DIY作業で木材や金物を使い自宅室内や周りを整える人が最近増えてきています。
ここにこういう物が欲しいといった時に既存製品ではなかなかマッチするものがない場合、手軽に自分で作れるDIYは何かと便利です。
DIY作業といえば、木材加工をして何かを作るということがもっぱらメインになると思います。
木材を使った作業には切断工程が付きもの。
DIY初心者の方でもまず揃えてもらいたいのが今回紹介する「ジグソー」です。
本記事では、ジグソーの概要や選び方、おすすめ製品まで紹介していきます。
目次
ジグソーとは?
ジグゾーはDIY作業では欠かせない電動工具の一つで、材料を真っ直ぐ切ったり曲線状に切断することができる電動工具です。
ジグソーにセットしたブレードが高速に上下運動をすることによって、材料を切断するという仕組みです。
木材の加工ではジグソーと丸ノコの2つがあると便利ですが、丸ノコはジグソーに比べてスピーディーかつ真っ直ぐに材料を切断できるのがメリットですが、本格的な電動工具というポジションに分類されるため、扱いが少々難しいという面もあります。
それに比べてジグソーは安全面でも使い勝手が良く、DIY初心者の方にも最適な電動工具だと思います。
ジグソーでできること
ジグソーがあるとDIY作業の幅が大きく広がります。
先端にセットする切断用のブレードを変えることによって、木材はもちろん、金属やプラスチック、FRP、発泡スチロールといったあらゆる材料の切断が行えます。
加工形状も自由で、直線で切ることはもちろんのこと、曲線状に切ることもできるので、自由な形状に加工できます。
丸ノコと比較すると、ジグソーでは直線切りが難しいと言われていますが、ジグソーのガイドを使用するなどして、極力真っ直ぐに切ることも十分に可能です。
ジグソーブレードの種類
ジグソーは本体自体の性能も重要ですが、先端にセットするブレードの選び方も重要です。
ブレードは大きく分けて3種類のものがあり、木材用・金属用・特殊素材用などがあります。この他にもいくつか種類がありますが、よく使うのはこの3種類になるかと思います。
木材用ブレード
ジグソーで一番使う機会が多くなるであろう木材用のブレードです。粗くギザギザな形状をしている木材用のブレードの中にもいくつか種類があり、一般用や高速切断用、曲線用など、メーカーによってさまざまです。
木材加工の用途に適したブレードを選びましょう。
金属用ブレード
アルミなどのそこまで固くない金属や鉄板なども、金属用のブレードで切断できます。
木材用のブレードと比べると、刃が細かく密になったブレードを使用します。
特殊材料用ブレード
タイルやガラス・プラスチックやFRPといったあらゆる材料を特殊材料用のブレードで切断できます。
メーカーが扱うブレードによって、切断できる材料が明記しているのでよく確認しましょう。
ジグソーの定番ブランドメーカー
数あるジグソーの中でも定番ブランドメーカーの製品は性能が良い製品が多く、ユーザーも安心して使用できるものが多いです。
マキタ
電動工具業界では王道ともいうべきマキタのブランド。
価格は少々高めですが、性能は文句のない製品が数多く扱われています。
作業時に便利な充電式のジグソーなどの扱いがあります。
Hikoki(ハイコーキ)
旧日立工機のブランド名が変わったものがHikokiです。こちらもマキタ同様に人気のある定番ブランドです。
材料に応じて無段変速できる機能が搭載された製品もあります。
BOSCH(ボッシュ)
入門モデルからプロモデルまで豊富なラインナップの電動工具を取り扱うBOSCHブランド。
高精度に切断できるローラーガイドがついたジグソーもあります。
RYOBI(リョービ)
RYOBIも電動工具では人気ブランドの1つ。
初心者の方にもおすすめしたい手軽な電動工具が扱われていることが多いです。
ジグソー選びに確認すべきポイント4つ
あらゆるメーカーから色々なジグソーが発売されています。
ここでは、ジグソー本体に選び方について見てみましょう。
充電式がAC電源式か
他の電動工具と同じように、ジグソーには充電式とAC電源式のものがあります。
AC電源式のものは製品価格が安い傾向にありますが、作業時に電源コードが邪魔になることもあり得ます。
充電式であれば、製品価格は高めですが、作業時にコードごと切断するような恐れもなく自由に加工作業を行えます。
各材料の切断能力
各メーカーが発売しているジグソーの仕様表をみると、参考値として木材切断○○mm、アルミニウム○○mmといったように切断能力が書いているものもあります。
加工したい材料をもとにどの程度の切断能力が欲しいかよく検討しておきましょう。
ストローク数とストローク幅
ジグソーはブレードが上下することにより切断する電動工具。
そのブレードの性能を表す値として、ストローク数とストローク幅という性能があります。
ストローク数は1分間にブレードが上下する回数を表し、ストローク幅は上下に動く幅を表しています。
無段変速スイッチ
ストローク数を自由に可変できる無断変速スイッチがついたジグソーもあります。
あまりにも高速に動かすと切断しにくいような材料では、ストローク数を無段変速スイッチにより調節すると、ゆっくりと切断でき作業しやすくなります。
ジグソーの使い方と名称
木材を切ることを想定してジグソーをどうように使うか簡単に流れを解説します。
まずは材料側に切断したい線をけがきしておきましょう。
角度調整を行い木材用のブレードを取り付けます。脱着には六角レンチを使用するものもありますが、ワンタッチタイプだと工具なしで交換出来て便利です。
最後に、ブレードがしっかりと設置できたことを確認したら、電源を入れてゆっくりと切断していきます。
コツですが、あまりなれない内は急いで切ろうとジグソーを力強く動かしてしまいがちですが、本体のペースに合わせてゆっくりと動かしていくことが重要です。
家庭で使えるジグソーのおすすめ7選
RYOBI ジグソー MJ-50A 615918A
出典: Amazon.co.jp
家庭用DIYで手軽に使える入門モデル
RYOBI製のジグソー。基本的な機能が揃い、家庭でも簡単に使つことができるのでDIY用には最適です。特に、電動工具が初めて初心者の方にもおすすめです。
価格もそこまで高いものではなく、5千円程度で入手可能です。
木材であれば50mm、軟鋼材であれば3mmまで切断可能。付属品に木工用のブレードも付属するので、購入後すぐに木材加工が可能です。
最大45度までの傾斜切断をすることもできるジグソーです。
コード長も2mあるので、電源からの取り回しは比較的楽であると思います。
BOSCH SDSジグソー PST800PEL
出典: Amazon.co.jp
使いやすさを追求したスタンダードなジグソー
BOSCHブランドのジグソーです。
ジグソーが苦手とする直線切断に便利な切断線ガイドやパワーライトが標準装備されているので、木材をより真っ直ぐに加工する補助となります。
ジグソーは高速で刃が上下するので振動が気になるようなものもありますが、バランサー機構を採用しているので低振動状態での作業が可能です。
SDSシステムとよばれるワンタッチ機構でブレードを交換できるので、手間が要りません。
刃先が楕円に運動するオービタル機構も採用し、より高速に切断できるので効率的なメリットもあります。
高儀 EARTH MAN オービタルジグソー JSW-100sc
出典: Amazon.co.jp
低価格でもオービタル機構を採用した高コスパ品
高儀ブランドは価格を抑えつつも欲しい機能がぎゅっと詰まった電動工具が多くあります。
このジグソーにはオービタル機構という刃先の楕円運動の効果で、より高速な切断を可能にしています。
ブレードは工具不要のワンタッチ交換なので取り替え作業が簡単です。
切断時に切りくずがたまってくるとガイド線が見えなくなることがよくありますが、切りくずを吹き飛ばすブロワー機能を搭載しているので、作業を止めずに連続的に行えます。
ダイヤル式で変速できるので、材料に応じてストローク数を調整できて便利です。
ブラックアンドデッカー コンパクト・オービタルジグソー KS701PE-JP
出典: Amazon.co.jp
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ワンタッチでブレード交換できメンテナンスもばっちし
材料ごとに取り替える必要があるブレードは、工具不要のワンタッチで交換できるクランプを採用しています。
オービタル機構は手元のレバーで4段階に切り替え可能です。
最大切断能力は木材で70mm、軟鋼で5mm、アルミでは15mmという仕様で、家庭で使う分のジグソーとして、使える場面が多いかと思います。
付属品で平行定規が付属するので、直線切りの際には、材料の外側枠にそって動かすことにより真っ直ぐと切断作業が行えます。
マキタ ジグソー オービタル付き JV0600K
出典: Amazon.co.jp
安心のマキタブランドの本格派ジグソー
オービタル機構と変速ダイヤルを搭載したジグソーで、材料に応じた最適な加工を実現できます。
ベース部分のプレートには高剛性のアルミが使われているので、長期間使用してもサビが発生しづらいのが特徴です。
ストローク数は500〜3100回/分でストローク量は23mm。
ブレードの交換は差し込むだけで完了する簡単な機構を採用。取り外しはクランプを開くとすぐに取れます。
本体には別売りの集塵機もセットでき、切断しながら切りくずを集塵することも可能です。
Hikoki(旧日立工機 )ジグソー FCJ65V3
出典: Amazon.co.jp
ソフトグリップを採用した作業快適度を重視したジグソー
Hikoki(旧日立工機)ブランドのジグソーです。
グリップ部分にはスマホケースでも使われるようなやわらかく耐久力の高いエラストマーとよばれる素材が使われてます。
高速で振動しながらしっかりと握る作業が必要なジグソーに最適です。
無段変速機構で材料に合わせて、ストローク調整ができます。
スライド式の防塵カバーを搭載して、切断時に発生する切りくずが飛び散らないよう防止してくれるので安全です。
直線加工はもちろん、曲線加工など、マルチに切断作業をこなせます。
マキタ 充電式ジグソー JV182DZK
出典: Amazon.co.jp
電源コード不要のコードレスタイプ
ジグソー製品では数少ない充電式の製品です。
電源コード接続の必要がないため、作業時にコードからの距離を考える必要や、作業時のコード自体の切断という危険もなく、自由に取り回しできるのが特徴です。
ハイパワーブラシレスモーターの採用で、切断スピードが大きくあがり、従来品よりも60%も高速化されています。
部材に当たるまでは低速ストロークで部材にあたると高いストロークになるような機能も採用。
本体内部にはバランスプレートという仕組みが使われていて、ロッドと逆方向にこれが動くことで、低振動・低騒音の快適切断作業を実現しています。
商品画像 | |||||||
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商品名 | RYOBI ジグソー MJ-50A 615918A | BOSCH SDSジグソー PST800PEL | 高儀 EARTH MAN オービタルジグソー JSW-100sc | ブラックアンドデッカー コンパクト・オービタルジグソー KS701PE-JP | マキタ ジグソー オービタル付き JV0600K | Hikoki ジグソー FCJ65V3 | マキタ 充電式ジグソー JV182DZK |
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ジグソーの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ジグソーの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
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まとめ:家庭用DIYとして1台あると加工幅が大きく広がるジグソー
ジグソーはあらゆるメーカーから魅力的な製品が発売されています。
DIY作業で切断しようとなった時、ジグソーが1台家庭にあると大変便利です。
予算と相談しながら、ぜひともお気に入りのジグソーを探してみてください!