キーボードをパソコンとは別で購入する場合、気になるのは接続方法ですよね。コードが煩わしいと感じるのであれば、無線接続に越したことはありません。ですが、無線と一口に言っても、複数のタイプが存在。自分に適したものを選ぶ必要があります。
今回は、そのうちのBluetooth接続によるワイヤレスキーボードについて、おすすめ商品や魅力をご紹介。Bluetoothキーボードの購入を考えている方はもちろん、新しいキーボードが必要だけどどれが良いのか分からない方も、自分に向いているのか確認してみましょう。
目次
Bluetoothキーボードの魅力
まずはBluetoothについて、その魅力をご紹介しましょう。
そもそもBluetoothとは?
Bluetoothは、無線によって媒体同士を接続する規格の1つです。キーボードに限らず、マウスやイヤホンを使う時、またメモリーなどへのデータ転送など、様々な付属アイテムでBluetooth接続が実装されています。
誕生は1994年(プロジェクト発足)で、日本では2000年ごろから普及し始めました。年々新しいバージョンが登場しており、利便性もアップ。その分Bluetooth対応機器であっても、バージョンが限定されていることもある点には注意しましょう。基本的には上位互換の商品が多いので、新しい商品であれば古い規格のBluetoothでも接続しやすいです。
Bluetooth接続とWi-Fi接続の違い
無線通信といえばWi-Fiも有名ですが、BluetoothとWi-Fiは大きく異なります。Wi-Fiは主にインターネットの接続で用いる規格で、近くにいない相手やウェブサービスにも簡単に繋がることが可能。Wi-Fi自体はルーターなどが必要になるケースもありますが、それでも、建物内であればどこでも接続できるなど、通信可能範囲の広さが特徴です。
対し、Bluetoothは身近な機器同士の接続に用いるもので、通信範囲もWi-Fiほど広くありません。キーボードもそうですが、繋ぐ機器同士を離す必要がないので、通信範囲が狭くても問題ないのです。
またWi-Fiは広範囲まで電波を届ける都合上、パソコンやルーターなどの消費電力が高くなりがち。対してBluetoothは、狭い範囲でよいためか、省電力で接続することが可能です。
iPad・iPhone・androidとも接続可能
Bluetoothによる接続可能な媒体には、タブレットやスマートフォンも含まれます。もちろん対応している商品を選ぶ必要はありますが、iPhoneやiPad、Android端末などメーカー問わず対象商品は存在。スマホの小さな画面でフリック入力するのが大変という方も、Bluetoothキーボードとスマホを繋ぐことで、大きいキーボードで入力しやすくできます。
Bluetoothキーボードの選び方のポイント
Bluetoothキーボードを選ぶ際は、以下のポイント踏まえて選びましょう。Bluetoothだけにこだわるのではなく、キーボードとしての特徴も改めてチェックしてみてください。
キー構造で選ぼう
まずはキーの構造。人によっては感じにくいかもしれませんが、構造が異なると入力時にどれだけ沈みこむのかや、押した時の音や感触などが変わります。
メンブレン方式
1つ目のメンブレン方式は、弾力が感じられるキーを採用。内部では上下のシートが接触することで入力を認識し、文字入力などの反応を示します。次のパンタグラフ方式に比べると、コスパが低く多くのキーボードで使われているタイプです。タン!と心地よい音を響かせたい方、しっかり入力したという感触を得たい方に向いています。
パンタグラフ方式
一方パンタグラフ方式は、文字通りパンタグラフのような形状が特徴。メンブレン方式に比べると厚みがなく、折りたたみ式キーボードなど薄さにこだわりがある商品に見られます。その分しっかり打つといった感触が得にくいので、同じ文字を2つ入れてしまうなど、入力のしすぎに注意しましょう。
奥まで指を押し込む必要はないので、軽さやスピード感を求めている方におすすめです。
キーボードの配列で選ぼう
キーボードはどれも同じように並んでいる…と思っている方は要注意。よくみると、キーボードによってかなの有無が異なっています。かな表記があるのがJIS方式と呼ばれ、日本語入力(かな・カナ入力)にも対応しています。
一方英数字のみのUS方式は、かな入力ができません。ローマ字入力であれば日本語を打つことも可能ですが、普段からかな入力をしている方はローマ字入力に切り替えなくてはいけないので、手間になってしまいます。
またApple製品やWindows製品など向けに、ホームボタンの有無などが変わっていることも。便利キーという点ではFキーやテンキーなどもキーボードごとに異なるので、普段使っているキーボードをチェックしてみましょう。
充電方法で選ぼう
Bluetoothキーボードは、家電ですから適宜電力も必要です。電力供給は主に2パターンから選べます。
電池式
1つ目は電池式。キーボードの裏などに電池を入れるスペースがあります。電池にもよりますが、稼働時間が長い商品も多く、仕事用などBluetoothキーボードを1日中ずっと使い続ける方には便利。また電池を交換すれば再び稼働するため、電源が確保できない環境でも使いやすいです。最悪電池自体はスーパーやコンビニでも入手できますから、移動時に予備を持ち歩く手間も省けます。
充電式
もう1つは充電式。AC電源などに充電ケーブルを繋げて供給を行うほか、パソコンやスマホなどから供給を受けることも可能です。モバイル機器から充電できるタイプであれば、電池式同様、電源がない場所でも使いやすいです。
電池式に比べると充電は早く消費されやすいので、小まめな充電が必須と言えます。ただキーボードによっては充電しつつ利用することができるタイプもあるので、状況に応じて選ぶのもおすすめです。
「折りたたみ」タイプはコンパクトでおすすめ!
パンタグラフ方式のところで少し触れていますが、Bluetoothキーボードの中には折りたたみ可能なタイプもあります。本来の大きさから半分あるいは3分の1などにたためるので、カバンの中など持ち運びに便利。小さい商品では、服のポケットに入るなんてタイプもあるほどです。
自宅と勤務先で同じキーボードを使いたいなど、キーボードを移動させることが多いならコンパクトさもチェックしましょう。ちなみに折りたたむことによって厚みは倍になりますから、カバンやポケットなど収納場所で選ぶ際は、厚みはキーボード本体の倍以上を想定すると失敗しません。
折り畳み式Bluetoothキーボードのデメリットは?
折り畳み式Bluetoothキーボードには、コンパクトに持ち運べる、というメリットの一方で、折り畳むことにより設計上キー配列が特殊になってしまう事が多い点がデメリットと言えます。
最初のうちは違和感があって慣れない…という方も多いのですが、タッチタイピングに慣れていくうちに違和感も解消されると思います。
気になるようでしたらキー配列に大きな差異がない商品を選ぶと良いでしょう。
BluetoothキーボードおすすめランキングTOP8
では最後に、Bluetoothキーボードの中でも、私が特におすすめしたい商品をご紹介します。ランキングにしていますが、キーの作りや充電、持ち運びの利便性など商品ごとに違います。上位なら万人に適しているとは限らないので、下位商品もチェックしてみてください。
第8位 Ajazz Bluetooth タブレット用キーボード
キー構造 | – |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 電池 |
キーボードにも遊び心
まず8位は、奇抜なデザインのAjazz製Bluetoothキーボード。キーごとに色が異なるカラフルから、イエローやピンクなど華やかな1色で染められたタイプまでカラーバリエーションが豊富です。タブレット用とありますが、WindowsやMac、iOS、Androidなど各媒体のOSに対応しているため、パソコン用やスマホ用としても使うことができます。
仕事用ではなく、完全にプライベート用として使うなら、オシャレなデザインで決めてみるのもおすすめです。キーボードも黒白では味気ないという方に。
第7位 Ewin 新型 iPad キーボード ケース タッチパッド付き
キー構造 | パンタグラフ |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 充電 |
iPadの収納もまとめてできるキーボード
7位は一風変わった、iPadケースと一体化しているキーボードです。iPad専用であるため、ほかのタブレットや媒体のキーボードとしては向きませんが、対応のiPadを持っている方はケースも得られて一石二鳥。普段からMacbookのような使い方をしているなら特におすすめです。
ケースは閉じることでiPadも自動スリーブにできるなど、まさにノートパソコンのような使い方が可能。またipencilの収納ケースもあるので、タッチペンの利用が多い方にも向いています。
第6位 Anker ウルトラスリム Bluetoothキーボード
キー構造 | – |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 電池 |
折りたたまなくてもコンパクト!
6位はAnkerのBluetoothキーボードをチョイス。折りたたみ式でこそありませんが、通常のキーボードに比べて3分の2ほどのサイズで、重さも200gとコンパクトさにこだわっています。逆に本体そのものが小さいと打ちづらいという方だけ注意してください。反面折りたたまない分薄さはそのままなので、カバンに入れて持ち運ぶなら、折りたたみ以上に便利かもしれません。
単4電池2本で、最大360時間保てるのも魅力です。またキーは静音性もあり、オフィスなどあまりカチャカチャうるさくしたくない状況にも向いています。
第5位 エレコム Bluetoothミニキーボード TK-FBP102BK/EC
キー構造 | パンタグラフ |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 電池 |
複数機器の使い分けもバッチリ
エレコムのBluetoothキーボードが5位です。こちらも折りたたみでこそないものの、ミニサイズで持ち運びしやすいのが特徴。加えて3台同時接続・ペアリング可能というポイントもあります。パソコンモニターやスマホ、タブレットと複数の媒体を持っていて、全部を同じキーボードで利用したい方におすすめです。
キーボードごとに打ち方や操作方法など異なっていますから、3つのキーボードそれぞれに慣れるよりも、複数台ペアリングで1つにまとめられるのは便利。もちろん、荷物も少なくできます。
第4位 ロジクール Bluetooth ワイヤレスキーボード K380
キー構造 | パンタグラフ |
---|---|
キー配列 | JIS |
充電方法 | 電池 |
単4電池2本で2年間利用可能
4位はロジクールの商品。3台の同時ペアリングなど5位と見た目や特徴が似ていますが、電池の保ちの良さがロジクールの魅力です。単4電池2本を必要とするのは、今までご紹介してきたBluetoothキーボードと同じですが、なんと最大で2年間も交換することなく使い続けることができます。
もちろん待機中、スリープなど積極的に使用しない時間も含まれますが、交換頻度はグッと下がりますから手間になる、面倒という方には最適。やや値段は高めですが、レッドやローズなど、赤系のカラーが選べるので女性にも使いやすいです。
第3位 Jekeno キーボード Bluetooth タッチパッド搭載
キー構造 | パンタグラフ |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 充電 |
タッチ操作でマウス代わりにも
JekenoのBluetoothキーボードには、タッチパッドがついています。タブレットやスマホは本体にタップすることもできますが、画面が指で見えにくくなってしまうと感じる方や、タッチ非対応のパソコン用キーボードを探しているという方におすすめ。マウスの代わりとしても役立つので、持ち運び時に荷物が減らせます。
三つ折りですが、両端を真ん中に合わせる観音開きタイプなので、厚みは2倍にしかならないのも魅力。もともと8mmという薄さもあって収納時も2cm未満であり、カバンの中でも場所をとりません。
第2位 iClever Bluetooth キーボード IC-BK03
キー構造 | – |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 充電 |
軽さ重視の方に
2位に選んだiCleverのBluetoothキーボードは、180gという軽さが魅力。厚みは1.3cmほどで、タッチパッドがないこともあってサイズ自体が小さめ、通勤中など長時間の移動でも苦になりません。小さいわりに手の大きな方や、キーボード入力初心者という方でも扱いやすいです。
3位同様観音開きになる折りたたみ方法を採用。3台の同時ペアリングで、媒体の使い分けにも対応してくれます。また待ち受け時間であれば90日キープできる電池もちの良さも特徴です。連続稼働でも90時間と充電式にしては長いので、文書作成など、日ごろキーボードを使うことが多い方にも向いています。
第1位 Ewin 新型 Bluetoothキーボード
キー構造 | – |
---|---|
キー配列 | US |
充電方法 | 充電 |
レザーカバーで見た目は財布
おすすめBluetoothキーボード1位は、Ewinの折りたたみタイプ。真ん中で半分に折る2つ折りで、背面がレザー素材になっているのが特徴です。ぱっと見はおしゃれな財布か手帳という印象で、キーボードに見えにくい点、メリットを感じる方もいるかもしれません。
真ん中折だとスペースキーが小さくなるデメリットがありますが、こちらのキーボードは左右それぞれにスペースキーがあるため、うっかり真ん中を押してしまってもどちらかのキーに反応してもらいやすく、打ちミスもしにくいです。また2位を上回る157gという軽さで、薄さもありポケットにもしまえます。カバンなど手荷物自体を減らしたい方にもおすすめです。
おすすめBluetoothキーボードの比較表はこちら!
商品画像 |
No.1
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No.2
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No.3
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No.4
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No.5
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No.6
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No.7
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No.8
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商品名 | Ewin 新型 Bluetoothキーボード | iClever Bluetooth キーボード IC-BK03 | Jekeno キーボード Bluetooth タッチパッド搭載 | ロジクール Bluetooth ワイヤレスキーボード K380 | エレコム Bluetoothミニキーボード TK-FBP102BK/EC | Anker ウルトラスリム Bluetoothキーボード | Ewin 新型 iPad キーボード ケース タッチパッド付き | Ajazz Bluetooth タブレット用キーボード |
キー構造 | – | – | パンタグラフ | パンタグラフ | パンタグラフ | – | パンタグラフ | – |
キー配列 | US | US | US | JIS | US | US | US | US |
充電方法 | 充電 | 充電 | 充電 | 電池 | 電池 | 電池 | 充電 | 電池 |
リンク | AmazonYahoo! | AmazonYahoo! | AmazonYahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon | AmazonYahoo! |
to buyインフルエンサーおすすめのBluetoothキーボードをご紹介!
Apple Smart Keyboard
NINOさんのプロフィール
Mac,iPhone,iPadなどのApple製品、最新ガジェットのレビュー、今WEBで話題になっている情報を発信するブログ「FatherLog」(月間45万PV)を運営。プライベートでは2児の父で、子供と触れあう時間を大切にしたいとの思いから地方へ移住。ワークライフバランスが人生のモットー。
Bluetoothキーボードの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング
Bluetoothキーボードでどこでも快適に入力作業
Bluetoothキーボードであれば、ケーブルや接続用の機器などなくても簡単にパソコンと接続、入力することができます。スマホやタブレットに対応したキーボードも多く、画面上でのタップやフリック入力に慣れない方にもおすすめです。
意識していない方も多いかもしれませんが、キーの構造や配列などにも注目してみると、より自分が使いやすいキーボードが見つかります。Bluetoothキーボードで、毎日の入力作業をよりスマートにこなしましょう。
iPad画面の保護カバーも兼ねながらフタを開けると、キーボードがでてきます。しかも接続はSmartConnectorなので、iPad Proの側面にカチッとマグネット式でくっつけるだけ。ペアリングの必要もないので、接続が非常に簡単です。
キーボードタイプもUSキーボードとJISキーボードから選べるので、普段慣れている入力スタイルに合わせて選択できます。
キーボード入力用にiPadを広げ専用のスペース部分にたてかければ、もはやノートブックPCなみの使いやすい環境です。これをどこでも持ち運びできるのでモバイル性にも優れていますね。作業環境を選ばずにいつでもハイパフォーマンスにiPadを使いこなせています。