キーボードを打つ際、カタカタと軽快な音が聞こえてくると楽しい、モチベーションが上がることはありませんか?もし当てはまるなら、メカニカルキーボードが向いている人かもしれません。
メカニカルキーボードは打ち心地、タイピングのスムーズさがほかのキーボードに比べてよいとされています。今回はそんなメカニカルキーボードの、ほかの特徴も含めてメリットやデメリットはないのか、おすすめ商品などをご紹介します。
目次
メカニカルキーボードとは?そのメリットも
メカニカルキーボードには、以下のようなメリット、デメリットがあります。
りぃあ
メカニカルキーボードのメリット
・カチカチと打音が軽快で打ちミスもしにくい
・利用者のテンションアップにつながる
・耐久性が高い
りぃあ
メカニカルキーボードのデメリット
・打音が大きいのでうるさいと感じる
・価格が高め
・1度打ったら2度以上反映されるチャタリングとなる可能性
メカニカルキーボードの打音は、テンポよくいけば利用者のモチベーションアップにつながり、また打ったということが音で分かるため、打ちミスしにくいのもメリット。しかし人によっては、この音が耳障りと感じることもあるようです。
チャタリングは1回しか打っていないのに、画面上に2文字以上表示されてしまうといった現象。ほかのタイプのキーボードではあまり起こらないとされます。
また価格は高めですが、その分耐久性はよく、打つ力が強い方などからすれば、長期的な意味でコスパのよい商品と言えるでしょう。
メカニカルキーボードの選び方
自分に適したメカニカルキーボードを探すなら、以下のポイントをチェックしてみましょう。
軸を選ぶ
メカニカルキーボードは内部に軸と呼ばれるパーツがあり、その種類によって差異が生じます。
赤軸:静かな打音
1つ目の赤軸は、メカニカルキーボードの中では音が小さいタイプ。上で打音がうるさく感じるデメリットを挙げましたが、今使っているキーボードでも気になる方は赤軸のメカニカルキーボードを優先しましょう。
青軸:しっかりした打音
一方青軸は、しっかりと打音が聞こえるタイプのキーボード。うるささは気にならない、むしろ軽快な打音でテンションアップになるという方におすすめです。
茶軸:赤と青の中間
赤ほど静かでもなく、青ほどうるさくもない。そんな中間に位置するのが茶軸のメカニカルキーボード。くせがない分どんな人にも合わせやすいので、初めてメカニカルキーボードを使う方におすすめ。茶軸を基準として、もっと音を出したいなら青、静けさを求めるなら赤と、自分の好みを探すのにも役立ちます。
黒軸:打つスピードに対応しやすい
最後の黒軸は、高速タイピング向けです。各キーを底までしっかり押さなくても反映してくれるため、素早いタイプが可能になります。その分初めての方は押していないのに反映されてしまう、チャタリングが起こる可能性もあるので注意しましょう。
メーカー独自のオリジナル軸:ゲーミングキーボード向け
軸の中にはメーカーが独自に開発したものも存在。細かい性能はメーカーによって異なりますが、多くはゲーミングキーボードに適しており、黒軸のように操作に対しての反応が素早く返ってきます。
打った感触は茶軸のほか赤や青と使いやすいので、初めての方でもゲーム用にメカニカルキーボードを探しているならおすすめです。
接続方法
メカニカルキーボードもほかのキーボード同様、有線と無線、あるいは両方可能の3通りが存在します。
有線タイプ:電池切れの心配なし
有線タイプは無線に比べると不便なイメージもありますが、最大の特徴は電力もケーブルを介して、パソコンなど接続先の機器から行えることです。事前に充電したり、電池を入れ替える手間が省けるため、すぐに使うことができます。
無線タイプ:煩わしさやスペースを気にせず利用
一方無線タイプは、ケーブルがない分絡まる煩わしさがなく、スペースが限られた場所でも使いやすい点がメリット。接続方法はBluetoothが主で、USBレシーバーなど専用機器をパソコン側に繋ぐタイプも見られます。
キー配列で選ぶ
キー配列もキーボード全般に言える機能です。主に英語配列と日本語配列の2種類に分かれており、英語配列では表面にかな表示がないのが特徴。ローマ字入力をしている方はともかく、かな入力を使っている場合は日本語配列のメカニカルキーボードにしましょう。
キーストローク
キーストロークは、キーを打った時にどれだけ指が沈むかを示した値。数値が浅ければすぐ反映されやすいですし、深いキーであれば青軸のようにしっかり打った感触が伝わってきます。平均はおよそ3mm前後なので、好みや今使っているキーボードのキーストロークが分からない場合は、3mmのメカニカルキーボードから始めてみましょう。
ほかの機能もそうですが、可能なら店頭などで直接確かめてみるとより実感しやすいです。
機能で選ぶ
その他の便利機能を搭載したメカニカルキーボードもおすすめです。
アンチゴースト機能:打ちミス対策
アンチゴースト機能は、簡単に言うと打ちミスを防ぐための機能。2つのキーを同時押ししてしまった時に両方の文字あるいは操作が実行されるのを防ぎます。チャタリング防止や、高速タイピングが多い方におすすめです。
「ロールオーバー」対応:複数キーの同時押しも容易
反対に複数のキーを同時に扱うなら、ロールオーバー機能がおすすめ。メカニカルキーボードによっては複数キーの設定数に制限が設けられていることもあるので、必要なキーの数以上の商品を選ぶか、無制限タイプを優先しましょう。
マクロ機能:特定の操作を事前登録
マクロ機能は、頻繁に入力する操作を登録することで、簡単に呼び出し・実行できる機能です。呼び出しはマクロキーを打つだけでOK。ロールオーバー同様、ゲーミングキーボードとして使いたい方に向いています。
バックライト:暗闇でもミスなく操作
キーボード自体にバックライトが備わっているタイプもあります。ゲームや映画の視聴など暗がりでの操作が必要な場合や、室内はそこまで暗くないけれど、手元はきちんと確認したい時におすすめです。
メカニカルキーボードのおすすめランキングTOP8
では改めて、おすすめのメカニカルキーボードをランキングでご紹介しましょう。軸や配列と急に言われても飲みこめないという方も、実際にメカニカルキーボードはどんなものなのかを見てみることで、選びやすくなるかもしれません。
第8位 METIS メカニカルキーボード
軸 | 青 |
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キー配列 | 英語 |
機能 | 防水、 LEDバックライト |
接続方法 | 無線、有線 |
キーストローク | – |
接続の切り替え可能な両用タイプ
8位はMETISのメカニカルキーボード。青軸なので音の大きさには注意ですが、その分軽快な打音が味わえます。接続は無線と有線どちらでも行えるため、万一充電切れになった時にも安心。また防水機能がついているので、オフィスなどでうっかり飲み物をこぼした時にも備えられます。LEDによるバックライト付きで、ちょっと暗いなと感じるところでも打ちミスしにくいのがポイントです。
61キーと最低限に抑えたコンパクトタイプから、104キーと様々なキーを備えたタイプまで、目的に合わせたメカニカルキーボードを選べます。
第7位 e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード
軸 | 黒 |
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キー配列 | 英語 |
機能 | アンチゴースト、防水、 LEDバックライト |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 1.5±0.6mm |
人体工学に適したデザイン
7位はe元素のゲーミングキーボード。黒軸ですが、アンチゴースト機能を備えており、高速タイピングかつ打ちミスの少ない操作が可能です。有線のみですが、8位同様防水とバックライトもそなわっており、いざという時にも安心。また人体工学に配慮した構造ゆえ、水だけでなくホコリや汚れにも耐性があり、劣化しにくいのも魅力です。
黒軸ゆえ人を選ぶ点で7位としていますが、慣れている方であればサポートが充実しているのでおすすめの商品と言えます。
第6位 オウルテック Cherry社製メカニカルキースイッチ採用 キーボード OWL-KB109C
出典: Amazon.co.jp
軸 | 赤、青、茶 |
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キー配列 | 日本語 |
機能 | Nキーロールオーバー |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 4mm |
ロールオーバーやFキーで利便性アップ
6位はオウルテックのメカニカルキーボードを選びました。1商品で赤、青、茶と3軸から選ぶことができ、オウルテック製品が好きな方には悩まず自分に合った軸を優先できます。また実に109ものキー、制限のないロールオーバー(接続方法によっても変わる)や、ファンクションキーなどの活用によって、作業をよりスムーズに行えるのも魅力です。
防水などの機能はないので、取り扱いやこまめなお手入れは忘れずに。
第5位 サンワサプライ メカニカルキーボード チェリー社製スイッチ採用 SKB-MK2BK
出典: Amazon.co.jp
軸 | 黒 |
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キー配列 | 日本語 |
機能 | – |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 4±0.5mm |
打ちやすさ重視のシンプルキーボード
5位はサンワサプライから。6位同様チェリー社製スイッチを採用していますが、こちらは黒軸。入力スピード重視の方におすすめです。ゲーム専用ではないこともあってか、シンプルな作りが特徴。特に凝った機能は不要という方に向いています。
赤軸などに比べると初心者向けではありませんが、頑強な構造と見た目をしています。またどれかといえば赤軸に近いのか、比較的静かな打音で軽さを感じることもあり、オフィス使用にもおすすめです。
第4位 HP メカニカル ゲーミングキーボード GK320
出典: Amazon.co.jp
軸 | 青、赤 |
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キー配列 | 日本語 |
機能 | バックライト |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 4mm |
キーキャップの着脱でお手入れも簡単に
ヒューレットパッカードのメカニカルキーボードが4位です。こちらは青軸と赤軸から選ぶことが可能。バックライトを除けば、5位同様シンプルな構造のメカニカルキーボードですが、キーキャップの取り外しを容易に行えるので、キーボードの奥に詰まったホコリの掃除に便利です。1つのキーボードを長く使いたい方や、きちんとお手入れができる方に向いています。
バックライトは調整も可能なので、ゲーム用はもちろん普段使いにも便利。またキーボードの中ではコストも低めなので、値段重視の方にもおすすめです。
第3位 Logicool G ゲーミングキーボード G610BL
出典: Amazon.co.jp
軸 | 青 |
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キー配列 | 日本語 |
機能 | ホワイトバックライト、メディアコントローラー、角度調整 |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 4.4mm |
キーボードを傾けて打ちやすさアップ
3位はLogicool Gから。最大の特徴は、キーボード本体の下に小さな支えがついており、傾けて使えることです。フラットな置き方に加え、4度及び8度の3段階調整ができます。水平に置いた状態ではキーが打ちにくいという方はチェックしてみてください。
またバックライトがレインボーのような様々なカラーではなく、ホワイトを採用しているのもポイント。毒々しい色は苦手という方でも使いやすいです。青軸の使用感や深めのキーストロークが気にならなければぜひ。
第2位 ロジクール K840 メカニカルキーボード
軸 | Romer-Gメカニカルスイッチ |
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キー配列 | 日本語 |
機能 | 26キーロールオーバー |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 5mm |
耐久性と静音が魅力のオリジナル軸
メーカーオリジナル軸を採用しているのが、2位に選んだロジクールのメカニカルキーボードです。Romer-Gメカニカルスイッチは赤軸のような静音性を備えつつ、操作しやすさと耐久性も期待できる便利なタイプ。打ち方が強い方にも向いています。ケーブルも耐久性があるほか、本体がアルミニウムで頑丈さを高めているのも、長く使い続けるにはありがたいですね。
またロールオーバーが最大26キーと多く、ゲーム用としても使いやすいです。
第1位 エレコム ゲーミングキーボード メカニカル ECTK-G01UKBK
出典: Amazon.co.jp
軸 | 茶 |
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キー配列 | 日本語 |
機能 | 全キーロールオーバー、LEDバックライト |
接続方法 | 有線 |
キーストローク | 4mm |
入力の取りこぼし無し!
おすすめメカニカルキーボード第1位は、エレコムのゲーミングキーボードを選びました。茶軸なので青派の方も赤派の方も、メカニカルキーボード初めての方でも使うことができます。ゲーム用ということもあってか、激しい操作にも強い耐久性は魅力。また全てのキーがロールオーバーに対応しているのも特徴で、どんな複雑な操作であってもきちんと反映してくれます。
またバックライトはキーボード全体の点灯・消灯に加え、点滅や特定のキーのみ光るなど全部で5パターンの設定が可能。暗がりでの識別だけでなく、ゲームの雰囲気を盛り上げるのにもおすすめです。
おすすめメカニカルキーボードの比較表はこちら!
商品画像 |
No.1
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No.2
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No.3
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No.4
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No.5
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No.6
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No.7
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No.8
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商品名 | エレコム ゲーミングキーボード メカニカル ECTK-G01UKBK | ロジクール K840 メカニカルキーボード | Logicool G ゲーミングキーボード G610BL | HP メカニカル ゲーミングキーボード GK320 | サンワサプライ メカニカルキーボード チェリー社製スイッチ採用 SKB-MK2BK | オウルテック Cherry社製メカニカルキースイッチ採用 キーボード OWL-KB109C | e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード | METIS メカニカルキーボード |
軸 | 茶 | Romer-Gメカニカルスイッチ | 青 | 青、赤 | 黒 | 赤、青、茶 | 黒 | 青 |
キー配列 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 英語 | 英語 |
機能 | 全キーロールオーバー、LEDバックライト | 26キーロールオーバー | ホワイトバックライト、メディアコントローラー、角度調整 | バックライト | – | Nキーロールオーバー | アンチゴースト、防水、 LEDバックライト | 防水、 LEDバックライト |
接続方法 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 無線、有線 |
キーストローク | 4mm | 5mm | 4.4mm | 4mm | 4±0.5mm | 4mm | 1.5±0.6mm | – |
リンク | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | Amazon楽天Yahoo! | AmazonYahoo! | Amazon |
メカニカルキーボードの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ゲーミングキーボードの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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ルーチンワークもメカニカルキーボードで楽しく
仕事などの決まりきったルーチンワークは、自分が好きで始めたとしても飽きやすくなるもの。デスクワークなど、1日のパソコン操作が長時間に渡るならなおさらです。
メカニカルキーボードは、打音の軽快さによって利用者のモチベーションアップにも役立つ商品。軸の種類やほかの機能など、自分に合った商品を選ぶ必要があるものの、退屈になっていた作業をまた楽しくしてくれる可能性を秘めています。
あなたにぴったりのメカニカルキーボードで、毎日の作業も楽しくスムーズにこなしてしまいましょう。