みなさまは日々の生活のなかで使う雑貨のなかで、「がまぐち」はいくつありますでしょうか。がまぐちとは口金がついた袋や入れ物の総称となります。
以前は口金がある分、ジッパー式のポーチなどと比較して重くなることが嫌で使っていませんでした。しかし、友人ががまぐちを使いだした上に高評価でしたので興味本位で 1 つ購入してみてその良さに気が付きました。
それから集めよう!と思いはしたものの、がまぐちの市販品は斜陽ではないか、というほど物量が減っていた時期もありました。
その時、筆者はハンドメイドマーケットやフリーマーケットなどにでかけて、作家モノと言われる 1 点モノを購入していたものです。
しかし、現在はがまぐち専門店なども多数できまして、好きな大きな、柄、口金の具合など、選べる幅がだいぶ増えてきました。
昔の筆者のように、くわず嫌い(使わず嫌い)でがまぐちを避けているのはちょっともったいないかも?しれませんよ。
こんなところにがまぐち
がまぐち、と聞いてみなさまはなにを思い浮かべますでしょうか。おおよそ、こちらのようなものを思い浮かべたのではないでしょうか。
- 財布
- 小銭入れ
- ペンケース
- 化粧ポーチ
- ポシェット
- リュック
- めがね入れ(サングラス入れ)
- 印鑑入れ
- 母子手帳、銀行通帳などの冊子入れ
- たばこ、ライター入れ
- キーホルダー(根付)
etc etc….
たばこ、ライター入れは今後、IQOS などの電子タバコ・加熱式タバコ入れの方が需要が高まってくるかもしれませんね。
筆者が今までも見たがまぐちでもっとも驚いたのはがまぐちのキーホルダー(根付)がついたがまぐちですね。10円玉が数枚しか入らないようなサイズのがまぐちが丸カン部分についていました。
がまぐち好きですが、その発想はありませんでしたので、驚きました。
がまぐちを選ぶポイント
がまぐち、と一言でいっても実は種類がたくさんあります。大きくいってポイントは以下の 3 点になります。
- 玉(ひねり、とも呼ばれる部分で、開けるときにひねる部分になります)
- 蝶番(開けたときにどれだけ開くか、に違いがでます)
- サイズ(横はば、長さになります)
それでは、いくつかの点に注目して、がまぐちの選び方をご紹介しましょう。
がまぐちを使用用途で選ぶ
「なにをいれるか」です。いれるものが決まっている場合、そちらのサイズにあわせてがまぐちのサイズと蝶番も選びます。
蝶番はいれるものが厚みのあるものなら大きく開くものが良いですが、カードや口紅の場合は開きすぎると落としやすいので、そこまで考慮するポイントではないかと思います。
玉(ひねり)は自宅で使用するものなら、大きめの方が開け閉めが楽です。カバンにいれて使うものでしたら、こぶりでも問題ありません。
筆者が使用用途でこだわっているものは印鑑入れです。玉(ひねり)は大きめで、宅急便の方を前にもたもたしないように蝶番は大きく開くものがおすすめです。
出典: Amazon.co.jp
がまぐちを素材で選ぶ
がまぐちの素材自体はほとんどが金属製、たまにプラスチック製、木製、アクリル製、ゴム製となります。プラスチック製の利点はなんといっても軽さですが、ポップな印象になりがちな点と、やはり壊れやすいかと思います。
素材の選択肢はあまりありませんので、無難に金属製を選んでおいて間違いはありません。ゴム製は耐水性に優れているので、海水浴やプールで遊ぶ際のスマホ入れなどにおすすめです。
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がまぐちを袋の素材で選ぶ
がまぐちの印象を左右する、大きな部分です。多くは布製、もしくは革製となります。袋とがまぐちが一体となったゴム製のがまぐちもあります。
布製は柄にもよってかなり印象がかわります。和風テイストまたは北欧テイスト、キャラクターモノ、無地、模様などテキスタイルによってさまざまに印象が変化します。
革製はぐっと大人っぽく、黒やカーキの革だと渋く落ち着いた印象となります。ヌバックでカジュアルにすることもできます。
ヌメ革で経年による色の変化を楽しみ、エイジングによって自分だけの色をつくりあげる喜びを楽しむのも良いですね。
大人の女性で革製以外となると、ベルベットも素敵です。フェルトはかわいらしく、レースは色によってドリーミーにもアダルトなテイストにもなります。
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がまぐちを形で選ぶ
がまぐちのアーチには、実は色々な形状があります。
- 丸形(小銭入れなどでよく使用される形)
- 深丸形(アーチが急な丸型。印鑑入れなど、小さなものをいれる場合によく見かけます)
- くし形・四角形(アーチがなだらかな曲線ではなく、角をもつ形状。お札のような四角いものや、たくさん入るので化粧ポーチなどにおすすめ)
- Wがまぐち(がまぐちを開けるとさらにがまぐちがある二重収納タイプ。親子がまぐちとも言います)
- 玉(ひねり)のないタイプ(フレームの内側で閉めるタイプ。見た目がとてもすっきりします。あまり見かけません)
- 取っ手付き(手提げバッグにもなるタイプ。和装のときにあわせるバッグとして見かけます)
なかにたくさん入れたい、ペンケースなど中身を一度に確認できるようにしたい、というご要望でしたらおすすめはくし形・四角形です。
小銭入れとして種類によって収納をわけたい、切手入れとして金額によって収納をわけたい、と分類したいものならWがまぐち(親子がまぐち)がおすすめです。
特に用途を決めず、ポーチとしてお探しなら、くし形・四角形がもっとも汎用性が高いがまぐちの形かと思います。
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使って良し!おすすめのがまぐち
実際に筆者が購入して、使用して、使いやすい、と思っているがまぐちとその用途をご紹介します。
なお、がまぐち専門店大手の定番商品をのぞき、布製のがまぐちは商品の入れ替わりが激しいので、去年購入した、数か月前に購入したものが手に入らないことはままあります。
まったく同柄を所有しているわけではないことはご了承ください。
たばこ入れサイズのがまぐち
出典: Amazon.co.jp
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少し縦に長めの小さながまぐちです。大きさとしては、たばことライターが入るかな、という小さなサイズです。
筆者は喫煙しませんので、たばこをいれるのではありません。このなかに、リップスティック、口紅(グロス)、カード式ミラー、歯間ブラシ、折り畳みブラシをいれるとだいたい一杯になります。
ささっと身軽に出かけたいときはこれで充分です。縦に収納でき、かつ、お互いが支えになってごちゃごちゃになりません。
丸形がまぐちの小さめコロン、のポーチ
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がまぐちのサイズとしては 10cm ほど、布がふっくらと余裕があるつくりのポーチです。筆者は化粧ポーチとして使っていますが、小銭とカード入れとしても充分な大きさです。
このくらいのサイズから布の柄を楽しむことができるので、総柄でもかわいらしいと思います。
印鑑入れ
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最近は 100 円均一ショップなどで簡単なプラスチック製のものや、単なる袋のものもありますが、印鑑入れはやっぱりがまぐちが楽です。
ひとひねりで全部開くから、出し入れに手間取りません。
シャチハタなどの押すだけでいい、という方もいるかもしれませんが、印鑑がポンっとおいてあるよりもケースに入っている方が安心感を感じます。
がまぐちをハンドメイド
がまぐちはハンドメイドでも人気があります。基本的にな材料は「がまぐち、布、接着剤、紙紐」です。そのほか道具は「再訪道具一そろい、目打ち、ペンチ」です。
あったら良いものは「つまようし、接着芯」などなどです。とりあえず作ってみたい、という方はこちらがおすすめ。スターターキットです。
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ちょっとかわったがまぐちでハンドメイドを目指すなら、こちらも読んでいて夢が広がります。
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革よりも布の方が作りやすいかと思います。筆者は布好きなので、生地を選ぶのが一番楽しいです。ファブリックパネルとして購入し、飽きたらポーチにして持ち歩く、というのも素敵ではないでしょうか。
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気になるがまぐち おすすめ5 選
パンダ柄のがまぐち
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シャンシャンブームは衰えを知りませんね。筆者の知り合いのぬいぐるみ製造会社の方はシャンシャン特需で忙しい様子だそうです。
上野公園限定がまぐちもありますが、そこまではちょっと気恥ずかしい…という場合でも、パンダ柄のがまぐちはたんさんあるので困りません。
がまぐちのひねりが大きいので、ネイルが長い方にもおすすめです。
シリコン製のがまぐち
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行楽シーズン、プールやビーチ、川遊びや水辺でのピクニックなどに 1 つあると便利なシリコン製のがまぐちです。
シリコン製のがまぐちは素材ゆえに、モノが入っていなくてもある程度形をキープするので、バッグのなかでかさばりがちですので、小さめサイズがおすすめです。
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水辺で使うなら、あわせてクリアなビニール素材のバッグに鮮やかなカラーのシリコン製がまぐちがフォトジェニックです。
パーティにも使えるリュクスながまぐち
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結婚式はもちろん、二次会や女子会、謝恩会、記念日でも使える煌びやかなポーチはシンプルなドレスに効かせるのが一番。
単色系のボディバッグやショルダーにもなるバッグを選べば、がまぐち自体がカジュアルな印象を与えるので、ジーンズにあわせて普段の日にさりげなく使っても違和感ありません。
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10代ほどの若い方ならシルエットがかわいらしく総パールのがまぐちも、今しか持てないデザインですね。筆者はすでに持てない年齢ですが、こんなパーティーバッグを使って見たかったです。
パールはイミテーションの方が軽くて気兼ねなく使えて良いと思います。
がまぐちのショルダーバッグ
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筆者がいま一番欲しいがまぐち、それはバッグです。がばっと開いてバッグの中がすべて確認できるバッグは、荷物が多い方に最適。
がまぐちを使ったバッグは肩の抜けたカジュアルさがオフの日にピッタリです。
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ちょっとカジュアルすぎるのが心配、という方はブラックを選ぶと良いと思います。がまぐちの金具の色もツヤのあるものよりも、古美色に加工されたものを選ぶと落ち着いた印象になります。
まとめ
がまぐちは「なぜか持ったことない」という方も多いかと思います。
一度使うと使いやすさ、選びきれないほどの布柄の種類、がまぐちのサイズや形による用途の選びかたなど、実は奥深い世界なのだと気づかされます。
お使いになってみられると、愛着がわく魅力を持っていますよ。