音楽プレーヤーやスマホ、ゲーム機を楽しむのは良いですが、気になるのが周囲に対し騒音となっていないかですよね。
そんな時に役立つのが、自分だけに音を届けてくれるイヤホン。しかし機器だけに、それなりに高価なイメージもあるでしょう。
ところが実際は、コストを抑えた低価格イヤホンも多いんです。わたしも低価格イヤホンを利用している1人ですが、値段の割に長持ちするのでこスーパが良く助かっています。
そんな低価格のコスパの良いイヤホンについて、選び方や特徴、おすすめ人気商品を紹介します。
目次
音質の良い低価格イヤホンはザラにある
値段が低いと粗悪品というイメージはどのジャンルにもあることですが、イヤホンの場合は聞き取る音が良くないのではと言われがちです。
しかし低価格イヤホンの商品であっても、音楽プレーヤーなどから出ているオリジナルの音そのままに聞ける商品もたくさんあります。
音にこだわりがあるからといって、必ずしも高価なものの中だけで決める必要はないんです。むしろお金が掛かるだけ、損をしていることもあるかもしれませんよ?
ドライバーユニットで音質を見極める
イヤホンの音質に関わるのが、ドライバーユニットと呼ばれる部分。プレーヤーから発信された電気信号を音に変換する場所で、ここが大きいと質が良くなるため、低価格のイヤホンを購入する際はチェックしてみましょう。
ただし大きいことで、高音域の音が出づらくなるというデメリットも。好きな曲が女性歌手など、高い音が多い場合は注意が必要です。
またドライバーユニットにはダイナミック型やコンデンサー型、バランスドアーマーチュア型などの種類が存在します。イヤホンの場合はバランスドアーマーチュア型が多く、音の1つ1つがはっきり聞き取りやすい上、小型化しやすいのが特徴。
大きさだけでの判断は、この点でも難しいですね。
ちなみにダイナミック型は重低音、コンデンサー型は繊細な音を出すのが得意。好きな音楽のタイプに当てはまるなら、イヤホンでも探してみることをおすすめします。
音質以外の機能は我慢も必要
音にはある程度の品質を持たせることができる低価格イヤホンですが、音を聴くこと全てにおいて完璧とは言えません。
例えば音と言っても、携帯電話に接続して相手と通話する機能は低価格の商品では持っていないことが多いです。スマホに接続することはできても、あくまで音楽やゲーム用だけの商品となります。
さらにスマホで言えば、イヤホンについているボタンを押すことで、操作そのものが行えるタイプも存在。しかしこれも、低価格の商品にはありません。
あくまで楽曲やゲームなどのBGMを、周囲に漏らさず聴くためのアイテムとして使うのがベター。それ以外の能力については、もともと無いものと考えましょう。
イヤホンのタイプは主に2種類
現在イヤホンには様々なタイプがありますが、低価格イヤホンの場合は形状も限られやすいです。今回は特に人気な、カナル型とインナーイヤー型についてお話します。
カナル型でより音質を重視
1つ目のカナル型は、耳の奥までイヤホンを入れて使うタイプ。先端部分(イヤーチップ)がスポンジやシリコンゴムなどでできているので、痛みはありませんが、違和感を感じる人もいる点に注意。イヤーチップは取り外すことができ、スペアなどがセットあるいは別売されていることもあるので、自分の耳の穴に適したサイズを選ぶとより効果的です。
装着時は耳の穴をイヤーチップで塞ぐことになるので、装着感が良く、ノイズキャンセリング機能の有無とは関係なく音がしっかり聞き取れ、反対に音漏れも防ぎやすいタイプでもあります。周囲への迷惑がより気になる場所、静かな場所で使う場合におすすめです。
また音が集約されるので、音量を少なく設定していてもハッキリと聞き取りやすい特徴を持っています。
インナーイヤー型は装着感優先
一方インナーイヤー型のイヤホンは、カナル型ほど耳の奥に突っ込まないタイプ。耳介あたりに乗せるようにして音楽を聴きます。装着感としては完全に耳にイヤホンが入っていない感じがします。その分音漏れの可能性が高まりますが、反対に耳に負担をかけにくいメリットを持っています。カナル型で耳が塞がれる感じがして不快という方におすすめです。
ちなみに音はダイナミック型のドライバーユニットが入っていることも多いためか、低音がよりはっきりと聞こえます。ドラムなどリズムを取る楽器をきちんと聴きたい時にも役立ちますよ。
低価格イヤホンの選び方
これらを踏まえて、今から商品を選ぶ場合のポイントを見てみましょう。基本的には自分のライフスタイルに合うかという点を重視しますが、迷ったら以下の点を参考にしてみてください。
まず音質は上でも述べたように、ドライバーユニットの大きさと種類で変化します。視聴する音楽の種類が一定でなければ大きさ優先で構いませんが、常に外で使うなら重すぎない点も考慮しましょう。
ノイズキャンセルで遮音性を重視
屋外で音を聴く場合、周囲の雑音のせいで音量を上げなくてはいけないこともあります。しかしこちらの音量を上げてしまうと、かえって周囲に音漏れとして迷惑になることも。そんな時はノイズキャンセリング機能で音楽だけに集中しやすい状況を作りましょう。耳への負担が気にならなければ、カナル型で機能有りのイヤホンがベストです。
周囲の音に対抗してイヤホンの音量を上げなくても良い分、音漏れ防止にも繋がります。
イヤホンやコードは可能なら装着して確認を
インナーイヤー型の商品ならば装着が楽というメリットがありますが、一口にインナーイヤー型と言っても形はさまざまです。丸が多いですが、耳の形に合わせて少し異なっているものもあります。可能なら商品を手に取って、付けてみるのがおすすめです。
もし耳から外れやすい、移動中に音楽を聴きたいのなら、耳かけ部分がついているものを選びましょう。インナーイヤー型であっても耳から外れにくく、何度も付け直す手間が省けます。
またコードも長ければ便利とは限りません。上着のポケットにプレーヤーを入れている場合、長くても1mほどあれば十分。3mや5mなんて長さがあると、余分をまとめて置かなくてはならず、その部分に重さが集中してイヤホンが落ちやすくなることもあります。
テレビにイヤホンを付け、離れて観るなんて場合でもなければ、耳から、装着機器を入れているポケットやカバンまでの長さに近いものを探しましょう。
おすすめ低価格イヤホン人気ランキング
そもそもどこから手をつけて良いか解らない場合は、下記のおすすめ商品を参考にしてください。わたしのおすすめではありますが、上記のポイントを抑えているイヤホンも多いので、初めての方でも使いやすいと思います。
ちなみに低価格の範囲ですが、今回は2000円前後を境としました。高くでも2300円程度なので、今まで万単位のイヤホンを使っていた方はびっくりするかもしれませんね。
第8位 SoundPEATS Q12Bluetoothイヤホン
出典: Amazon.co.jp
最初に紹介するのはSoundPEATSから販売されている人気商品。イヤホン部分はカナル型でブラック共通なのですが、コード部分に青や赤など全j4種類のカラーバリエーションがあります。
イヤホンには耳かけ部分がついているので、より外れやすく、運動時でも装着感はバッチリ。またイヤホンには磁石がついていて、左右のイヤホン同士をくっつけて保管することが可能。使わない時もまとめやすいのが特徴です。ワイヤレスタイプですが、磁石をくっつけておくことで首にかけっぱなしという使い方もできますよ。
さらにノイズキャンセリング機能もついているので遮音性が高く、周りの雑音を気にせずに音楽を楽しめます。ただ値段は低価格イヤホンの商品の中では高めなので、より安い以降のイヤホンと比べるとコスパ的に見劣りしてしまうかも。
第7位 SoundPEATS イヤホンB10
出典: Amazon.co.jp
続いてもSoundPEATSの人気商品。こちらはカラーバリュエーションは黒一色なのですが、リモコンの有無が選択できるほか、コード部分の強度や軽さで8位よりも使いやすいモデルです。
ただし耳かけ部分がないため、人によっては外れやすい可能性があるのが欠点。激しい運動より室内で利用するか、通勤や通学程度の動きが多い人におすすめです。
ノイズキャンセリング機能があるので、こちらも遮音性はGOOD。通勤電車の中などで利用するのに便利ですよ。わたしはあまり運動時に音楽を聴くことがないので、コスパの良いこちらのモデルを上位にしました。
第6位 Doumall M2イヤホン
出典: Amazon.co.jp
サウンドピース2種類のイヤホンの良いとこ取り、そんな印象を与えるのがDoumallの人気商品。耳かけ部分ありでマグネット機能付きで運動に最適。防水機能もありますし、コスパも良いのが魅力です。
音に関わる機能ではノイズキャンセリング機能での遮音性もあり、音質も明瞭さが特徴。またフル充電しておけば、5時間もの連続再生が行えます。旅行など、長距離移動中でも途切れず聴くことができますよ。
第5位 Anker SoundBuds Slim Bluetoothイヤホン
出典: Amazon.co.jp
5位に選んだのはAnkerの人気商品。こちらもこれまで紹介してきたイヤホンの機能を備えつつ、ポイントとなるのがiphoneなどアップル社の機器にも対応している点です。
スマホで利用する場合、Androidとiphoneでは仕様が異なるため、商品も限られてしまうのですが、こちらならその多くに対応することができます。対象機器はある程度決まってはいますが、複数の機器を1つのイヤホンで済ませたい方におすすめ。
またフル充電による稼働も最大7時間と、より長く使えることも素敵ですね。カラーはブラックの他、ブルーとレッドが存在します。
第4位 TaoTronics イヤホンTT-BH026
出典: Amazon.co.jp
4位はTaoTronicsの人気商品。わたしは仕事中に音楽をかけっぱなしにすることが多いので、長時間稼働を評価しています。TaoTronicsの場合はAnkerよりもさらに1時間長い8時間。
その分値段がちょっと高くなりコスパとしてはうーんという感じですが、軽量や耳へのかけやすさ、ノイズキャンセリングや防水機能など、これまでに触れてきたイヤホンの機能は兼ね備えています。
ただしカラーバリュエーションは黒のみですので、デザインにもこだわる人にはちょっと難有りかもしれませんね。
第3位 SONY イヤホンMDR-EX155
出典: Amazon.co.jp
トップスリーはまず、ソニー製のカナル型の商品。ここまでは機能面を重視してきましたが、より低価格でコスパにこだわるということでシンプルなものほど上位に選んでみました。
ソニーのものだけあって、音漏れしにくいのが魅力です。カラーバリエーションが豊富で、黒や白だけでなくピンクやゴールドなどデザインにこだわる方へもおすすめ。
コードの長さも1.2mとちょうど良く、絡みにくい素材が使われているので、移動中も快適に音楽が聴けます。
ちなみに値段が少しアップしますが、リモコン付きのモデルも存在。逐一バッグからプレーヤーを出して操作するのが面倒という方はリモコン付きを検討してみるのもありですよ。
第2位 Panasonic イヤホンRP-HJE165-GY
出典: Amazon.co.jp
2位に選んだのはパナソニックの人気商品。ソニーも商品もそうですが、メーカーにある程度信頼があるのも魅力かもしれません。こちらもシンプルな作りなので、機能面ではカナルゆえの遮音性が良く、音漏れにくさ、聴きやすさが特徴。
またカラーバリエーションにもポイントがあって、黒や白など一部を除き、グリーン×イエローなど2色構成になっています。イヤホンのデザインもファッションの一部と考える人には楽しい組み合わせでしょう。
さらにイヤーチップがサイズ違いで3種類、予備としてついています。サイズはS、M、L。インターネットショップなど、直に商品を確認できない場合でも、耳に装着できないリスクが減るのは良いですね。
第1位 Panasonic イヤホンRP-HJE150-K
出典: Amazon.co.jp
もっともおすすめしたいのは、2位と同じくパナソニックの人気商品。こちらはカラーバリエーションが単色で12種類ほどです。機能はやはりシンプルなのですが、大音量で聴きたいとか、騒音の中で聴くなど特殊な条件でなければ高いイヤホンと比べてもそんなに差はありません。
加えて、2位と同じくサイズごとのイヤーチップが同梱されているのですが、こちらの場合XS、S、Mとワンサイズダウンしています。耳の穴が小さめで、普通のカナル型イヤホンが入らないという方でも使いやすいのではないでしょうか。
長持ちしてコスパが最高です。
番外編:低価格なのにハイレゾ対応モデル!?
to buy編集部
実は今話題のハイレゾ対応モデルが低価格で買える商品があるんです!そのうちの商品を紹介したいと思います。
dodocool Hi-Res ハイレゾ対応 イヤホン
出典: Amazon.co.jp
こちらお値段は低価格ですが、ハイレゾ対応モデルの商品です。カナル型なので遮音性も申し分なしです。耳へのフィット感も良く、長く使用可能なほど丈夫。
ボタンを押すだけで通話や音楽再生もできる機能も付いており、利便性もバッチリ。もはやこの値段で買って良いのかと思うほどのコスパです。
エレコム カナル型イヤホン AMA44813
出典: Amazon.co.jp
こちらエレコムから出ている、ハイレゾ対応の商品です。低価格ながらも、高い音域と低めの音までしっかりと拾ってくれます。
また、エレコム特有の装着感・フィット感の良いイヤーピースで、大迫力な音楽も楽しめます。コードが細く、断線などがやや心配ですが、それでもコスパはとても良い商品だと思います。
まとめ
低価格イヤホンの商品の中でも、やはり複数の機能を備えていると値段が高くなりやすいようです。一方機能面にこだわると、デザインの良さもある程度は我慢した方が良い印象。モノクロ以外のカラーにこだわるなら、どの機能を取捨選択するかよく考えましょう。
低価格とは言っても、音を聴くための機能はしっかり備わっています。高価格前提で選んでいた方も、これを機に安価なコスパの良い商品に目を向けてみてください。