車に乗った瞬間、嫌なニオイが鼻をつくことはないでしょうか。車の中は密閉されているため、さまざまなニオイがこもりやすく、一度ニオイがつくと長く残ってしまいがちです。
車内のニオイは、食べ物のニオイや皮脂のニオイなど、いろいろな種類が混ざり合うため人によっては車酔いの原因ともなりかねません。車に乗るたび、また人を乗せるときにニオイが気になってしまうのは困りものです。
こうした車内のニオイ対策として効果を発揮するのが車用芳香剤です。そこで今回は、車の嫌なニオイを防いで良い香りに包まれる車用芳香剤の選び方と、人気の商品をまとめてご紹介します。
用途別のおすすめ車用芳香剤
置き型タイプ
置き型タイプの車用芳香剤は、ダッシュボードやドリンクホルダー、リアトレイやコンソールなどさまざまな場所に置くことができます。
置き型タイプには、樹脂やセラミックなどに香料をしみ込ませている固形タイプ、香水のように揮発性が高い液体タイプ、固形タイプと液体タイプの中間のゲルタイプがあります。
固形タイプのものは中身がこぼれて車内を汚す心配もないので、小さいお子さんのいる家庭にも向いていますが、揮発性が低いため効果が薄いと感じる人も多いようです。
逆にほのかな香りが良いという人にはおすすめのタイプです。液体タイプは揮発性が高く香りも広がりやすいですが、中身がこぼれてしまうこともあるので置き場所には注意が必要です。
また、強すぎる香りは人によっては悪臭と感じることもあり、車酔いの原因となる場合もあります。ゲルタイプは消臭効果のあるものや無香タイプのものも多く、固形タイプよりも香りが広がりやすくて、液体タイプよりもこぼれにくいというメリットがあります。
シート下タイプ
シートタイプのメリットは、目につかない場所にさりげなく置くことができるという点です。子どものいたずら防止にも役立ちます。大容量で効果の強いものや、長持ちするものが多く、こまめに買い替えるのが面倒という人にもおすすめの商品です。
エアコン取り付けタイプ
エアコンの吹き出し口に取り付けることで香りを拡散させるタイプの芳香剤です。小さくても拡散力が強いため、香りがしっかり広がります。まれに取り付けられない車もあるので、吹き出し口の形状をチェックしてから購入するようにしましょう。
吊り下げタイプ
厚紙などの吸収剤に香料をしみ込ませたものを、吊り下げて使用するタイプです。ルームミラーなどにぶら下げて使っている人が多く、比較的安価で販売されています。
スプレータイプ
車内にスプレーするだけで手軽に香りを楽しむことができます。持続性はありませんが、ニオイが気になったときや人を乗せる前などに気軽に使うことができるというのもメリットです。
車用芳香剤を選ぶときのポイント
消臭・除菌効果のあるものを選ぶ
エアコンのニオイやたばこのニオイなど、車内にこもった嫌なニオイを消したい場合は、香りだけでなく消臭・除菌効果のあるものを選ぶことが大切です。
嫌なニオイを香りでごまかそうとすると、悪臭と交じり合って不快なニオイに感じることがあります。ニオイの原因である雑菌やカビを取り除くことで、芳香剤本来の香りを楽しむことができます。
即効性を求めるなら、スプレータイプのものが便利です。車内に1本おいておくと、ニオイが気になったときにすぐにケアすることができます。持続性を求める場合には、シート下タイプがおすすめです。大容量で持続性があるので、長期間消臭効果を実感できます。
香りで選ぶ
香りを効果的に楽しみたいという人は、置き型タイプかエアコンタイプの芳香剤がおすすめです。置き型タイプのものは香りの広がりが良く、種類も豊富なので、気軽に自分の好みの香りを楽しむことができます。
エアコンタイプのものは、コンパクトながらエアコンの風で効率よく香りを拡散させることができ、香りの強さも調節することができるというメリットがあります。
デザインで選ぶ
芳香剤を選ぶときは、香りだけでなくボトルのデザインも重要です。特に置き型タイプのものは、男性向けのデザインから女性向けのデザインまで多彩なデザインのボトルがそろっています。
車内のインテリアに合わせてコーディネートすることで、センス良くみせることができます。
車用芳香剤のおすすめ10選
ファブリーズ イージークリップ
出典: Amazon.co.jp
ファブリーズイージークリップは、階層構造内の浸透膜が消臭効果のあるフレッシュな香り成分を効果的に拡散させる車用芳香剤です。車内で感じることの多い体臭、エアコンのニオイ、ペットのニオイ、食べ物のニオイを効果的に除去します。
コンパクトで場所をとらず、約30日間効果が持続します。また、香り強弱調節レバーがあるため、好みに応じてコントロールすることが可能です。
カーメイト ブラング ブースター
出典: Amazon.co.jp
シート下に置くことのできる、ボックス型の大容量置き型車用芳香剤です。香りの強さと香り持ちの良さを選ぶことのできる香り調節シートがついているので、ほのかな香りからしっかりした香りまで、好みに応じた香りを楽しむことができます。
また、斜めの場所でもこぼれることがなく、場所を選ばずに設置することが可能です。
カーメイト ブラング ブースタードリンクホルダー型
出典: Amazon.co.jp
カップホルダーにさりげなく置くことのできる、円筒タイプの置き型車用芳香剤です。ガタツキ音防止クッションがついているので、振動でガタツクことなくスマートに使うことができます。
上質な大人の空間を演出するホワイトムスクの香りが車内に広がり、洗練されたイメージです。また、固形タイプなので万が一落としてもこぼれる心配がありません。
リトルツリー エアフレッシュナー
出典: Amazon.co.jp
エアフレッシュナーの定番商品として人気のあるLittleTree（リトルツリー）のお得な6枚セットです。ブラックアイスの香りは男性に人気が高く、クールなイメージを演出します。
最初にビニールから全部開けずに、上に切り込みを入れて徐々に開けていくことで、簡単な香りの強弱の調節ができ、香り持ちも良くなります。見た目にもおしゃれで場所を取らず、気軽に使える芳香剤です。
カーメイト 車用芳香剤 ブラング エアコン取り付け型
出典: Amazon.co.jp
スマートなフォルムでエアコンの送風を邪魔しない、スティックタイプのエアコンフレグランスです。スティックが多孔構造になっているので、高濃度のフレグランスをしっかり閉じ込め、効率よく香りを拡散させることが可能です。1箱に2回分入ったお得な詰替え用があるので、本体を買い替えることなくいろいろな香りを楽しむことができます。
カーメイト 車用芳香剤 ブラング スプレー型
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車内空間にスプレーするだけで、瞬時に香りが広がるスプレータイプの車用芳香剤です。スプレー1本分で約200回スプレーすることができるのでコスパもよく、車に乗るたびにフレッシュな香りを楽しむことができます。ホワイトムスクのほかにも、ワイルドベリー、ブリリアントシャワー、フェザリーホワイト、アバフィッチという5種類の香りが楽しめます。
カーメイト 車用芳香剤 ブラング 置き型
出典: Amazon.co.jp
ブラングソリッドシリーズのお得な3個セットです。ケースがプラスチック製なので、ブラングソリッドの詰替え用として使えるほか、単品でも使用することが可能です。
軽自動車には3個、普通車には4個、ミニバンには6個置くことを推奨しています。運転席周辺だけでなく、2列目、3列目のドリンクホルダーに分けて設置すると車全体にむらなく香りが広がります。
カーメイト 車用芳香剤 ブラング リキッド 置き型
出典: Amazon.co.jp
車内の雰囲気をラグジュアリーに整える、クリスタルカット風ガラスを使った液体タイプの車用芳香剤です。
ほかではあまり見ることのできないアバフィッチ、クリーンシャワーなどの個性的な香りが9種類も揃っており、見た目だけでなく香り選びも楽しめます。おしゃれなデザインだけでなく、香りで気分を変えたいという人にもおすすめの商品です。
オカモト産業 ドリームマジックチャーム
出典: Amazon.co.jp
甘くセクシーな香りが人気の、車用芳香剤です。クールなデザインで男女共通で使えます。また、グラデーションカラーが魅力的なデザインなので、香りだけでなく車内を華やかにドレスアップできます。
お得な3個セットでコスパ的にも優秀です。開封直後はやや香りがきつく感じるかもしれませんが、2～3日して落ち着いたくらいにちょうどよい香りになってきます。
オカモト産業 消臭エアエイド
出典: Amazon.co.jp
緑茶成分と酸素を含む消臭剤が悪臭を包み込んで中和し、分解して消臭するタイプの車用芳香剤です。清潔感のあるソープの香りと、シンプルなボトルデザインで年代を問わずに使用することができます。
消臭効果が高く香りの広がりが良いので、車内に1つ置くだけで車全体をカバーすることが可能です。安価でコスパ的にも優れた商品です。
まとめ
車用芳香剤は、機能的なものからデザイン性の高いものまで、いろいろな形や香りのものが出ており、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
特に、柑橘系やシトラス系、ソープ系などのナチュラルな香りを好む人が多いようです。ただし、元々車に酔いやすい人や、小さな子ども、ペットなどを乗せる場合、芳香剤の香りで気持ちが悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。
ニオイに敏感な人の場合は、なるべく無香タイプのものや消臭効果が強いものを選ぶようにしましょう。
また、あまり強い香りを長時間かぎ続けると、鼻の働きが鈍り、強いニオイに気が付きにくくなることもあるので、芳香剤を選ぶときは香りの強さも気にして選ぶようにしましょう。