さっぱりした味わいと豊かな香りで、世界中で愛されているジャスミンティー。中国茶のイメージが強いですが、最近はスーパーやコンビニなどでも見かけるようになり、日本人に身近な飲み物になってきました。
筆者はジャスミンティーが大好きです。はじめてジャスミンティーを飲んだのは、友達に連れられて行った中国茶専門店でした。
ジャスミンティーの工芸茶を飲んだ時には、その香りと見た目の美しさにびっくりしたものです。それ以来、専門店で飲むだけでなく、自宅で自分で淹れて飲んだりと頻繁に楽しんでいます。
今回はジャスミンティーが大好きな筆者が、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。ジャスミンティー選びのポイントなども併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ジャスミンティーとは
ここでは、ジャスミンティーがどんなお茶なのかをご紹介します。
どんなお茶?
とてもいい香りで人気のジャスミンティー。ジャスミンの花や葉が使われているハーブティーのではないかと思っている人もいるかもしれません。
実は、私達日本人が飲み慣れている緑茶やウーロン茶などの茶葉に、アラビアジャスミン(茉莉花)の花の香りをつけたフレーバードティーです。
歴史
ジャスミンティーは昔から中国で飲まれているお茶で、中国では「茉莉花茶(モーリーフアチャー)」または「香片茶(シャンピェンチャー)」と呼ばれています。中国のお茶というイメージが強いですが、実は日本でも沖縄では「さんぴん茶」と呼ばれ、古くから飲用されています。
他のお茶に比べると比較的浅く、ジャスミンティーの誕生は、今から200年ほど前の中国だと言われています。古くなって質が落ちてしまった茶葉を無駄にしない工夫から生まれたフレーバードティーだそうです。
今では、質の良い茶葉に香りをつけた商品や、お湯を注ぐと花が現れる工芸茶など、様々な種類のジャスミンティーがあります。
ジャスミンティーの効能とは?
ジャスミンティーは、女性に役立つ効果が多いことで知られています。ここでは、ジャスミンティーを飲むことでどんなメリットがあるのか、ジャスミンティーの効能についてご説明します。
リラックス効果
ジャスミンティーと言ったら、ジャスミンの花の芳香が一番の特徴です。ストレスを感じている時など、ジャスミンの香りを嗅いで、気持ちが落ち着いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
ジャスミンに含まれるベンデルアセテートとリナロールという成分は、自律神経の緊張を緩和させる効果があります。ストレスも緩和し、脳をリラックスさせてくれます。
美肌効果
ジャスミンティーには、ビタミンCやビタミンE、ミネラルなどが含まれています。ビタミンCやビタミンEには、活性酸素から体を守る抗酸化作用があり、体内で増えた活性酸素を除去し細胞の老化を防ぐ助けになります。ジャスミンティーには他にも美容にかかせないミネラル類も含まれます。
毎日の生活に上手にジャスミンティーを取り入れて、綺麗な肌を維持していきたいですね。
ホルモンバランス
ジャスミンティーは、生理中のイライラ時や更年期障害、月経前症候群(PMS)にお悩みの方におすすめのお茶です。
ジャスミンの花に含まれるリナロールとファルネソールは、黄体ホルモンの不足を補い、女性ホルモンのバランスを調整する働きがあります。
ジャスミンティーには、女性ホルモンを整える働きだけでなく、リラックス効果もあります。生理によりイライラしている時や、ホルモンバランスの乱れによる不調のときに飲むと、不調を取り除きながらリラックスもでき、一石二鳥かもしれませんね。
脂肪燃焼効果
ジャスミンティーに含まれるカフェインには、脂肪を分解する働きを持つリパーゼという消化酵素の働きを活発にする作用があります。脂肪の吸収を抑え脂肪を燃焼させやすくするタンニンも含まれています。
ジャスミンティーはダイエットしたい方にお勧めのお茶です。
他のお茶と比べて
ジャスミンティーはその芳香と味わいにハマる人がいる反面、クセが強いからと敬遠する人もいます。ジャスミンティーの味はベースに使われる茶葉の種類により異なってきます。味を理由にして敬遠している人は、実はベースの茶葉が合わなかっただけという可能性があります。
ここでは、他のお茶と比べジャスミンティーの味や香りにどのような違いがあるのかをご紹介します。
味
ジャスミンティーは、緑茶やウーロン茶の茶葉がベースに使われているため、味は使われている茶葉とほとんど変わりません。ジャスミンティーには緑茶が使われることが多く、次によく使われる茶葉はウーロン茶、他に麦茶やプーアル茶が使われている商品もあります。
ジャスミンティーを飲んだことがない方や苦手な方は、自分が飲み慣れている茶葉がベースになっている商品を選ぶと飲みやすいでしょう。
香り
ジャスミンティーの香りは、ベースとなるお茶にジャスミンの花の香りを吸着さえることでつきます。ジャスミンの花の質や鮮度、香りをつける作業(着香)の回数などにより、最終的に出来上がるジャスミンティーの香りの強さは異なってきます。
カフェインが少ない
ジャスミンティーは、緑茶や烏龍茶などにジャスミンの花の香りを吸着させてつくるお茶です。そのため、ジャスミンティーに含まれるカフェイン量は、ベースとなるお茶の種類に依存します。
一般的に、緑茶や烏龍茶のカフェイン含有量はコーヒーや紅茶に比べて少ないため、ジャスミンティーのカフェイン量はコーヒーや紅茶よりは少ないです。
もっと細かく見ると、お茶の中でも玉露や煎茶はカフェインが多く、番茶やほうじ茶は少なめです。カフェイン量が気になる方は、カフェインの少ないお茶をベースに使っている商品を選びましょう。
手軽に飲むか、本格的に飲むか
手軽に飲めるペットボトルと、自宅で本格的に楽しめるティーバックや茶葉の商品について、それぞれご紹介します。
ペットボトル
ジャスミンティーの人気が上がるにつれ、手軽に飲みやすいペットボトルのジャスミンティーが増えてきました。ジャスミンティーは、アイスでもホットでも美味しく飲めるお茶なので、コールドタイプのペットボトルだけでなく、ホットタイプのペットボトルも販売されています。
茶葉
茶葉は、ペットボトルよりも商品種類が豊富です。茶葉そのものだけだけでなく、ティーバックに茶葉が入った商品もあります。茶葉そのものの場合は、茶葉をそのまま急須に入れお湯を注いで飲みます。ティーバックの場合、茶葉そのものと同様に、急須で淹れることもできますが、お湯やお水で出して飲むことも可能です。
ジャスミンティーの美味しい入れ方
ここでは、ジャスミンティーの入れ方をご紹介します。
基本の淹れ方
まず、お茶を淹れる前にまず茶器を温めます。お湯を沸かしたら急須や湯呑にお湯を注ぎ温め、お湯を捨て、茶器を温めましょう。
準備ができたら、急須にジャスミンティーの茶葉を入れ、お湯を注ぎます。茶葉の量は、お湯150ml当たりティースプーン1杯ぐらいが目安です。お茶の濃さや香りは、人それぞれ好みが違います。
好みに応じて、茶葉の量を調整しましょう。お湯の温度は80~90度が目安です。熱すぎる場合は、湯呑に入れて冷まします。
お湯を急須に注ぎ、しばらく蒸らしてから、湯呑に注ぎます。蒸らし時間は、高い温度のお湯の場合は短めに、低い温度の場合は長めにします。30秒くらいから始めると良いと思います。
お湯の温度
お湯の温度で、お茶の仕上がりが変わってきます。お湯の温度によって抽出されるお茶の成分が異なるためです。自分好みのお茶を淹れるには、お湯の温度の調整が必要です。
ジャスミンティーの香りをしっかり出したいのなら、熱いお湯がおすすめです。お茶の渋みを抑えて旨み成分を引き出すためには、ぬるめのお湯がいいでしょう。
蒸らし時間
急須に茶葉とお湯を入れたら、しばらく蒸らしてから茶器に注ぎます。この蒸らし時間の長短で、仕上がりの味と香りが変わるので注意が必要です。
蒸らし時間は、最初の1杯目は30秒~1分ぐらい蒸らすのがおすすめです。2杯目以降は1杯目よりも蒸らし時間を長くしてみると、2杯目以降も美味しくいただけます。
茶葉毎に最適な蒸らし時間は異なるので、茶葉を購入するときに店員さんにおすすめの蒸らし時間を聞いてみると参考になるでしょう。
ジャスミンティーを選ぶポイント
ジャスミンの香りをつけたお茶のことをジャスミンティーと呼ぶため、ジャスミンティーの種類は実に多種多様です。ジャスミンティーには様々な茶葉が使われていますし、香りのつける作業の回数もまちまちです。
ここでは、ジャスミンティーを選ぶときに知っておきたいポイントをご説明します。
ペットボトル vs 茶葉
ジャスミンティーを選ぶ際に筆者が一番重視しているのが、そのままペットボトルのジャスミンティーか茶葉から自分で淹れるジャスミンティーかということです。手軽に飲みたいときにはペットボトル、ゆっくり飲みたい時は茶葉から淹れています。
ペットボトルのジャスミンティーはコンビニエンスストアなどの外出先で手軽に購入でき、そのまま飲める手軽さがあります。香りや味はいろんな人に飲みやすいように調整されているため、どれも飲みやすいです。ただし、添加物が含まれていることがあるため、小さいお子さんに飲ませるときには注意が必要です。
これに対し、ジャスミンティーの茶葉は、淹れ方により濃さを自分好みに調整することができます。お値段も、ペットボトルに比べてお安めです。ただし、淹れる手間がかかります。淹れ方は、水出し・お湯出し・煮出しの大きく3種類あります。
自分の飲むシーンを想像して、好きなタイプを選んでください。
香り
ジャスミンティーの香りの強さは、商品ごとに大きく異なります。香りは、使われている花の質や鮮度、着香作業の回数などにより決まってきます。オンラインショップなどで商品を購入する場合、商品説明を見てもこうした情報が記載されていることは稀です。
実際にジャスミンティーを飲んでみて、自分の好みの香りの商品を見つけてください。
添加物
ペットボトルのジャスミンティーには、酸化防止剤としてビタミンCが加えられていることが多いです。他にも、味を調整するために添加物が加えられていることがあります。添加物が気になる方は、しっかり原材料表示を確認してから、購入しましょう。
筆者愛用のジャスミンティー
ここでは、筆者が日常生活で愛用されている商品を紹介します。
伊藤園 Relax ジャスミン茶ティーバック
出典: Amazon.co.jp
筆者が一番良く買うジャスミンティーです。そのまま飲めるペットボトルタイプも魅力的ですが、自宅で気軽に飲むには、低コストで飲めるティーバックが一番です。
こちらの商品には、抽出性に優れた不織布ティーバックが使用されているので、水でもお湯でもジャスミンティーをすぐにお茶を淹れることができます。筆者は水1Lで水出ししています。
伊藤園の独自の開発技術でカフェインが低減されています。香料も一切使用されていません。強すぎず程よい強さのジャスミンの花の香りに癒されながら、カフェインを気にせずごくごく飲めるお茶です。
ぜひ皆さんもお試しくださいね。
ジャスミンティーおすすめランキングTOP8
ここでは、筆者が今まで飲んだ中で特におすすめしたい商品をランキング形式でご紹介します。
8位 お花が開く幸せ工芸茶 水中花籠
出典: Amazon.co.jp
見た目に美しいジャスミンティーの工芸茶です。背が高めの透明なガラスティーポットに丸い茶葉1粒を入れ、お湯を注ぐとお花が開きます。ティーポットの中は、まるで花畑のようです。
見た目だけでなく、お茶としても楽しめます。ジャスミンの良い香りがし、スッキリ飲みやすく仕上がっています。
見た目が美しく、花が開く瞬間を友達などと一緒に見ているとかなり盛り上がります。贈答用としても、自宅でティーパーティーをするときなどにもおすすめです。
7位 はくばく やさしいジャスミンブレンド茶
出典: Amazon.co.jp
ジャスミンティーのブレンド茶です。ジャスミンティーに大麦がブレンドされているため、ジャスミンティー特有の渋みやクセが抑えられて飲みやすく仕上がっています。簡単に言うと、ほんのりジャスミンが香る麦茶です。
水出しでも、お湯出しでも美味しく飲めます。ジャスミンティーが初めての方や、香りが弱めのジャスミンティーをお探しの方におすすめです。
6位 サントリー 伊右衛門 特茶 ジャスミン
出典: Amazon.co.jp
サントリー伊右衛門特茶シリーズのジャスミンティーです。特定保健用食品(トクホ)としての許可を取得しているジャスミンティーです。体脂肪を減らすのを助けてくれます。
特級・一級のジャスミン茶をメインに使用し、緑茶が加えられています。すっきりとした味わいで、ジャスミンの香りが強く、後味に少し苦味を感じます。体脂肪を減らすのを助けてくれだけでなく、お茶としても美味しいジャスミンティーです。
お値段は普通のペットボトルのジャスミンティーよりお高めです。
ジャスミンティーを飲みながら、体脂肪を減らしたいと思っている人におすすめです。
5位 ひしわ 水出し有機ジャスミンティー
出典: Amazon.co.jp
貴重な有機栽培の茶葉を使った水出し用のティーバックです。標高1000m以上の高山茶園で栽培された手摘みの緑茶が使用されています。有機JAS認定食品で、添加物は使用されていません。水出しなので、ティーバックに水を注ぎ数時間待つだけで飲むことができます。手摘みのフレッシュなジャスミンの花の香りがします。
有機栽培の茶葉を使っているため、お値段は少しお高めです。有機栽培のジャスミンティーをお探しの方、水出しで美味しいジャスミンティーをお探しの方におすすめです。
4位 ダイドードリンコ 贅沢香茶 ジャスミンティー
出典: Amazon.co.jp
高級評茶師が認めた本格派のジャスミンティーです。ダイドードリンコの商品です。ほかのペットボトル入りジャスミンティーと比べて、ジャスミンの香りが強めです。香料も入っておらず、他ではなかなかないジャスミンの豊かな香りを楽しめます。
茶葉は、最高等級茶葉 「銀毫(ギンゴウ)」など4種の高級茶葉を100%使用しており、贅沢な味わいです。
添加物は、酸化防止剤であるビタミンCのみです。
3位 白龍珠・高級茉莉花茶
出典: Amazon.co.jp
緑茶の茶葉が使われた最高級ジャスミンティーです。「ジャスミンの花の香りを茶葉にうつし乾燥させ、さらに新しい花と入れ換えて香りをうつし乾燥させる。」と言う工程を、7回繰返して作られています。ジャスミンは、春に出る新芽だけが使用されています。
80~85度のお湯で、急須で淹れます。熱湯で淹れると香りも薄くなり、渋みや苦味が出てしまうので注意が必要です。手間はかかっても、上品な香りの最高級ジャスミンティーを味わってみたい方におすすめです。
2位 ロイヤル物産 さんぴん茶ティーパック
出典: Amazon.co.jp
1梱包に4袋入っているお得用のさんぴん茶(ジャスミンティー)です。保存に便利なチャック付きパックに入っています。ティーバックには、 無漂白ペーパーが使用されています。ティーバック1袋で1Lのジャスミンティーが作れます。煮出しだけでなく、水出しでも淹れることができます。
ジャスミンティーに比べると、さんぴん茶と名前が付く商品は香りがおだやかです。飲んだ後は、口がさっぱりします。香りが控えめなジャスミンティーをお探しの方や、おうちでたくさん飲む方におすすめです。
1位 伊藤園 Relax ジャスミンティー
出典: Amazon.co.jp
お茶で有名な伊藤園のペットボトル入りのジャスミンティーです。ホットPETとコールドPETの2種類があり、ホットPETは、500ml、315ml、275mlの3種類、コールドPETは、2L、600ml(コンビニエンスストア限定)、500ml、320ml、280mlの5種類があります。
香料を一切使用おらず、ジャスミンの香りが強すぎないことが特徴です。程よい強さの香りなので、子供から大人まで飲みやすく仕上がっています。
カフェインは、伊藤園の独自技術で少なめに仕上げられています。やさしい味わいのジャスミンティーです。苦みの少ないすっきりとした後味です。
スーパーでもコンビニでも買うことができるため、ジャスミンティー好きの方は手に取る機会が多い商品ではないでしょうか。ティータイムだけでなく、食事のお供に飲む人も多いです。シンプルでおしゃれなボトルデザインで、女性だけでなく男性にも人気のジャスミンティーです。
ジャスミンティー の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ジャスミンティー の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
まとめ
商品ごとに香りや味わいが大きく違います。飲んだことがない方も苦手な方も敬遠せず、ぜひいろいろ試してみてください。ペットボトル入りのジャスミンティーなら、きっと手軽に始められるはずです。
いろんな種類のジャスミンティーを試して、自分好みの一品が見つかれば、きっとティータイムが今まで以上に楽しくなるはずです。
今回の記事が、皆さんの商品選びの助けになることを願っています。