キーボードと言えば、打っている最中のカタカタという音が痛快という方も多いでしょう。私もその1人で、音楽を聴いているわけでもないのに、調子よく打ち続けられるとテンションが上がってしまいます。今回は、そんなキーボードの中でもパンタグラフ式と呼ばれるタイプについて特徴や選び方をご紹介。
おすすめ商品もランキングで取り上げているので、キーボードのみを買うのが初めての方や、新しいパソコンやタブレット用に追加を検討している方など、チェックしてみてください。
目次
パンタグラフキーボードとは?
パンタグラフというと、電車の上部に見られるダイヤ型のパーツをイメージするのではないでしょうか。キーボードのパンタグラフも内部にダイヤ型をしたバネ(パンタグラフ機構)があることからそう呼ばれています。
キーボードはほかにもメンブレン、メカニカルなどのタイプがあるのですが、パンタグラフは力を込めなくても打ちやすい点が魅力。資料や文書の入力など、長時間入力し続けても疲れにくいメリットがあります。
パンタグラフキーボードの選び方
パンタグラフキーボードを選ぶ際は、キーボード共通のポイントを中心に、パンタグラフならではの要素も抑えて自分に向いているかを見てみましょう。
使うシーンに合わせて薄さ・軽さを選ぶ
まずはパンタグラフキーボードのサイズ。例えば自宅と職場で同じキーボードを使いたい、スマホやタブレット用など持ち歩き前提の商品を探しているなら、コンパクトな方が便利ですよね。
ただ必ずしも薄い・軽い方が便利とは限りません。特に薄いキーボードは、打ち方次第で破損しやすいリスクがあったり、耐久性が低いことも。自宅に置きっぱなしなど、使用シーンが決まっているなら、大きく重いキーボードの方が丈夫で安心です。
接続方式をチェック
キーボードはパソコンなどに接続する場合、有線か無線か、あるいは両方利用できるかが決まっています。有線の場合はケーブルが邪魔に感じるかもしれませんが、電力をパソコン側から受けられるので充電いらず、また入力の遅延や漏れも少ないメリットがあります。
一方無線は、ケーブルがない分場所を確保しやすいのが魅力。また無線の中でも、最初の設定さえできれば何も道具を必要としないBluetoothや、設定は不要でも、レシーバーと呼ばれる小型のメモリースティックのような器具を使うタイプなどがあります。
対応可能なOSをチェック
接続においては、パソコン側のOSに対応しているかも重要です。WindowsやMacOSはもちろん、スマホで利用するならAndroidなどにも対応しているかチェック。複数の機器で同じパンタグラフキーボードを使うならば、全ての機器に対応しているかも確認しましょう。多くのキーボードは複数のOSに対応しているケースが多いですが、100%ではないため注意が必要です。
その他機能もチェック
ほかにもパンタグラフキーボードには便利な機能が備わった商品があります。例えば各キーの間に隙間を設け、隣り合ったキーを誤って押してしまうミスを防ぐアイソレーションタイプ。手の大きい方や、打ちミスを避けたい時に便利です。またキーストロークはキーを押した時にどれだけ沈むかを示し、浅いとその分力を込めずに済みます。パンタグラフキーボードの場合は2mmを目安に探しましょう。
その他、計算など数字入力を多用するならテンキー付き、外国語の利用が多いならUS(英字)などキーボードの配列にも注目することで、より利便性が高まります。加えて電源も、ワイヤレスキーボードなら充電か電池式いずれかあるいは両方から選べます。
【ゲーミングにも】パンタグラフキーボードおすすめ人気ランキングTOP10
ではここから、おすすめしたいパンタグラフキーボードをご紹介します。求めやすいコスパ〇の商品から、質にこだわった高級志向の商品、またゲーミングキーボードなど、様々なタイプが存在。特徴がイマイチつかみにくいという方も、実際のデザインを見て考える手もありますよ。
第10位 ロジクール アドバンスド ワイヤレスキーボード KX800 MX KEYS
出典: Amazon.co.jp
サイズ | 430×20.5x131mm |
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接続方法 | 無線 |
対応OS | Windows7以降、macOS 10.11以降、Linux、Android 6以降 |
キーボード配列 | 日本語 |
機能重視の高級キーボード
まずは10位から。ロジクールのKX800は、アドバンスドキーボードと言われるだけあって、機能にこだわりを持っています。ボタンに僅かな窪みを作り、パンタグラフの中でも滑らかな入力を可能にしました。専用ソフトをインストールすれば、MX KEYSをカスタマイズして便利なショートカットとして使えます。WindowsやMacなど、様々なメーカーのOSに対応している汎用性も嬉しい特徴です。
加えて薄型の割に頑丈なボディもポイント。ワイヤレス接続はレシーバー不要で、BluetoothのほかUnifyingにも対応しています。またバックライトは手を近づけるだけで作動させることも可能で、暗い中手探りでボタンを探す必要もありません。ほかのパンタグラフキーボードに比べると5~10倍近い金額差ですが、利便性を追究したいなら損はない価格です。
第9位 BUFFALO フルキーボード BSKBM01WH
サイズ | 444×129×23mm |
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接続方法 | 有線 |
対応OS | USB標準搭載のMacシリーズ |
キーボード配列 | 日本語 |
Mac専用のキーボード
9位はMacOS専用のキーボード。利用範囲が限られるので99位としていますが、Mac利用者にとってはデメリットがなくなる分おすすめです。コスパは10位に比べるとぐっと落ちますし、Mac純製品と比べてもお得。機能面でもテンキーが別途備わっているほか、日本語配列なのでかな入力がメインという方でも楽々使えます。
ただ一部のMacOS、特に最新のバージョンだと、ファンクションキーが非対応になっていることも。とはいえほかのキーは問題なく扱える、また対応キーの変更アプリなどを活用して対処するなど、使い方によっては気にならない・対策も可能です。
第8位 サンワサプライ 静音スリムキーボード SKB-SL19BK
サイズ | 345×115×19mm |
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接続方法 | 有線 |
対応OS | Windows10、8.1、8、7、Vistam、XP |
キーボード配列 | 日本語 |
カチカチ音もできれば抑えたい方に
8位は静音設計のキーボードです。通常の3分の1まで音を抑えており、パンタグラフキーボードは打音が軽快とはいえあまりにうるさいと気になる方や、公共の場で使いたいという方におすすめします。こちらは9位とは異なり、Windows向けなのでMacの方は注意してください。テンキー付きの割にコンパクト、薄いタイプで、持ち運びもしやすいです。
ちなみに商品ページなどによっては対応OSにWindows10が含まれていないこともありますが、これはキーボードの販売時期がW10より前であったからが理由のよう。W10でも使うことができます。
第7位 エレコム ミニキーボード ブラック TK-FCP096BK
サイズ | 289.2×127.5×21.2mm |
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接続方法 | 有線 |
対応OS | Windows 10、Windows 8.1、Windows 7、Windows XP、macOS HighSierra(10.13) |
キーボード配列 | 日本語 |
テンキーなしでより小型に
長辺が30cm未満と、よりコンパクトさにこだわる方にぴったりなのがこちらのミニキーボード。テンキーがないため、数字入力はキーボードの上列を使う必要がある点のみデメリットと言えるでしょうか。やや厚みを感じるのは、内部に鉄板を入れているため。その分ミニサイズでも安定感と軽快な入力が期待できます。
一方マルチファンクションキーでショートカットの設定ができるほか、対応OSの幅広さなど、使いやすい機能も充実。あくまでテンキーを除いて小さくしているのか、各キーが極端に小さいということもなく、入力しやすいです。
第6位 iClever ワイヤレスキーボード GKJ22S
サイズ | 366x125x3.95mm |
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接続方法 | 無線 |
対応OS | Windows10、8、7、Vista、XP、MacOS |
キーボード配列 | 日本語 |
バッテリー長持ち&急速充電にも対応
6位はUSBレシーバーで接続するタイプのワイヤレスキーボード。電力は別途ケーブルを使っての充電ですが、2時間のフル充電でスタンバイ状態で90日分利用可能、また急速充電にも対応しており、うっかり充電し忘れた時にも時間をかけず稼働させられます。
本体はやや厚みがあるものの、それでも約4mmと薄型タイプ。移動もしやすいです。一方各キーは最大300万回まで耐えられるもちの良さも特徴で、バッテリー寿命の長さと共に、利用頻度が高い方に適したパンタグラフキーボードと言えます。
第5位 iClever キーボード IC-BK22
サイズ | 366x125x3.95mm |
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接続方法 | 無線 |
対応OS | iOS、Android、Windows、Mac |
キーボード配列 | 日本語 |
Android用のキーボードにもおすすめ
5位もiClever社製のパンタグラフキーボードですが、こちらはより高級版。まず対応OSが、パソコンだけでなくスマホも含んでおり、AndroidやiOSの端末でも使うことができます。スマホのフリック入力が苦手という方にもおすすめです。
加えて3台までなら同時ペアリングもでき、パソコンとスマホ、あるいはタブレットなど複数台持ちの方が、キーボードをこの商品1つにまとめてしまえます。また無線はBluetoothで行うため、ケーブルはもちろんレシーバーのスペースすらないという方にも安心。値段が高い分、汎用性も高いキーボードです。
第4位 FILCO スリムタイプキーボード ExcellioLiteBlack FKBE109
サイズ | 447x135x23mm |
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接続方法 | 有線 |
対応OS | Windows10、8.1、8、7、Vista、XP |
キーボード配列 | 日本語 |
入力の楽さを求める方に
FILCOのExcellioシリーズが4位。ブランドとしては生産終了していますが、Windows10にも対応しているなどまだまだ現役のキーボードです。平均23mmと薄さにも定評があり、タイピングなど入力がスムーズに行えます。押しミスも少なく、長文の連続入力などでも活躍間違いなしです。
感触としては、パンタグラフキーボードの中ではやや重みを感じるキーストロークで、しっかりした入力・押し込んでいる感覚が好みの方に向いています。
第3位 エレコム コンパクトキーボード TK-FDP099TBK
サイズ | 367.1×127.5×21.2mm |
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接続方法 | 無線 |
対応OS | Windows 10、8.1、7、XP、macOS HighSierra(10.13) |
キーボード配列 | 日本語 |
電池利用で充電の手間なし!
エレコムのレシーバーを使うワイヤレスキーボードを3位に選びました。厚い部分でも21mmほど、薄い部分では僅か6mmほどしかない小ぶりさが特徴で、テンキーがある分広さはありますが、軽く扱いやすいです。キーによっては多少小さくされている記号もありますが、使用頻度が低めのキーに集中しているので打ちミスも気にせず使えます。
特別な機能こそありませんが、その分シンプルで使いやすいタイプ。普段使い用のキーボードを求めている方には、コスパもよくおすすめです。
第2位 BUFFALO スリムキーボード BSKBU14BK
サイズ | 344×138×21mm |
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接続方法 | 有線 |
対応OS | Windows 8.1、8 、7、PS4、PS3 |
キーボード配列 | 日本語 |
ゲーミングキーボードとしても活躍
バッファローのスリムキーボードは、対応OSにプレイステーションシリーズを含んでいるのが最大の特徴です。本格的なゲーミングキーボードに比べると便利機能は少ないですが、コンパクトさゆえ友人宅などに持ち運べるのはメリット。
また打ち心地のよさや入力ミスの少なさもポイントで、タイピングやタイピングが求められるゲーム、オンラインチャットなどでも活躍してくれます。キーストロークは2.5mmと浅めで、素早い操作でもしっかり打った感触が得られます。
第1位 エレコム コンパクトキーボード TK-FCP097BK
サイズ | 367.1×127.5×21.2mm |
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接続方法 | 有線 |
対応OS | Windows 10、8.1、7、XP、macOS HighSierra(10.13) |
キーボード配列 | 日本語 |
必要な機能を中心に安定した使いやすさを
おすすめパンタグラフキーボード1位は、エレコムの有線タイプです。見た目は3位+ケーブルという形で、こちらもシンプルさが魅力。余計な機能がない分コスパもよいです。また本体カラーは白と黒から選べます。キーボードは黒が多く、白もよくてMac製品ぐらいのイメージですから、コスパかつ色の選択という点だけでもポイントは高いでしょう。
有線なので通信が安定しやすく、入力がきちんと画面上に反映されるのもメリット。同じ有線の2位とは異なりゲーム機は非対応ですが、その分WindowsとMacどちらでも使える点で上位としました。
【徹底比較】パンタグラフキーボードおすすめ人気商品の比較表はこちら!
商品画像 |
No.1
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No.3
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No.4
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No.5
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No.6
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No.7
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No.8
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No.9
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No.10
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商品名 | エレコム コンパクトキーボード TK-FCP097BK | BUFFALO スリムキーボード BSKBU14BK | エレコム コンパクトキーボード TK-FDP099TBK | FILCO スリムタイプキーボード ExcellioLiteBlack FKBE109 | iClever キーボード IC-BK22 | iClever ワイヤレスキーボード GKJ22S | レコム ミニキーボード ブラック TK-FCP096BK | サンワサプライ 静音スリムキーボード SKB-SL19BK | BUFFALO フルキーボード BSKBM01WH | ロジクール アドバンスド ワイヤレスキーボード KX800 MX KEYS |
サイズ | 367.1×127.5×21.2mm | 344×138×21mm | 367.1×127.5×21.2mm | 447x135x23mm | 366x125x3.95mm | 366x125x3.95mm | 289.2×127.5×21.2mm | 345×115×19mm | 444×129×23mm | 430×20.5x131mm |
接続方法 | 有線 | 有線 | 無線 | 有線 | 無線 | 無線 | 有線 | 有線 | 有線 | 無線 |
対応OS | Windows 10、8.1、7、XP、macOS HighSierra(10.13) | Windows 8.1、8 、7、PS4、PS3 | Windows 10、8.1、7、XP、macOS HighSierra(10.13) | Windows10、8.1、8、7、Vista、XP | iOS、Android、Windows、Mac | Windows10、8、7、Vista、XP、MacOS | Windows 10、Windows 8.1、Windows 7、Windows XP、macOS HighSierra(10.13) | Windows10、8.1、8、7、Vistam、XP | USB標準搭載のMacシリーズ | Windows7以降、macOS 10.11以降、Linux、Android 6以降 |
キーボード配列 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 |
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パンタグラフキーボードで長時間の作業も軽快に
パンタグラフキーボードのカタカタという軽快な音は、テンポよく入力が進んでいることを感じ取りやすく、単調な作業も楽しくさせてくれます。仕事用はもちろんのこと、ブログやSNSへの投稿など、テキスト入力はいまや欠かせない手段となりました。1日中入力し続けるという人も少なくないでしょう。
ぜひ、自分によりぴったりなパンタグラフキーボードを使って、決まりきったルーティンワークもしっかり集中!快適な時間にしてください。