ウォーキングや公共交通機関での長距離移動の時、お世話にになっているのがスマホ。スマホに音楽をダウンロードして聴いたり、動画を見たりすると、退屈な時間を快適に過ごすことができます。
もちろん、周囲に気を配ってヘッドホンを活用しているのですが、耳の中に装着するタイプって、なんだか周囲が痛くなってきませんか?そんな悩みを解消してくれるのが「骨伝導ヘッドホン」です。
今回はこの「骨伝導ヘッドホン」に注目し、その仕組みや種類、選び方についてお話ししていきたいと思います。
目次
骨伝導ヘッドホンは一体どんな仕組み?
通常、音は空気の振動を耳の鼓膜で受け取り声や音として認識しています。そのため一般的なヘッドホンは耳に直接装着し、鼓膜に働きかけることで音を聞くことができます。
一方、骨伝導ヘッドホンというのは、鼓膜を通さず空気の振動を頭部や頸部を振動させることで頭蓋骨に伝え、さらには音を脳に直接伝える技術を利用したヘッドホンです。
ちょっと不思議な気がしますが、以前から難聴の方に対しての福祉機器として利用されている技術で、メリットとしては、耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、長時間音楽を聴いても耳が痛くならない、周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことができるということが挙げられます。
骨伝導ヘッドホンは音漏れの心配は?
ヘッドホンを利用していて気になるのが周囲への音漏れ。通常のヘッドホンでもある程度ありますが、骨伝導ヘッドホンは一般的なタイプよりも音漏れが大きいというデメリットがあります。
電車やバス、公共の場での使用は、周囲に迷惑がかかるため向いていません。どうしても使用する場合には、周囲へ気を配り音量を絞って利用すると行った配慮が大切です。
自宅であれば、骨伝導ヘッドホンの利用については問題ありません。また、サイクリングやランニングの時など、周りに音を鳴らしても気にならない場所やシーンがおすすめ。いずれの場合にも、音楽を聴きながら、耳からは車のエンジン音といった環境音が聞こえ安全を確保することができます。
骨伝導ヘッドホンの種類は用途に合わせて
次に骨伝導ヘッドホンの種類についてお話ししていきましょう。
コンパクトに使えて、自由に大きさを変えられる折りたたみタイプ
ヘッドホンを使う頻度が高い方や、携帯して使い方におすすめなのが、折りたたんで大きさを変えることのできるタイプです。コンパクトな大きさにでき、軽量でバッグの中にも収納しやすいのでとても便利です。
首から落ちにくい固定式ヘッドバンドタイプ
骨伝導ヘッドホンは、こめかみ付近を挟み込むようにして使用します。きちんと装着しないと、頭蓋骨にうまく振動が伝わりません。そのため、ずってくると音が聞き取れなくなることもあります。
そういったトラブルを防ぐため、きちんと固定できるヘッドバンドのタイプがあります。ランニングなど身体を動かす時には、固定式ヘッドバンドタイプがずり落ちを防止するのでおすすめです。
締り具合の微調整が出来る可変式ヘッドバンド
骨伝導ヘッドホンは通常の装着と異なるため、使い始めの頃は、頭の付近を締め付ける感じに違和感を覚えるかもしれません。慣れない装着感に不快感を感じていては、せっかくの音楽を楽しむこともできません。
そんな場合には、しまり具合を調整することができる可変式ヘッドバンドタイプがおすすめ。自分の好みに調整し、気持ちよく音楽を楽しみながらスポーツも楽しむことができます。
骨伝導ヘッドホンを選ぶときに気をつけること
それでは、骨伝導ヘッドホンを選ぶ際に、どういった点に気をつけて選べば良いのでしょうか?注目すべきポイントについて続いてお話ししたいと思います。
操作性や規格、接続方式など自分が使いやすいものを選ぶ
骨伝導ヘッドホンを購入したものの、使い勝手がわからないというのでは、宝の持ち腐れと言えます。できるだけわかりやすい操作方法のものを選ぶようにしましょう。
また、接続についてもイヤホン端子に差し込んで使う有線型、Bluetoothで接続する無線型の二通りのタイプがあります。最近では無線型のタイプが主流となっているので、種類もこちらの方が豊富です。
サイズなどは、自分がどういう目的で使いたいかということを考え、用途にあった製品を選ぶと良いでしょう。
音質にこだわる方はBluetoothでの音声転送方式である「コーデック」に注目。音質を見分ける要素の一つで「SBC」「AAC」「aptX」といったアルファベットで表示されています。
ここで注意したいのは、ヘッドホンと音楽を流すデバイスの組み合わせ。ヘッドホンが高品質のコーデックでも、デバイス側が対応していなければ低品質の音質でしか聞こえてきません。ヘッドホンの品質に対応しているデバイスを利用しましょう。
装着性やフィット感は大事!
身体に直接装着して使い、しかも、通常のヘッドフォンとは異なる装着感の骨伝導ヘッドホンだからこそ、フィット感は非常に大切!使っていて、心地よい装着感の製品であることが何より大切です。
その素材にこだわり、装着していて苦にならない身体にフィットする骨伝導ヘッドホンを選びましょう。
防水・防塵機能付きで、より便利に
屋外のスポーツの最中には、天候の変化がつきものです。ランニング中に急な雨が降ってきても大丈夫なように防水機能付きのものがおすすめです。また、精密機械でもありますので防塵機能がついていると安心。
防水機能の有無、どの程度の機能であるかを表示しているのは「IPX数値」で、この数値が大きいものほど耐水性に優れているということ。ぜひ、注目してみてください。
骨伝導ヘッドホンおすすめランキングTOP10
最後におすすめの骨伝導ヘッドホンをランキング形式でご紹介していきましょう。
第10位 Sumeber 骨伝導 イヤホン
安価でお求めになりやすい骨伝導イヤホン
有線タイプの骨伝導イヤホン。軽量で小型のため携帯にとても便利。後頭部から耳にかけるネックバンド式。伸縮性のあるゴムバンドで、無理なくフィットするサイズに調節することができます。
有線タイプなので、事前に充電する必要がありません。音漏れ防止デザインにより、毎日の生活の中でお使いいただくことができます。非常にリーズナブルな価格設定となっているため、骨伝導方式を体験してみたい方のお試しとして購入してみるのもおすすめ。
第9位 HORIZON ヘッドセットメガネ 骨伝導 Bluetooth
出典: Amazon.co.jp
メガネと合体の骨伝導ヘッドホン
メガネと一体となった多機能タイプの骨伝導ヘッドホン。音楽を楽しめるだけでなくUV400偏光レンズで、複合材料85%の有害な光を吸収してくれます。レンズは簡単に取り替えることができるため、異なったタイプのレンズにも対応。
充電式リチウム電池採用で音楽の再生時間は3から4時間。操作も、メガネの蔓部分にボタンなどがあり、片手での操作も可能となっています。
音漏れはありますが、従来の製品よりも企業努力で87%まで軽減しています。
第8位 パナソニック オープンイヤー骨伝導ヘッドフォン RP-HGS10-P
夜のジョギングにおすすめ
骨伝導ヘッドフォンとしては珍しい国内メーカー、パナソニックの製品。リフレクションシートを採用しており、車のライトにも反射。特に夜のジョギングに使用すると、交通事故の危険を回避できて便利です。
防滴仕様となっているため、多少の雨でも大丈夫。ただし、大雨には対応していないのでご注意ください。また、有線タイプのため音質、音量はあまりよくありません。これらの向上を求めるのであれば、アンプを使うのがおすすめです。
第7位 JUHALL 骨伝導ヘッドホン
60日の返金保証で安心購入
弾力性のある包帯を配合し安定性が強化されて製品。ウルトラHDサウンドで重厚な低音とクリアな高音を楽しむことができます。耐汗性や防塵性に優れており、アウトドアやアクティビティスポーツにぴったり。
9メートル離れていてもOKな長距離接続に対応。また、指先制御で音楽とスマートフォンを制御。充電2時間でフルパワーになり、継続再生は最大6時間となっています。また、60日の返金保証や品質上の問題に対する無料交換保証といった保証内容も充実。安心してお使いいただくことができます。
第6位 日本コンピュータ・ダイナミクス コデオ 骨伝導ヘッドフォン
出典: Amazon.co.jp
骨伝導ヘッドホン初心者向け!
Bluetooth Ver.4.1+EDRを採用で省電力化、バッテリーが長持ち。音楽連続再生時間も約7時間と長くなりました。耳にかけるだけの簡単装着。防水機能はIP4。多少の雨や汗には負けない生活防水仕様となっています。
すっきりしたデザインで、上からメガネをかけたりヘルメットをかぶっても邪魔になりません。操作性、音質ともによく、価格もリーズナブルなので、骨伝導ヘッドホン初心者の方におすすめ。
第5位 AfterShokz TREKZ TITANIUM Bluetooth ワイヤレス ヘッドホン
出典: Amazon.co.jp
ファッショナブルなデザインで柔軟性、耐久性に優れた骨伝導ヘッドホン
柔軟性、耐久性を兼ね備えた素材チタニウム採用。ラバーコーティングで肌触りも良く快適な使い心地。軽量タイプなので、装着していても負担になりません。
LeakSlayer技術により、音漏れを最小限に抑えつつ、PremiumPitch+技術で一般的なヘッドホンと同等なサウンドを楽しむことができます。また、IP55の防水規格を取得。雨や汗などに加え防塵機能も搭載されているため、屋内外を問わず安心して使うことができます。
第4位 Sumeber 骨伝導 ヘッドホン bluetooth 折り畳み式 ハンズフリー ヘッドセット
出典: Amazon.co.jp
柔軟なシリコン素材で長時間の装着可能
柔らかいシリコン素材を使い、骨伝導エンジンを内蔵。人間工学に基いたスポーツデザインを採用しており、非常に軽量で、つけ心地も抜群。IP66で防水、防塵機能付き。屋外のスポーツでも安心して使うことができます。
高性能リチウムバッテリーを内蔵しているため8時間の連続再生が可能。操作も片手で行えるため手軽に使っていただけます。音質はマイクにノイズキャンセリング機能が搭載されているため、周りの騒音をカットしクリアな高音質を実現しています。
第3位 Bearoam Bluetooth 骨伝導 ヘッドホン
最新のBluetooth 5.0バージョンを採用
本体重量36gの軽量タイプヘッドホン。コンパクトなサイズながら最新のBluetooth 5.0バージョンを採用しており、転送スピード、ペアリングスピードとも向上し、安定した通信電送を行うことができます。
高性能リチウムバッテリー内蔵で音楽再生時間は約6時間。スマホのホーム画面上にBluetoothイヤホンのバッテーリー残量が表示される新設設計。フィット感の高いデザインで、落下の心配もありません。
耐久性の高いチタニウム素材を採用したヘッドバンドで、壊れにくくなっています。万が一の場合に備えて1年間の安心保証付き。
第2位 SUTOMO 骨伝導 ヘッドホン
音質にこだわった骨伝導ヘッドホン
安定性とバランスを両立したクリアなHi-Fi高音質を楽しむことができます。また、最先端Bluetooth 5.0搭載で、従来よりも高速・安定の接続が得られ、省電力となりました。
柔らかい素材を使用しており、長時間の装着でも痛くならない設計となっています。防水機能はやや弱め。多少の雨や汗には対応しています。雨の日の使用等、長時間ぬれるような環境での使用にはご注意ください。とは言え、リーズナブルな価格が魅力。音の美しさを楽しみたい方に特におすすめ。
第1位 Yamipho 骨伝導ヘッドホン
低価格、高性能で使い勝手の良いヘッドホン
最先端BLUETOOTH5.0搭載を搭載し、安定した接続性。AAC&APT-Xコーデック対応で、クリアな音質が得られ、連続8時間の再生が可能となっています。
本体の素材は柔軟性と耐久性に優れたチタン合金を採用。加えて、37gと軽量なため、快適な装着感です。IP55の防水防塵機能も備えており、使用する場所、シーンを選ばず様々なところで便利に使うことができます。
価格、性能、使い勝手を総合的に考え、この骨伝導ヘッドホンを第1位にランキングです。
骨伝導イヤホンの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、骨伝導イヤホンの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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まずは体感してみよう!
以上、骨伝導ヘッドホンについてお話ししてまいりました。長時間音楽を楽しむ場合や、ジョギング、ウォーキングの際にはとても便利なヘッドホンであると言えますよね。
骨伝導の音の聞こえ方は、まず体験してみることが大切!実際に骨伝導ヘッドホンを装着してみることで、その良さが伝わるのではないでしょうか。
今回ごは、骨伝導ヘッドホンを使ってみたい方用に入門タイプの商品もご紹介しています。参考になさって、ぜひ、その便利さを実感してみていただきたいと思います。