喉が渇いた時に飲むドリンクは何ですか?お水・お茶・ジュース・炭酸が、まず挙げられると思います。
私は、朝の目覚めに始まり、日中、発汗時、熱中症対策、入浴前後・就寝前と、1日を通して「スポーツドリンク」をよく飲んでいます。
「スポーツドリンク」は適度な甘みがありながらサッパリとゴクゴク飲める喉越しで、喉の潤いを満たしてくれる事は勿論、体に必要な成分が豊富に配合されているので、水分補給プラスαを得られていると感じています。
ということで、今回「スポーツドリンク」にスポットをあてて、魅力を存分にお伝えしようと思います。
スポーツドリンクとは
「スポーツドリンク」は清涼飲料水の一種です。運動や日常生活などの発汗によって、体から失われた水分やミネラルを効率良く補給出来る飲料です。
体液よりも浸透圧が低く糖質も低い【ハイポトニック飲料】や、体液と同じ浸透圧で糖質が高い【アイソトニック飲料】など浸透圧の違いで「スポーツドリンク」内で名称を区別される場合もあります。
歴史
「スポーツドリンク」の草分け的存在は『ゲータレード(Gatorade)』です。こちらの商品は、アメリカのストークリー・ヴァンキャンプ社(現在はペプシコ傘下)が製造・販売する清涼飲料水で、日本では2015年までサントリーフーズがライセンス契約を結び、製造販売を行っていたようです。
現在『ゲータレード(Gatorade)』は、残念ながら日本では生産されておりませんが、世界70か国以上で愛飲されており「スポーツドリンク」の世界シェアを今も尚、牽引しているみたいです。
日本では、大塚製薬が1980年に、日本初の独自「スポーツドリンク」となる『ポカリスエット』を発売したのが始まりです。
主な成分
運動の際に失われがちなカリウムやナトリウムといった電解質や、マグネシウム・カルシウムといったミネラルを配合しています。更に、クエン酸や、疲労回復の際のエネルギー源であるブドウ糖やショ糖が配合されています。
また、アミノ酸やビタミン等に特化し配合率豊かな商品もなかにはあります。
多くの「スポーツドリンク」は、体液に近い浸透圧で胃や腸に負担を掛けないように考慮されています。
種類
多くは350ml・500ml・1l・1.5l・2l容量のペットボトル容器に入った商品が多く、缶タイプもあります。更に粉末タイプもあり、規定量または好みの水量で希釈して飲みます。
経口補水液との違い
症状が、下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水状態の場合は【経口補水液】をオススメします。こちらは、食塩とブドウ糖を混ぜ水に溶かした飲料です。
【経口補水液】の名を世間に広めたのは大塚製薬の『オーエスワン』で、電解質と糖質の配合バランスを考慮した飲料です。軽度から中等度の脱水状態の方の水・電解質補給や維持するのに適した病者用食品で、多くの医療機関でも飲用を推奨しています。
スポーツドリンクの魅力
「スポーツドリンク」の魅力とは、一体どういったものなのでしょうか?
水分補給が出来る
運動や日常生活などの発汗によって、体から失われた水分やミネラル等を補給する事が出来ます。「スポーツドリンク」を飲む事で、脱水症状の回復や熱中症予防等に効果的です。
体内バランスを整えられる
電解質・ミネラル・塩分等が配合されているので、体内のバランスを整える事が出来ます。
更に、浸透圧が低く糖質が低い【ハイポトニック飲料】は、運動中や発汗、発熱時に飲むのが最適です。逆に、浸透圧で糖質が高い【アイソトニック飲料】は、運動前や運動後に飲むのが最適です。浸透圧の違いによって異なる2種類も、状況や飲み方により、体調を整える事が出来ます。
味が美味しい
「スポーツドリンク」と名付けられていますが、普通にドリンクとして風味豊かで美味しく、糖分のバランスも良いので、甘すぎずゴクゴク飲める味わいが魅力です。
スポーツドリンクの選び方
私が「スポーツドリンク」を選ぶ際のポイントは5つあります。
ブランドメーカー
日本の「スポーツドリンク」界の2大巨頭である『ポカリスエット』『アクエリアス』をはじめ、多くのメーカーが「スポーツドリンク」を製造販売しています。ロングセラー及び人気商品は勿論の事、新商品など一通りの「スポーツドリンク」を味わい、その中から好みの商品を選んで購入しています。
配合成分
カリウムやナトリウム等の電解質、マグネシウム・カルシウムといったミネラル、甘さの決め手である糖質、その他、塩分やビタミン等、体の求めている成分を、商品成分表にてチェックしてから購入しています。
風味や味わい
配合成分に付随しますが、風味や糖分量が商品によって異なるので、好みの味わいの商品を選んでいます。
TPOに合わせて
熱中症対策・運動中や運動前後・体調が悪い時・喉が渇いた時、色々なシーンで「スポーツドリンク」を飲んでいます。その都度、状況に応じて、欲する「スポーツドリンク」を購入しています。
コストパフォーマンス
内容量や価格が納得のいくものであるか、手に入れやすい商品であるかを総合的に判断しています。
以上を念頭に、商品ブランドサイトやショッピングサイトにて「スポーツドリンク」の商品情報を調べたり、クチコミサイトにて購入者のクチコミを参考にして購入しています。
スポーツドリンク おすすめ8選
それでは、私が実際に愛飲している「スポーツドリンク」を紹介します。
大塚製薬 ポカリスエット
出典: Amazon.co.jp
日本初の独自「スポーツドリンク」として、1980年『ポカリスエット』を発売し、“体液に近い飲みもの、ポカリスエット”として広く知られ、発汗により失われた水分・電解質をスムーズに補給します。
幅広いスポーツの公式スポンサーになるなど「スポーツドリンク」界ではトップブランドです。
更に98%の医師が「人に勧めたい」と評価し、“AskDoctors 医師の確認済み商品マーク”を取得しています。
ペットボトルタイプ・缶タイプ・粉末タイプ・ゼリータイプとあります。サイズも豊富でペットボトルタイプは250~2000mlと6種類あり、缶タイプは300~480mlと4種類あります。
100mlあたり25kcal 、炭水化物6.2g・ナトリウム49mg・ カリウム20mg・カルシウム2mg・マグネシウム0.6mgです。
「スポーツドリンク」のなかでは、甘みがある味わいです。運動時は勿論、日常生活においての喉の渇きに『ポカリスエット』は冷蔵庫に常備しています。更に、出先での熱中症対策にも『ポカリスエット』は欠かせません。
コカ・コーラ アクエリアス
出典: Amazon.co.jp
『ポカリスエット』同様に『アクエリアス』は、日本の「スポーツドリンク」界のトップブランドで、幅広いスポーツの公式スポンサーになっています。
適度な糖分とナトリウムを配合し、“水より優れた水分補給”をモットーに掲げています。
ペットボトルタイプ・缶タイプ・ハンディパックタイプ・粉末タイプとあります。サイズも豊富でペットボトルタイプは280~2000mlと5種類あり、缶タイプは160~500mlと5種類あります。
更に、冷凍タイプのペットボトルもあり、猛暑の際など氷代わりのキンキンさを体感しながら味わえ、すぐにぬるくならないのが良いです。
100mlあたり19kcal 、炭水化物4.7g・ナトリウム34mg・ カリウム8mg・アルギニン25mg・マグネシウム1.2mgです。
甘さと喉越しのバランスが良く、ゴクゴク飲める美味しさで愛飲し、ペットボトルを箱で購入し常備しています。
キリン ラブズスポーツ
出典: Amazon.co.jp
“スポーツをする前から飲みはじめる”という新発想で、 スポーツを心ゆくまで楽しみたいという気持ちを応援する「スポーツドリンク」です。
シトルリンとアルギニンは、協和発酵バイオ株式会社との共同開発成分で、協和発酵バイオ株式会社が特許取得をしています。
更に、必須ミネラルであるナトリウムとカリウムを配合し、発汗時やスポーツ時の塩分補給をサポートしてくれます。
ペットボトルタイプで555ml・2000mlとあり、100mlあたり14kcal 、炭水化物3.4g・ナトリウム50mg・ カリウム5mg・アルギニン10mg・マグネシウム1mgです。
甘さ控えめで、スッキリと飲める喉越しが好きです。商品名であるLOVES~ラブズの響きが「スポーツドリンク」のなかでは斬新で気に入っています。
アサヒ飲料 スーパーH2O
出典: Amazon.co.jp
“水分補給を考えた、カラダより低い浸透圧ハイポトニックスポーツウォーター”と謳っています。
クリアな味とカロリーオフで、スピーディな水分補給や、熱中症対策に適した塩分補給が出来ます。
ペットボトルタイプで600ml・2000mlとあり、100mlあたり12kcal 、炭水化物2.9g・ナトリウム40mg・ カリウム4.6mg・カルシウム1.3mg・マグネシウム0.6mgです。
【ハイポトニック飲料】なので、甘さ控えめで飲み心地が良いのが気に入っています。「スポーツドリンク」ブランドのなかでは、一番、糖質(炭水化物)が少ないのが魅力です。
ポッカサッポロ スポーツウォーター
出典: Amazon.co.jp
渇いたカラダに水分・ミネラルを補給できる【ハイポトニック飲料】の「スポーツドリンク」です。
100mlあたり12kcal 、炭水化物3g・ナトリウム50mg・ カリウム23mg・カルシウム8mg・マグネシウム4mgです。
更に、4種のミネラルと3種のビタミンをバランスよく配合しています。
ペットボトルタイプで550mlです。実店舗で販売している所が少なく、見かけると【ハイポトニック飲料】なので、つい購入してしまいます。
サントリー GREEN DA・KA・RA
出典: Amazon.co.jp
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グレープフルーツやレモン果汁、シークワーサーピール、うんしゅうみかん、ドライトマトエキス等の果実感が特長の「スポーツドリンク」です。
公益財団法人 日本健康スポーツ連盟推薦の「スポーツドリンク」です。
100mlあたり19kcal 、炭水化物4.7g・ カリウム7mg・カルシウム0.1~1mg・マグネシウム0.1~1mgです。
ペットボトルタイプで280~2000mlと4種類あり、冷凍兼用としても飲めるので、夏場のスポーツやレジャー、アウトドアに持参するのに最適で飲用シーンの幅が広がり、よく飲んでいます。
大塚製薬 アミノバリュー4000
出典: Amazon.co.jp
運動時に筋肉のエネルギー源となりコンディションをサポートする必須アミノ酸BCAA。そのBCAAを日本初・関与成分とする機能性表示食品の「スポーツドリンク」です。
機能性表示食品 届出表示は“本品にはBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシンの総称)が含まれます。BCAAは運動まえや運動中に飲むことにより、運動によるカラダの疲労感をやわらげることが報告されています”と明記されています。
1日摂取目安は2本1000mlで、1000mlあたり180kcal 、炭水化物36g・カリウム200mg・バリン2000mg・ロイシン4000mg・イソロイシン2000mgです。
『アミノバリュー』ブランドは、臨床栄養分野およびスポーツ栄養に関するBCAAの研究で得られたノウハウをもとに開発されているので、スポーツに携わる方の飲用が多く人気です。
サントリー ビタミンウォーター
出典: Amazon.co.jp
赤いハートマークが目印なサントリー『ライフパートナー』ブランドのひとつです。
体に欠かせないビタミンを補給出来る「スポーツドリンク」で、ビタミンCを、500mlあたりレモン50個分の1000mg配合しています。
更にバナナやレバーに含まれる体に必要な栄養素ビタミンB6やナイアシンを配合しています。
ペットボトルタイプで280~2000mlと4種類あり、100mlあたり18kcal 、炭水化物4.7g・ナトリウム40mg・ カリウム10未満mgです。
ビタミン不足の時や、スッキリとしたい時に飲むのが最適です。ビタミンカラーのイエローボトルが元気を与えてくれる感じで良いです。
まとめ
「スポーツドリンク」の魅力について考察してきました。
夏場の熱中症対策や、運動中・運動前後、発熱や疲労の際の水分補給に「スポーツドリンク」を飲むのは勿論ですが、日常生活において体から失われた水分やミネラルを効率良く補給出来るのが「スポーツドリンク」です。
商品ブランドによって、コンセプトや風味の違いがあり種類も豊富ですので、ご自身に合った「スポーツドリンク」を上手に取り入れて体内バランスを整えてみてください。