センター試験の公民科目の中の一つである「センター倫政」。
倫政を選択したものの、二次では必要がないため後回しになったりして、ついつい勉強が手薄になってしまうことも多い科目なのではないでしょうか。
私自身もセンター試験を経験し、大学進学後4年ほど塾講師もしていましたが、選択科目の勉強は十分に足りている!と自信をもって言える人はほとんどいなかったように思います。
このページでは効率的にセンター倫政で高得点を狙うのにおすすめの参考書をご紹介します。
センター倫政お勧めの勉強法
センター試験倫政の問題は大問が6つあり、倫理、政治・経済からそれぞれ3問ずつ出題されます。
そのため、センター倫政で高得点を取るためには、「倫理」、「政治・経済」の2つの社会系科目を勉強する必要があります。
倫理
倫理の勉強をする場合、やはり必ず覚えておかなければならないのは思想家の名前、その思想、書籍などです。
それぞれがシャッフルされて出題されることも多いため、最初は自分で表を作り、視覚的に確認できるようにするのがお勧めです。
そして一度で覚えるのは難しいので、こまめに隙間時間などを利用して見返すことが大切です。
また、その際に語呂合わせでも何でもよいので、自分の印象に残るようにそれぞれのワードを関連付けするのも暗記するコツです。
政治経済
政治経済は知識問題だけでなく、グラフや図の読み取り問題が存在します。
こういった種類の問題は初めて目にすると戸惑うかもしれませんが出題形式に慣れると取り組みやすくなるので、過去問にきちんと取り組むのがお勧めです。
また、時事に関するものが選択肢に入ってくることもあるので、ニュースなどで時事を気にしておくのも勉強になると思います。
センター試験倫政参考書を選ぶ時のポイント
センター試験の倫政の参考書を選ぶうえで、まず自分に必要な参考書は何なのか?ということを考える必要があります。つまり、基本的な知識から入れていく段階であれば、語句等をしっかり解説してくれている基本書や図解入りの参考書、資料集などがためになります。
前述しましたが、暗記するうえではやはり視覚に訴えるのが有効だと思うので、勉強し始めの時には図が多いものを選ぶと良いと思います。
そして、一通り知識が付いたら一問一答や過去問などに移り、実際に問題に出されるときに、その分野のどの単元の、どの部分がどんなふうに出されるのかという観点を知ります。
出題者の視点がわかれば勉強をする際にどの部分をしっかりと覚えれば、理解すればいいかということが明確になりますし、効率的な勉強の助けになります。
また、もし直前期などにはやはり赤シートなどで暗記できているかをチェックできるようなタイプの参考書もおすすめです。
改めて自分でノートを一から作るよりは短い時間で復習できますし、模試やテストなどを踏まえてピンクやオレンジのペンで書き込みを増やしていくことで自分の苦手な部分を補強した自分だけの暗記シートにランクアップすることも可能です。
さらに、通学時間などを有効に使いたいタイプの方はCDなどの音源が付いていて効きながら勉強することができるようなタイプのものもおすすめです。
用途別!センター試験用倫政参考書お勧め7選!
このトピックでは用途別にセンター試験用の倫政の参考書をご紹介させていただきます。
知識定着編
センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本
センター試験の倫政の知識を定着させるためにおすすめなのがこの「センター試験 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本」。
赤黒の2色刷りで重要部分の色分けがなされているのも便利ですし、赤シートで隠せば暗記にも使えるのでこれ一つで一通りの倫政の勉強が完了するのが魅力です。
この「面白いほどとれる」シリーズは私が現役だった時から出ているシリーズで愛用者の人も多く、信頼度が高いのも◎です。
センター 倫理 政治・経済一問一答2500―ともかく覚える重要語 河合塾シリーズ
出典: Amazon.co.jp
教科書や参考書で基礎知識を学んだら取り組みたいのがこういった一問一答形式のテキスト。
センター試験でよく出る表現や文脈を分析し、内容理解に役立つ重要語句と得点力の向上につながる語句2500を選出してあります。
テーマごとの文章の中で「読みながら解き、覚える」ことを重視した、独自の一問一答形式を採用しているので、知識の定着をより確実にする手助けをしてくれます。
読むだけ、暗記するだけでは実際に問題にあたったときに解くことができないことも多いです。
そこで、実際に問題にあたることによって問題の出し方や、出されやすい部分などを把握することが大切です。
短期攻略センター倫理,政治・経済 駿台受験シリーズ
出典: Amazon.co.jp
この「短期攻略センター倫理,政治・経済」は、センター試験で出題される全分野の問題を、1日60分・1か月間で効率的に学習することができるように作られている問題集です。
時間のない直前期でも1週回すことができるので、ほかの教材でインプットを終えた後、時間がない中でアウトプットとして記憶を定着させるのにうってつけのテキストです。
各問題は、近年のセンター試験で出題され、今後も同じテーマで出題される可能性のある問題で構成されています。
さらに、各問題には3段階で難易度が表示されており、標準的な制限時間と試験時におけるその問題の配点を明示してあるので本番での時間配分を意識して解けるのもうれしいです。
過去問
そして、やはりセンター試験を意識するのなら過去問集への取り組みも欠かすことができません。
ベストセレクションセンター試験倫理重要問題集 2019年入試
出典: Amazon.co.jp
ベストセレクションセンター試験政治・経済重要問題集 2019年入試
出典: Amazon.co.jp
センター試験過去問研究 倫理/倫理,政治・経済 2019年版センター赤本シリーズ
出典: Amazon.co.jp
これらの問題集はセンター試験の過去問または過去問を意識した問題となっており、センター試験に向けての問題演習にぴったりです。
「ベストセレクション」のシリーズのほうは、センター試験の出題形式とポイント、過去問の傾向と分析があるほか、「Check & Answer」で必須事項を確認・復習することができ、分野別問題演習には側注を充実。正誤判定のポイントは別冊でていねいに解説してあります。
また、センター試験過去問レビューは32年分の倫理・政経の問題が入っているのでこれまでの過去問を総おさらいしたい方にお勧めです。
その他
聴くだけ 倫理、政治・経済
出典: Amazon.co.jp
「聴くだけ 倫理、政治・経済 」は、政治・経済の読み上げ講義を聴くだけの音声特化のテキストです。
耳から入る、まったく新しい参考書で、通学時やゴロ寝しながらも聴けるから、「ながら勉強」にも適していて、時間も節約できるのが特徴です。
読み上げ文章がブックにも掲載されているため、読んで確認もできるようになっています。
まとめ
ここまでセンター試験の倫政参考書をご紹介してきましたが、自分に合いそうな参考書は見つかりましたか?
選択科目にかけられる時間は限られていますから、できるだけ自分に合った参考書で、有効に時間を使って勉強したいですよね。
このページが皆さんのセンター倫政を攻略数るうえでの一助になれば幸いです。