最近はラップトップPCが主流となってきていることもあり、PCに搭載されたキーボードは上部横並びの数字キーが基本となります。キーボードで数字を入力する場合、文字キー上部にある1から0までの数字キーで入力するのも良いですが、横1列に並んだ数字キーでの入力はなかなか難しいと感じている人も多いかもしれません。
そんな時に便利なのが外付けのテンキーです。数字入力に特化したテンキーを使うと、通常のキーボードで入力する数字入力よりも圧倒的に効率的に作業を行えます。
また、数字入力するだけではなく、USBハブとして使えるテンキーや、ボタン1つで対象アプリケーションを起動できるショートカットキーを搭載したテンキーなど付加機能を有したテンキーも多く販売されています。
そこで、今回はテンキー選びのポイントやおすすめ製品10選を紹介します!
目次
テンキーとは?
テンキーは0から9まで数字を入力することに特化したキーのこと。スマホの電話アプリで発信するときに数字が3列横並びに表示されると思いますが、これと同じような配列をしているキー配置となります。
片手で操作できるような配置であるため、集中的に数字を打ち込むような場合には、素早く片手で入力可能となる効率的なアイテムです。
WindowsでいえばExcel、MacでいえばNumbersといった表計算アプリケーションでは、このようなテンキーが大いに活躍してくれます。
数字キーだけでなく、足し算、引き算、かけ算、割り算、Enterキーなど、表計算アプリケーションで多用するキーが搭載されています。もちろん、表計算アプリケーションだけではなく、PCでの数字入力作業には全てこのテンキーによる作業効率化は実感できると思いますよ!
仕事内容が数字入力を多く占めるような職業、会計管理のPC作業など、数字を入力するあらゆるシーンで有効となるテンキーは1台あると便利なアイテムです。
テンキーの種類
一言でテンキーとはいっても、家電量販店のテンキーコーナーを見るとわかるように、あらゆる特徴を持ったテンキーが販売されています。
ここでは、大まかなテンキーの種類について紹介します。
有線接続かワイヤレス接続
ラップトップPCにとってテンキーは通常外部接続するもの。
接続方式は大きくわけて2種類あり、USBケーブルを使った有線接続と、BluetoothやUSBの無線子機を使ったワイヤレス接続があります。
USBケーブルによる接続では、常に機器と安定して通信できるので入力作業がスムーズにできるほか、テンキー自体の電源供給もUSBケーブルから行えるため、セットアップが簡単です。
デメリットとしては、狭いデスク上などではケーブルが少々邪魔になってしまう場合、接続にUSBのTypeAを採用しているものが多いので、USB-Cポート搭載のPCでは直接接続できないといったこともあります。
一方で、ワイヤレス接続の場合は、有線接続のようなケーブルが存在せず、PC周りの好きなスペースにおいて作業することが可能。見た目もすっきりとします。
デメリットとして、ワイヤレス接続である分、本体の電源供給は乾電池や充電に依存。定期的に乾電池の交換や充電を実施しないとテンキー自体の電源が切れてしまい使うことができません。
より作業効率や携帯性を重視するのであれば、Bluetoothによるワイヤレス接続のテンキーを使うと便利かと思います。
採用キーの違い
テンキーには0から9までの数字がキーとして配置されるだけでなく、会計処理に便利な「00」キーや、表計算入力で便利な「Tabキー」、誤入力時に直ぐに削除できる「delete」キーを搭載している製品もあります。
これ以外にも、ワンタッチで任意のアプリケーションを立ち上げられるようなショートカットキーを搭載しているテンキーも。
より効率的な数字入力を可能にできるような特徴的な機能ともった製品もあるので、製品仕様をよく確認してみましょう。
キー同士の間隔
テンキーは20個ほどのキーが連続的に配置されています。これらのキーピッチの大きさも考慮に入れておくと良いかもしれません。
一般的なキーとキーの間隔であるキーピッチは、19mm程のものが多いです。テンキー自体の省スペース化を図るためにこのキーピッチがさらに狭くなった16mmピッチやそれ以下の製品もあります。
キーピッチが狭くなると入力が若干難しくなりますがその分本体が小さくなり、キーピッチが大きくなると入力はしやすくなる代わりにテンキー本体が素大きくなってしまうというような特徴があります。
USBハブなどの付加機能
テンキーは数字入力用途だけではなく、付加機能を搭載した製品もあります。
例えば、テンキー側面にUSBポートを搭載したもの。USBケーブルをPC本体に挿すということは、本体のUSBポートを1つ占領してまうため、その分他のUSB機器を接続できなくなります。テンキーにUSBポートが着いていると、テンキーとして利用するのはもちろんのこと、USBハブとしても使えるので、USBメモリーなどのアクセサリーを接続できます。
テンキーの有名メーカー
数あるテンキーを選ぶにも、まずはメーカーから入りたいという人も多いはず。
各PCアクセサリーメーカーからは色々なテンキーが発売されています。ここでは有名な3社を挙げておきます。これらメーカー製でないと良くないというわけではなく、割と豊富なテンキー製品を販売しているメーカーをピックアップしています。
サンワサプライ
有線接続タイプのテンキー商品が豊富でメンブレンと呼ばれる一般的なキータッチのものや、薄型メンブレンと呼ばれる薄型タイプのキータッチ製品まで何十種類ものテンキーが展開されています。
エレコム
こちらも豊富なラインナップですが、ワイヤレス接続タイプの製品も多くあることが特徴です。
パンタグラフ式のキータッチを採用した薄型のテンキーや机上スペースを考慮した省スペース設計のテンキーもあります。
BUFFALO
上記2社と比べるとそこまで製品数は多くないものの、有線接続のテンキーを中心として取り扱っています。
スリムデザインな製品やTabキー付きで表計算アプリで活躍してくれるテンキーなどがあります。
テンキーの選び方のポイント
数あるテンキー製品から選ぶ際のポイントを紹介します。
有線接続が無線接続かを選ぶ
テンキー選びはまずはここから。
コードを使って安定した動作が特徴名有線接続のテンキーにするか、設置場所が自由にとれる無線式のテンキーを使うか選びましょう。
製品数こそ多くないですが、ワイヤレス接続タイプだと、PCとスマートに接続でき便利なのでおすすめです。
表計算アプリケーションで使うかどうか
恐らく数字入力でテンキーを探している方はほとんどの方が表計算アプリケーションで使うことを想定していると思います。
表計算アプリでは「Tab」キーや「00」キー、「000キー」があると大変便利です。
加えて省スペース化されたものよりも、19mmのキーピッチである一般的な製品の方が個々のキーを押しやすいので作業効率が上がります。
Windows/Macの対応OSを確認
テンキーは製品によって、対応OSが異なります。対応していないテンキーを購入した場合、正常に数字入力ができないことになります。
Windowsに対応しているもの、Macに対応しているものといったようにテンキーの対応OSは必ず確認しておきましょう。
デザインやカラーを考慮
スタイリッシュなPCの横にはスタイリッシュなテンキーを置きたいですよね。見た目がすっきりとするので、アクセサリーを増やしてもデスク周りが煩雑としません。
余裕がある方は、テンキー自体のデザインやカラーといった要素にも注目するとよいでしょう。
テンキーおすすめ7選
エレコム テンキーボード TK-TCM011BK
出典: Amazon.co.jp
コスパに優れたスタンダードなテンキー
エレコム製の有線タイプのテンキーです。USB接続なので電源は必要なく、PCに接続するだけですぐに使うことができます。
1000万回の高耐久キーを採用しているので、1000円でお釣りがくるテンキーでありながら長期間の使用を可能にしています。
エクセルなどの表計算アプリケーションで便利な「Tab」キーが着いているので、テンキーから手をそらすことなく数字入力作業が行えるのもの特徴。とにかく安い価格でテンキーを探しているという人におすすめです。
iBUFFALO スリムテンキーボード BSTK11BK
出典: Amazon.co.jp
デザイン性も考慮されたスリム型のテンキー
iBUFFALO製のテンキーです。USB接続によりWindowsPCで使うことが可能です。電源はUSBケーブルにより供給されるため外部電源は必要ありません。
19mmのキーピッチでキータッチにはパンタグラフ式を採用。快適な打鍵感で作業できます。
表計算アプリケーションで便利な「Tab」キーや会計入力で便利な「00」キーも採用されています。
ホワイトとブラックのカラーがあり、デザインもスタイリッシュに仕上がっているので、デスク周りの見た目もスッキリとするでしょう。
iBUFFALO テンキーボード Mac用 BSTK08MSV
出典: Amazon.co.jp
Macユーザーのための高コスパテンキー
テンキー市場は比較的Windows対応の製品が多いですが、こちらのiBUFFALO製テンキーはMacに対応しているもの。MacBookやMacBook Pro、MacBook Airで利用することができます。私もこのテンキーを愛用しています。
設定等は特に不要で、USB接続によりMacに接続するとテンキーとしてすぐに使用できます。電源もPC側からUSBで供給されるバスパワー駆動です。
キーピッチは19mmと標準なので、打鍵しやすく数字入力作業が非常に効率的になります。デザインもMacライクなシルバー色で仕上がっているので、Macの横においても馴染んでくれます。
エレコム テンキーボード TK-TCM015BK
出典: Amazon.co.jp
ホットキー付きの便利なテンキー
エクセル作業をメインに使う人がテンキーを購入するならば、このエレコム製のテンキーは便利なコマンドが満載です。
ホットキーと呼ばれる部分を押すとエクセルが起動できるようなショートカット機能が搭載されています。それだけでなく、電卓やウェブブラウザを起動できるホットキーも搭載。もちろん、通常のテンキーと同じように「Tab」 キーや「00」キーも採用されているので、入力作業が捗ります。
さらに本体側面にはUSBハブが2ポート積んでいるので、USBアクセサリーを接続して拡張することも可能です。
Satechi Bluetoothワイヤレステンキー
出典: Amazon.co.jp
Bluetooth接続で面倒なコード接続が必要ないテンキー
無線接続タイプのSatechiブランドのテンキーです。
本体の電源を入れてConnectボタンを長押しし、ペアリングモードにしたら接続したい機器とBluetooth接続し利用可能となります。WindowsやMaxOSとも対応しているのでPC環境を選ばずに使えます。
電源はワイヤレスであるので、単4乾電池1本で稼働します。電源の無駄な消費を防ぐため、使用がない場合は児童的にスリープモードになるように設計されているので、電源の心配も不要です。
光沢感あるブラック仕上げのデザインもスタイリッシュです。
Belkin(ベルキン) YourType Bluetooth Wireless Keypad
出典: Amazon.co.jp
Mac対応の本格テンキー
Apple StoreでもMacアクセサリーとして取扱いのある本格テンキーボード。
有線接続ではなく、Bluetoothを使ったワイヤレス接続でMacBookやMacBook Pro、MacBook Air、iMacなどのMacコンピューターに接続できます。
本体はアルミニウム製で見た目も質感も高級感あるリッチなデザイン。Macの象徴とも言うべきシルバーカラーなので、周辺機器として隣に置いてもしっかりと馴染んでくれます。
電源は単3乾電池2本で稼働し、ファンクションキーも追加されているので、テンキーで色々なコマンドが使えます。
Satechi ワイヤレススマートテンキー 電卓モード付き
出典: Amazon.co.jp
電卓としても使えるスタイリッシュなテンキー
WindowsにもMacにも対応したテンキー。本体背面にあるOSのスイッチを切り替えることにより、どちらのOSでも使用可能となります。
本体はBkuetoothにより接続するので、コードのないワイヤレスタイプです。コードがない分、デスク周りも見た目もスッキリと収まります。
12ケタのディスプレイが上部にあり、電卓としても使えるのが便利なポイント。メモリー機能やバックスペース機能が計算機として使えるので、通常の計算機よりも使い勝手が良いです。30分使用しない時間が続くと自動的にスリープモードとなり、本体電源の省エネを図ります。
おすすめテンキーの比較表はこちら
商品画像 | |||||||
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商品名 | エレコム テンキーボード TK-TCM011BK | iBUFFALO スリムテンキーボード BSTK11BK | iBUFFALO テンキーボード Mac用 BSTK08MSV | エレコム テンキーボード TK-TCM015BK | Satechi Bluetoothワイヤレステンキー | Belkin YourType Bluetooth Wireless Keypad | Satechi ワイヤレス スマート テンキー 26キー 電卓モード付 Mac Windows 対応 |
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なおご参考までに、テンキーの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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テンキーがあると数字入力が驚くほど快適に!
テンキーは、ただ数字のキーが配置されているだけでなく、キーピッチやキータッチ、接続方式や付加機能まであらゆる製品が発売されています。
購入を悩んでいる方も多いと思いますが、テンキー作業では数字入力が非常に効率的にこなせることは間違いありません。
予算や機能などをよく検討してお気に入りのテンキーを探してみてください!