
現役美容部員が教える!マスク着用でも「パンダ目にならない」アイメイクの裏技
マスク着用の生活が当たり前になって、以前よりメイクを頑張らなくなった……という人が増えています。「マスクで顔が隠れるから」だけでなく、「メイクが崩れやすくなったから」という本音も。
マスクから唯一見えて、メイクの醍醐味でもあるアイメイクも、「パンダ目になってしまうから、濃い色をつけなくなった」と、あまり楽しめなくなってしまっているように思えます。
今回は、現役美容部員のひなさんに、アイメイクがパンダ目になってしまう根本的な原因3つと、それを解決する裏技を、わかりやすく教えていただきました!マスク着用でも、みなさんがアイメイクを自由に楽しめますように。
ひな/@hinano0213_
現役美容部員 / 化粧品成分上級スペシャリスト
現役美容部員が本当に良い商品と、効果的な使い方をお伝えしていきます。
アイメイクがパンダ目になってしまう理由は、3つあります!
こんにちは、現役美容部員のひなです。
今年は例年より、アイメイクがどうしても「パンダ目」になりがちで……というお悩みをよくお伺いします。
アイメイクが崩れる原因なのですが、気にしがちな汗やマスクの蒸気の前に、より根本的な原因があるようなのです。
それは、この3つです!
①目まわりのスキンケア化粧品が残っているため
②自然ににじむ涙で、アイメイクが溶けるため
③フィルムマスカラ等化粧品の膜が弱く、ポロポロ落ちてきてしまうため
汗やマスクの上記自体を防ぐことは、現状難しいですが、上記3つの原因の対策を行うことで、汗やマスクの蒸気による「パンダ目」も防ぐことができます!
さっそく一つずつ、詳しい原因と対策についてご紹介していきます。
①目まわりにスキンケアが残っていると、パンダ目になりやすいってホント!?
目まわりのスキンケアが残りやすい理由は?
目まわりは、汗腺が少なく乾きやすい部分なので、スキンケアを入念にされる方も多いと思います。
メイクしないときは気にならない方も多いと思いますが、メイクをするときには、その後のメイクに響いてしまうので、「まつげの生え際」「目もとのキワ」をよく見てくださいね!
目まわりに残ったスキンケアで、アイメイクがパンダ目になる過程を図で解説!
ヌルヌルとスキンケアが残った上からメイクをしてしまうと、肌に密着していないため、スキンケアと混ざってしまいメイク効果が薄れてしまいます。
そのため、スキンケアは肌への密着をさせてからメイクすることが、パンダ目防止のポイントです。
早速、パンダ目にならないための裏技を紹介!
①スキンケア後、メイクまで10分おいて!
アイメイクが「パンダ目」になりやすい方は、スキンケアをしてから、すぐにメイクしていませんか?
お肌のテカリやメイク崩れ予防のためにも、スキンケアを丁寧にすることは大切です。
そのため、スキンケアのなじみを考えて10分ほど時間をかけ、肌なじみを意識してからメイクに入ることをおすすめします。
待っている間に、歯磨きや着替えなどをして、10分間を有意義に使うようにしています。
②アイメイクに入る前に、4つ折りにしたコットンの角で、まつ毛についたスキンケアを取り除き、目のキワは綿棒を使って!
強くこすってしまうと、色素沈着の原因になってしまうので、優しく、まつ毛の間も綿棒で余計な油分をオフするイメージで。
③ここがポイント!目のキワにフェイスパウダーをオン
完全にスキンケアが乾いていれば必要のないステップなのですが、まだ乾いていないけどもうメイクをしないと間に合わない!という時に、こちらの方法がおすすめです。
ふわふわとした幅広のアイメイクブラシで、パウダーをなじませ、さらさらにします。
この手間をかけるかかけないかで、大きな差がつくのでぜひやってみてください。マスカラやアイライナー、アイシャドウの持ちがぐーんっとよくなります。
ブラシを立てて、まつ毛の間にもしっかりパウダーをなじませましょう。
パンダ目防止におすすめのアイテム
【皮脂崩れ対策におすすめのパウダー】エレガンス / ラ プードル オートニュアンス Ⅲ
皮脂によるメイクの崩れには、このパウダー!
皮脂崩れや、スキンケア後の余計な油分にも使えるアイテムです
メイクを始める前にサッと仕込んでおくと、1日の化粧持ちが変わります。
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【パウダーをつけるのにおすすめのブラシ】六角館さくら堂 / アイシャドウブラシ 小
アイシャドウブラシはさまざまな種類がありますが、個人的に「粉含みの良さ」「アイシャドウの発色の良さ」「肌当たりの良さ」を満たすのが、六角館さくら堂のブラシだと思っています。
さくら堂は穴場のブラシメーカーで、熊野筆で質がとても良いのにお手頃なんです。
ブラシをお探しの方は必見です。Amazonでも買えますよ!
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②パンダ目の原因には、涙にじみもある。
どんな時、自然に涙が出やすいの?
アイメイクがパンダ目になりやすい要因の2つ目として、「自然ににじむ涙で、アイメイクが溶けるため」があります。
クーラーや目の乾燥により、うるおいを補うために、自然とまばたきが増えることで涙が発生し、それが涙じみの原因になるとも言われています。
湿度が下がったりまばたきの回数が減ることで目は乾きます。それを補うために一気に出る涙の量は、普段の量よりも多いため涙として出やすくなります。
自然ににじむ涙で、アイメイクがパンダ目になる過程を解説!
アイメイクの中でも、特にアイラインは涙が原因で溶けやすく、パンダ目になりやすいアイテムです。
かなり強いウォータープルーフのアイテムの場合を除いて、そもそもメイクは水と摩擦に弱いものです。
水が定期的に出てきてふやかされ、さらにまばたきや触り癖などで摩擦されるため、アイラインは簡単に溶けてしまうのです。
「自然ににじむ涙で、パンダ目になるのを防ぐ」裏技!
涙で崩れないようにするためには、アイラインを涙になるべく触れさせないようにする必要があります。
まずは、アイラインの密着を良くするために、パウダーをラインを引きたい部分になじませます。
その上からアイライナーでラインを引き、もう一度パウダーを重ねて、上から涙が乗ったとしても、はじいてくれるようにするのがポイントです。
この場合のアイライナーは、水溶性のリキッドタイプよりも、ペタッと肌に密着し続けてくれるジェルタイプのものの方が、溶けにくくおすすめです。
涙にじみでパンダ目を防ぐ!おすすめのアイテム
【アイラインの前と後で使うパウダー】エレガンス / ラ プードル オートニュアンスⅢ
私の記事では、ほぼ100%の登場率のラ プードル。
「皮脂崩れ対策におすすめで、たくさん乗せても透明感を損なわない」、頼りになるパウダーです。
ラプードルでアイラインを上手から挟むと、一重や奥二重でアイラインがとれてしまっていた友人も、一日中綺麗なアイラインをキープしやすいようでした。
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【マスクメイクにおすすめアイライナー】エレガンス / ファインラスティングジェルアイライナー BR20
落ちにくいアイライナーを探していた時に、BAさんにアドバイスいただき、出会ったのがこのアイライナー。
つけて30秒くらいは、おしり側のチップでぼかしたりもできるのですが、乾いてしまうと本当に「ヨレにくい・落ちにくい」が叶うんです!
ブラウンのカラー展開が豊富で、全色少しずつニュアンスが違うので、自分の瞳にあった色を見つけることができるのも、魅力のひとつです。
③人気のフィルム系マスカラ。パンダ目になりやすいものがあるらしい……!!
崩れやすいマスカラと、崩れにくいマスカラの違いって?
アイメイクがパンダ目になりやすい要因の3つ目として、「フィルム系マスカラの中でも膜が弱く、ポロポロ落ちてきてしまうため」もあります。
手の甲にマスカラ液を伸ばすと、すぐに違いが分かります!
まず、手の甲にマスカラのブラシを押しつけて伸ばします。 完全に乾かしたら、上からこすってみましょう。
細かくポロポロとはがれるタイプと、かなりこすってもずっと残るタイプがあります。
前者が「膜が弱い」コスメで、後者が「膜が強い」マスカラです。
(↓だと、右が「膜が弱い」、左が「膜が強い」マスカラ)
このずっと残っている「膜が強い」タイプなら、マスカラが乾いた時にも、膜を張ってまつ毛に残り続ける力が強いので、パンダ目にはなりにくくなります。
フィルム系マスカラで、アイメイクがパンダ目になる過程を解説!
今もっとも多いタイプのお湯で落ちるマスカラは、乾いた表面の膜を決まった時間で崩れるフィルムにしています。
そのため、「お湯落ちマスカラフィルムタイプ」と呼ばれます。たいてい30~40℃の温度でフィルムが溶ける設定になっているものが多いのですが、その中でもフィルムの結合が弱く剥がれやすい「膜の弱い」マスカラがあります。
そのようなフィルムの結合が弱い・膜の弱いマスカラは、日常の中でのまばたきによる刺激、加えて汗やマスクの蒸気によって、ペロりと簡単に剥がれてしまい、「パンダ目」の原因となってしまうのです。
化粧膜が弱いフィルム系アイテムを使用しても、パンダ目を防ぐ裏技!
手元にあるアイテムが、フィルム系アイテムが多い方でも安心してください。
メイクの密着力をあげる、おすすめメイク方法とアイテムをご紹介します。
マスカラ下地を使う
マスカラ下地を使うことで、マスカラの密着力がぐんと上がります。
マスカラの下地を使用することで、カールキープだけでなく、マスカラのノリを良くしてくれます。
メイクオフがしずらくなってしまうのが難点ですが、マスカラの仕上げに透明のマスカラ下地を重ねれば、パラパラ落ちることはかなり防ぐことができ、ウォータープルーフ並の化粧持ちが実現できます。
特に、落ちやすい目尻の部分には効果的です。
これでパンダ目防止!下地に使用するだけでOKの、カンタン便利なアイテム
【パンダ目を防ぐマスカラ下地】CANMAKE / クイックラッシュカーラー
とにかく、乾くのが早いマスカラ下地です。
まつ毛のカールキープ力で有名ですが、後に乗せるマスカラを落ちにくくしてくれる効果もあります。
出典: Amazon.co.jp
ひなさん、ありがとうございました!
マスクメイクで重要なアイメイク。崩さずに一日中キレイなままでいたいですよね♡
次回は、また新しいテーマの記事をお届けします。お楽しみに!
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