
肌の乾燥&老けないための秋・冬スキンケアルール
一気に涼しくなり始めたこの時期。季節の変わり目は肌のゆらぎはもちろん、空気の乾燥によってシワなどが気になりだす方も多いのではないでしょうか。
加えて今年は、異常とも言われるほどの猛暑による汗と、マスクの摩擦で、例年以上に肌はダメージを受けている可能性も……。
秋は、そんなお肌の状態やスキンケアを見直すチャンス!
今回は、『ベビーオイル洗顔』や『毛穴バランスリセット法』等の美容法を提唱しているmimiさんに、秋の乾燥&老け防止スキンケアをご紹介いただきました!
mimi / @mimitan090909
美容愛好家
美容オタクの一般主婦。生物基礎研究系ラボ勤務(not研究職)&声のお仕事の二足のわらじ。
ノーファンデ&脱石鹸&脱クレンジング歴20年の経験から、独自のスキンケア持論を展開。
提唱する『ベビーオイル洗顔』『毛穴バランスリセット法』等の美容法が、2020年Twitter上でブームに。
観察→考察→実行を基礎にした考えるスキンケアを『インテリジェンススキンケア』として推奨しています。
秋のスキンケアが、未来の美肌作りに欠かせない!
こんにちは!mimiです。めっきり秋めいてきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年の夏は、「炎天下のマスク」と言う、前代未聞の過酷な肌環境。
そんな厳しい闘いを終えた肌を労るために大切になってくるのが、「秋のスキンケア」です!
この時期にしっかりとリカバリーしておかないと、そのまま「冬の乾燥」や「春の花粉」まで肌荒れを引きずってしまう可能性もある、大切な局面。
鉄壁の防御を立て直すためのスキンケアについて、今回はご紹介したいと思います。(PR・提供品なし。すべて自腹での購入品をご紹介します!)
なぜ肌はゆらぐ!? 秋の「お疲れ肌」を作る原因とは
夏の肌ダメージが蓄積する原因として挙げられるのが、「汗による蒸れ」と、「紫外線ダメージ」の2点だと私は考えています。
汗の量が多くなりすぎると、最初弱酸性である汗のpH値はアルカリ側に傾き、普段は繁殖が抑えられいる細菌やカビ類の活動が活発になってしまいます。
また肌の潤いを保ってくれている保湿成分「NMF(ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター)」が汗や水によって肌から簡単に流出してしまうだけでなく、汗が蒸発して水分が失われると、さらにpH値が高いものとなり、肌にとって強い刺激を与えます。
参考:日本化粧品技術会参照
そして「紫外線のダメージ」は、シミやシワやたるみの原因になるだけではなく、健やかな肌を保つために最も大切な「ターンオーバーのサイクル」を乱してしまうことも。(※)
この2点のダメージが蓄積された秋こそ、グッと老け込んだような感じに見える「お疲れ肌」を実感される方が多くなるのかもしれません。そしてこのダメージは、できれば秋のケアでしっかりと取り戻しておきたいですよね!
※:参考文献はこちら
秋のスキンケアは、取り去るではなく●●力をあげること
肌の水分保持力が低下し、質感がゴワゴワしてくると、やりたくなってしまうのが「ピーリング」や「スクラブ」などの“取り去るケア”ではないでしょうか。しかし、それはちょっと待った!
例えるならば、汗や紫外線による刺激を受けてゴワゴワとした質感になってしまった肌は、「自分を守るために鎧を厚くしている」ような状態。
それを無理やり剥がしとってしまったら、肌はさらに自分を守ろうと未熟なままの細胞をどんどん肌表面へと押し上げ、さらなる「肌荒れスパイラル」に突入してしまう可能性があると、私は考えています。
そこで秋のケアは、「保湿」と「回復力向上」を目的とした“肌本来の回復力をサポートするケア”に徹することが、一番大切だと思っています。
美肌&潤いキープに欠かせない『3STEP保湿法』大公開!
私mimiが提唱している、”自分で考えて選ぶスキンケア”の総称を『インテリジェンスケア』と呼んでいますが、その中でも秋に大切にしていただきたいのが、『3STEP保湿法』の考え方。(詳しくは、私のブログをご覧ください。)
私たちの肌は、潤いを保つために必要な保湿成分を自分自身で作り出すことができます。この自前の保湿成分は、大きく3種類に分けられます。
1.セラミド類(角層細胞間脂質)
2.NMF類(アミノ酸とその代謝物)
3.皮脂膜(皮脂と汗が混ざり合った物)
この3つが絶妙なバランスで、肌に水分を留める助けをしてくれるから、私たちは今日も干からびたミイラにならずに、乾燥した環境の中でも生きていくことができています!
そしていわゆる「乾燥肌」になってしまう方は、何らかの原因で、この3つのバランスが崩れている可能性が。
市販の保湿剤で厳密に分解することは難しいのですが、1→2→3の順番で加えていくことによって、“自分に不足している保湿成分を知り、ぴったりの保湿剤を見つける”ことが、『3STEP保湿法』の大きな意味です。特に敏感気味になっている肌に“余計な物”を足すのは、リスクの高い行為。
そこで今回は、保湿剤の第一選択肢、肌の隙間を埋める“セメント”のような成分である「セラミド」と、肌の回復力をサポートしてくれる成分が主に配合された製品を中心にご紹介していきたいと思います。
ストックマスト!通称『ナウシカクリーム』とは!?
岐陽コーポレーション / ナチュセラクリーム
岐陽コーポレーション / ナチュセラクリームのおすすめポイント
私が必ず1つはストックがないと安心できないのが、この「ナチュセラクリーム」です。
Twitterで見かけてホームページを拝見すると、その手作り感と作り手の皆様の思いに圧倒された、“美容オタク心”を刺激される逸品。肌荒れ時のレスキューアイテムとして、常に手元にあります。
5種類の「マルチヒト型セラミド」と、「天然ヒト型セラミド」を合わせ、より人の肌のセラミド構成に近づけたという「素肌セラミド」が配合されたクリーム。製品のオレンジ色は、配合されている「アスタキサンチン」(抗酸化成分)の色です。
“乾燥している人ほどあっという間に角層に浸透し、状態がいい肌の場合はベタつく場合がある”、と言うのも面白い考え方です。(公式サイトより)
同じシリーズの「ナチュセラライト」は、セラミドの配合量をあえて落としてあり、敏感肌の方も使いやすいマイルドな処方になっているそう。私は「ナチュセラクリーム」の方しか使ったことがありませんが、合わせてご紹介。
岐陽コーポレーション / ナチュセラクリームの使い方
私は主に、肌荒れ時にこのクリームを使用していますが、本当に肌がピリピリするような状態のときは『ベビーオイル洗顔』後、化粧水は塗らず、直にこの「ナチュセラクリーム」を肌に塗布します。
それでも乾くなら、何度か重ね付け。そうすると、次の日の朝には肌の潤い感が戻ってきます。(赤みや痛みが強い場合には、無理せずに皮膚科を受診してくださいね。)
岐陽コーポレーション / ナチュセラクリーム
なぜ人気!?攻めの『セラミドミルク』とは!?
トゥヴェール / セラミドミルク
Twitterや各種SNSで人気を集めている、通販限定ブランド「トゥヴェール」。「ビタミンC誘導体」と「セラミド」に特に力を入れられているブランドだと思います。
トゥヴェール / セラミドミルクのおすすめポイント
そもそも高価な原料である「セラミド」は、わずかな配合量でも期待ができる言われていますが、トゥヴェールの「セラミドミルク」は、5種類の「ヒト型セラミド」がなんと4.5%の高配合!
他にもNMF類である10種類の「アミノ酸」や、保湿成分「リピジュア」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分も配合されており、“攻めのセラミドケア”の名に相応しい製品だと思います。
もったりした乳液状のテクスチャーですが、馴染むと意外にもさらっとした仕上がり。「セラミド」と「NMF類」を効率的に取り入れたい方にお勧めの乳液です。(高濃度セラミド類は、人によっては刺激を感じることもあるようですので、現在肌荒れをしている方は、もう少しマイルドなタイプのセラミド系保湿剤からはじめられた方が良いかもしれません)
出典: 楽天市場
注目される『美容科学者がプロデュース』のスキンクリーム
CeraLabo / CeraCure Skin Cream
美容科学者としてブログや書籍、YouTuberと幅広く活躍されている、かずのすけさんプロデュースのブランド『CeraLabo』。
かずのすけさん自身が敏感肌でいらっしゃることもあり、肌への刺激を抑えつつも、根本的な肌質改善を目指す製品ラインナップが魅力的なブランドです。
CeraLabo / CeraCure Skin Creamのおすすめポイント
私が愛用している「CeraCure Skin Cream」は、「セラミド」の中でもバリア側面が高いと言われている「ヒト型セラミド」5種類と、「セラミド類自体」2種類、合わせて7種類の「セラミド」を配合。そして皮脂組成の理論上の油分比率に合わせて、油分がバランスよく配合されている点もとても気に入っています。
つまりこの製品は、「セラミド」と「油分」が不足しているタイプの方におすすめ、と言うことですね!馴染ませたあとはさっぱりとした感触になるので、男性や子供でも使いやすいオールマイティな乳液です。セラミド配合製品でたまに感じることがある刺激感などを感じにくいのも、敏感肌の私にとっては嬉しいポイント。
「疲れてもう何もしたくない……」と言うテンションの時など、洗顔後これ一本で済ませてしまうこともあります。
CeraLabo / CeraCure Skin Cream
肌疲れを感じたら、まずは保湿力の調整を!便利な原液コスメ
トゥヴェール / EGFパワー★プロテオグリカン原液
3種類の主要保湿成分の他にも、様々な保湿成分がありますが、私の一押しが「プロテオグリカン」。
元々は、トゥヴェールの他製品を購入した際、送料調整のために何気なく買ったこの製品。使い勝手がとてもよく、もうリピート2本目に突入しています!
トゥヴェール / EGFパワー★プロテオグリカン原液のおすすめポイント
「プロテオグリカン」は、鮭の鼻軟骨から抽出された美容成分。その保湿作用は「ヒアルロン酸」よりも高いと言われています。(オフィシャルサイトより)
肌の弾力をサポートしてくれるため(オフィシャルサイトより)、秋の「お疲れ肌」の強い味方といえるアイテム。「プロテオグリカン」は元々高価な原料ですので、このお値段でしたら費用対効果が高いと私は感じています。
トゥヴェール / EGFパワー★プロテオグリカン原液の使い方
わずかな配合量でも保湿作用が高いと言われているので、私は手持ちの化粧水(最近は以前の記事でもご紹介した、ロート製薬の「肌ラボ®︎白潤プレミアム薬用浸透美白化粧水」)に、3~5滴程度混ぜて肌に塗布しています。加える量で保湿感を調整できるのも、とてもありがたい!
肌の調子が良い時は、お風呂上がりはこの「プロテオグリカン」入り化粧水だけで済ませてしまえるくらいの保湿感です。
トゥヴェール / EGFパワー★プロテオグリカン原液
先進的な成分を取り入れたいなら『ミストラル』ブランドに注目
ミストラル / プラセニスト
先進的な成分を取り入れた、個性的な製品を作られているブランド『ミストラル』。
私が愛用しているのは、ブタとウマ、2種類の「プラセンタエキス」が配合されたジェル状美容液「プラセニスト」です。
ミストラル / プラセニストのおすすめポイント
肌の回復力を後押しし、キメを整えてくれる「プラセンタエキス」はもちろん、ハリ感アップが期待できる植物成分や、ペプチド類が贅沢に配合されているのがポイント!
また、毛穴周りの皮膚のキメを整えてくれる「アーティチョークエキス」や、「マンダリンクリア」(マンダリンオレンジ果皮エキス)が配合されているのも、嬉しいですね。
ミストラル / プラセニストの使い方
「セラミド」による保湿ケアが軌道に乗って、夏のダメージから肌が回復してきたら、それを後押しするための美容成分が配合された製品を使うのが、私のお勧めの使い方です。(美容医療を受けた後のダメージ集中ケアに使用するのも良い感じです!)
ミストラル / プラセニスト
血色・むくみが気になる方へ『肌を温めること』に特化した美顔器
ビューテリジェンス / NEWAリフト
私が大好きでブログでも激推ししている美顔器!イスラエルの美容機器メーカーEndymed社が、ホーム用美顔器として皮膚科医と共同開発した「NEWAリフト(ニューアリフト)」。
顔って身体と異なり、入浴することができないですよね!蒸しタオルなどで肌を温めようとすると、肌の奥が温めるのは難しいし、表皮へのダメージが気になってしまう…。そんな時に見つけたのが、「NEWAリフト」です。
ビューテリジェンス / NEWAリフトのおすすめポイント
機能はたった一つ、「肌を温める」こと!この潔さがとても気に入って、1年弱愛用しています。
3つの異なる肌の層を同時に温めることができる「3DEEPテクノロジー®︎」によって、肌の奥(最大12mm)まで効率的に加温することが可能。肌の表面が42℃以上になると、自動停止する「安全センサー」が搭載されているため、火傷の危険性にも配慮されています。
ビューテリジェンス / NEWAリフトの使い方
専用のジェルを本体の電極部分に塗布して、優しくクルクルとマッサージするように「NEWAリフト」をかけていきます。
私は、左頬、右頬、顎下(首)を、2~3日に1度夜にトリートメント。それぞれの部位のトリートメント時間は最大4分なので、合計12分でケアが終了するのも、子持ちの主婦にとってはありがたいポイントです。
慣れるとテレビやスマホを見ながらでもできますし、ポカポカと暖かくて気持ちよく、終わった後は血色が良くなり、むくみも取れてすっきりするような感覚があります。続けていくうちに、よりメリットを実感できるようになっていきました。(3ヶ月~6ヶ月)
秋口の「お疲れ肌」の回復を手助けするケアとして、スキンケアだけではアプローチするのが難しい、肌の奥「真皮層」のケアができるのが、美顔器の良い所だと思います!
日本販売元のビューテリジェンスは、サポート体制もとても充実していて、購入前に分からないことや、製品についての疑問にも丁寧に答えてくださいました。長く付き合うことになる美顔器だからこそ、こうした安心感も大切ですよね。看護師常駐のフリーダイヤルがあるのも、とてもきめ細やかなサービスです。
出典: Amazon.co.jp
1年で一番攻めのケアができる『冬』に向けて、今すべきことまとめ
秋のケアが成功して、夏のダメージから抜け出すことができた場合、冬は「スキンケアを積極的に楽しめる季節」だというと、皆様は驚かれるでしょうか?
紫外線ダメージが春夏に比べると軽減される分、美容医療も含めたシミのケアに力を入れるもよし、ビタミンA誘導体配合のスキンケア製品をしっかりと使って肌力の底上げに力を入れるもよし、むしろ“色々なケアにチャレンジするのに適している季節”が冬だと、私は考えています。
ただしこれは、しっかりと基本のケアがうまくいっていて、“自分の肌の潤いを保つ力”が保持されている場合です。
秋口の「立て直しケア」がうまくいかないと、「冬の乾燥」に耐えられず、「春の花粉荒れ」のシーズンまで、肌荒れスパイラルに陥ってしまうケースも珍しくありません。気温が変動する「春」と「秋」は、特に臨機応変な守りのケアが大切になると私は考えています。
ご自身の肌の状態を毎日よくチェックして、肌の状態に合わせた臨機応変なスキンケアをご自分で考えられるようになったら、立派なスキンケア上級者だと思います!
私のブログでは、“スキンケアを自分で考えられるようになるためのヒント”をたくさんご紹介しておりますので、ぜひto buyさんの記事と合わせて、ご参考にしていただけますと幸いです。
mimiさん、ありがとうございました!
ゆらぎがちな秋は、この記事を参考に、ぜひスキンケアを見直してみてくださいね。
mimiさんのコレクションページはこちら 『秋の乾燥&老け防止スキンケア』の記事は、to buy公式Twitterから発信中!