣の玄米と同じく、白米モードが利用できるのも便利。
発芽玄米と玄米の違いって何?
玄米と似た名前で発芽玄米と呼ばれるお米もあります。白米よりはよいと言っても、玄米と発芽玄米とではどちらの方が役立つのでしょうか?それぞれのメリットを見てみました。品種によっても微妙に変化しますが、自分に必要なのはどちらか見極めましょう。
ヘルシーな玄米
玄米は発芽玄米に比べてカリウム・カルシウム・鉄・ビタミンE・葉酸などが多め。骨や血の生成・増加を求める方、抗酸化・エイジングケアなどを気にしている方に向いています。
またわずかですが玄米のほうが少ない成分として、カロリーと脂質が挙げられます。炭水化物や糖よりも脂に気をつけたい方は玄米がおすすめです。
リラックスも期待できる発芽玄米
一方発芽玄米は、食物繊維が玄米よりも豊富。お腹のスッキリさが欲しい方や肌荒れなどに悩んでいる方に向いています。また意外なところで、ギャバが多いのもポイント。ストレスを抱えやすい方やリラックスをしたい方も注目です。
ちなみに玄米が発芽しているという状態のためか、殻部分が柔らかく食べやすいのも発芽玄米の特徴。ミネラルなどの栄養は玄米に比べて少ないというだけで、白米より多いことに変わりはないので、始めて玄米に挑戦する方や、玄米が食べにくい方が続ける場合も発芽玄米はおすすめです。
より食べやすくする方法として、発芽玄米は白米と合わせての炊飯が可能というメリットも持っています。
発芽玄米のおすすめ2選
発芽玄米においても、おすすめ商品をご紹介します。
はくばく 発芽玄米
出典: Amazon.co.jp
スタートにおすすめの少量サイズ
はくぱくでは、オリジナルブランドの花キラリという品種を採用。しつこくないあっさりした味なのに、感触はもちもちで食べごたえがしっかりした発芽玄米です。1つあたり500gと、初めての方にも使いやすい少量タイプ。またギャバがほかの発芽玄米に比べて1.7倍も入っているのが魅力です。ストレスをどうにかしたいという方もぜひ。
大潟村あきたこまち生産者協会 大潟村あきたこまち 発芽玄米
出典: Amazon.co.jp
鉄とビタミンB1に特化した無洗米タイプ
あきたこまちの玄米の中でも、大潟村産は鉄分とビタミンB1をプラスしているのが特徴。鉄に関しては、栄養機能食品に認定されるほどなので、普段鉄が不足気味という方にぴったりです。また無洗米タイプでもあり、白米も無洗米を使っているという方におすすめ。もちろん普通の白米を研いだ上で、この発芽玄米を加えてることもできます。
玄米の美味しい炊き方
玄米は炊飯の仕方も白米とは変わっています。そもそも浸水と呼ばれる時間が必要など、余裕が求められるので急には炊けない点に注意してください。
浮いてきたゴミを除去
白米の場合はボウルの中でかき混ぜるように研ぎますが、玄米はまず軽く混ぜ、表面に浮いてきたゴミやカスなどを取り除きましょう。取り除いては水を変える行程を3回前後繰り返します。
米はすくって揉むように洗う
玄米自体もボウルの中ではなく、少量を手にとり、揉むようにして洗うのがコツ。力を入れる必要はありません。むしろ強く揉むと殻が破れるなど玄米にダメージとなるので注意しましょう。
水の目安は2倍前後
洗い終わったら炊くための水を入れましょう。炊飯器に玄米用のメモリがある場合は指示に従い、ない場合は白米の2倍を目安に水を入れます。
浸水は6時間以上行うべし
玄米が水に馴染んでしっかり吸い取ってくれるよう、浸水は6時間は欲しいところ。寒いと浸りにくくなるので、冬はより長く浸水させるとよいでしょう。朝洗って昼に浸水させ夕飯に食べる、夜洗って就寝中に浸水させ翌朝に食べるなどの方法なら待つという感覚もなくスムーズですよ。浸水が終われば、炊飯ボタンを押して炊き始めます。
炊き上がり後も蒸らしてもちもちに
煮込み料理などで、火を止めた直後に数分蒸らすと味がしみ込むなんて言いますよね。玄米も似たようなものなのか、炊飯が完了してもすぐに蓋は開けず、10分ほど蒸らしておくと食感がアップします。もちろんすぐお茶碗によそってもよいですが、浸水が短かったかも?と思うような日は、数分でも蒸らしてあげましょう。
玄米の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、玄米の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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玄米で毎日のご飯を楽しくヘルシーに
玄米は白米に比べてミネラルなどの栄養が豊富で、健康的な食生活をしたい方にはぴったりの食材です。食べづらさなどのデメリットもありますが、発芽玄米を選んだり炊き方にこだわるといった対処で解消可能。明日からのご飯は玄米で美味しさとヘルシーさを両方手に入れちゃいましょう。