南国らしい花や植物をモチーフにした『ハワイアンキルト』。ハワイ気分を自宅まで持ちかえることができるので、旅行のお土産として人気があります。
ただ、価格がお手ごろなものはミシン縫いだったり、フィリピンなどの外国製だったりすることがあります。また、メードインハワイで手作りの商品は高価なので、気軽に買うというのは難しいかも。
それならば、自分で作ってみるというのはどうでしょうか?ハワイアンキルトキットを使えば、初心者の方でも作品を作ることができますよ。
そこで今回は、ハワイアンキルトが初めての方から経験者の方まで楽しめるような、ハワイアンキルトキットのおすすめを紹介します。ぜひ参考にしてください!
目次
クッションにもカバンにも♪ハワイアンキルトって?
まず、キルトとは、表地と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態でキルティングしたもののことをいいます。
ハワイでは、1820年代にイギリス人宣教師がパッチワークキルトを伝えました。それが独自に発展したものが『ハワイアンキルト』です。
ハワイアンキルトの特徴は、左右対称のモチーフということです。ハギレではなく、大判の一枚布を8つに折り畳んでカットして作ります。
パイナップルやハイビスカスなどをモチーフにしたクッションカバーを見たことがある方も、多いのではないでしょうか。
意味で選ぼう!ハワイアンキルトのモチーフ
こちらでは、ハワイアンキルトのモチーフとして代表的なもの。また、それが持っている意味について紹介したいと思います。
イリマ
イリマは、ハワイ諸島原産の花で、ハイビスカスに似た濃い黄色の小さな花を咲かせます。昔からハワイの人々に愛されてきた花で『幸せのシンボル』として、今でもレイを作るときに使われています。
ハイビスカス
ハワイを代表する花で、ハワイ語ではアロアロと言います。花言葉は『繊細な美、新しい恋、微妙な美しさ、勇気ある行動、私はあなたを信じます』などで、花の色によって違いがあります。ハワイアンジュエリーでもよく使われる、人気のモチーフです。
ウル
ウルはパンノキのことで、実の部分は蒸したり、焼いたりして食べることができます。本当にパンのような味がするのか、子供のころに気になったことがありました。
ハワイアンキルトでは、葉っぱがモチーフになることが多いです。『育つ、繁栄する、繁殖、神の持ち物』などの意味があります。
ハワイワンキルトキットの中身
モチーフ布
植物や動物などを形にしたものがモチーフ布で、一枚布を8つに折り畳んで作ります。アイロンをしっかりとかけて折り目をつけると、印がつけやすくなります。型紙通りに印をつけたら、しつけ糸で縫い、ハサミで一気に切っていきます。
この工程が面倒という方は、出来上がった状態のモチーフ布が入っているハワイアンキルトキットを使いましょう。
台紙
カットされた布が入っているだけのハワイアンキルトキットの場合、台紙を使って自分で布に印をつけて、モチーフ布を作ります。
その際には、縫い代が含まれているかどうか、しっかりと確認をしてください。ないときは、縫い代として3ミリくらいの印をつけましょう。
糸
ハワイアンキルトでは、モチーフ布や土台の布に合わせて、糸の色を選びます。白地に青色のイリマをモチーフにしたクッションカバーをつくる場合は、白と青の糸を用意します。
一部のハワイアンキルトキットには、アップリケやキルティングがしやすい専用の糸がセットになっています。わざわざ買うのは面倒という方は、全ての材料が入っているハワイアンキルトキットを選ぶとよいと思います。
その他商品ごとの用具(紐やファスナーなど)
クッションカバーを作る方は、ファスナーや中に入れるクッション。カバンを作るという方は紐など、ハワイアンキルトで何を作るのかによって、必要な用具は変わってきます。
そのため、商品を購入する前に、ハワイアンキルトキットに入っているか、自分で用意するのか、しっかりと確認をするようにしましょう。
ただ、クッションカバーやカバンにしても、一般的に市販されている大きさのものが出来上がるので、用具は見つけやすいと思います。
ハワイワンキルトキットの選び方
価格で選ぶ
どんなにハワイアンキルトをやってみたいと思っても、高価なものだとなかなか手が出ないですよね。
ハワイアンキルトキットは、中に入っているセットによって、価格が変わってきます。モチーフ用の生地、土台用の生地、型紙、ファスナーなどの用具が入っていて、自分で型紙のカットやしつけを行う商品は、比較的価格がお手ごろです。
反対に、すでに土台用の生地にモチーフ布がしつけされていて、キルティングをする状態から始める商品は、やや割高になります。
また、ハワイアンキルトの第一人者であるキャシー中島さんがプロデュースする商品も、人気がありますよ。
カラーバリエーションで選ぶ
ハワイアンキルトのイメージというと、白地にモチーフが赤など1色というものを思い浮かべると思います。モチーフの植物に合わせた色や、ハワイ州の色などを使うことが多いのですが、特に決まりはありません。
ハワイアンキルトキットも、カバンなどは様々な色を使った商品があります。カラーバリエーションも豊富なので、好みの色で作品を作ることができますよ。
商品で選ぶ(バッグ、タペストリー、クッションなど)
せっかくハワイアンキルトを作るのなら、実際に使えるものがよいですよね。
クッションが欲しい方はクッション用のハワイアンキルトキット、タペストリーを飾りたいという方はタペストリー用のハワイアンキルトキットと、専用の商品がありますよ。それぞれに必要なものが入っているので、始めやすいと思います。
制作の難易度で選ぶ
やはり、ベッドカバーなど大きなハワイアンキルトは、作るのに時間がかかります。途中で嫌になってしまうということもあるので、初心者の方は小さめのタペストリーや小物から挑戦するのがよいと思います。
慣れてきたらクッションカバー、カバンと進み、いつかは大きなタペストリー、ベッドカバーに挑戦したいですね。
ハワイワンキルトキットおすすめランキング10選!
10位 キャシー中島デザイン UKIUKIハワイアンキルトのかんたんキット
出典: Amazon.co.jp
キャシー中島さんはタレントとして活動しながら、ハワイアンキルトの第一人者としても有名です。キャシー中島さんのデザインは、色鮮やかなので人気があります。
この商品は、教本にオリジナル生地、裏布、キルト糸、キルト用芯、ファスナーがセットになっているので、すぐにハワイアンキルトを作り始めることができます。初めての方におすすめです。
9位 むら染め布でつくるエンゼルトランペットのミニタペストリーキット
出典: Amazon.co.jp
エンゼルトランペットをモチーフにした、20センチのミニタペストリーです。小さなサイズなので、こちらもハワイアンキルト初心者の方におすすめです。オレンジ1色ではなく、グラデーションが美しいむら染め布になっています。
ただ、針と糸、フレームはキットに入っていないので、自分で用意する必要があります。
8位 ビーチサンダル ミニトートバッグ&ミニポーチ キャシーマム・ハワイアンキルト手作りキット
出典: Amazon.co.jp
キャシー中島さんがプロデュースしているハワイアンキルトキットで、縦約24.5センチ×横29センチのカバンと、縦9.5センチ×横14.5センチのポーチを作ることができます。ビーチサンダルの柄が可愛いですね。
こちらは布、接着芯、キルト芯、マグネットボタンが入っています。型紙が必要ないメイキングパネル布なので、キルトのガイドラインにそって塗っていくだけでOK。気軽に作ることができますよ。
7位 ラナイブルーハワイアンキルトキット ピローカバー キット
出典: Amazon.co.jp
縫うことに慣れてきたら、次は少し大き目の作品に挑戦しましょう。このピローカバーキットは、アップリケしつけ済の表布、裏布 、ファスナーが入っています。
モチーフ布がカットされていて、しつけも終わった状態なので、すぐに作り始めることができますよ。生地もコットン80パーセントなので、縫いやすいと思います。
6位 ハイビスカストートバッグキャシーマム・ハワイアンキルト手作りキット
出典: Amazon.co.jp
8位と同じキャシー中島さんプロデュースの商品からもう1つ、大きくて実用的なカバンを作ることができるハワイアンキルトキットを紹介します。
こちらは布、接着芯、キルト芯、持ち手、マグネットボタンが入っています。
カバンを組み立てるときなど、全て手縫いでも作ることができます。頑丈にしたいという方は、ミシンを使ってくださいね。
5位 ラナイブルーハワイアンキルトキット クッションカバー キット
出典: Amazon.co.jp
45センチ×45センチのクッションカバーを作ることができるハワイアンキルトキットで、モチーフのしつけ済み表布、キルティング裏布、あて布、ファスナー、パイピング用の布がついています。
ウクレレ柄は珍しいですよね。分かりやすいデザインなので、ハワイが好きな方や趣味でウクレレ、フラをやっている方におすすめです。
4位 ハンドメイド ハワイアンキルト クッションカバー かんたん製作キット
出典: Amazon.co.jp
クラウンフラワーをモチーフにしたクッションカバーを作ることができる、ハワイアンキルトキットです。
サイズは46センチ×46センチ。カット済みモチーフ、台地、裏布、パイピング布、ファスナーが入っています。しつけまで終わっているので、こちらもすぐに縫い始めることができます。
クラウンフラワーは、リリウオカラニ女王が好きだった花だそうです。確かに、気品のあるデザインですね。
3位 ハンドメイド ハワイアンキルト クッションカバー 製作キット
出典: Amazon.co.jp
モンステラとプルメリアをデザインした、ハワイらしい柄のクッションを作ることができます。モンステラは『嬉しい便り、壮大な計画、深い関係』、プルメリアは『気品、恵まれた人、魅力』という意味があります。
こちらもカット済みモチーフ、台地、裏布、パイピング布、ファスナーが入っていて、しつけ済みです。ピンク、緑、白と3色の可愛らしい作品が出来上がりますよ。
2位 ハンドメイド ハワイアンキルト タペストリー製作キット
出典: Amazon.co.jp
中級以上になったなら、大きな作品に挑戦しましょう。こちらは、タペストリーを作ることができるハワイアンキルトキットで、サイズは107センチ×107センチです。
クッションカバーと同じようにしつけ済みなので、あまり気負わなくても始めることができると思います。出来上がったタペストリーを壁に飾った様子をイメージして、コツコツと作りましょう。
1位 ミウ・ミント・アロハ ハワイアンキルト しつけ済み製作キット ベッドスプレッド/マルチカバー
出典: Amazon.co.jp
憧れのベッドスプレッドを作ることができる、ハワイアンキルトキットです。サイズは167センチ×254センチ、218センチ×254センチ、228センチ×266センチと3種類あります。
これだけ大きいと、出来上がるまでにかなり時間がかかりますが、その分心がこもっています。面倒な配置やしつけは済んでいる状態なので、いつかは私も作ってみたいです。
ハワイアンキルトで自宅でも南国気分を味わおう♪
いかがでしたか?今回は、ハワイアンキルトキットのおすすめを紹介しました。
最初は、こんなに細かい作業はできないと思っていたのですが、一針一針縫うという作業は意外に楽しいです。無心でチクチクするので、私の場合はストレス解消にもなります。
気軽に始められるハワイアンキルトキットを使って、家の中をハワイ気分にしてください!