閲覧注意!?心残りだけどクセになる。バッドエンド映画のおすすめランキングTOP10

私は、暇さえあれば映画を見ているほどの映画好きです。ハラハラさせられるようなアクションや胸キュンできるラブロマンスなどなど、ジャンル問わず映画の魅力にどっぷりつかっている日々を送っています。

その中でも特に好きなのが、バッドエンド映画です。後味が悪い映画が好きなんて不思議、と思いますよね。私も、見てみる前までは「好き好んで後味が悪い映画なんて観たくないよ~」と考えていましたが、なぜかやみつきになってしまい、今では大好きなジャンルに。(笑)

あまりにも落ち込んでいる時や憂鬱感がひどい時にはおすすめできませんが、「結末が分かり切っている明るい映画は見たくない!」な~んて気分の時には、バッドエンド映画を楽しめるかもしれません。

今回は、みなさんに後味が悪くモヤモヤ感が残るのに、どうしても見たくなってしまう不思議なバッドエンド映画の世界にご案内。映画は好きだけどバッドエンド作品はあまり見たことがない方は、ぜひこの機会にバッドエンド映画ワールドに足を踏み入れてみませんか?今までより、更に映画を楽しめるようになるかもしれませんよ♪

 

バッドエンド映画おすすめランキングTOP10

第10位:マーターズ

有名なキングレコード社からDVDが発売されている「マーターズ」。これは本当にDVD化して良い物なのか!?と物議を醸した作品です。それもそのはず、とんでもなくグロいシーンが盛りだくさんで、思わず目を背けたくなるほど。

この作品の主人公は、小さな頃に監禁・虐待を受けた経験があるリュシーと、養護施設に入っていた同年代のアンナ。15年の時が経ってもリュシーの体と心には痛々しい虐待の傷跡が残っています。ある時リュシーからアンナの元へ、自分を痛めつけていた犯人に復讐をした、との連絡が。アンナが向かった先で見た物は……。

「マーターズ」の特徴は、序盤の展開から始まる、吐き気を催すほどの恐怖感です。最初はホラー映画かな?と思いましたが物語が進むにつれ、予想を裏切る展開に。前半と後半では毛色が違うので、一作品で二度楽しめるお得感もありますよ。

私がこの作品をおすすめしたい理由は、後半から結末にかけての怒涛のクライマックスにあります。終盤の展開は、一緒に見た人と語り合いたくなること間違いナシ!考察が好きな方や、考えさせられるようなホラージャンルが好きな方におすすめの作品です。

 

第9位:リリィ・シュシュのすべて

出典: Amazon.co.jp

リリイ・シュシュのすべて
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若かりし頃の市原隼人さんが主演を務めた「リリィ・シュシュのすべて」。たどたどしさが多少ある物の、透明感ある演技力で、見る人を物語に引き込みます。鬱屈とした青春ストーリーが好きな方におすすめの作品です。

田園が印象的な地方都市に住んでいる主人公・蓮見雄一。剣道を通じて親友になった星野は、夏休みが明けてから人が変わることで展開が進みます。雄一をいじめるようになり、クラスを支配する傍若無人になってしまった星野は、一体どんな思いなのか。

雄一の救いはリリィ・シュシュという歌手の存在でした。リリィ・シュシュの掲示板を作り、交流するようになった青猫と励まし合いながらも、雄一は息が詰まりそうな日々を過ごしていきます。

この作品の特徴は、14歳という多感な時期を繊細に描いている点です。映像美と合わさり、瑞々しくも残酷な思春期の日々を、綺麗に写し出しています。出版元のポニーキャニオンから発売されているBlu-rayディスクでは、更に美しい映像になっているので、おすすめです。

 

第8位:ムカデ人間

タイトルからしてインパクト大な「ムカデ人間」。もちろん、そのタイトルに見合う衝撃を私に与えてくれました。訳が分からない狂気的な作品の代表と言っても過言ではありません。

この作品の簡単なあらすじは、人間と人間を繋げてみたいという欲望を持ったハイター博士が、夢を叶えるチャンスを得て実際に行動を起こしていく、といった感じになります。ハイター博士の餌食となった、リンジー・ジェニー・カツローの三人が諦めずに博士に抗う姿が、ストーリーの肝です。

詳しくはネタバレなので言えませんが、とにかく気持ち悪い!吐き気を催すほどにエグくて、グロいです。ホラージャンルが好きでグロ耐性があり、笑って鑑賞できる方におすすめの作品でしょう。真面目に見てしまうと、トラウマになってしまいます……。(笑)

見どころは、ズバリ!唯一の日本人俳優演じるカツローのキャラクターの濃さ。ぜひ注目してみて欲しいポイントです。販売元のトランスフォーマーから出ているDVDにはメイキングなどの特典映像付きなので、鑑賞後のイヤな気分を少しは和らげてくれるかもしれません。

 

第7位:告白

イヤ~な気分になるミステリー、通常イヤミス。この作品の原作は、イヤミス界の女王と言われる湊かなえ先生の小説です。原作小説も好きでしたが、映画の出来もとても良いんです。主演の松たか子さんの演技は最初から最後まで圧巻!

「告白」は、教師・森口悠子が担当している1年B組の生徒に「このクラスの生徒に娘を殺された」と語り掛けるところから始まります。悠子の娘・愛美の殺人に関与した人たちので物語は進み、少しずつ紐解かれていく事件の真相と、闇を抱えた13歳の少年少女たちの衝撃の告白とは……。

ネタバレになってしまうので簡単なあらすじのみになってしまいましたが、ぜひ多くの方に見て欲しいと思い今回この作品をおすすめさせて頂きました。一番最後の悠子のセリフには、鳥肌が立つほどの衝撃を与えてくれるでしょう。命の重さや少年法など、見終わった後に考えさせられる作品です。

東宝から発売されている完全版DVDには、なんと7時間ものロングインタビューなど、より物語に深く入り込める要素が盛りだくさん。人によっては後味が悪いとは感じないかもしれませんが、ミステリーや考えさせられるような深いストーリーが好きな方に、おすすめの作品です。

 

第6位:ノウイング

「ノウイング」は、ニコラス・ケイジ主演のSFパニック物。地球滅亡を予知したメモを手に入れた主人公・ケイレブが、滅亡を食い止めようと翻弄する姿を描いた作品です。謎の数字が書いてあるメモ、愛する息子を守るためにケイレブが起こした行動とは……。

この作品の、地球滅亡というパニック要素やオカルトチックなSF要素など、設定がとても好みでワクワクしながら鑑賞しました。後味の悪さだけでなく、設定の良さでもストーリー全体を魅せてくれるでしょう。結末は、人によって良いと捉えるか悪いと捉えるか微妙なところですが、私はとても落ち込みました……。

特に、作品の後半部分がとても恐ろしく、結末に至るまでの過程は心にズシっとくる重さがあります。圧倒的なスケールで描く、超大作。映像美も相まって、物語に引き込まれること間違いありません。東宝東和から発売されているDVDには、監督による解説が入っていたりとお得です。

パニックやSF、オカルト・ミステリーなどのキーワードに反応された方は、「ノウイング」がおすすめです。後味だけでなく映画としての完成度も、とても高い作品だと思います。

 

第5位:少年は残酷な弓を射る

ロンドン映画祭の作品賞、英国アカデミー賞の英国作品賞・監督賞・主演女優賞などなど、数々の映画賞を総なめにした、質の高い作品「少年は残酷な弓を射る」。ストーリー展開や映像・演技、どれをとっても非の打ちどころのない名作です。

主人公・エヴァは住んでいる街の人々から執拗な嫌がらせを受けています。一切抵抗せずに歯を食いしばって耐えるエヴァ。どうしてそんなひごい嫌がらせをされなければならないのか、原因はエヴァの息子・ケヴィンとの関係にありました。

現在と過去を行き来し、繰り広げられる展開。エヴァはケヴィンが幼い頃から、親子関係を上手く築けませんでした。そんな中、起こった事件……。

最初は時系列がよく分からなくなる時もありますが、少しずつ真相が明らかになっていく様は衝撃。東宝から発売されているDVDには、来日インタビューなど内容盛りだくさんの豪華特典付きです。質の高い作品を求めている方におすすめの作品は、断然「少年は残酷な弓を射る」一択でしょう。

 

第4位:エレファント

出典: Amazon.co.jp

エレファント デラックス版
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まるでドキュメンタリー映画のような手法の作品「エレファント」。物語の展開やセリフなどのほとんどが、演者のアドリブで構成されているという驚きの名作です。なにげないやり取りから生まれるストーリーは、とても生々しくリアリティがあり、気付いたら物語に入り込んでいます。

この作品は、実際に起きた銃乱射事件をモデルとしていて、ドキュメンタリー風な映像作品です。事件の加害者・被害者ともに、どこでにもいる普通の学生。そして、どこにでもありそうな普通の学生生活。事件当日も変わることなく日常は流れていました。

作品の特徴としては、一人一人の後方から撮られた映像。加えて、綺麗な風景や音楽が、より作品の芸術性を際立てるでしょう。手法もさることながら、実話をモデルにしたという点もあり、結末は後味の悪い物となっています。

監督や主演のインタビュー、メイキングを見ると、更に作品の奥深さを味わえるでしょう。ジェネオンエンタティメントから発売されているDVDは特典付きなのでお得。実話を元とした映画が見たい方や、ドキュメンタリー風映画が好きな方におすすめの作品です。

 

第3位:ファニーゲーム U.S.A.

見た人をイヤな気分にさせてくれる映画と言えば「ファニーゲーム」でしょう。ここで紹介させて頂く「ファニーゲーム U.S.A.」はリメイク版ですが、内容は同じ。多くの方に見てもらいたいという監督が新たにリメイク版を製作したそうです。

息子と夫婦の三人家族はバカンスのため、湖近くの別荘に。隣人である二人の青年は礼儀正しく好印象でした。ある時、三人家族の元に青年たちが「卵を分けてもらえませんか?」と訪れた時からストーリーは急展開へ……。

最初に伝えておきますが、この作品に直接的なグロシーンはありません。というより、見せないようにしています。直接的な演出よりもはるかに想像力をかきたてられ、見る人を精神的に追い詰めるのが特徴的でした。

視聴者への暴力かのようなこの作品、カルト的な人気を博しています。容易におすすめできる映画ではありませんが、興味本位で見てみるのもアリかもしれません……。販売元はアミューズソフトエンタティメントで、DVDには特典の撮影風景やインタビューも入っています。

 

第2位:綿模様のパジャマの青年

この作品は、ドイツを舞台とした少年の友情物語です。第二次世界大戦の最中、8歳の主人公・ブルーのは父親の昇進により引っ越すことに。そこで出会った同年齢のシュムールと友達になりたいと思うブルーノ。

シュムールは柵の中に居て、いつも同じ綿模様のパジャマを着ています。幼いブルーノがシュムールと遊びたいがために起こした行動は、衝撃的な結末へと繋がっていき……。この作品の特徴は、戦争の存在について考えさせられる奥深さでしょう。

私は、何の前情報もなく友情物語だろうと思い見始めてしまったので、だんだんと感じる不穏な空気を感じつつも、衝撃的な結末への覚悟は全くありませんでした。純粋なブルーノとシュムールに、戦争をテーマにしたストーリー。見終わった後はなんとも言えない切ない気分と、恐怖の感情に覆いつくされるでしょう。

ワーナー・ホーム・ビデオから発売されているBlu-rayディスクは、映像が更に綺麗になっていておすすめです。戦争の怖さ、差別などさまざまなことを考えさせられる映画で、衝撃的な結末を抜きにしても大勢の方に見て欲しいと感じました。

 

第1位:ミスト

言わずと知れた名作「ミスト」。バッドエンド映画界隈の中では、とても有名な作品です。見たことがない人も、タイトルだけは聞いたことあるという方も多いのではないでしょうか。

この作品は、田舎町が霧に覆われることで物語が進みます。霧のなかには、見たこともないようなモンスターが存在し、脱出しようとする人を襲います。主人公のディビットと息子・ビリーも時を同じくして霧に包まれた町の中で立ち往生するはめに。

「ミスト」の特徴は、なんといっても衝撃のラストでしょう。単純なパニック映画と侮ってはいけません。見る人全てを裏切るかのような結末には、絶望するしかありません……。キャラクターたちの個性も強く、視聴者の予想だにしないストーリー展開を繰り広げます。

なにが正しいのかは分からない、というのが「ミスト」を見た私の、率直な感想でした。この作品を数回見ましたが、何回目でもイヤ~な気分になってしまいます。(笑)衝撃的すぎるラストがお望みなら「ミスト」がおすすめです。

ポニーキャニオンが販売元のコレクターズDVDには、監督・フランクダラボンや原作者スティーブンキングのインタビューが特典映像として入っています。ほかにもクリーチャーメイキングが入っていた李と、映画ファン必見の豪華なDVDです。

 

普通の映画に飽きたらバッドエンド映画がおすすめです。

動画配信サービスやレンタルなど、以前に比べて映画という娯楽が浸透した世の中。たくさん映画を見て、作品を探すのが大変になってきたという方も多いでしょう。

最近見る映画がなくなってきた、という方におすすめしたいのが、バッドエンド映画です。バッドエンド映画には、後味が悪くモヤモヤするのにまた見たくなる、そんな不思議な魅力があるんです。

精神的に余裕がない時にはおすすめできませんが、たまには絶望的な映画を見たい時もありますよね。今回ご紹介させて頂いた作品で、気になる物があったらぜひチェックしてみてくださいね。よりいっそう映画ライフを楽しめますよ♪

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