自作漫画に立体感と雰囲気を!プロに近づくスクリーントーンおすすめランキングTOP8

いつも通り、熱く語っていきますので、よろしくお願いいたします。

実は、私がスクリーントーンを使用しはじめたのは、漫画家として活動が決まってからです。中学2年生のときでした。もちろん、アシスタント経験は皆無でした。

それまでは、漫画を描くことが好きで、遡ると、とんでもないことに自由画帳でもない普通に線の入った国語ノートを(国語大嫌いだったので・・・)、裏側からめくるようにしてただひたすら鉛筆で絵コンテを描いていたという感じでした。

以前、恥ずかしながら漫画家になった経緯にて少しご説明させていただいたのですが、とにもかくにも描くことだけが好きで、漫画の描き方の基本が書かれている本を読んでコマの運びとオノマトペの方法などは学んでいたのですが、スクリーントーンのことは書かれていませんでした。

数少ない愛読書だった萩尾望都先生の「ポーの一族」と魔夜峰央先生の「パタリロ」は、スクリーントーンをあまり使用されていない部類に入ると思います。

しかも、いかんせん他の漫画家さんの描かれている本を読んでいなかったので、当時の編集さんから漫画の必須用具を与えていただいて、本格的にペン入れから仕上げまで行うようになった状態。

ペン入れの方法などを詳細に教えてくれる方はいなかったので、とにかく描きまくりました。

その当時の編集さんから渡された漫画必須用具の中にスクリーントーンがあった、というレベルで、「なんじゃい、このペラペラした保存の難しそうなヤツ」というのが第一印象でした。

ですが、スクリーントーンを意識してから愛読書を読み直して、あ、ここに使われてる!ああ、ここにも使われてる!!というように見るようになりました。

自分だったらどう使う?この表情には?この服には?何をどう使ったらいいの??と、自分なりに、ここにこのスクリーントーンを貼ればいいのかな、逆に、こういうところにはスクリーントーンは使わない方がいいのかな、と、模索しました。

現在では少女漫画では当たり前の貼り方になった方法を、我武者羅に、自力で習得した、という感じですかね。

ですが、結果的に、そのスクリーントーンの貼り方などが、「独創的」だということで評価をされることになりました。

 

そもそもスクリーントーンって一体何?

スクリーントーンは、漫画用画材の一つで、等間隔に配列された点やカケアミ、模様柄など様々なパターンが印刷された、一見すると半透明の粘着フィルムです。

基本的な使用方法としては、必要部分を切り抜いて貼りたい部分に貼りつけ、漫画の背景となる箇所に影をつけたり、衣服の柄などに使用、また、キャラクターの髪の毛や目の色の表現などに使います。

様々な模様のものがあり、手作業では大変な点描のもの、細かいカケアミ、黒ベタ塗り部分(通称ベタ)とから白っぽくなるグラデーション、背景だと昼間の日光を表現してあるもの、雲模様のもの、木洩れ日の模様の入っているもの、夜の星空や、夕焼けなどもあります。

また、ベタの背景に、白い模様を入れたりできる白い商品もあります。雪模様であったり、使い方によっては、背景に使用することで、季節感を出せたりもします。

衣装用としては、ストライプ(ボーダー)柄、チェック柄やドット柄、小花柄などもあります。

そして、スクリーントーンを2枚重ねにすると「モアレ」という現象が出て、奇妙な柄になったりするのですが、あえて「モアレ」を使用することもあります。

最近では、デジタル化がすすんでいるので、アナログで細かい作業のスクリーントーン貼りは少なくなってきているのも事実です。

実際、カタログには「廃盤」と記載されていたりしており、デジタル化を痛感することもあります。

 

スクリーントーンの使い方と仕組み

上記に記してますが、スクリーントーンは、様々な模様が入っているスクリーンの裏面が粘着するようになっている一見は半透明のシートです。

キャラクターの影や、髪の毛の色、衣装などに使用したり、背景にカケアミやグラデーションや点描や背景用の模様を、必要な部分に必要な分だけ切り取って貼りつけて使います。

基本的には貼り付けたい部分より大き目に切り取って、貼り付けて、不要な部分は切り取ったり、削ったりし、必要な部分だけを残します。

貼り付けて上からこすりつけると、下に描いた線がクッキリと現れます。

こすりつける際は、トーンを直接こすることはせず、上に用紙を乗せてからこすりつけます。こうすることで、切り取った部分に直接触れることがないので一部が欠落してしまうことの防止と、トーンの模様の削れ防止になります。

細かい作業となりかねないキャラクターの髪の毛にスクリーントーンを貼ると、髪型によってはとんでもない時間のかかる作業となってしまいます。

ですので、アナログで描く場合は、あまりトーンを貼るキャラクターは、よほど時間と根気がない限り、メインキャラクターにしない方がいいです。

どうしてもこのキャラクターの髪の毛は、トーンで表現したい、という場合は、髪型を工夫する必要があります。(天然パーマでピョンピョンしたキャラクターにトーンを貼ることにすると、とんでもない時間がかかってしまいます。悪夢です。)

トーンで色を表現するキャラクターで、一番わかりやすいのは、ドラえもんですかね。貼りやすいように作られたキャラクターの代表でしょう。

現在の漫画において、髪の毛や細かい部分にトーンを貼っているモノは、優秀なアシスタントさんが沢山いらっしゃる方か、アナログで描いておいてスキャナーで取り込みをしてデジタルで加工をされている方かのどちらかです。

その作品が、デジタル作品なのか、アナログ作品なのか、見極めることができる点でもあります。

 

漫画を描くのにスクリーントーンが大活躍!

準備は大切!スクリーントーンを使用するのに必要な道具

それでは、スクリーントーンを貼るときに必要な道具をご紹介します。(漫画用の原稿が出来上がっている状態を想定していますので、インクやペンなどのご紹介は割愛します。)

  • 原稿用紙

ある程度厚みのある用紙が選ばれているのは、インクの裏写りを防ぐためだけではなく、スクリーントーンを切り貼りすることも前提に135gが必要なのです。

できれば、用紙に既に薄いブルーで目盛りが入っているほうが、使いやすいです。

  • カッターナイフ

普通の文具用のカッターナイフでいいです。これは切り取りはもちろんですが、刃先を使ってトーンの表面を削って模様を消すことにも使います。

100円均一にもある、よくあるカッターナイフです。これをペンのように駆使します。

  • スクリーントーンナイフ

これは、ペン軸の先に、通常のカッターナイフの刃を一かけら切ったものを突き刺して使う商品です。ペンの形状になっているので、細かい部分を切り取るために必要だとされています。

いちおう、専用の商品として用意されているのですが、通常のカッターナイフで対応できますし、原稿用紙に傷がつく原因になりやすいので、私は使っていません。

  • トーンをきちんと粘着させるトーンヘラなど

スクリーントーンと原稿用紙を密着させる際に使う画材です。ペン型とヘラ型とがあります。こちらも専用商品として発売されているので、ご紹介はさせていただきますが、指の爪を使うことで、手の触感で粘着を確認できるので、これも私は使用していまん。

その代わり、マニュキアを塗っていると色がうつってしまうので、ネイルを愉しむことができません(汗)。

  • 砂消しゴム(砂ヤスリ)

これは、普通の消しゴムでは、スクリーントーンは削れないので、広範囲をぼやかすように消したい場合などに使用します。わかりやすいのは雲の表現ですかね。

既製品で売られている雲のスクリーントーンでは、「違うかな?」という時にあると便利です。ただし、消しカスと同じで砂が出ますので、削る前にスクリーントーンをしっかりと原稿用紙に粘着させておくことと、削りすぎにきをつけましょう。

  • トレーシングペーパー(透けて見える白い用紙)

これは、投稿用原稿用紙で、スクリーントーンの上に文字入れをする場合に、原稿用紙にかぶせるようにして、文字入れをしてもらいたい場所に文字を書いておくものです。

原稿用紙のトンボより外側か、裏面にマスキングテープで固定してその部分にかぶせて文字を書いて使用します。

 

必須アイテムを要約すると、漫画の描かれた原稿用紙、貼りたい柄のスクリーントーン、カッターナイフ、トレーシングペーパーとなります。

トーンの上に原稿用紙としっかりと粘着させるために、保護のために使用する用紙は、トーンの台紙を使えば良いです。

 

表現に必須!スクリーントーンの重要性について

スクリーントーンではキャラクターや背景などの影を入れることで、その質感や立体感を出すことができます。背景での風景では、樹木の質感や、地面や建物の室内の質感を出すことにも使用します。

キャラクターの心境を表現するために使用することも多いです。キャラクター設定を行う際は、カラーで設定を行うのが通常ですが、漫画にするとモノクロになります。

その髪の毛の色の表現に使うことや、着ている衣装の質感や柄などにも使用します。私は顔の陰影・背景だけではなく、キャラクターの輪郭や目にも使用しています。

 

スクリーントーンがあればいちいち手書きする必要なし!

スクリーントーンの種類の中で、背景に特化したものや、着用している衣装の模様に使うことができます。

手書き作業を行う代表として、点描やカケアミなどがありますが、広範囲にわたる場合など、そうとうな時間と集中力が必要になりますが、その柄のスクリーントーンを使用して切り貼りすることで時間の短縮にもなりますし、描き損じなどを防ぐこともできます。

広範囲部分をスクリーントーンで貼り付けて、残りの狭い範囲を手書きで描き足すということもできます。

日差しや雲などにもスクリーントーンを使用することで空の表現もできますし、花柄トーンなどを背景にもってくると、その背景にいるキャラクターの性格や外見などの表現もできます。

特に、固定キャラクターが着用している衣装(学生服や戦闘シーンに着用する衣装など)に使うスクリーントーンは慎重に選びましょう。

安易にチェックがいい、ということだけで選んでしまうと、小さく描いたキャラクターの衣装と、大きく描いたキャラクターの衣装の模様が、同じサイズのスクリーントーンになってしまいます。

効果線として代表的なのは集中線(通称フラッシュ)かと思いますが、この集中線も黒から白抜きにするベタフラッシュのスクリーントーンは、本当に重宝します。

吹き出しの代わりになるスクリーントーンもあります。

先ほどもご紹介しましたが、背景をベタにしてホワイトで表現を行ったりすることなく、白いトーンを貼ることで、時間帯だけではなく季節感を出したりすることもできます。

 

漫画に立体感が生まれる

漫画での簡単な実技をご紹介します。本当に簡単な使用方法を描いてみました。

丸で簡単に使い方の説明をします。(本当に簡単なのですみませんm(_ _)m;)

  • 普通に丸を描く

  • 陰影で立体感を出す

  • 地面の線を描かずに着地を表現する

  • 質感と陰影を同時に出す パート1

  • 質感と陰影を同時に出す パート2

  • 背景にして空間を表現する

 

種類が豊富だからさまざまな場面に使える

スクリーントーンには、本当に様々な模様があります。これらを使い分けることによって、漫画の世界観、キャラクターの性格なども表現することができます。

超美形キャラクターの登場シーンに、花柄や光キラッキラの柄を貼ったりすることで、どれだけ美形なのかなどを表現できますし、その性格の明るさや冷静さなどの表現できますし、ストーリー運びでのキャラクターの心理描写として胸キュンシーンや衝撃を受けているシーンに貼ると、効果的なトーンもあります。

 

組み合わせて使うことも可能

組み合わせはトーンの数だけあると言えます。同じ等間隔の点が配置してあるトーンなどを重ねることで「モアレ」という症状がでることがあります。

「モアレ」は、できれば避けて通りたいところですが、効果的に一部分だけ使用することもできます。具体的には下のような感じです。

<成功モアレと失敗モアレ>

 

スクリーントーンの種類はたくさん

スクリーントーンの代表的なメーカーさんでは、I-C、DELETER、MAXON、Jトーン、レトラセットなどがあります。それぞれのメーカーさんによって、値段も違いますし、品揃えも違います。

価格としては、Jトーン<DELETER<I-C<MAXON<レトラセットの傾向が高いですが、廃盤予定になる商品があると、定価があってないようなことになります。

画材屋さんによっても価格が違うので、お近くに画材屋さんがあれば、価格チェックをされると、お得に購入することができます。それでは、スクリーントーンの種類について、ご説明させていただきます。

 

繊細な印象を与える基本網点パターン

キャラクターや背景の陰影、削り方によって様々な用途に使えるマストアイテムです。この番号は必須という商品が決まっています。どのメーカーさんの商品でも、基本網点は61番です。

とにもかくにも、スクリーントーンの大道は61番。61番を使わないストーリー漫画はない、頭に刷り込みましょう。基本網点パターンは、番号が大きくなるにつれて、見た目の濃度が高くなります。

 

背景に大活躍なベタフラッシュ

ベタフラッシュ(通称ベタフラ)は、本来手作業でベタから集中線で白くする空気感を出すものなのですが、実際に手作業で描くのは、本当に大変な作業です。

ですが、スクリーントーンにはなっていますが、手作業でのベタフラができるようになっておく、または、できなくても原理はわかっておいた方がいいです。

いかに大変な作業かを理解していると、その作業をミスすることもなく好きな部分を切り取って背景に貼り付けることで感動しますし、より効果的に使うことができます。

違う大きさのベタフラトーンと繋げて使用することもできます。とっても便利スクリーントーンです。

 

陰影だけではなくストーリーを表現するグラデーション

グラデーションは、そのままの通り、暗めから明るめになる表現です。網点グラーデーションは手作業では描けません。

アナログでグラデーションを描くには、縦線だけのベタフラ、カケアミ、点描で行うことができます。こちらも手作業で行えることは、一通りマスターされておくと便利です。

実践では点描やカケアミでは表現できない基本網点グラデーションを使用することが多めで、キャラクターの髪の毛や、表情、背景、オールマイティです。

更に、コマの外をベタにすることで時系列が過去だったり、回想だったりを表現します。1ページの中でコマの外は現実世界に戻ると白にするので、短いグラーデーションが使われていたりします。

ベタからのグラデーションにしたい場合に気を付けたい場合は、グラーデーションの濃い部分とベタに分かれ目が出てしまわないように使えるか、気を付けて選びましょう。

 

描くことの時間とミスを無くすカケアミトーン

上記グラデーションの際に少し触れてますが、カケアミもベタフラも手作業でできるようになっておかれていた方がいいです。

カケアミは様々なタイプがあるので、ご自分で描き分けができるようになっておかれて、または、原則・原理を理解されておくと、プレーンなカケアミトーンとに手作業をちょい足しをする、組み合わせての表現もできます。

手作業でのカケアミは、ほぼ丸ペン(線が細いので)で背景に描いていくのですが、描いていると、面積が広くなると線の細さなどに、どうしてもムラが出たりしますし、手でこすってしまってしまうと悪夢になります。

スクリーントーンを使用することで、時間短縮だけでなく、ミスもなくできます。

 

キャラクターの心境なども表現できる砂トーン

砂トーンは、パッと見、点描に近いので手描でできそうに見えますが、できそうでできない模様です。

砂トーンは、名前の通り、地面に使うことはもちろんですが、キャラクターの髪の毛や衣装にも使えますし、砂トーンのグラデーションを背景に使うことでキャラクターの心境を表現することができます。

ファンタジー作品には欠かせない表現ができるので、さりげなく使いこなせるようになりましょう。

 

もう失敗しない!スクリーントーンの使い方

まず、スクリーントーンを貼るときに、光源の場所を決めておきましょう。光源を決めておくことがとても重要です。(光源の簡単な設定は、上記の丸にトーンを貼ったモノも少しだけ参考にしてください)

また、キャラクター設定の際には、必ずカラーをつけます。そのカラーをどのスクリーントーンにするかを、どこの製品の何番なのか、とりあえず決めておきます。

髪の毛などをスクリーントーンにする場合、プレーンで使用するものを決めておいて、そのキャラクターがアップになった場合、決めておいた品番の商品の薄い商品も決めておきます。

くれぐれも描いている間に、「足りなくなった」ということがないようにしましょう。実技は、カッターナイフの使い方と一緒に、回数こなして慣れていくしかないです。

スクリーントーンは薄いので、表面の模様だけを削りますので、カッターナイフの先端を、鉛筆のように使いこなせるようになりましょう。

上手く削れるようになると、スクリーントーンを貼って効果を出すことが楽しい作業になります。

これまたテキトーで、申し訳ない(光源は若干上の設定です)ですが、キャラクターに簡単にスクリーントーンを使ったものです。

キャラクターの影には、DELETERの基本トーン61番、髪の毛はグラデーションSSE404、衣装はI-Cの柄トーンS-708をつかっています。

背景にも何か貼りたかったのですが、文字がつぶれるのを回避するためにあえて貼っていません。(※私は普段はこういう絵を描きません。わかりやすく描きました。)

 

スクリーントーンを選ぶのにおえたいポイント

スクリーントーンを購入したいけれど、商品がたくさんあってどれを選んだらよいかわからない方に向けて、スクリーントーンの選ぶときに見るべきポイントをご紹介させていただきます。

 

とりあえず押さえておきましょう網点61番

どのメーカーさんでも基本は網点61番、と覚えましょう。

濃いのが好きなんです!ということで85番などがいい!と思われても、とりあえずは61番から使用しましょう。

もう原稿を描かれている方は、よくよくご理解されていることだと思いますが、原稿用紙に描いたそれを縮尺して雑誌などになります。

更にコミックになる際は、A3がB6以下にまで縮尺されますので、濃いモノだとトーンではなく、ベタになってしまうことがありますので、80番台を使用される際には、縮尺を考慮しないといけません。

 

便利なグラデーション

上に掲載している絵には、髪の毛に使っているのはグラデーショントーンです。髪の毛の光はカッターナイフの刃先をペンのように使って削っています。

キャラクターにも使えますし、背景にも使えるものとしては、上にある丸を使った月に見えるっぽくする、でグラデーションを使い、夜空っぽく見せるためにカッターナイフの刃先で削っています。

グラーデーションも緩やかに明るくなっていくもの、明暗が短いもの、砂トーンやカケアミでもグラーデーションがありますので、使い分けが楽しいので、一通り揃えてもいいでしょう。

 

持っていて損はない空トーン

漫画を描くにあたり、リアル設定のものからSF設定、独創ファンタジーがあります。

世界観によりますが、空トーンを入れることで、いわゆるダメなページ「白原稿」を回避することができます。

太陽が入っていたり、グラーデーションに雲が入っていたり、樹木の葉などが入っていたり、いろいろとありますので、ご自分の世界観に合った空設定に合うスクリーントーンを見つけておくと、「白原稿」を回避できますので、重宝します。

 

手間とミスを省くためのベタフラッシュトーン

ベタフラは本当に本当に助かります。ベタフラを手書きするためには、画びょうなど中心点が必要になり、原稿用紙に穴が開いてしまいます。

太めの線から細くして白くするので、Gペンの柔らかさを使って、とてつもない集中力と時間が必要です。

スクリーントーンでは、大きいサイズから小さいサイズ、またこれらを繋げてある商品があります。

失敗を気にすることもなく、画びょうの穴をホワイトで埋める必要がないですし、一本の線でも失敗すると地獄を見ることも回避できる、優れものです。

 

お気に入りは買いだめをしておきたい柄トーン

柄トーンは、売れ行きにより、廃盤になる可能性が特に高いので、「これは使い続ける!」と決められた商品は、余裕があれば、出会ったときに買いだめをしておくことがオススメです。

キャラクターの衣装が制服や戦闘服などのコスチュームだったりする場合、なくなったから購入しよう、と思ったときに、まさかの廃盤で衣装を変えざるを得ない、ということが起きてしまいます。

柄トーンを衣装にした場合、アップの場面と引きの場面用に、同じ柄で大小2種類の揃っている商品を選ぶ必要があります。

 

初心者さんから描いてる人まで抑えておきたいこと

初心者さんは網点61番から!

これは上記で熱く語りましたので、くどくなりますますので、そこまで戻ってください(笑)。なぜに網点61番なのか、です。

 

好きな漫画のマネをする♥

私の順番は違ってますが、ご自分で好きな漫画のマネをする、から入る方法が早道です。コミックになっているよりも、雑誌になっている方を参考にしましょう。

理由は上記にも描いていますが、原稿用紙はA3サイズですが、コミックではB6サイズまで縮尺されています。

ですので、少しでもサイズが近しい商品が選べるように、雑誌の方を参考にして、コマの中だけではなく、「1ページを一つの作品としてチェックする」が大事です。

コマの外にも貼って効果として出してあったりしますので、見逃さないようにしましょう。

 

とりあえず試してみるならセット売り♪

なんと、漫画入門用に失敗がない商品を揃えてありるセット売り商品があります。私はセット売りを購入したことがありませんが、商品番号を見ると「あー、コレとアレね」と納得する商品がセットになっています。

セットには「こういう効果のときに使う」というテーマがつけられています。入門の方は、そのテーマと表紙に掲載されている見本から、選択されるといいでしょう。

入っている商品を使ってみてから、ご自分に合う商品を模索されると、スクリーントーンの品番の見方もわかります。

ただし、4枚セットになっているので、一枚の単価にすると安めですが、一枚300円だとしても1200円程度になります。

 

自分の描きたい雰囲気を追及する!

ある程度描かれている方は、ご自身の出したい世界観があるかと思います。その世界観に合った商品を探して、使い方も工夫することも考えて選びます。

私はコマの外で時系列を表現したりするので、必ず大きいサイズの商品の中で、選ぶようにしています。

 

おそらく意外な注意点※

スクリーントーンの大きさにも、投稿用原稿用紙サイズだけではなく、同人誌用サイズが出ています。通信販売で購入する場合、大きさにはくれぐれも気を付けていきましょう。

届いてみてから、「小さかったぁぁぁ!!!!」となってはいけませんので、現物を確認できないままの購入の場合は、商品のサイズは要チェックです。

 

雰囲気のある1ページに!スクリーントーンおすすめランキングTOP8

ここでは、これまで私が使ってきたスクリーントーンで現在も発売されているモノをランキング形式でご紹介させていただきます。柄トーンと吹き出しトーン、背景トーンは、オススメしたい商品がありますが、廃盤になりやすいので、あえて省きました。

第8位:初心者さんにマストアイム!デリーター スクリーントーンセットVol.3

出典: Amazon.co.jp

デリーター スクリーントーンセットVol.3
ブランド

評価 ★★★★☆

これは初心者さんに特化しているセットです。なんといっても61番が入っていますし、番号によってどう違うのかが、おおまかにわかるセットだといえます。

60番台シリーズで、4枚入っていて、1200円程度。一枚あたり300円とお得かと思います。60番、61番、63番、65番がほぼ連番で入っているのが魅力です。

番号が低くなると見た目的にドットの幅が広がり、高くなるにつれて密度が高くなることがわかります。網点の番号の判断基準で、61番が含まれている、入門にはもってこいのセットです。

モアレの出具合いを試されてみると、わかりやすいです。

 

第7位:使い方の確認に!デリーター スクリーントーンセットVol.4

出典: Amazon.co.jp

デリーター スクリーントーンセットVol.4
ブランド

評価 ★★★★☆

グラーデーショントーンの濃い方です。グラーデーショントーンは濃いは薄いを兼ねる、ですので、こちらのセットがオススメです。

グラーデーショントーンの仕組みは、このセットで理解できます。

★4なのは、あと1枚、短い間隔でのグラデーションがあれば完璧なのに、と思うからです。

グラデーションの基礎中の基礎が揃っており、4枚入っていて、1200円程度。一枚あたり300円とお得かと思います。この幅だとこの具合、という確認のために良いです。

とりあえず、持っておいて損はないセットになります。

 

第6位:大きさの丁度いい砂トーングラデーション!I-CスクリーンS-458

出典: Amazon.co.jp

アイシー スクリーン S-458

評価★★★★☆

砂トーンでグラデーションで、ベタからホワイトまで4列あります。価格は一枚350円前後。この商品は、砂グラデーションの大きさが丁度いいです。

砂トーンでグラデーションは、キャラクターの背景での心理描写に使うことが多いですが、コマの大きさを考えると、この幅が使いやすい大きさだと思います。

グラデーションを購入する際は、ベタからホワイトまでが自然に入れられることを重視したいものです。この砂トーンは、ベタの部分と境目が貼って縮尺を考慮しなくてもいいほどに濃くなっていますので、便利です。

砂トーンでグラデーションでは、これが一番使いやすいと思います。価格は買い方によって変動があると思います。

初心者の方々にも、もうきっちり描かれている方にも、この大きさの砂トーンでグラデーションでも、原稿サイズを選ばず使いやすいと思います。

ただし、4段だと小さいと思われる方もいらっしゃるかと思うので、この順位です。

 

第5位:丁度いい大きさヘビロテグラデーション!デリーター スクリーン SSE-404

出典: Amazon.co.jp

デリータースクリーン SSE-404 60L上5%~下90% (3段)

評価 ★★★★☆

網点グラーデーションで3列の商品です。一枚350円程度。セット販売に入っていないのですが、網点グラーデーションで大活躍する大きさです。

キャラクターの髪の毛に網点グラーデーションを設定されたときに、濃い部分から薄い部分までが大きさ的に使いやすいです。

背景にも使いやすい濃度の高い網点グラーデーションです。わかりやすいグラデーションの大きさが3列なので、重宝します。定番商品なので、なくなりそうになったら購入できます。

初心者の方にも、この大きさの網点グラーデーションで、印刷後も潰れにくく使えるので持っておくといい商品だと思います。

 

第4位:カケアミトーン入口はこれ!アイシースクリーン S-619

出典: Amazon.co.jp

アイシー スクリーン S-619
ブランド

評価★★★★☆

カケアミトーンの入門にはこれがいいです。一枚450円程度。カケアミの仕組みをわかっていなくても、こちらを見ながら手作業とトーンの組み合わせでも使える、というのが理解しやすいです。

とりあえず、カケアミトーンはこの商品がわかりやすいですし、実技で使うときに、どの部分を削るとこういう効果になる、ということもわかります。

背景に特化する商品ですが、カケアミから白抜きの方法もわかりますし、実際に使用する頻度も高いと思います。

私も使用する際に、足りない部分は手書きで足し、必要ない部分は綺麗に削れるので、初心者の方から、実技で使わるためにも、この商品は持っておくと便利です。

カケアミが一体どんな効果を出せるのか、理解するのに丁度いいのでこの順位とさせていただきました。

 

第3位:使い始めたらとっても便利!アイシースクリーン S-154

出典: Amazon.co.jp

アイシースクリーン S-154 細15%
ブランド
カテゴリ

評価★★★★☆

一枚500円程度。他社さんでも似たような商品がありますが、粘着力と削り具合の使用感がいいので、I-Cさんで推奨させていただきました。

この模様は、手書きできそうでできない、砂トーンと網点トーンの中間あたりになりますかね。

衣装にも使えますし、背景にも使えます。ここが、白いな、というときに、重宝します。何に特化しているという商品ではないですが、持っておかれると便利です。

 

第2位:ベタフタトーンはまずはこれ!アイシー スクリーン S-698

出典: Amazon.co.jp

アイシー スクリーン S-698
ブランド

評価★★★★☆

一枚500円程度。どこのメーカーさんでも似たような商品があります。綺麗で細かさも丁度いいのですし、手書き部分も組み合わせて使うこともできます。

背景に特化しますが、使いやすいですし、ベタフラの連鎖は手描きではものすごく時間がかかるうえに、難しいので、逆にスクリーントーンで使用することに慣れたほうが手っ取り早いです。

綺麗に貼れるので、私はこちらを使用しています。背景で心理描写に使ったり、攻撃シーンなどでも使えますし、こちらは持っておかれるといいです。

評価★4なのは、他社メーカーさんより価格が高いところで、4とさせていただきました。

 

第1位:持っていて損はないのでまとめ買い!デリータースクリーン SE-61  ★10枚入り

出典: Amazon.co.jp

デリータースクリーン SE-61 60L10% ★10枚入り
ブランド

評価★★★★★

まとめ買いをして、一枚315円程度。とにもかくにも、61番は使いまくることになるので、背景用とキャラクター用とに分けておかれるといいです。

10枚は持っておいたほうがいいです。描いていけばその消耗度の高さがわかります。キャラクターにあまり使わない、という場合でも、背景の影に使いますので、消耗度がとにかく高いのです。

評価★5なのは、使用頻度とマストアイテムということで、持っておくべし、ということで満点とさせていただきました。

 

まとめ

長くなりましたが、漫画を描き始めると、スクリーントーンはマストアイテムですし、どんどん新しい商品が出ては、消え、します。

スクリーントーンの使用の仕方でも、作家としての個性が出せます。どんどん使っていって、自己流を追求されるといいです。

あえてド定番の61番を押していますが、網点トーンは縮尺で潰れない製品で61番と81番を組み合わせたりして、その見た目の濃さの違いと、なぜに定番が61番なのかを理解していただきたいです。

スクリーントーンを効果的に使用することで、漫画の雰囲気が全く違ってきます。線画だけの状態で、違う人がスクリーントーンを貼ると、全く違う雰囲気になります。

効果的に使えるようになると、スクリーントーン貼りが楽しくなります。メーカーさんによって、カタログを出されているので、最新カタログを取り寄せて選ぶことができます。

8選には入れていませんが、吹き出しのスクリーントーンもあります。あえて入れなかったのは、廃盤になる可能性もあることと、世界観によっては使わない方もいらっしゃると思いましたので。

欲しい効果スクリーントーンを探されるといいです。仕組みと効果を追求していって、自分が描いたら、こういう世界になる、というのを模索していき、描くことを楽しみましょう。

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記事内で紹介されている商品

デリーター スクリーントーンセットVol.3

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デリーター スクリーントーンセットVol.4

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アイシー スクリーン S-458

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