iPhoneは非常に便利なスマートフォンで、ただ単に使いやすいだけでなく、その高いデザイン性から人気のスマホ端末となっています。周りのスマホユーザーをみてもiPhoneを使用しているという人が多いのが日本の現状ではないでしょうか。
iPhoneは性能の高い機能を多数搭載しており、高画質なカメラ性能や、繊細で美しいディスプレイ表示が魅力。さらに、iPhoneに搭載されたiOSは、説明書も特に必要なく直感的に操作可能なシステムとなっているのも人気の理由です。
しかし、いくら手の平上で操作できるiPhoneであっても画面サイズには限界があります。そのため、文章コンテンツの編集や画像編集などの作業においては少し不便かもしれません。
「もっと大画面で効率的に作業したい」
「大きな画面でゲームや動画コンテンツを楽しみたい」
こんな悩みを持っている人におすすめしたいのがiPhoneと同じiOSを搭載したタブレット端末「iPad」です。
今回はiPadの選び方やおすすめ機種を紹介します!
目次
iPadを持つメリット
多くのユーザーはスマートフォンをメイン端末として利用していると思います。iPadはあくまでサブ端末という位置付けになるかもしれませんが、iPhoneと比較した場合のiPadの特徴について挙げてみます。
1つ目は画面の大きさです。iPadはiPhoneに比べ画面サイズが大きいので、視認性が大きく向上します。
テレビで見るより映画館で見る方が、より迫力ある映像を楽しめるのと同じように、普段iPhone上で楽しんでいる動画を始めとしたエンターテインメントコンテンツを、より大きい画面であるiPad上で視聴することにより、大きな満足を得ることができるしょう。
そして、その大きな画面を使うことにより、文章ファイルや表作成といったファイル編集も効率が格段にあがります。
iPad上で画像編集やスタイラスペンを用いた描画も容易にできるでしょう。電子書籍の閲覧も文字が大きく表示でき、iPadがいつでもどこでも何冊でも持ち歩ける読みやすい本として活躍してくれます。
さらに、以前はiPhoneと同じiOSとして動いていたiPadもOSが進化を遂げ、今ではiPad OSが搭載され、よりiPadを活用できるような操作が可能になりました。
サブ端末として活用されていたiPadも、今ではメイン端末としてビジネス・家庭を問わず活用されているケースが多いです。
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よくみる「〜世代」ってどういう意味?
iPadには、iPhone11→iPhone 12のように、新製品へアップデートされた際の名称に、ナンバリング的な法則がありません。例えば、2021年5月現在では、iPadの通常モデルは「iPad(第8世代)」、11インチのiPad Proであれば「11インチiPad Pro(第3世代)」、12.9インチのiPad Proであれば、「12.9インチiPad Pro(第5世代)」となります。
慣れない方にとっては、製品をみただけでは「(○○世代)」かどうかという判別はつきにくいもの。どのモデルかを識別するかは、iPad製品の裏面に小さな文字で刻印されている「A」から始まるモデル番号を確認しましょう。
この番号を元に、Apple公式サイトで一致するものを探せば、iPadのモデルを識別可能です。
iPadの選び方
Apple製のタブレットとして販売されているiPadの機種は以下のとおりです。
- 12.9インチ iPad Pro(第3世代)
- 11インチiPad Pro(第3世代)
- iPad Air(第3世代)
- iPad(第7世代)
- iPad mini
これら5機種は同じiPadでも個々の性能は大きく変わります。
特に、「Pro」名称が付く上位2機種については、通常のiPadよりもより高性能な機能を多く搭載した使い勝手の良いタブレット端末に仕上がっています。
iPadを選ぶポイントとしては以下のような項目が挙げられるので、それぞれチェックしてみましょう。
iPadの選び方① 画面サイズ
iPad最大の特徴は、その大きな画面サイズです。iPhoneの画面ではもの足りないという人は、iPadの画面サイズの大きさに魅力を感じている人が多いと思います。
現行で発売されているiPadの画面サイズは全部で5種類存在します。
iPad Proシリーズは画面サイズが2種類あり、12.9インチiPad Pro(第4世代)と、11インチiPad Pro(第2世代)です。
iPad Air(第4世代)は、10.9インチのディスプレイ。11インチiPad Pro(第2世代)とほぼ同じサイズです。
とても操作のしやすい大きなディスプレイサイズながら、持ち運びの際の携帯性も重視したサイズ感に仕上がっています。
一方、エントリーモデルに分類されるiPad(第8世代)は10.2インチディスプレイ、iPad mini(第5世代)は7.9インチのディスプレイを採用。ホームボタンが共に存在するため、その分画面サイズが小さくなっています。
2021年発売のiPad Proには、従来のiPad Proと同様に、画面サイズが11インチと12.9インチモデルの2種類が用意されています。
iPad Proの高性能を維持しつつもコンパクトな画面サイズにこだわるのであれば11インチ、より大きな画面でMacBook AirやMacBook Proと同じような表示領域で作業したいなら12.9インチが、それぞれおすすめです。
iPadの選び方② カメラ性能
iPadにももちろん外側・内側ともにカメラを搭載。iPhone同様に気軽に高画質な写真や動画を撮影することができるので、タブレット端末でも取り出すだけで簡単に撮影ができます。
iPadのカメラは2種類あり、広角レンズ1つを搭載したシングルレンズの仕様と、広角カメラ・超広角カメラのデュアルレンズ仕様のものがあります。
前者のシングルレンズ仕様は、iPad Air(第4世代)、iPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)に採用されています。後者のデュアルレンズ仕様は12.9インチiPad Pro(第4世代)及び11インチiPad Pro(第2世代)のみで搭載されています。
上位モデルでは光学式手ぶれ補正を搭載しているので、多少手元がぶれてしまいがちなカメラ撮影時も安心してしっかりとした写真もできます。
iPad Air(第4世代)のレンズはシングルレンズながら、1200万画素のカメラ性能で、手ブレ補正がきいたLive Photosの撮影ができる点もポイントです。
iPad(第8世代)のカメラは、800万画素のシングルカメラを搭載し、高性能な機能を省くことで、本体価格を抑えています。
2021年モデルのiPad Proでは、11インチ、12インチともに広角レンズと超広角レンズという2つのカメラを同時搭載したデュアルレンズ仕様です。これまでのシングルレンズ撮影に比べて、より広い画角での撮影ができる超広角レンズを搭載することで、風景写真やストリートスナップなど、iPad Proを使った写真撮影の幅が大きく広がります。また、LiDARスキャナと呼ばれる物体との距離感を捉えて深度マップを作成できる機能により、AR体験を楽しむことも可能です。
iPadの選び方③ 処理能力
ゲーム、WEB閲覧、写真・動画編集、デザインツールなど、iPadの使い方によって端末の処理能力が重要になります。
12.9インチiPad Pro(第5世代)、11インチiPad Pro(第3世代)では、最新のMacシリーズ同様にAppleシリコンのM1チップが搭載され、Macコンピューター同様の処理能力をiPad Pro上でも発揮できるようになりました。8コアのCPUとGPUに加え16コアのNeural EngineがM1チップに組み込まれ、従来よりCPUパフォーマンスで50%、グラフィックス性能で40%高速に処理できる驚異的な能力です。Apple M1は電力効率にも優れているので、モバイル端末として使うiPad Proの性能を1段も2段も上に引き上げています。
12.9インチiPad Pro(第4世代)・11インチiPad Pro(第2世代)ではA12Z Bionicチップを搭載。8コアのグラフィックプロセッサで、ゲームや動画編集といったタスクもサクサクできます。
iPad Air(第4世代)では、最新のiPhone 12シリーズでも使われるA14 Bionicチップを搭載しています。
全モバイル端末の中でも最速のチップとされているA12Z Bionicに近い処理能力を持ち、このチップでも十分にマルチメディアなタスクをこなすことが可能です。
iPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)では、A12 Bionicチップと採用。数世代前のチップですが、臨場感のあるゲームやグラフィックのキレイなゲームプレイも楽しむことが十分できます。
iPadの選び方④ 対応アクセサリー
キーボード
iPadをさらに便利に使うためには、純正アクセサリーであるApple Pencil及び「Smart Keyboard」「Magic Keyboard」への対応も考慮しておきましょう。
iPad miniを除く、現行モデルのiPadでは、マグネット式で接続するだけで簡単に使えるキーボードアクセサリー「Smart Keyboard」に対応しています。
物理的に接続するだけで接続処理が完結するので、面倒なペアリングといった作業も不要で簡単です。
Smart Connectorに対応したアクセサリーを使用すれば、すぐに専用のキーボードを使用してタイピングができます。
12.9インチiPad Pro(第5世代)と11インチiPad Pro(第3世代)は、背面のSmart Connectorにマグネット式に接続することで使えるSmart Keyboard FolioやMagic Keyboardに対応しています。
12.9インチiPad Pro(第4世代)、11インチiPad Pro(第2世代)は、マグネット式で接続するだけで簡単に使える純正キーボードアクセサリー Smart Keyboard Folio 及びMagic Keyboardに対応しています。
またリーズナブルな価格帯であるiPad(第8世代)でも、しっかりとSmart Keyboardが使えます。
画面上でのキーボード入力ももちろん可能ですが、これらApple純正アクセサリーの外部キーボードを使うことで、文字入力作業がさらに容易になり、作業効率を大きく向上させることが可能です。
iPad mini(第5世代)のみSmart Keyboardは非対応です。
スタイラスペン(タッチペン)
そして、手書きメモや絵を描きたい人は、スタイラスペンであるApple Penciが使えると便利。反応速度が非常に良く、実際に紙上で書いているかのような感覚で、タブレット端末上で手書き入力を行えます。特に「Pro」シリーズのみ対応している第2世代のApple Pencilの使い勝手は抜群です。
12.9インチiPad Pro(第4世代)、11インチiPad Pro(第2世代)及びiPad Air(第4世代)は第2世代のApple Pencilに対応し、ダブルタップでツール変更できるなど便利な機能を活用できます。
iPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)は、第1世代のApple Pencil対応。こちらも、なめらかな書き心地が評判なスタイラスペンなので、手書きコンテンツを利用したい人にも嬉しいポイントです。
11インチiPad Pro(第3世代)と12.9インチiPad Pro(第5世代)は、ともにApple Pencil(第2世代)に対応しています。
Adobe IllustratorやGood note5などのクリエイティブなアプリと組み合わせて、ダブルタップによるツール切り替えや手書き入力による直感的な作業を可能にします。
iPadの選び方⑤ オーディオ出力
iPadには個々の機種により搭載しているスピーカー数が異なります。
1世代前のモデルと同様に12.9インチiPad Pro(第5世代)と11インチiPad Pro(第3世代)では、4つのステレオスピーカーを搭載しています。
12.9インチiPad Pro(第4世代)及び11インチiPad Pro(第2世代)は、4スピーカーオーディオです。
一方、iPad Air(第4世代)・iPad(第8世代)・iPad mini(第5世代)は、2スピーカーオーディオを搭載しています。
数だけでも単純に倍あるので、そこから出力される音の臨場感やダイナミックさは、タブレット端末とは思えないような迫力あるもの。特にProシリーズの2モデルでは、エントリーモデルのスピーカーの倍の数を配置しているため、映画や音楽鑑賞時に臨場感ある音質で楽しめます。YouTubeやNetflixといったオンラインでの動画配信サービスもコンテンツが豊富になってきている中で、外部スピーカーに接続することなく、とても臨場感ある音質で最大限に動画コンテンツを楽します。
iPadで音楽や動画を楽しむなら「iPad Pro」の4個のステレオスピーカーで楽しむと、より満足のいくものとなるでしょう。
iPadの選び方⑥ 本体サイズ
画面サイズの大きなタブレット端末を使うために、iPad購入を検討していることと思いますが、画面だけでなく、iPad本体のサイズについてもよくチェックしておきましょう。まずはどのようにどこでiPadを使うか、という項目について見極めると良いです。
例えば、普段から頻繁に外出先に持ちあるくのであれば、サイズ感はなるべくコンパクトなものの方が良いですよね。外出先に持ち出すことなく、自宅で動画鑑賞用に使うのであれば、コンパクトさよりは大きなサイズ感を求めた方が視聴時の臨場感がより出ます。
iPad(第8世代)とiPad Air(第4世代)は10インチ台でほぼ同じサイズ感となっているので、サイズ比較としては平行線です。少しでも多きなサイズがよければ、iPad Air(第4世代)の方がおすすめ。
一方で、なるべくコンパクトさを求めるのであれば、iPad mini(第5世代)がおすすめです。
iPad Proの本体サイズは、11インチと12.9インチというディスプレイサイズに比例しています。従来モデルと比べるとほぼ変わりなく、第3世代と第2世代の11インチiPad Proは全く同じサイズです。
一方で、第5世代と第4世代の12インチiPad Proでは、タテヨコの寸法は一緒ですが、厚みが0.5mmほど異なっています。これはミニLED搭載により本体の厚みが若干増したものと考えられますが、サイズ感としてはほぼ変わりないため、大きく気にする点ではないかと思います。
iPadの選び方⑦ セキュリティ認証システムで選ぶ
現行で発売されているiPadのセキュリティ認証システムは、顔認証を利用したFace IDと指紋認証を利用したTouch IDの2種類です。
11インチiPad Pro(第3世代)と12.9インチiPad Pro(第5世代)では、旧モデル同様にフロントカメラとTrueDepthカメラを連携させた顔認証によるFace IDのロック解除に対応しています。12.9インチiPad Pro(第4世代)、11インチiPad Pro(第2世代)及びiPad Air(第4世代)の3機種がFace IDを採用。
残りのiPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)の2機種が従前のホームボタンを継承し、Touch IDが使えます。
顔認証は画面に顔を向けるだけでロック解除でき、便利な上にセキュリティ性も優れている機能ですが、例えばマスク装着等の状況化ではなかなか解除がうまくできません。そのような場合では、従来の指紋認証Touch IDが重宝します。
セキュリティ認証システムにこだわりがあるのであれば、まずはFace IDかTouch IDか、という棲み分けで選ぶのも良いかと思います。
iPadの選び方⑧ Wi-Fi対応モデルかCellularモデルかを選ぶ
iPadでは、対応している通信規格が2種類あり、「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Celullarモデル」が存在します。
Wi-Fi対応モデル
Wi-Fi対応モデルは、Wi-Fi環境下で通信利用ができるモデルです。携帯電話回線のデータ通信網は利用できません。携帯回線のデータ通信が使えない分、本体価格がWi-Fi+Cellularモデルに比べ、15,000円〜17,000円ほど安くなります。
自宅や職場など、普段からWi-Fi環境がしっかりと整備されている環境でのみ使用するのであれば、断然こちらのWi-Fi対応モデルがおすすめです。
注意点として、Wi-Fi対応モデルはもとからSIMカードスロットを搭載しないため、あとからSIMカードを使った通信利用ができません。外で携帯回線のデータ通信を利用する可能性があるのであれば、次のWi-Fi +Cellularモデルを検討しましょう。
W-Fi+Cellularモデル
Wi-Fi+Cellularモデルでは、Wi-Fi環境での通信はもちろん、携帯電話会社のSIMカードを差し込むことで、携帯電話回線のデータ通信を利用できます。そのため、Wi-Fiが整っていない外出先であっても、いつでもデータ通信が行えるのが特徴です。
デメリットとして、Wi-Fi + Cellularモデルに変更すると、15,000円〜17,000円ほどWi-Fiモデルよりも価格が高くなります。
それに加え、携帯電話回線の通信料金も発生するのでコスト面では大幅に増となるのでご注意を。電車等で移動中にもiPadを使いたい、カフェのWi-Fiを利用することなくいつでも気軽に通信利用したい、というようなiPadの使用頻度が高いユーザーにおすすめです。
iPadの選び方⑨ 本体容量
iPad本体内部に保存するファイルやアプリを保存する際に重要となるのがストレージ容量です。iPadでは、端末購入後に本体内部のストレージを増やすことができないので、端末購入時にストレージを選ぶ必要があります。
2021年モデルのiPad Proでは11インチ、12.9インチともに最大2TBのストレージ容量まで用意されています。ラインナップは128GB・256GB・512GB・1TB・2TBの5つから選択できます。特に2TBの最大容量モデルであれば、クラウドへのファイル保管をすることなく、iPad Pro本体内部で相当量なデータを保存可能です。
12.9インチiPad Pro(第4世代)・11インチiPad Pro(第2世代)では128GB・256GB・512GB・1TBの4つから選べます。
iPad Air(第4世代)・iPad mini(第5世代)は64GB・256GBの2種類から、iPad(第8世代)は32GB・128GBの2種類から選択できます。
本体内部に写真、動画、アプリ、各種ファイルなど、保存したい容量により大小を決めると良いでしょう。
インターネット利用や簡単な動画視聴等の利用であれば、一番少ない容量モデルでも良いかと思います。
普段から写真や動画を多くとったり、ファイルを多く保存したりする場合、また、たくさんのアプリをiPadに入れておきたいという人は、なるべく容量が大きいモデルを選択することをおすすめします。
iPadの選び方⑩ 本体価格
iPadは大きな筐体(きょうたい)であるため、端末価格こそ高そうなイメージが先行しますが、端末の種類により本体価格は大きく異なります。
12.9インチiPad Pro(第5世代)では、Wi-Fiモデルで129,800円から。またWi-Fi + Cellularモデルで147,800円からという価格帯です。
12.9インチiPad Pro(第4世代)は104,800円から、11インチiPad Pro(第2世代)は84,800円から購入可能。
iPad Air(第4世代)は62,800円から、iPad mini(第5世代)は45,800円から、最も安いiPad(第8世代)は34,800円から購入できます。
いずれのサイズも、本体容量が128GBの場合の価格であるため、容量を大きくするほど、さらに本体価格が高くなります。
ストレージの大きいモデルを選ぶと、その分本体価格が高くなります。また、多くの高性能機能を搭載した上位モデルであるiPad Proも本体価格が高いです
さらに機種自体の違いに加えて、同じ機種でもストレージ容量や「Wi-Fi」「Wi-FI+Cellular対応」の違いにより価格が変わります。ディスプレイサイズが大きければ大きいほど、こちらも端末代金が上乗せとなります。
単純に一番大きな画面サイズが欲しいというだけで、12.9インチのiPad Proを選んでしまうと、構成によっては20万円近い端末費用が必要となります。
高性能な端末にするほど価格は上がってしまうので、オーバースペックにならないよう、自分自身の使い方にあった機種・モデルを選択するようにしましょう。
自分自身がどの程度のサイズ感を求めているか、どの機能を利用したいのか。自分に合ったiPadの利用方法を考慮した上で、価格も納得のいくモデルを選ぶことをおすすめします。
iPadの主要性能の比較
iPadの選び方のポイントがわかったところで、現行取扱いのある5機種のiPadモデルの主な性能を比較してみましょう。
使いたい機能に対応しているかなど、概要をチェックしておくと選びやすくなります。
機種 | ipad(第8世代) | iPad Air(第4世代) |
---|---|---|
ディスプレイ | 10.2インチ Retina | 10.9インチ Liquid Retina |
解像度 | 2,160 x 1,620 264ppi |
2,360 x 1,640 264ppi |
背面カメラ | 800万画像 | 1,200万画像 |
前面カメラ | 120万画像 | 700万画像 |
処理能力 | A12 Bionic | A14 Bionic |
セキュリティ | Touch ID | Face ID |
Smart Keyboard対応 | ○ | ○ (Folio、Magic Keyboardにも対応) |
Apple Pencil対応 | 第1世代 | 第2世代 |
オーディオ出力 | 2スピーカー(横向き) | 2スピーカー |
ストレージ容量 | 32GB/128GB | 64GB/256GB |
本体価格(税別) | 34,800円〜 | 62,800円〜 |
本体カラー | シルバー/スペースグレイ/ゴールド | シルバー/スペースグレイ/ローズゴールド/グリーン/スカイブルー |
機種 | 12.9インチ iPad Pro |
11インチ iPad Pro |
iPad Air | iPad (第7世代) |
iPad mini |
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 12.9インチ Liquid Retina |
11インチ Liquid Retina |
10.5インチ Retina |
10.2インチ Retina |
7.9インチ Retina |
解像度 | 2,732×2,048 264ppi |
2,388×1,668 264ppi |
2,224×1,668 264ppi |
2,160×1,620 264ppi |
2,048×1,536 326ppi |
背面カメラ | 1,200万画像 | 1,200万画像 | 800万画像 | 800万画像 | 800万画像 |
前面カメラ | 700万画像 | 700万画像 | 700万画像 | 120万画素 | 700万画像 |
処理能力 | A12X Bionic | A12X Bionic |
A12 Bionic |
A10 Fusion |
A12 Bionic |
セキュリティ | Face ID | Face ID | Touch ID | Touch ID | Touch ID |
Smart Keyboard対応 | ○ ※Folioも対応 |
○ ※Folioも対応 |
○ | ○ | ー |
Apple Pencil対応 | 第2世代 | 第2世代 | 第1世代 | 第1世代 | 第1世代 |
オーディオ出力 | 4スピーカー | 4スピーカー | 2スピーカー | 2スピーカー | 2スピーカー |
ストレージ容量 | 64GB/256GB/512GB/1TB | 64GB/256GB/512GB/1TB | 64GB/256GB | 32GB/256GB | 64GB/256GB |
本体価格 (税別) |
111,800円〜 | 89,800円〜 | 54,800円〜 | 34,800円〜 | 45,800円〜 |
本体カラー | シルバー/スペースグレイ | シルバー/スペースグレイ | シルバー/スペースグレイ/ゴールド | シルバー/スペースグレイ/ゴールド | シルバー/スペースグレイ/ゴールド |
【2021年春登場】最新版「iPad Pro(2021)」
iPad Pro(2021)のスペックは?
M1プロセッサー(M1チップ)
プロセッサー(チップ)は、各種アプリで実行するあらゆるタスクの処理能力を担うiPad Proの心臓部分です。
1世代前のiPad Proでは「A12X Bionic」が採用されていましたが、2021年発売のiPad Proで新たに採用されたのは、新たなMacシリーズに既に搭載され大きな評価を得ているApple自社開発の高性能チップ「M1」です。
8コアCPUや8コアGPU、16コアNeural Engineの処理能力に、驚異的なパフォーマンスを発揮してくれます。また、M1チップは電力効率も大きく改善され、バッテリー持ちが良くなっている点にも注目です。
Thunderbolt3
Thunderbolt3(サンダーボルト3)は、USB-C規格の中でも、高速でデータ送受信ができる規格で、一部のMacシリーズでは既に搭載されている規格です。
そのケーブル接続時のデータ転送レートは最大で40Gbpsという超高速な値です。
新型iPad Proでは、iPad Proシリーズ史上で初めて、このThunderbolt3規格が採用されました。Thunderbolt3の高速データ転送により、アクセサリーやアプリなど幅広い場面で拡張性が高くなり、iPad Proを最大限活用できるようになります。
Liquid Retina XDR(12.9インチのみ)
Liquid Retina XDRディスプレイは、これまで採用されてきたLiquid Retinaディスプレイ(液晶ディスプレイ)のバックライトに替えて、ミニLEDをバックライトとして採用したディスプレイ方式です。
最大輝度が非常に高く、ローカルディミングゾーンと呼ばれるコンテンツに応じてゾーンの輝度を調整できるため、メリハリのある画面表示を可能にしています。
同じく高画質表示が特徴的な有機ELと比較すると、特定色の表示やコントラスト比は劣りますが、高寿命であることや、画面焼けが生じにくいメリットもあります。
Liquid Retina XDRディスプレイは、12.9インチ iPad Proのみ採用されています。
5G対応
iPad Proの「Wi-Fi + Cellular」モデルでは、5G通信回線に新たに対応しています。
現在、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア及び楽天モバイルなどでも、スマホの5G通信提供が開始されています。
より大容量のコンテンツを高速な通信回線で利用できるので、5G回線を使った外出先でのクリエイティブな作業も捗ることが期待されます。
iPadシリーズの中でも、今回発売の新型iPad ProがAppleとして初めて5G通信に対応した製品となります。なお、Wi-Fiモデルでは、SIMを使った携帯電話回線のデータ通信が使えないため、5G対応ではないので注意が必要です。
フロントカメラ性能
リモートワークをする機会が増える中、iPad Proに搭載されるフロントカメラは、オンライン通話やリモート会議などで、自身の顔を映し出すための重要なカメラとして活躍します。そのフロントカメラが、新型iPad Proでは、これまでの7MPカメラから新たに12MPカメラへと性能が進化。より高画質な映像で行えるリモート会議や、高画質なセルフィー撮影を可能にします。
また、フロントカメラでポートレート写真の撮影が出来るようになった他、1世代前の機種同様にFace IDによる顔認証システムを搭載し、端末のセキュリティも万全です。
iPad Proの比較表
2021年に発売されたiPad Proと2020年の1世代前のモデルでは、どのような性能の違いがあるのでしょうか。
11インチiPad Pro、12.9インチiPad Proのそれぞれについて、表にまとめたので比較してみましょう。使いたい機能に対応しているかなど、概要をチェックしておくと選ぶ際の判断ポイントに繋がります。
11インチiPad Pro
機種 | 2021モデル(第3世代) | 2020モデル(第2世代) |
---|---|---|
解像度 | 2,388×1,668、264ppi | 2,388×1,668、264ppi |
背面カメラ | 1,200万画像 | 1,200万画像 |
前面カメラ | 1,200万画像 | 700万画像 |
処理能力 | Apple M1 | A12Z Bionic |
セキュリティ | Face ID | Face ID |
Smart Keyboard対応 | Smart Keyboard Folio:○ Magic Keyboard:○ |
Smart Keyboard Folio:○ Magic Keyboard:○ |
Apple Pencil対応 | 第2世代 | 第2世代 |
オーディオ出力 | 4スピーカーオーディオ | 4スピーカーオーディオ |
ストレージ容量 | 128GB/256GB/512GB/1TB/2TB | 64GB/256GB/512GB/1TB |
本体価格
(税込) |
94,800円 | – |
本体カラー | シルバー/スペースグレイ | シルバー/スペースグレイ |
CPU | 8コア | – |
GPU | 8コア | – |
12.9インチiPad Pro
機種 | 2021モデル(第3世代) | 2020モデル(第2世代) |
---|---|---|
解像度 | 2,732 x 2,048、264ppi | 2,732 x 2,048、264ppi |
背面カメラ | 1,200万画像 | 1,200万画像 |
前面カメラ | 1,200万画像 | 700万画像 |
処理能力 | Apple M1 | A12Z Bionic |
セキュリティ | Face ID | Face ID |
Smart Keyboard対応 | Smart Keyboard Folio:○ Magic Keyboard:○ |
Smart Keyboard Folio:○ Magic Keyboard:○ |
Apple Pencil対応 | 第2世代 | 第2世代 |
オーディオ出力 | 4スピーカーオーディオ | 4スピーカーオーディオ |
ストレージ容量 | 128GB/256GB/512GB/1TB/2TB | 64GB/256GB/512GB/1TB |
本体価格
(税込) |
129,800円〜 | – |
本体カラー | シルバー/スペースグレイ | シルバー/スペースグレイ |
CPU | 8コア | – |
GPU | 8コア | – |
iPad Pro(2021モデル)の問題点は?
大きく性能が進化した2021年モデルの新型iPad Pro。その一方で、問題点というのは大げさかもしれませんが、ユーザーによってはいくつか気になる点や場合によってはデメリットと感じてしまう点もあるので、いくつか挙げておきます。
1つ目は、ディスプレイサイズと携帯性の兼ね合いについて。
タブレット市場の主力サイズは10インチ前後の製品が多い中で、12.9インチのiPad Proは画面の大きな部類に属するタブレット端末です。
より大きなディスプレイで作業効率を上げたい、ミニLEDを搭載しているモデルを使いたい、などという理由から12.9インチモデルを購入したものの、外出先に持ち出す際にその重さやサイズ感が気になってしまうケースがないとも言い切れません。実際に使う場面や持ち出す際の状況なども考慮して、サイズを選ぶことをおすすめします。
2つ目は、本体価格について。
ストレージ容量が大きくなればなるほど、そして、サイズが大きい12.9インチを選択する、5G通信ができるWi-Fi + Cellularモデルを選択する、というこれら選択状況により、本体価格は大きく高騰します。価格が最高値となる12.9インチiPad Pro、Wi-Fi + Cellularモデル、2TBの価格は税込み279,800円です。ノートPCやデスクトップPCも十分に購入できる金額です。反対に言えば、それに匹敵あるいは凌駕するような性能を発揮してくれるのかもしれません。
いずれにせよ、本体価格は購入時の予算に大きく関わることだと思うので、必要なスペックをよく選定した上で、最適なモデルを選ぶことをおすすめします。
【オーバースペックすぎ?】従来のiPad proやMacBookシリーズとどっちがいい?
2021年発売のiPad Proが高性能すぎることから、「タブレット端末としてオーバースペック過ぎるのでは?」「価格的にMacBook Airを買った方が良いのでは?」と感じてしまうユーザーもいるようです。
今回、発売されたiPad Proには、最新のiMac、Mac mini、MacBook Pro、MacBook Airに搭載されているApple M1チップが同様に搭載されています。M1チップ自体、端末の全ての処理を担う根幹部分であるわけなので、iPad ProにMacシリーズと同じM1チップが搭載されているということは、iPad ProにはMacシリーズと同等あるいはそれ以上の役割がメーカーとして期待されているのかもしれません。
つまり、iPad Proという端末は、もはや従来のタブレット端末という枠組を超えて、ノートPCを超えるような存在として、新たに定義されている製品なのだと考えています。
アクセサリーのMagic Keyboardとともに使うことで、PCと同じように使えることはもちろん、処理能力は最新Macシリーズ同等の能力を持ち、加えて外出先に持ち出せる携帯性も兼ね備えています。
さらに、Macシリーズでは使うことができないApple Pencilにも対応し、スタイラスペンを使ったよりクリエイティブなワークもこなせます。Macと同じようにiPad Proであらゆるワークを達成したい、エンターテインメントを楽しみたい、Apple Pencilを使って手書きタスクをこなしたいといった希望があるユーザーに、2021年モデルのiPad Proは最適な形として仕上がっていると思います。
【2020年秋登場】最新版「ipad(第8世代)」、「iPadAir(第4世代)」
iPad(第8世代)
iPad(第8世代)は2020年9月に発売された最新のエントリーモデルとなるiPadです。
iPad(第7世代)と比較すると、カメラやディスプレイサイズなどはそのままに、本体内部の処理能力がA10 FusionチップからA12 Bionicチップへとアップデートされた製品です。
新しいiPad OSが快適につかえるようにアップデートされ、通話をしながら文書作成アプリを使うといったマルチタスクもスムーズにこなせるように進化しています。
Apple Pencilを使って手書きメモや描画アプリでデザインをしたり、ARを使ったゲームアプリをプレイできたりと、日常使いのタブレット端末として申し分のないパフォーマンスを発揮してくれます。
iPad(第8世代)は、他モデルと比較しても価格帯が非常に抑えられているので「なるべくコストを抑えてiPadを導入したい人」「初めてiPadを使う人」「家族の娯楽用としてiPadを導入したい人」など、比較的ライト層なユーザーにおすすめのiPadです。
iPad Air(第4世代)
iPad Air(第4世代)は、2020年10月に発売されたiPad Airシリーズの最新端末です。
これまでホームボタンが搭載されていたTouch ID仕様から、あらたにホームボタンが廃止され、ベゼルレスデザインであるFace IDを採用し、サイズ感はほぼ変わらないまま、画面サイズがさらに大きくなって使いやすく進化しています。
iPad(第8世代)よりも機能・性能ともにすぐれ、処理性能では最新のA14 Bionicチップを搭載し、さらなる高速処理を実現。
カメラは1200万画素カメラにアップデートされ、高画質な写真・動画撮影ができるように。
iPad(第8世代)では対応していないApple Pencil(第2世代)やMagic Keyboardにも対応し、純正アクセサリーを最大限に活用できます。
「iPad Proほどの高スペックは要らないもののiPad(第8世代)よりは高性能な機能を使いたい」「純正のアクセサリーをフルに活用したい」「ホームボタンのないフルディスプレイモデルを使いたい」というユーザーにおすすめです。
iPadのシリーズは?全4シリーズを徹底解説
iPadは、iPhoneよりも大きい画面サイズのタブレット端末で、仕事用のメイン端末や家庭でのセカンド端末としても人気の高い製品です。ゲームをプレイしたり、写真や動画を編集したり、手書きでメモや絵を描いたり、映画鑑賞をしたり・・・iPadが1台あると様々な場面で活用することができます。
そんな人気のiPadは現行機種で4シリーズ発売されています。それぞれ、端末の大きさや性能が異なるため、目的や用途にあった選び方をすることをおすすめします。以下、4シリーズの特徴を踏まえたおすすめの使用例などについて、簡単に解説します。
iPad(無印)
iPadは、4シリーズの中でも一番ベーシックなエントリーモデルとして位置付けられている端末です。タブレット端末として、最低限必要な機能、ユーザーが操作しやすい操作性、購入しやすい価格帯、の3つのポイントを全て実現しているバランス型のモデルです。
「家族で使う共通のタブレット端末がとりあえず欲しい」「子どもの学習用として使いたい」「インターネットとメールを中心に利用したい」「家族とのテレビ電話用として使いたい」、こんな使用例でおすすめです。
また、iPadシリーズの中でも最もリーズナブルな端末なので、初めてiPadを使うというユーザーにも最適でしょう。
iPad Pro
11インチディスプレイと12.9インチディスプレイの2種類サイズ展開をしているiPadシリーズの中でも最上位のモデル。2021年モデルのiPad Proは、最新Macシリーズと同様にAppleが開発したM1チップを搭載し、驚異的なパフォーマンスを発揮できる性能です。
シリーズで一番大きな画面サイズとなる12.9インチディスプレイを選択でき、広角・超広角デュアルレンズ仕様のカメラも搭載。処理性能も抜群に高速であるため、どんな作業でもこのiPad Proがあればこなすことができるでしょう。4スピーカー搭載し、迫力ある音質と大きなディスプレイから得られる臨場感により、映像視聴用の端末としても文句なし。
家庭でiPadの機能をフルに活用したいという人はもちろん、仕事用として、映像編集や画像編集といったクリエイティブな用途として使いたいユーザーにもおすすめです。
iPad mini
iPad miniは4シリーズの中でもっとも小さい画面モデルに仕上がっていて、ディスプレイサイズは7.9インチです。タブレット端末でありながら、手の平に載せて操作できるようなコンパクトなサイズ感であるため、日常使いはもちろん、外出先に持ち出してそのまま使用することも十分可能です。
性能面では、iPad(無印)モデルとほぼ同様ですが、広色域キャプチャ対応のカメラや、True Toneディスプレイ採用など、若干iPad miniの方が優れているというポイントもあります。
「タブレット端末は使いたいけど本体サイズが気になってしまう」「なるべく軽くて小さなタブレット端末が欲しい」というユーザーにおすすめです!
iPad Air
iPad Airは、前述のiPad(無印)とiPad Proの中間的な位置付けのiPadです。エントリーモデルのiPadをさらに高性能化させて、フラッグシップに近いスペックを持ちながら、価格をそれなりに抑えていることが特徴です。
iPad Proシリーズと同様のフルディスプレイ筐体を採用し、最新のチップ搭載で処理性能もProモデルに見劣りしません。史上の評価では、iPad Proと同様にパフォーマンスで使えるといった肯定的な体験レビューあるようです。
「iPadのエントリーモデルよりもさらにワンランク上の製品が欲しい」「一番上位モデルのProシリーズには手が届きにくいがiPadは欲しい」といったユーザーにおすすめです。
私がおすすめするiPadはコレ!「11インチiPad Pro」
おすすめiPadは数あるiPadシリーズの中でも「11インチiPad Pro」です。iPadシリーズの中でも上位モデルであるiPad Proは決してビジネス用途のような作業用のみならず、エンターテイメント的にファミリーで使用するようなシーンでも大活躍してくれます。
特に、純正アクセサリーのSmart Keyboard FolioとApple Pencil(第2世代)がかなり便利です。外出先でタイピングを行うにも、手元のカバンにすっきり納まる11インチの筐体を取り出し、すぐにPCライクな文字入力作業ができます。
また、Apple Pencilの活躍により、各種ノートをとる際も、手書き入力したノートをデジタル管理しています。紙媒体とはことなりかさばることもなく、保管が楽です。処理能力も抜群で、マインクラフトやフォートナイトといったゲームもサクサクとプレイできています。
また、ベゼルレスデザインでFace ID対応しているので、顔認証という高いセキュリティ性を担保できています。
「Pro」シリーズには12.9インチのディスプレイもありますが、11インチはサイズ感と携帯性のバランスに優れたモデル。かつ最高峰の機能を余すことなく搭載した機種なので、活用の幅は無限大です。
iPadを120%楽しんで使いこなしたいのであれば、ぜひとも11インチiPad Proを使うことをおすすめします!
出典: Amazon.co.jp
NINOさんのプロフィール
Mac,iPhone,iPadなどのApple製品、最新ガジェットのレビュー、今WEBで話題になっている情報を発信するブログ「FatherLog」(月間45万PV)を運営。プライベートでは2児の父で、子供と触れあう時間を大切にしたいとの思いから地方へ移住。ワークライフバランスが人生のモットー。
使用目的別iPadのおすすめ
動画・画像編集やリモートワーク用に使うなら、「iPad Pro(2021モデル)」
一眼カメラを使って撮影した画像、4Kビデオカメラで撮影した動画など、iPad上のAdobe製アプリケーションなどを使って動画や画像編集を専門的に行いたいユーザーもいると思います。そんなユーザーには、2021年発売の11インチiPad Pro、12インチiPad Proがおすすめです。
最新のMacシリーズと同じApple M1チップが搭載されたiPad Proの処理能力は驚異的なパフォーマンス発揮し、容量が大きく処理がもたつきがちな動画や画像編集もサクサクとこなすことが可能です。
また、フロントカメラの画質も向上しリモート通話をしながらの作業も快適。
PCと同じように書類作成、画像・動画編集といったデジタルワーク、リモート通話がこなせるので、リモートワークや在宅ワーク用のPCに替わる端末としてもおすすめです。
学生や家族用のメインタブレットとして使うなら「iPad(第8世代)」
iPad(第8世代)の一番の特徴は、カメラや処理能力といったiPadに必要な基本性能を全て網羅しつつ、Wi-Fiモデルの32GBで34,800円から購入できるコスパのいい価格設定にあります。
iPadを探しているユーザーにとって、iPhoneをはじめとしたスマートフォンはすでに所持していることが多く、スマホの次のセカンド端末として、利用するケースも少なくないでしょう。
その点、iPad(第8世代)は購入しやすい価格なので、学生が使う勉学用のタブレットとして利用することや、家族が共有して使うホームタブレットとしても、非常に導入しやすいタブレット端末と言えるでしょう。
インターネット、ゲームアプリ、Apple Pencil(第1世代)を使った手書きツール、写真・動画の管理や編集といった、デジタルワークやデジタルホビーをすべてこの1台でまかなえます。
仕事やクリエイティブワークで活用するなら「iPad Air(第4世代)」
iPad Air(第4世代)を前述のiPad(第8世代)と比較すると、価格面こそ2倍近い価格設定ですが、機能面では優位な点が非常に多いことが分かります。
例えば純正アクセサリーの対応で、iPad Air(第4世代)はApple Pencil(第2世代)に対応し、タップによるツール変更機能が使えます。
また純正のMagi Keyboardも使えるため、キーボードとトラックパッドをiPadワークで使用できることに加え、画面角度も容易に調整できるため、リモートワークのビデオ通話でも大いに活用できます。
また、搭載されているチップもA14 Bionicチップであるため、写真や動画編集、書き出しといった負荷のかかる作業も、負担なくこなせます。
仕事用として使うiPadを探している場合や、写真や動画、デザインといったクリエイティブワークで使用するシーンにはiPad Air(第4世代)がおすすめです!
ゲーム用iPadが欲しい人にはコレがおすすめ!
出典: Amazon.co.jp
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iPadの大画面を活かしてゲームをプレイしたい人もいると思います。
近年、スマホやタブレットゲームはグラフィックのキレイなゲームが多く、フォートナイトやマインクラフトといった本格的なゲームを行うには、それなりにiPad自体の処理能力も必要になってきます。
ゲームをプレイするなら、処理能力と画面サイズを考慮し、A12X Bionicチップ搭載の「12.9インチiPad Pro」「11インチiPad Pro」もしくはA12 Bionicチップ搭載の「iPad Air」を使いたいところ。
もちろんこれ以下の機種でもゲームプレイは問題ありませんが、これら3機種であれば、ストレスなく快適にゲームをできるのでおすすめです!
動画や音楽を楽しみたいならコレがおすすめ!
出典: Amazon.co.jp
動画や音楽を楽しむのであれば、ゲーム項目で紹介したような高度な処理能力は必要ないので、エントリーモデルの「iPad(第7世代)」であっても全く問題ないと思います。
ただし、せっかく動画を楽しむならディスプレイサイズが大きなiPadの方がより楽しめますよね。
予算や使い勝手の許容できる範囲で最適なディスプレイサイズを選ぶようにしましょう。
また、ちょっと予算を多めにとれるのであれば、4スピーカー搭載の「iPad Pro」を選択すると良いでしょう。2スピーカーと4スピーカーでの再生時の臨場感は圧倒的に違います。
4スピーカーのダイナミックな音を聞くと、映像もより没頭できると思います。
持ち運び性を重視するなら「iPad mini」がおすすめ!
出典: Amazon.co.jp
ディスプレイサイズの大きさは希望したいけど、そこまで大きなタブレットは・・・というように、iPadに持ち運び性能を重視するのなら、「iPad mini」の一択です。
7.9インチの小柄なボディで携帯性は抜群。中身は、上位モデルにも引けを取らない高性能な機能を数多く搭載しています。
iPadを使うならぜひ持っておきたいおすすめの対応アクセサリー
Smart Keyboard
iPad mini以外の現行iPadであれば全て対応しているSmart Keyboard。タブレットであるiPadでの文字入力をPCライクに使いこなせるアクセサリーです。
メールやブログ、文書ファイル作成など文字入力をよく行うのであれば、大変活用できるのでおすすめです。「iPad Pro」シリーズでは、両面のカバーもできるSmart Keyboard Folioに対応しています。
iPad画面の保護カバーも兼ねながらフタを開けると、キーボードがでてきます。しかも接続はSmartConnectorなので、iPad Proの側面にカチッとマグネット式でくっつけるだけ。ペアリングの必要もないので、接続が非常に簡単です。
キーボードタイプもUSキーボードとJISキーボードから選べるので、普段慣れている入力スタイルに合わせて選択できます。
キーボード入力用にiPadを広げ専用のスペース部分にたてかければ、もはやノートブックPCなみの使いやすい環境です。これをどこでも持ち運びできるのでモバイル性にも優れていますね。作業環境を選ばずにいつでもハイパフォーマンスにiPadを使いこなせています。
NINOさんのプロフィール
Mac,iPhone,iPadなどのApple製品、最新ガジェットのレビュー、今WEBで話題になっている情報を発信するブログ「FatherLog」(月間45万PV)を運営。プライベートでは2児の父で、子供と触れあう時間を大切にしたいとの思いから地方へ移住。ワークライフバランスが人生のモットー。iPad用キーボードについてもっと知りたい方はこちら!
Apple Pencil
Apple純正のスタイラスペンで、手書き入力をするときに役立つアクセサリーです。手書きノートと同じように直感的にメモをとったり絵を描いたりする際に便利なアイテムです。反応速度がとてもよく、タブレット上で書いているとは思えないようなスムーズな書き心地は病みつきになります。
専用のノートアプリやドローイングアプリと一緒に使うと、さらに活用の幅が広がるでしょう。なお、iPad機種によって第1世代と第2世代の対応が異なるので注意してください。
出典: Amazon.co.jp
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その名のとおり鉛筆のような形状をした細さで、iPad Pro専用に設計された製品となっています。
それがゆえ、iPad Proとの親和性は非常に高く、ペアリングも簡単。
実際にApple Pencilを使ってみると、遅延もほとんどなく、実際のペンで描いているような繊細な表現まですることが可能です。
充電がなくなってしまっても、上側先端についているLightning端子を15秒間iPadに接続するだけで30分間バッテリーが持続する急速充電機能も備えています。
iPad Proにおいては最高のスタイラスペンといっても過言ではありません。
注意点として、通常のiPadシリーズで使用することはできず、上級モデルであるiPad Proでのみ利用できるスタイラスペンとなります。
NINOさんのプロフィール
Mac,iPhone,iPadなどのApple製品、最新ガジェットのレビュー、今WEBで話題になっている情報を発信するブログ「FatherLog」(月間45万PV)を運営。プライベートでは2児の父で、子供と触れあう時間を大切にしたいとの思いから地方へ移住。ワークライフバランスが人生のモットー。
iPad向けスタイラスペンについてもっと知りたい方はこちらもチェック!
ガジェットが大好きな方はこちらも!
iPadでより快適なiPhone生活を
iPhone生活をさらに便利なものにしてくれるiPadはサブ端末としてはぜひとも持っておきたいアイテム。オーバースペックなiPadを選択する必要は決してありませんが、iPadでの使いこなしを考えた上で、モデルを選ぶことが重要です。
ぜひとも、それぞれの使い方にあったiPadを探してみてください!
iPadには、通常のシリーズに加え、性能や機能がさらに充実したiPad Proというシリーズが存在します。iPadを持つならぜひともおすすめしたいのが、このiPad Proです。
現在発売されているiPad Proのモデルは極めて高い画面解像度をはじめとし、処理能力の高さ、そして画面の更新レートが非常に高速なので、実際に画面操作すると明らかに滑らかに動く様子がよくわかります。美しい画面表示です。
外部アクセサリー品も充実していて、SmartConnector(スマートコネクター)を搭載し、純正アクセサリーであるSmartKeyboardとペアリングすることなく、マグネット式でくっつけるだけで簡単に接続できます。キーボード操作も完璧です。
さらに、スタイラスペンであるApple Pencilも使うことができ、手書きメモや絵を描くことも可能。こちらの反応速度や感度もかなり良く、実際にペンを使って書いているような印象。他んびはないシームレスに動くスタイラスペンであることが特徴です。
iPad Proのサイズ展開は、12.9インチモデルと10.5インチモデルがありますが、モバイル性を考慮するなよりコンパクトな10.5インチモデルがおすすめ。大画面で利用したいなら12.9インチだと迫力ある画面を手にすることができます。