我が家の中で、一番ダイニングスペースにいることが多い私です。
主婦なので当たり前なのかもしれませんが、それでも家の中で私の一番大好きなスペースなのです。
そして、家族にもそうあってほしいと願っています。
ダイニングスペースはおうちの中心。
お気に入りのテーブルで、お気に入りのいすに座って毎日の食事や今日あったことを話しあったり、インターネットを見たり、本を読んだり楽しいの時間がそこにはあります。
そして、居心地のいい場所には、ついつい長く居ついてしまうものです。
くつろぎやすいダイニングだからこそ、椅子にもこだわりたいですよね。
サイズ感、座り心地も丁度よく、長く使え、思い出も共有できる、そんなこだわりの家具を選びたいですよね。
あなたがいつも誰とどんなふうに過ごしているのか考えてみてください。
今回は、そんなテーブルにおすすめのダイニングチェアを紹介します。
ダイニングチェアを選ぶ時のポイント
自分自身に合った素材を選ぶ
椅子の素材
椅子の素材は、ナラとブナなど木材、成形合板、プラスチックなど、体で感じる柔らかさなどさまざまです。
この多くの選択肢の中で、自分に合った椅子を選ぶことが長く使える秘訣です。
この、「自分に合った椅子」というのは、他の家具との相性やインテリアによる部屋の雰囲気だけではなく、どのような人がどれくらいの間利用するのかということも重要となってきます。
例えば、足腰の弱い高齢の方が長時間使える椅子を探しているのであれば、木製のものが最もよいのではないかなと個人的には思います。
木製のものは温かみがありますし、しっかりとした作りのデザインのものがほとんどなので、ちゃんと体を支えてくれます。
そして壊れにくいのも特徴ですね。
プラスチックの椅子だと、デザインにもよりますが軽く持ち運びに便利だと思います。
様々な形のものが販売されていて、形や色によってお部屋の印象をがらりと変えることができるので、インテリアとしても使えると思いますよ。
座面の素材
椅子に腰かける部分である座面は、皮革タイプの座面・合成皮革タイプの座面・PUレザータイプの座面・フェイクレザータイプの座面、木材の座面など最近では様々な種類の素材が使用された座面があります。
自分の使っているその他の家具やインテリアの雰囲気と合わせて座面の素材を選ぶと、快適に使用することができると思います。
汚しやすい小さなお子さんがいる家庭では、ダイニングでも汚れを気にせず使用できる座面の椅子を選ぶべきです。
特に、座面が布製の座面ではなくナイロン性の座面などの水をはじく素材でできている座面の椅子を選ぶと、万が一汚した際にでもすぐに手入れすることができますね。
また、椅子にお気に入りの座布団を引くという方は、座面に何も用いられていない木製の椅子を選んでも良いと思います。
加えて、座面サイズの大きさやデザインによっても座り心地は変化しますので、その点に関しても考慮してみてください。
まとめると、お手入れしやすい素材や、座りごこちのよいもの、表面の替えカバーがあるものを選ぶことをおすすめします。
ダイニングチェアを買う前に決めておくべきこと
私が思う、椅子を買う前に決めておくべきことをご説明します。
部屋とのサイズ・イメージを決める
部屋を広く見せたいなら、ベンチ式のような背もたれのないサイズ感の椅子が圧迫感がなく開放的です。
ごてっとしたサイズ感ある、デザイン性重視の商品ももちろん魅力的ですが、「商品によって部屋が狭くなった」となるのは避けたいところ。商品の存在感やサイズ感にも十分気を配って商品選びをするようにしてください。
もちろん、見た目のサイズ感だけでなく、実際のサイズ感もきちんと図って、計算して商品選びをするようにしてください。
例えば、椅子を配置する場所の広さなどの余白サイズの確認も必要です。
椅子の後ろの引きしろスペースがどのくらいあるのかも重要になってきます。
また、肘掛けが必要であれば、椅子の幅のスペースも忘れてはなりません。
幅サイズも調べておくべきでしょう。
肘掛けの一番幅の広い部分を確認しておきましょう。
ダイニングテーブルとのバランスを考える
今持っているダイニングテーブルに合わせたいのであれば、椅子の座面の高さを決めましょう。
また、すべての椅子を同じ椅子にしたいですか?それとも、ばらばらの椅子にしますか?
お子さんが小さいなら、子供の椅子は成長にあったサイズの椅子を購入していった方がいいかもしれません。
調整がきく椅子も販売されていますので、とりあえずお子さん用の椅子だけは違う種類の椅子を買う、という手もありますよ。
また、デザインに関してもある程度はイメージをしておいた方が良いでしょう。
とっておきの椅子を買ったとしても、あまりにもテーブルやインテリアの相性が良くなくては、バランスの悪い部屋のように見えてしまいます。
個人的には、木製のテーブルであれば特に北欧のデザインのものがおすすめです。
北欧の椅子は基本的にシンプルなデザインなのに、どこか温かみがありテーブルなどの他の家具やインテリアにも溶け込みやすいデザインをしているからです。
北欧デザインは、椅子にとどまらず他の家具やインテリアにおいても非常に人気高いですよね。
今回おすすめの椅子で紹介しているもののうちの約半分が北欧デザインのものです。
きっと、あなたのおうちのインテリアとシンプルながらにしっかり調和してくれると思いますよ。
このようにデザインや製造国を頭に入れておくというのもいいのではないかなと思います。
ダイニングチェアを置く数を考える
あなたはおうちに大勢の人を招くことが多いですか?
もしそうであれば、追加的にスタッキングチェアを使われることもおすすめします。
コンパクトな椅子であれば、不要な時は、重ねられて1脚のスペースで収納でき、便利に活用できますよ。
ダイニングチェアのおすすめ8選
シューメーカーチェア スツール No.59 SH56cm
出典: Amazon.co.jp
まずお勧めするのが、スツールながらコンパクトなサイズ感のこちらの商品。
座面が、お尻の形に添った形が特徴で、非常に座り心地が良い設計となっています。こちらの椅子だと長時間座っても疲れません。
それに、何よりこのデザイン性が素敵ですよね。木のぬくもりが感じられる、なかなかないデザインです。インテリアとしても魅力的な商品ですよね。
私が一番興味を持ったのは、こちらのシューメーカースツールの誕生秘話です。
農民が牛の乳絞りに使用していたスツール、それを、靴職人たちの手により座り心地よく、長く快適に座れる座面に削り、このスツールを作るようになったそうです。
座り心地は折り紙付き!
座面の高さも何種類もあり、まさに自分にあったスツールを探せるのです。
素材も木製なので、他のインテリアや家具との相性もよさそうですね。
色身としては、灰色、黒色、青色、白色、赤色、肌色の6色展開となっており、サイズも豊富です。
足部分が小さなサイズ感の商品から、カウンターにぴったりフィットする少し高めのサイズ感の商品まで。
サイズ感は、自分の置きたい机の高さに応じて選ぶようにしましょう。
色味としては、個人的には木のぬくもりがより感じられる肌色の商品が好きです。
長時間の家事仕事も座り心地のいいスツールで快適に過ごす主婦の味方となってくれるはずです。
北欧 カール・ハンセン&サン正規品 ウィッシュボーンチェア CH24
出典: Amazon.co.jp
有名な、人気のYチェア。絵本に出てきそうな、インテリアとしてもかわいらしい商品です。
少し大きめサイズの、存在感あるこちらの商品。
1949年にデザインされたハンス・ウェグナー代表作です。
ハンス・ウェグナーは北欧家具のデザイナーとして非常に人気高いです。
ハンドメイドで作られていて、木製のの何とも温かみのあるデザインが魅力的ですよね。
このシンプルな印象は、座面にぬいぐるみをのせてみるなどのインテリアとしても映えますし、テーブルとも合わせやすいのではないかと思います。
何とも北欧らしさあふれる家具ですよね。
もちろん他のインテリアや家具との相性もよさそうです。
おしゃれなカフェなどで目にすることも多いはずです。
少し高価な椅子ではありますが、座面のペーパーコードを張り替えることができるため、何世代に渡って引き継ぐこともできるという一生もののチェアです。
世界中で愛され続けていることにも納得です。
ヘイ Hay チェア J110 ダイニングチェア 椅子 ホワイト 北欧
出典: Amazon.co.jp
HAY(ヘイ)こちらは、2003年設立した北欧・デンマークのブランドです。
映画に出てきそうな、木材をうまく生かしたインテリア性の高い商品。
他のブランドに比べてコストパフォーマンスがよく、デザインも素敵で信頼のおけるブランドです。
北欧ならではのカラー展開にも人気があります。
日本ではあまり見かけない素敵なシルエットがまた北欧を思わせてくれますね。
北欧のインテリアにぴったり合うと思います。
シンプルなデザイン、木製の背もたれの8本のスポーク(丸棒)、繊細な曲線、快適な座り心地がとても魅力です。
存在感ある商品なので、自分の部屋に置いた時のサイズ感のイメージには特に注目ですね。
私もこちらの家具ブランドの椅子を愛用しております。
この後姿に魅了された一人です。
柏木工 CIVIL シビルチェア ウォールナット材 オーク材 CC71K
出典: Amazon.co.jp
こちらの商品もシンプルな木製のデザインに、座り心地の快適な椅子。
信頼のおけるMADE IN JAPANの商品です。
こちらは、北欧からヨーロッパ風まで、様々なインテリアに溶け込んでくれる印象の商品だと思います。
木製の背面の8本のスポーク(丸棒)が体を包み込んでくれる、こちらも後姿がとても美しい1脚ですよね。
先ほどの北欧の椅子と少し似ている印象を受けますね。
こちらの家具ブランドから出されているCIVILCIVIL(シビル)は2014年にGOOD DESIGN AWARD を受賞。
非常に人気の商品です。
日本から世界に誇る椅子といっても過言ではありません。
天然木ならではの風合いがいい味を出してくれます。
無印良品 リビングでもダイニングでもつかえるソファチェア
人気の無印良品のこちらの椅子は、生活の変化に臨機応変に対応できる1脚なのです。
ダイニングはもちろん、くつろぐリビングでも使用対応可能。
リビングでは、2シーターや3シーターのソファ(※アーム+連結プレートは別売)に変化出来ます。
1つの椅子でさまざまな対応をしてくれる万能の椅子です。
替えカバーもあり、座面が広くゆったりと座ることができるので、とても座りごこちのよい人気の椅子となっています。
小さなお子さんがいる家庭にもおすすめです。
HERO ヒーロー イタリア製 ダイニングチェア 正規品 CS 1085 マットホワイト
出典: Amazon.co.jp
イタリア・カリガリス社といわれる家具ブランドの椅子です。
穴あきデザインがお部屋の印象を引き締めてくれます。
これ一つで、インテリアとしても使える抜群な存在感ですよね。
深く腰掛けることのできるデザインですが、シンプルなデザインなので圧迫するサイズ感に感じることはないのかなと思います。
もちろん、他のインテリア商品としてもマッチすると思います。他の家具やインテリアと合わせるとすると、シックなイメージになるのではないかと思います。
丈夫な樹脂フレーム、デザインが特徴的で、白色、黒色のモノクロカラーも魅力的なので、お部屋の主役になるような椅子を探している方におすすめですね。
コストパフォーマンスがよく、椅子選びに際しデザインで冒険をしたい方におすすめです。
ポリプロピレン製で、非常に軽く、4脚までスタッキング可能。(屋外使用可。)
三吉 イームズシェルチェアリプロダクト ダイニングチェア
出典: Amazon.co.jp
イームズシェルチェアといわれる家具ブランドのリプロダクト商品となります。
リプロダクト商品とは、デザイナーの製品を元に復刻生産した製品のことです。
復刻生産ということから、以下にこちらの椅子が人気であったかがよく分かりますよね。
お子さまがまだ小さい時は、汚れや傷を気にせず使用できる椅子というコスパも魅力の1つですが、その復元力にも脱帽です。
こちらの椅子は、インテリアとしてももちろん魅力的ですがポリプロピレンで軽量、耐久性にも優れています。
座面に関してはプラスチックですが、脚の部分は木でできているので、温かみもありますよね。
なんともおしゃれで洗練されたデザインだと思いますよ。
イームズの購入を悩んでいる方は、人気の高いこちらの椅子をお試ししてみてはいかがですか。
椅子脚カバー足キャップ 透明
出典: Amazon.co.jp
最後に、椅子ではなく、備品を選ばせて頂きました。
椅子の脚で大事な床に傷がつくことを防ぐ脚キャップも快適な生活の1品です。
傷だけではなく、マンションの騒音にも対応してくれる商品です。
素敵な椅子を快適に過ごさせてくれる縁の下の力持ち的な役割をしてくれます。
まとめ
いろんな種類の椅子がある中で、自分にあった椅子を探すことは大変ですが、とても楽しいことです。
椅子を選ぶことで、いろんなヒストリーを知ることもできるでしょう。
自分の生活を改めて見つめる機会にもなるはずです。
悩んで手に入れた椅子だからこそ、そこに刻まれる傷の1つ1つが子供の成長であったり、家族との時間を過ごした思い出の品となることでしょう。
それ一つでインテリア性に優れている商品を選ぶというのも一つの手だと思いますが、毎日使用するテーブルと椅子、自身の暮らしやインテリアに合わせて、好みの椅子を選びましょう。
より、部屋のインテリアに統一感が出ると思いますよ。
お気に入りのテーブルと椅子が、あなたの暮らしに欠かせない大事なものになるはずです。