リビングに敷いてあるラグや玄関に敷いているマット。こういう「敷物」ってしょっちゅうズレてイライラしませんか?また、小さいお子さんや、高齢者がいる家庭では、ラグが滑ることで転倒しケガの原因になるという危険も・・。そんな悩みを解消してくれるのが「滑り止めシート」です。
「滑り止めシート」は、使う場所や使いたい物によって多くの種類が販売されていますが、何をどのように購入すればよいのか頭の痛いところ。今回はこの「滑り止めシート」をとりあげ、その特長や購入のポイントについて解説していきたいと思います。
目次
滑り止めシートのタイプ
まずは滑り止めシートの「メッシュタイプ」「シールタイプ」「シリコンタイプ」の3種類のタイプについてそれぞれお話ししていきましょう。
それぞれのタイプの特徴、他のタイプと比べてのメリット、どんな使用シーンに適切かを具体的に説明していただきます。
メッシュタイプ
滑り止めシートの中で最もポピュラーなタイプが「メッシュタイプ」です。
お手軽な価格で購入でき、柔らかい素材でできているため、折り曲げたり、はさみで切ったりと自在に大きさを調節して使えるというメリットがあり、100均で気軽に買い求めることができるのもこのメッシュタイプ。我が家でもパソコンデスクの下のマットや玄関マットの滑り止めなど数カ所で利用中です。
ラグやマットの滑り止めに使えるほか、食器棚に敷いて食器類が滑り落ちるのを防いだり、きつくて開かない瓶のフタを開けるときにも役に立ちます。
シールタイプ
カーペットやマットの四隅や、ソファの足などに部分的に貼って使うのがシールタイプです。
サイズが小さく、保護シールを剥がして貼り付けるだけなので、思いついた時に即滑り止めの作業を行うことができるというメリットがあります。デメリットとしては、一度貼り付けてしまうと接着力が弱まっていくため、剥がして繰り返し使ったり、長期間で使うことができないという点です。
シリコンタイプ
車内のダッシュボードにスマーとフォンや時計といった小物を置く場合に非常に便利なのがシリコンタイプの滑り止めシートです。
車は走行中、細かく振動するのでダッシュボードに物を置いているとすぐに落ちてきてしまいます。そんな振動に対応し、表面にはギザギザの刻み加工が施されており、小物がズレ落ちないよう工夫がなされています。
また、車内に設置しても違和感がないようスタイリッシュなデザインやかわいいデザインであるのも大きな特長です。
滑り止めシートの選び方のポイント
使用シーンで選ぼう
まずは滑り止めを使うシーンを考えることが大切。ざっくりと大きく分けて屋内で使用するのか、屋外で使用するのかを考えてみましょう。
屋内では、リビングや階段、食器棚などのキッチン回りでの滑り止めととして使用することが多いため、掃除の際に剥がしやすいタイプがおすすめ。メッシュやマットになったタイプを利用するとよいでしょう。洗面所やバスルームといった水を使う場所では濡れた状態で使うことが考えられるため、水に濡れても大丈夫なゴム製の滑り止めがより安全に使用することができます。
屋外で使用する場合、滑り止めシートは四季による温度変化や天候にによって厳しい環境下に晒されることになります。そのため耐候性タイプを選ぶと安心して使うことができます。
水洗いできると長期間使える
滑り止めシートは使っているうちに、次第に汚れてきます。そんな時には使い捨てで新しい滑り止めシートを購入する方法もありますが、なんだか少し不経済な気もしますよね。
滑り止めシートには水洗いして何度も使うことのできるタイプもあります。こういったウォッシャブルなタイプを選べば、購入してから長い期間、清潔な状態で使うことができ大変経済的です。ひとつの滑り止めシートをできるだけ長い期間使いたいと思われる場合は、水洗い可能なタイプであるかを必ず確認してから購入しましょう。
なかでも、メッシュタイプやシリコンタイプは水洗いが可能であったり、水拭きできれいになるのでおすすめです。
シートの薄さで選ぼう
滑り止めシートは厚さも様々です。どういったものを固定する際に使用するかでシートの厚さも変わってきます。テーブルやソファといった家具類に使用する場合は、1cm以下の薄いタイプの滑り止めシートがバランスよく使うことができ、車や洗濯機など振動を伴うタイプの場所に固定する場合は1cm以上の厚めで防振効果のあるシートを利用するのがおすすめです。
特に、食器棚で食器が滑るのを防止するために使用するシートは、地震等の災害に備え厚めのタイプを選ぶと、揺れによる食器の落下や破損を防止することができるので安全のためにもおすすめです。
滑り止めシートのおすすめランキングTOP10
第10位 Fitgorush 階段マット すべり止めテープ
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シールタイプ |
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サイズ | 60×15cm |
洗濯可能 | × |
耐水仕様で水回りに最適なすべり止め
環境にも人体にもPEVAを使用した透明な滑り止め粘着テープ。
15枚の階段滑り止めマットがパックになり、ピンチローラーも付いています。タイル、大理石、といった滑らかな素材や気泡、隙間がない素材につかうことができ、サイズが合わない場合ははさみで自由にカットが可能。
滑り止め顆粒が入っており、ホールド力も抜群。有害な物質が含まれていないので、小さいお子さんや高齢者、ペットのいるご家庭には特に安心してお使いいただくことができます。屋内の階段の滑り止めとしてはもちろんのこと、防水仕様となっているので、キッチンやバスルームといった濡れた環境の滑り止めとして、特におすすめです。
第9位 GRiPhone 細型 グリップ シール
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シールタイプ |
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サイズ | 5.5mm×75.5mm、5.5mm×50mm、5.5mm×128.5mm |
洗濯可能 | × |
スマホのすべり止めに最適!
幅5.5mmと非常に細く、長さは75.5mm、50mm、128.5mmと3種類のタイプが入っている滑り止め。幅は細いですが、強いホールド力をもっています。
薄さ0.5mmでありながら、クッション性も合わせ持っており、振動にも強いのがポイント。スマホやコンデジの側面に貼り付けて使うと、驚異的なグリップパワーで滑り落ちが防止でき、快適な操作が可能。
注意点として、平滑面での長時間接触はシートがきれいに剥がれず、平滑面を汚損することがあります。また、素材のポリウレタンフォームは加水分解により劣化するため、定期的に貼り替えてつかうことをおすすめします。
第8位 東和産業 ノンスリップ棚シート
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シートタイプ |
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サイズ | 幅約30×長さ120cm |
洗濯可能 | × |
テーブルセンターのようなすべり止めシート
EVA樹脂素材で透明状のメッシュシートは、見た目が細かい模様のようでとてもエレガント。
食器棚やガラステーブルの上に敷くと、食器の横ずれや、カチャンといった置くときの音を軽減することができます。滑り止めの役割もありますが、テーブルセンターとしても使用可能。また、透明シートだからこそ、棚板に敷いてもその雰囲気をそこなうことがなく使用できます。
長いシート状になっているので、必要な長さにはさみで切って使えるのもポイント。
ただし、このシートは横揺れのズレには対応していますが、縦揺れ、振動、グラスやコップ等、及び食器棚自体の転倒防止効果はないのでご注意を!
第7位 Acksonse すべり止めシート
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シールタイプ |
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サイズ | 25mm×130mm、厚さ約2mm |
洗濯可能 | 〇 |
カーペットのズレ防止におすすめ!
素材は良品質なPU樹脂。
バスマット、じゅうたん等の敷物に対応しており玄関、リビング、台所といったどんな場所にも使うことができます。色々なカーペット、じゅうたんに貼る粘着力は非常に高く、滑りや反りを防ぎ、床とぴったり吸着。
ホコリが付いても、洗濯が可能。洗濯後、自然乾燥させれば吸着力に影響なく、2~3年間は繰り返して使うことができ大変経済的です。清潔を保ちながら滑り止め効果も期待できる大変便利なシートと言えるでしょう。
使用寿命は使い捨てと比較し長いですが、消耗品ですので、定期的に貼り替えることをおすすめします。
第6位 DearMin フィットストップ
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シールタイプ |
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サイズ | 10 x 8cm |
洗濯可能 | 〇 |
地震対策にぴったりのすべり止め
シリカゲルの両面特殊すべり止め加工シートで、耐熱(120℃前後)、耐水、耐油性に優れた滑り止めシート。必要に応じてはさみで切り、手軽にちょうど良いサイズにすることができます。
ソファやベッド、テーブルの脚の固定や電気製品など大型の製品はもちろん、花瓶や植木鉢等の小さな製品の固定や地震の際の転倒防止に役立ちます。
低反発で柔軟なため衝撃吸収性、防音製に優れ、フローリングだけでなく畳やカーペットの上にも利用できます。
特殊発泡体を使用しているので耐久性にも優れており、汚れたら濡れた布で拭き取るか、水ですすいで使うこともでき、とても衛生的です。
第5位 プランドル 強力粘着すべり止めマット ノンスリップマット
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シリコンタイプ |
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サイズ | 15cm×27cm |
洗濯可能 | 〇 |
置くだけ簡単滑り止め
強力吸着のシリコンシート。ピタッと置くだけで自然に吸着するため、平面だけでなく傾斜のある場所にも使うことができます。
特に車内の滑り止めとしておすすめ。表面にある凸凹が摩擦抵抗を強めており、車内での置き場所を確保してくれ、スマホやキーといった小物を置くのにぴったりです。
取り付けのための接着剤や工具など全く不要で、置きたい場所にただおくだけでOK。置きたい場所を汚したり、傷をつけたりという心配がありません。また、吸着力が弱くなったり、汚れてきたら水洗いをすれば、繰り返し使うことができ清潔で経済的に使用することが可能です。
第4位 ストリックスデザイン すべり止めマット ブラック
出典: Amazon.co.jp
タイプ | メッシュタイプ |
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サイズ | W125×D45×H0.3cm |
洗濯可能 | 〇 |
汎用性の高いメッシュタイプのすべり止めマット
本体の表面はPVC素材。しっかりとした厚みもあり、柔らかい質感のメッシュシート。
はさみで簡単に切れるので、自由自在の大きさにして利用することができます。
大きめに切って玄関やキッチンマットの下、車のトランクに敷いたり、小さめに切り花瓶や置物の下やグラスのコースターとして使ったりと非常に汎用性が広いのがこのシートの大きな特長です。
ズレ対策はもちろん、地震対策として転倒や落下防止にも利用することができます。汚れた場合には水洗いをすれば再利用が可能で、経済的。衛生面を気にする方にもおすすめのすべり止めシートです。
第3位 アーランド お風呂のすべり止めゴムマット
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シートタイプ |
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サイズ | 120×60×0.12cm |
洗濯可能 | 〇 |
お風呂専用のすべり止めマット
合成ゴム素材でできたお風呂専用のすべり止めマット。細かな凸凹のあるすべり止め加工(シボ加工)が施してあり、バスルームの洗い場、浴槽内で使用し、水濡れによる転倒を防止します。水回りの安全のため、特にお年寄りや小さなお子様がいるご家庭におすすめです。
非常に大きなサイズになっているため、使いたい場所の大きさに合わせてはさみで切って使用できます。汚れた場合にはスポンジ等を使用して水洗いも可能。清潔を保つためにも定期的に水洗いをしながら使用するとよいでしょう。
お風呂場専用のすべり止めではありますが、水回りや玄関といった場所で使用するする方も多くいらっしゃいます。
第2位 サンコー ズレない安心 滑り止めテープ
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シールタイプ |
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サイズ | 10×10×0.1cm |
洗濯可能 | 〇 |
貼ったまま選択できるすべり止めテープ
マットのズレ等に特におすすめのシールタイプのすべり止めです。粘着面と吸着面があり、手持ちのマット等の裏に粘着面を張り付けて使用します。非常に強力な粘着力なので、一度張り付けると剥がれません。
吸着面は床にピッタリと吸着しズレを防止してくれます。
床暖房や、ホットカーペットにも対応するため、季節を問わず大活躍。ジョイントマットや玄関、バスルーム、キッチンのマットにも利用できます。
マットが汚れたら、すべり止めをつけたまま選択が可能。清潔を保ちながら何度でも利用できる経済的にも優れたすべり止めシートです。
第1位 サンコー ロング安心すべり止めテープ
出典: Amazon.co.jp
タイプ | シールタイプ |
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サイズ | 巾4×全長10m |
洗濯可能 | 〇 |
用途に合わせて好きな長さで利用できるすべり止め
マットの大きさに合わせて、好きな長さに必要なだけカットして利用できるテープタイプのすべり止めです。
総長が10mもあるので、複数のカーペットやマットに張り付けて使うことができます。また、マットの端だけでなく、中心部にも張り付けると、より強力にすべり止めを行うことができます。
畳やカーペットの上に使うことはできませんが、玄関マット、ジョイントマット、絨毯といったマット類の下には利用することができます。
夏はい草マット、冬はホットカーペットという具合に一年を通して使えとても便利。
このテープは洗濯可能ですので、つけたままマット類を洗うことができます。経済的で便利なすべり止めと言えるでしょう。
おすすめ滑り止めシートの比較表はこちら!
商品画像 | ||||||||||
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商品名 | Fitgorush 階段マット すべり止めテープ | GRiPhone 細型 グリップ シール | 東和産業 収納シート ノンスリップ 棚シート | Acksonse すべり止めシート | DearMin フィットストップ | プランドル 強力粘着すべり止めマット ノンスリップマット | ストリックスデザイン すべり止めマット ブラック | アーランド お風呂のすべり止めゴムマット | サンコー ズレない安心 滑り止めテープ | サンコー ロング安心すべり止めテープ |
タイプ | シールタイプ | シールタイプ | シートタイプ | シールタイプ | シールタイプ | シリコンタイプ | メッシュタイプ | シートタイプ | シールタイプ | シールタイプ |
サイズ | 60×15cm | 5.5mm×75.5mm、5.5mm×50mm、5.5mm×128.5mm | 幅約30×長さ120cm | 25mm×130mm、厚さ約2mm | 10 x 8cm | 15cm×27cm | W125×D45×H0.3cm | 120×60×0.12cm | 10×10×0.1cm | 巾4×全長10m |
洗濯可能 | × | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
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滑り止めシートの売れ筋ランキングもチェック!
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すべり止めを日常的に使ってみましょう!
実は使う用途の広いすべり止め。その便利さについてお話して参りました。すべり止めというと、どうしても足元の安全を確保するための商品というイメージを持ってしまいがちですが、コースターとして利用したり、瓶のふたを開ける時に利用したり生活にかなり密着した使い方ができる商品であることをご理解いただけたのではないでしょうか。
価格的にも非常にリーズナブルなものが多いため、この機会にすべり止めを購入し、日常的にぜひ利用してみましょう。使ってみてこそ、すべり止めの良さをお判りいただけると思います。