パンプスやヒールのある靴を履く際、ストッキングを着用する人は多いでしょう。でもストッキングだと夏は汗で蒸れ、冬は寒いなどのデメリットもあります。しかし普通の靴下を履いたところで似合わない、フォーマルな場所ではTPOにそぐわないという悩みも。
私も末端冷え性なので、できれば冬ぐらいはストッキングの上にもう1枚履いておきたいのですが、公の場ではそれが難しく困っていました。そんな悩みを解消してくれたのがフットカバーです。今回はフットカバーの魅力をお伝えします。
目次
フットカバーって?
フットカバーという大仰な名前がついてはいますが、使い方は靴下やストッキングなどと同じく、素足に履くもの。靴下との違いは、パンプスなど大きく開いた靴でも目立ちにくいよう、フットカバー自体も大きく開いた商品が多いことです。
そのためフォーマルな場所でも、フットカバーを履いていることを悟られる心配がありません。足の悩みを解決するのに便利な商品です。
フットカバーの選び方をきちんと知っておくメリット
フットカバーは靴下とは異なり、自分の好みだけで安易に決めると失敗することがあります。例えば足の甲の部分の開き具合ですが、使っている靴より小さければフットカバーは丸見え。コーディネートやTPOにミスマッチとなれば、今後も履く機会が失われてしまいます。
また初心者の方は、脱げやすいというデメリットも。こちらも靴や自分の足との相性や、滑り止めなどの機能を考慮しないと、ちょっと歩いただけで脱げてしまいます。目立たないから便利とは言え、その都度履き直すのはイライラしてしまいますよね。
フットカバーの種類って?
フットカバーをどんな目的、好みで履くかを考えるためにも、どんな種類があるかを把握しておきましょう。
開き具合は2パターン+α
まずは足の甲の開き具合。パンプスなどに合わせた商品は浅型、スニーカーやスリッポンに合わせた商品を深型と呼んで区別しています。深型はいわゆる、くるぶしソックスに近い形ですね。
深型はフォーマルというよりはカジュアルシーンで活躍することもあり、縁をレースで飾るなどして、フットカバーの生地をあえて魅せる商品もありますよ。
基本は深浅の2通りですが、それ以外にも踵やつま先を開けている靴に対応したものなど、バリエーションは様々。それらの靴も素足ではなく、フットカバーを着けたいなら検討してみましょう。
1日履きっぱなしなら綿素材で快適に
素材は普通の靴下にも使われる綿がおすすめ。履き心地は個人差もあるかもしれませんが、汗を吸い取ってくれるので、ムレ防止に役立ちます。冬でも1日中履きっぱなしの時はムレて臭いの元になることもあるので、便利ですよ。
夏の暑い日に着用するなら、薄手になっているナイロンがおすすめ。こちらはストッキングと同じですね。外から見て、より目立ちにくい素材でもあります。
素材は1種類のみで構成されているフットカバーばかりでなく、2種類の混合タイプもあり。例えば特に蒸れやすい指先や、靴ズレを起こしやすい踵はコットンを使っている商品を選ぶこともできます。
フットカバーを選ぶコツは脱げにくさ
形や素材以外では、まず脱げにくさに注目しましょう。初心者は脱げやすいとしましたが、特に浅型の場合はしっかり履けない形。商品を選ぶ段階で、ポイントを抑える必要があります。
踵に滑り止め
まずは踵部分に注目。裏側を確認して、感触がほかと違ってざらついていたり、生地とは異なる色で水玉模様などがついていたら、滑り止めの可能性が高いです。
フットカバーが脱げるという時、つま先側ではなく踵側が脱げてしまうことが圧倒的に多いので、防止策も踵側に多いんですね。
足首にストラップ
脱げるのは下に引っ張られる行為として、ならば上で引き留めてしまおうというのがストラップ付きタイプ。ストラップは後ろでフットカバーと繋がっており、仮に脱げそうになってもストラップが食い止めてくれます。
ただ踵の滑り止めとは違って周囲の目に触れるので、ストラップの色やデザインには注意。もしフォーマルな場で履く場合は、黒やベージュなどを選びましょう。
靴と同色の深型を選ぶ
脱げてしまうのは浅型の場合が多いので、あえてパンプスだけど深型を履くのも1つの対処方法です。この場合もストラップと同じく、場面に合わせて複数種類用意しておくのばベスト。
可能なら持っている靴と同じ色にして、ぱっと見はみ出ているのがわからないようにするのもおすすめです。
5本指フットカバーもあり
最後は脱げやすさとは関係ないですが、選び方の1つとして紹介します。靴下にもムレ防止のために5本指ソックスが存在しますが、フットカバーも同じなんです。
もし素材だけではムレや臭いを抑えきれないようなら、5本指タイプを選びましょう。特に指の間の汗が多い人にもぴったりです。
私イチオシのフットカバーはこれだ!フットカバーおすすめランキング10選
では最後に、私の経験や世間での評判などから、おすすめのフットカバーをご紹介します。浅型と深型、そのほかのタイプ混合でのランキングですので、いずれか決まっている人も、まだ迷っている人も参考なるかと思います。
第10位 質優靴下屋 婦人5本指ソックス
出典: Amazon.co.jp
最初は奇抜なカラーの5本指ソックスです。足の甲を少し隠している程度なので、シューズ向けの深型と判断して良いかもしれませんね。足全体は薄い色や目立ちにくい配色になっていますが、指で緑や黄色、ピンクなど鮮やかなカラーを使っているのが特徴。パターンは全部で5種類です。
素材は綿とポリエステルの混合なので、汗をかきやすい人やムレ、臭いが気になる人におすすめ。
第9位 rubitas 指穴開きハーフソックス 3足セット
出典: Amazon.co.jp
9位は変則タイプのフットカバー。ハーフソックスの名前の通り、指の周辺しか生地がありません。こちらも5本指タイプで、ムレや臭いケアとしておすすめ。夏は靴下を履きたくないけれど、トラブルはどうにかしたい人向けです。
シューズやパンプスのほか、サンダルなど踵部分のない靴にも使いやすそう。カラーは黒、白、ベージュ、ピンクの4色ですが、3足セットは同色で揃っている商品と3足が別々のカラーになっている商品とがあります。
第8位 Liapon フットカバーソックス 2足セット
出典: Amazon.co.jp
浅型の中でもより浅い印象を受けるのがLiaponのフットカバー。より開いているパンプスを愛用している方におすすめです。素材はナイロンと綿、ポリウレタンの混合で、カラーは黒とベージュの2色のみ。
履き口を2重にシリコンゴムで覆うことによって脱げ防止をしていますが、靴がさほど開いていないなら、ほかのフットカバーでも良いかもしれませんよ。
第7位 SOWAKA 五本指カバーソックス 3足セット
出典: Amazon.co.jp
5本指ソックスでシンプルさにこだわっているのが7位のソワカ。カラーは白、黒、グレーの3色で、それぞれ1足ずつのセットも用意されています。ヒールでもムレはなんとかしたいなら、おすすめ。
素材は綿とポリエステル、ポリウレタン。綿が8割なので、汗の吸収力やフィット感はバッチリ。また踵部分に滑り止めが付いています。
第6位 YideaHome フットカバー
出典: Amazon.co.jp
7位よりも甲部分がやや深めに作られているのが、イデアホームの5本指フットカバー。カラーは黒にピンク、そして肤色(肌色)の3種類で、7位よりもやや女性的なラインナップです。
素材は綿のみですから、より吸水性や柔らかさを求める方向け。ただ踵部分は深くなく、滑り止め機能はないので、いつも脱げてしまう人は注意してください。
第5位 Tabio 靴下屋無縫製カバーソックス
出典: Amazon.co.jp
タピオのフットカバーは、踵から斜めにストラップが付いているのが特徴。踵の滑り止めだけでは脱げてしまう人にぴったりです。カラーは黒系、ピンク系を中心に8色。素材は綿をメインにナイロンとポリウレタンで構成されています。
商品名にある無縫製は、縫い目が無いという意味。ほかの衣類でもそうですが、縫い目のある部分は生地を折り返したりまとめるなどして厚みが生じます。フットカバーの場合、その上に足を置くことで滑ったり脱げることがあるため、その負担をなくしているのがこの商品。
靴下を履いていて、足の裏などに違和感があるなら、縫い目が原因かもしれません。無縫製にかえて試してみることをおすすめします。
第4位 質優靴下屋 シースルーアンクルバンドソックス
出典: Amazon.co.jp
一見足首にストラップのついたフットカバーですが、実はこれ、アンクルバンドの位置まで生地が存在する足首靴下なんです。足首まで生地が繋がっているため、ほぼ脱げません。脱げることを気にしている人には嬉しいですね。
カラーも11色ほどあり、バリエーション豊富。ちなみに全体黒のように、靴下であることがわかりやすい商品もあります。素材は綿とナイロン、そしてスパンデックスを採用。
第3位 GUNZE Tucheフットカバー
出典: Amazon.co.jp
3位はグンゼのフットカバーです。底部分が綿とポリウレタンの混合で、それ以外はナイロンとポリウレタンで構成されています。
縁部分はストレッチテープと呼ばれる素材がついており、脱げ防止に役立っています。プラス踵の滑り止めで、浅型タイプながら脱げにくいのが魅力的。カラーは黒と、ベージュが濃淡で2色あり、フォーマルな場面で使いやすい商品です。
第2位 Pro-Life レディースフットカバー
出典: Amazon.co.jp
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レースがちょっとおしゃれなプロライフのフットカバーを2位にしました。カラーは黒にグレー、ベージュにクリーム、ライトピンクの5色です。素材は綿に加え、なんとシルク。履き心地としては1位以上かもしれません。
こちらも縁部分のゴムと踵で滑り止め。綿による抗菌や防臭にもおすすめです。全体がレースなので、ちょっとはみ出ても安心。むしろ靴のデザインの一部として、魅せる使い方も推奨したいほどです。
第1位 AQUALAND スニーカーソックス 5色セット
出典: Amazon.co.jp
1位に選んだのは、アクアランドのフットカバー。スニーカーソックスとされるように、やや深めの作りになっています。カラーは白と黒、グレー、ベージュ、紺で、それぞれ1つずつのセットです。
綿70%の生地ですが、一般的な靴下と比べて薄手の作りになっていて、夏でも履きやすい通気性の良さが特徴。縁部分の滑り止めは1.5cmと広く取っているため、脱げにくさも高いです。
まとめ
傍目には目立たず、でも靴の中でしっかり足の悩みケアを行ってくれるフットカバー。トラブルがあるけどコーディネートを気にしてついつい我慢してしまう人にぴったりです。ぜひ人目を気にせず、足をいたわってあげてください。