果実酒って具体的にどういうお酒?果実酒とは本来、果汁を発酵させて作られたお酒を指しています。葡萄の果汁を発酵させるワインがそうです。俗に、発酵させずに、焼酎やブランデーなどに果実をつける果実リキュールも果実酒と呼ばれるようになりました。実は、ワインなどは家で作ると酒税法違反になるのですが、果実酒は、いくつかのルールを守れば、違法にはなりません。
条件としては、20%以上のアルコールを使うこと(更なるお酒の発酵を防止するため)、米、麦、あわなどの穀類をつけ込まないこと(日本酒やビールの製造につながってしまうため)、ぶどう・山ぶどうなどのぶどう類をつけこまないこと(ワインの製造につながってしまうため)の3点です。
これらに注意すれば、ご家庭でもおいしい果実酒を楽しむことができるんです。
目次
果実酒の種類
果実酒の種類はたくさんあります。レモン酒、みかん酒、いちご酒、梅酒などなど、いざお店で買うときもフルーツの種類は多彩で迷ってしまって、選ぶのが本当に難しいです。
その中で、私が1種類だけフルーツをあげるとしたら、やっぱり梅を使った梅酒でしょうか。昔から作られている梅酒は、全国各地で様々なアルコールをベースとしたお酒があり、飲み比べるのも楽しいです。やはり日本人には一番馴染みのある果実酒ではないかと思います。
今から作れる果実酒の簡単レシピ
果実酒は、ご家庭で誰でも簡単に作ることができます。まず、容器を選びますが、最近の果実酒ブームもあってか、量販店などで、果実酒用の商品が手に入ります。
中身が見えて、清潔なガラス製がおすすめですが、プラスチック製の軽い商品も見かけますので、使い勝手のよい商品でいいかと思います。使用前にはよく洗い、十分に乾かし、しっかり綺麗にしてから使うようにしてください。
フルーツですが、今の季節だと、いちごやみかんもおすすめですし、入手しやすいレモンやオレンジも香りがよくていいですね。果物を選ぶときには、傷がなく、もちろん新鮮なフルーツを選びましょう。
次に漬けるお酒ですが、一般的によくつかわれているのは、アルコール度数35%のホワイトリカーです。ホワイトリカー自体は透明で無味無臭の焼酎なので、どんな果物にも合います。
また、漬けたフルーツ自体の味わいと氷砂糖の甘味もひきたちます。以下で、今回は簡単にレモン酒のレシピ満載でご紹介します。
(分量は作る量で調整してください)
レモン酒の作り方レシピ!
材料
※レモンは国産の商品がおすすめです
- レモン:7~8個
- 氷砂糖:200g~300g
- ホワイトリカー:1.8l
※よく洗って乾かした容器をご用意ください
作り方
- レモンは良く洗って水分を拭き取り、皮を厚めにむいて、半分に切り種をとり、砂糖、ホワイトリカーと一緒に漬け込みます。
- 皮2個分も、レモンの白いところをスライスして取り、皮だけを①に入れ一緒に漬け込みます。1週間保存したら、レモン皮だけを引き上げます。1か月ほどで飲みごろになります。
私は、現在沖縄在住なのですが、沖縄の泡盛専門店で、泡盛の果実酒を飲ませていただいたことがあります。沖縄らしくゴーヤーが使われており、一緒にグレープフルーツやレモンが漬けられていましたが、とってもさっぱりとしていて、意外なほど美味しかったです。
このように、ホワイトリカーだけではなく、アルコールや果物の種類を変えて、上の人気レシピを参考にぜひお好みの果実酒をお楽しみください。
ホワイトリカーではなく、ブランデーで果実酒を作る?
果実酒を作る際には、ホワイトリカーを使うのではなく、ブランデーを使用することもできます。最近では、酒造メーカーのキャンペーンなどもあり、実際にブランデーを使った果実酒を楽しむ方も増えています。ホワイトリカーに比べ、ブランデーはこくや風味があるので、味わい深く、一味変わった果実酒が楽しめると思います。
また、ブランデーを使うと、1日~3日程漬け込み保存するだけでできてしまうという手軽さもあって、人気急上昇中の果実酒「フルーツブランデー」なのです。ブランデーはぶどうから作られたアルコールなので、どんな果物とも相性がよく、いくつかのフルーツをミックスしても美味しいと思います。身近な果物とだと、オレンジなんかはブランデーの香りにもよく合っておすすめです。
果実酒を購入する際に気にするポイント
市販の果実酒を購入するとき、やっぱりどんな果物が使われているのか、それとアルコール度数がどの程度あるのかは気になりますよね。大手酒造メーカーから、地方のこだわりのメーカーまで、数えられないほどの果実酒があふれていて、私自身も、毎回店頭で悩むところで、できることなら全種類持って帰りたいと思っています。
そんな果実酒大好きな私が選ぶときには、結局好きな果物の果実酒に目が行ってしまいます。それとやはり定番の梅酒はバリエーションが豊富なので、店頭でじっくり見てしまいます。お酒に弱い方は、アルコール度数の低めのお酒や、炭酸水で割ると美味しそうなお酒を選ぶのもいいかと思います。
香り高く甘い果実酒は、口当たりもよいのでついつい料理と一緒に進んでしまいますが、飲みすぎにはくれぐれもご注意を。
酒好きライターが選ぶ、果実酒おすすめ8選!
それでは、私がおすすめする果実酒を8点ご紹介します。飲んだことはありませんが、ぜひ飲みたいと思っているお酒も含めてあります。
中埜酒造 國盛 なしのお酒 アルコール度数: 7%
出典: Amazon.co.jp
私は和梨を使った飲料や食品が大好きで、ジュースでも、ゼリーでもアイスでも、必ず一度は試してみないと気が済まないのですが、やはりこれも手に取らずにいられなかった1本です。
果汁が50%でとても濃厚なので、ロックでも、炭酸割りでも美味しくいただけます。アルコール感をあまり感じず、甘みも強いので、お酒が苦手な方でも飲みやすいと思います。果実感をしっかり感じられておすすめです。シンプルなラベルもかわいらしいです。
小堀酒造店 萬歳楽 加賀梅酒 アルコール度数: 14%
出典: Amazon.co.jp
世界が認めた加賀梅酒!少し前ではありますが、なんと、ノーベル賞の祝宴でも飲まれた梅酒なのだとか。私も飲んだことがないので、ぜひこの機会に飲んでみたいと思う1品です。
メーカーもおすすめのオンザロックでぐびりといきたいところです。こういうストーリーがあるお酒はプレゼントにもおすすめですね。話も料理もはずむ1品ではないでしょうか。見るからに美味しそうな雰囲気を感じるラベル、ビンのデザインもさすがです。
梅乃宿酒造 あらごしもも酒 アルコール度数: 8%
出典: Amazon.co.jp
昔からよく飲んでいるのが梅乃宿酒造の果実酒で、その中でも今回は「あらごしもも酒」を選びました。桃というだけで、まず嫌いな女性はいないんじゃないでしょうか。
果実味豊かで、ネクターのようなお酒です。私は、少量を別の容器に移して、冷凍庫で半分凍らせ、シャリシャリのシャーベットのようにして飲むのも大好きです。
しあわせ果実 とろけるみかん酒 アルコール度数:7%
出典: Amazon.co.jp
ラベルや瓶は素朴で一見みかんジュースみたいですが、果実感たっぷりで、濃厚なみかん酒。まるでみかんを食べているよう。濃厚ですが、みかんなのでさっぱりいただけます。個人的にはロック押しですが、ソーダで割ってもしっかり果実感も残しつつ、さっぱりして飲みやすいです。
永昌源 杏露酒 瓶 アルコール度数: 14%
出典: Amazon.co.jp
甘い香りがたまらないあんずのお酒です。国産あんずの実をまるごとじっくり漬け込んで保存してあります。とろっと濃厚なあんず酒は、ロックでも、水割りでも美味しいですが、アルコール度数が高いので、ソーダ割りもおすすめです。
口当たりがよくぐいぐい飲めてしまうので、気が付いたら酔っぱらってるかも。
沖縄産パイナップルのお酒 沖縄パイン アルコール度数: 12.0%
出典: Amazon.co.jp
せっかく沖縄在住ということで、沖縄産の果物を使ったお酒も1点ご紹介します。沖縄産のパイナップルと、アルコールの一部に泡盛を使ってあるお酒です。パイナップルの風味がしっかりとしてて、とてもフルーティで美味しいです。
私は試したことはありませんが、メーカーは、「コーラ割り」もおすすめとのことです。一度試してみたいですね。シーサーの絵が書いてあるラベルもかわいらしいです。
中埜酒造 國盛 さくらんぼのお酒 瓶 アルコール度数: 7%
出典: Amazon.co.jp
さくらんぼのお酒、というだけでかわいいイメージです。デザインはシンプルですが、さくらんぼのお酒の濃い赤色が印象的です。
実は、これは飲んだことがないのですが、ぜひ飲んでみたいと思ったので、今回ここにご紹介させていただきました。見てるだけで、さくらんぼの甘酸っぱい香りがしてきそうです。
北島酒造 滋賀県 塩ゆず酒 アルコール度数7%
出典: Amazon.co.jp
ゆず酒は好きでよく飲みますが、この塩ゆず酒というのは今回初めて見ました。和風のラベルとゆず酒の淡い色味がよく合って、おしゃれな印象すら受けます。
ゆずの果汁、旨味に塩が加わることで、甘みと酸味が増し、風味豊かなゆず酒に。味を想像するだけで、わくわくしませんか?間違いなく美味しいと思うので、私の果実酒ウィッシュリスト上位に入っています。ゆずが好きならぜひ試されてはいかがでしょうか。
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