ガーデニングを趣味にしていると、縦に育つ野菜や果物の木には、茎を支えてくれる支柱が必要になってくることがわかります。
野菜や果物だけでなく、茎が細い植物なども、しっかり成長してもらおうと思ったら、ガーデニング用支柱をそえてあげると良いですね。
私は植木鉢の植物、果物には、ほとんど全てガーデニング用支柱を使って育てています。
簡単な1本の棒を支柱としている場合が多いですが、ブドウなどのつるがからまる果物には、オベリスクを使って見た目にもキレイにしています。
小さな庭とベランダとで、野菜や果物、植物を育てているのですが、全部でガーデニング用支柱は20本以上使っており、オベリスクは大型のタイプを1つ使っていますよ。
ガーデニング用支柱があれば、植物を太陽に向かって伸び伸びと上へと生育させることが出来るので、野菜や果物の収穫も期待出来るようになりますね。
ここでは、ガーデニング用支柱の立て方の説明と、どういう基準で使うガーデニング用支柱を選んでいったら良いのか、そのポイントを挙げていきます。
写真;自分で撮影したもの
目次
家庭菜園にもお役立ち、ガーデニング用支柱とは?
家庭菜園をしていたり、植物を夏に育てていたりすると、ガーデニング用支柱が必要だな、という場面があります。
特に、つるがからまって成長する植物は、支柱を中心に巻き付きながら大きくなるので、支柱は必須アイテムになります。
小学生の頃、朝顔の観察をしたことがある方ならすぐにおわかりになっていただけると思います。
育っていくうちに、実をつける野菜や果物では、実に重さが出てくるため、どうしても支えとなるガーデニング用支柱を横にそえることになりますね。
ガーデニング用支柱を使う事によって、野菜や植物が密生することなく、どの植物にも日が当たるようになるので、実をつける野菜では収穫量がアップし、1個当たりの大きさもサイズアップすることが期待出来ます。
また、すっきりと縦に野菜や植物が伸びていってくれるようになるので、つけている実が見えやすくなり、収穫時期を逃すこともなくなります。
1つの実の周囲に、程よい空間が出来てくれるので、収穫時もはさみを入れやすいというメリットもありますね。
身近な家庭菜園の野菜では、トマトやナス、キュウリなどにガーデニング用支柱を使うと良いですね。
さらに、ガーデニング用支柱を立てて、隣の植物との距離をとっていくことで、野菜や植物に病気や害虫が発生しにくくなるという大きなメリットがあります。
1本1本の植物が見やすくなるので、病気の葉や害虫の発生も早期に発見出来るという点も良いと思います。
春から夏にかけて、野菜や植物の成長が著しい時期に、ガーデニング用支柱を使う事で、縦にすっきりと成長させることが可能になるので、あらゆる植物に使っていくことをおすすめします。
写真;https://www.photo-ac.com/
ガーデニング用支柱の立て方の種類
ガーデニング用支柱は、1本だけだと不安定なので、最低でも2本使って強度を高めて使います。
支柱を複数立てた場合には、横方向に支柱を渡して補強していくと良いですね。
ここでは、数多くのガーデニング用支柱の立て方のうち、よく見かけるタイプを挙げていきます。
直立タイプ
背の高くなる野菜に向いていて、最も基本的なガーデニング用支柱の立て方です。
苗の株横に支柱を垂直に挿していき、さらに横方向に支柱を渡して補強します。
そして、両端の支柱を補強するように、斜めに2本の支柱を使い、交差させて固定します。
畑ではよく見かける、直立タイプですが、自宅の庭でもそれほどスペースをとらないので、簡単に設置することが出来ます。
トマトにはこの方法の立て方が適しています。
また、上からネットを張ることにより、キュウリやゴーヤにも応用できます。
合掌組みタイプ
直立タイプよりも、さらにしっかりとした組み方です。
2本の支柱を斜めに交差させて固定し、さらに横方向に支柱を渡して補強します。
風が吹いても耐えられる作りなので、重い実をつける野菜の栽培に向いている方法です。
直立タイプと同様に、ネットを張ってキュウリやゴーヤの栽培に使えますし、両面にネットを張ることで、メロンやスイカ、カボチャの栽培も可能です。
ピラミッドタイプ
支柱を3本使って、それぞれ苗を囲むように3方向から斜めに挿し、上部で交差させて固定する方法です。
狭いスペースでも、しっかりと苗を固定することが出来るので、背が高くなるトマトの栽培などに適しています。
支柱の先端に近い場所で固定するとピラミッドタイプと言われ、支柱の中ほどで固定するとクロスタイプと言われます。
アーチタイプ
トンネル型にアーチ型のパイプを複数立てていく組み方で、株が大きく育つ野菜に向いています。
上からネットを張ったり、ビニールで屋根を覆うようにして使います。
ビニールを使うと、植物の屋根のようになるので、雨除けの栽培に使えます。
トマトの雨除け栽培などには最適ですね。
V字タイプ
支柱を上に開くように斜めに複数本挿すのがV字タイプと言われる立て方です。
ナス栽培などに向いていて、ビニール紐などを使って枝を誘引していきます。
あんどんタイプ
植物の周囲に複数の支柱を立て、紐で一周させる組み方です。
朝顔を育てる時に使う方法です。
つるを巻き付けて育つ植物に向いている方法で、小ぶりの野菜栽培にも使えます。
初心者さんにも!ガーデニング用支柱の選び方
ガーデニング用支柱と言えば、1本の支柱を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、最近では、使いやすいように最初からビニールがついていたり、リングがついていて簡単に組み立てられるようになっている商品などがあります。
自分が育てる野菜や植物に最適なガーデニング用支柱を選んでみましょう。
何を育てているのか
どのような野菜、植物を育てているのかで、選ぶガーデニング用支柱が変わってきます。
家庭菜園で人気のトマトやナスなどの、つるを巻いて育つ野菜を育てている場合には、上で書いた「あんどんタイプ」の組み方がおすすめです。朝顔も同様です。
長さ120cm程度で、太さ0.8cmの、小さめの支柱を複数本用意して、「あんどんタイプ」の組み方をすると良いでしょう。
「あんどんタイプ」が簡単に組みことが出来るセットも用意されているので、そういった商品を選ぶのも便利で時間もかからないのでおすすめです。
キュウリやゴーヤを育てている場合には、色々な組み方が適していますが、他にもスイカやメロンの栽培なども楽しんでいるという方であれば、アーチ型を使うと便利。
アーチ型の支柱を複数用意し、ビニールをかぶせることで、雨からも野菜や果物を守ることが出来ます。
ビニールがついたアーチ型のセットも販売されているので、そういった商品がおすすめです。
ビニールがついているか
ビニールがついていると、梅雨の時期の大雨やゲリラ豪雨から野菜や植物を守ることが出来ます。
特に、水気をそれほど必要としていない植物を育てる時には大活躍してくれます。
鳥や害虫からの被害からも収穫する実を守ることが出来るので、設置スペースがあればビニールがついているガーデニング用支柱のセット商品はおすすめです。
大きさ
ガーデニング用支柱には、色々な長さ、太さの商品があります。
長さは家庭用の商品だと120cmが主流ですが、240cmの支柱もあるので、育てる植物や野菜の高さに応じて揃えていくようにすると良いですね。
太さは0.8cmの商品から、2cmの太さの商品まで様々です。
支柱を立てる時に、太さがあるほどしっかりとした作りになるので、背が高い支柱であれば太さもある商品を選んでいきましょう。
支柱に突起がついているか(イボ竹)どうか
支柱には、突起がついている、「イボ竹」と呼ばれるタイプがあります。
この突起は、引っ掛かりが出来るため、植物の誘引作業がしやすくなるというメリットがあります。
特に、つる巻きの植物には最適なので、覚えておくと良いですね。
ガーデニング用支柱は、一度揃えれば何年でも使えるので、もし、支柱に突起がある商品と普通の商品とがあったら、迷わず突起がついている商品を選びましょう。
〇私の場合、大掛かりなセットを置くスペースが庭に無いので、長さ120cmの小さめのガーデニング用支柱を沢山使って、植物にそえて補強をしています。
つる巻きの野菜を育てる場合には、以前はセット品を購入していましたが、今年は自分で「あんどんタイプ」になるように組んでみました。
ガーデニング用支柱を使うことで、野菜や植物がすくすくと育ってくれるのを見ると、とても安心感があるし、育てた甲斐もあったというものです。
写真;自分で撮影したもの
私のイチオシ!ガーデニング用支柱
積水樹脂 セキスイ イボ竹 5本パック
出典: Amazon.co.jp
積水樹脂のガーデニング用支柱です。
イボ竹タイプで、長さ120cm、太さ0.8cmと一般的な家庭で使われるサイズです。
5本入っているのですが、ガーデニングを楽しんでいる方はすぐに5本は使ってしまうと思うので、数セットのまとめ買いがおすすめです。
セキスイだけのウォータータイトキャップが特徴的で、全面には独特の突起がついているので、誘引性に優れています。
つる巻きで育つ植物に最適ですね。
表面は特殊オレフィン系樹脂で作物をいためない素材です。
両端にウォータータイトキャップ方式を採り入れており、内側から錆びたり、腐食したりする心配がありません。
軽いので、取り扱いやすい点も良いと思います。
基本のガーデニング用支柱なので、複数本を使って色々な組み方が可能で、幅広く使えて便利です。
ガーデニング初心者から慣れた方にもおすすめの商品です。
価格も非常に良心的で、買いやすい点も良いと思います。
おすすめのガーデニング用支柱ランキングTOP8
8位 第一ビニール スモールオベリスク
出典: Amazon.co.jp
第一ビニールのオベリスクです。
オベリスクもガーデニング用支柱のジャンルに入ると思うので挙げてみました。
第一ビニールは、日本の企業で、農業資材や家庭園芸用品を扱っています。
こちらは高さ160cm、径11mm と結構な大きさがありますが、組み立て式なので使わない時には小さくして物置にしまっておけます。
適合鉢は33cm以上と、大き目サイズの鉢に植えられている植物に使う事が出来ます。
植木鉢で、バラやつる花のオベリスクが楽しめるようになっていて、屋外だけでなく屋内に置いても素敵です。
私の家でも使っており、ブドウ栽培にうってつけだと思います。
また、小型メロンやスイカの空中栽培にも使えるので、色々な野菜や果物栽培に活用出来るところが良いですね。
バラ、つる巻きの大型植物を育てている方に向いています。
プラスチック製ですが、ある程度の強度があるので安心して使えます。
見た目もお洒落な雰囲気がしてなかなか良いですね。
価格もとても安く、買いやすいです。
7位 国華園 トマト支柱
出典: Amazon.co.jp
国華園のトマト専用のガーデニング用支柱です。
国華園は、日本の老舗ガーデニング用品の企業なので、信頼が置けるところも良いですね。
6セット入りなので、複数本トマトを栽培している方向けの商品です。
セット内容は、支柱の他、ジョイントが付いています。
支柱の長さは151cmで、直径は11mm としっかりとした太さがある支柱です。
上に成長していくトマトですが、どんどんとジョイントを使って上に長さを足せる点が良いと思います。
組立も簡単なので、持っておくと重宝すると思います。
実がついて重くなった枝もしっかりと支えられる作りになっているので、安心感があります。
価格も6セット入っているので、お買い得感があります。
6位 セキスイ 緑のカーテン つる植物栽培セット 立て掛けタイプ
出典: Amazon.co.jp
セキスイの緑のカーテン用のガーデニング用支柱です。
サイズは、3.0m×0.9 m と大き目サイズで、窓いっぱいに設置するようなイメージになると思います。
縦支柱1(太さ2cm 、長さ1.8m)が2本、縦支柱2(太さ2cm、長さ0.9m)が2本、縦支柱3(太さ2cm、長さ0.4m)が2本、横支柱(太さ2cm、長さ0.9m)が3本入っています。
ジョイントとフックバンド、植栽ネットも付属しており、組み立てるだけなので、自分でガーデニング用支柱を使って緑のカーテンの準備をするよりも楽なのが良いと思います。
ゴーヤ、キュウリ、朝顔などの栽培に向いています。
可変式ジョイントで、奥行・高さは調節可能となっています。
ブラウンのカラーなので、緑のカーテンが引き立つと思います。
緑のカーテンを素敵に作りたいという方におすすめです。
価格もセットとしてはとても安いので、なかなか良いのではないでしょうか。
5位 DAIM 雨よけセット
出典: Amazon.co.jp
第一ビニールのDAIMブランドの雨よけセットです。
ガーデニング用支柱とビニールを使って、自分で雨よけのセットを作ろうと思っていたという方におすすめです。
組み立て式のセットとなっており、アーチ型の支柱とビニールシート、クロスバンドがセットとなった商品です。
設置サイズは、高さ205cm、肩幅90cm、畝幅130cm、奥行180cmと大き目サイズなので、たっぷりの野菜を中で栽培することが出来ます。
主原料は、支柱はスチールパイプなので丈夫な作りになっています。
ビニールが付いているので、梅雨時期に大活躍してくれる雨よけセットだと思います。
鳥からも収穫前の野菜を守ります。
価格もとてもリーズナブルなので、とてもおすすめです。
4位 NAKAJO リング支柱
出典: Amazon.co.jp
中條金物のつるもの植物用支柱です。
中條金物はものづくりで知られる燕三条エリアの企業なので、品質は信頼出来るものがあります。
12~13号鉢用に作られており、支柱の高さは120cmです。
材質は、支柱部分は鋼管(ポリ塩化ビニール被膜)で、リング部分は鉄線で作られています。
トマトやキュウリ、朝顔などのつるもの植物の栽培に丁度良いサイズです。
リングが4個ついているので、しっかりとした作りで、耐久性もあります。
繰り返して、毎年使えるのが良いと思います。
価格帯も非常にリーズナブルで、買いやすいのも嬉しいですね。
3位 ニチカン キュウリ支柱セット
出典: Amazon.co.jp
ニチカンのキュウリ用支柱セットです。
ニチカンは園芸用品やカラーパイプで知られている日本の企業なので、品質も安心感があります。
このキュウリ支柱セットは、マンションのベランダ等、狭いスペースでもプランター栽培が簡単に楽しめるという優れものです。
プランター用の支柱とネットのセットです(プランターは含まれません)
縦方向伸縮機能付きで、高さは1.1m~1.8mまで調整出来ます。
550 型(幅55cm)以上のプランターに利用出来ます。
キュウリ以外にも、えんどう豆やゴーヤなどのつる性野菜、朝顔にも最適です。
支柱は、厚みのある鋼管に高品質樹脂コーティングしてあるのでサビに強く、強度もあります。
サイズは幅45cm、高さ110~180cm、ネットサイズは幅40cm、高さ140cm。
支柱の太さは上段直径13mm、下段直径16mm となっています。
国産品なのも嬉しいですね。
背が高くなるつる性植物を育てる場合におすすめのセットです。
価格帯もリーズナブルなので、自分で組む手間を考えると便利で良いと思います。
2位 あかぎ園芸 園芸支柱
出典: Amazon.co.jp
あかぎ園芸のガーデニング用支柱です。
あかぎ園芸は、園芸用の土や肥料で定評があり、ガーデニング好きにはおなじみの企業さんなので安心感があります。
イボ付きの支柱で、ネットや植物のつるが巻き付きやすく、滑り落ちるのを防いでくれます。
こちらは、太さ0.8cm、長さ150cmなので、縦に育つ植物の栽培に適しています。
10本セットなので、ちょっとした家庭用菜園にはちょどいい本数だと思います。
片方のキャップが十字にカットされていないので、横渡しにする支柱ではなく、プランターや土に挿して使う、茎の補助に向いています。
組み合わせて、ピラミッドタイプ、あんどんタイプ、V字タイプとして使うと便利ですね。
ガーデニング用支柱を10本単位で使う、という方に向いています。
価格もとても安く、沢山購入しやすい点も良いと思います。
1位 シンセイ イボ竹支柱
出典: Amazon.co.jp
シンセイのガーデニング用支柱です。
こちらは、10本セットになっていて、太さ0.8cmで長さは90cmです。
太さは0.8~2 cmまで選べるようになっていて、長さは90~180 cmまで選べます。
好みの太さ、長さのガーデニング用支柱が選べるところが手軽で良いと思います。
先端は、精密キャップのため、地面に挿しやすく、抜く際にも先端が外れる心配はありません。
丈夫な鋼管の上から樹脂被膜を施すことによってサビによる腐食を防ぎ、耐久性も高い商品です。
人気のイボ竹タイプなので、つる性植物の誘引も簡単に出来ると期待出来ます。
組み合わせて、直立タイプや合掌組みタイプのような立て方をすることも出来るので、本格的にガーデニングを楽しんでおられる方にもおすすめの商品です。
価格も10本の価格としてはリーズナブルで、しっかりとした品質なのでお買い得感があります。
ガーデニング用支柱でお庭の印象をぐっとあげよう!
ガーデニング用支柱には、色々な組み方があり、覚えておくと本格的な菜園も夢ではないかもしれませんね。
セットとして、ビニールが付いている商品や、トマト用支柱、キュウリ用支柱なども販売されているので、こういった商品を活用するのも便利で良いと思います。
ガーデニング用支柱は、野菜や果物、植物を育てていく上で、どうしても必要になってくるアイテムです。
特に野菜や果物の実が大きくなる前には用意しておきたいものです。
また、植物や野菜が縦方向に伸びている様は、見ていても気持ちが良いものです。
きちんとガーデニング用支柱を使って、植物のお手入れが出来ていると、お庭の印象もグッと格上げされるというものです。
ランキングで挙げた商品は、人気が高い商品と便利だと思える商品を集めてみました。
ガーデニング用支柱を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。