観葉植物好きが教える!エアプランツおすすめ10選

現在はよく見かけるようになってきたエアプランツ。人気の理由はまさしく名前の通り生きた植物なのに、水、土なしで飾ることができる不思議な植物で、育てやすいことと、飾り方が自分好みにレイアウトできて花屋さんでも、園芸屋さんでもオシャレに飾って販売されています。

 

写真:ウスネオイデス

 

私がエアプランツを知ったのは、実家の母が生け花の先生なので、生け花に使うからと購入してきたときに初めて見ました。

ショッピングモール内や美容室などに飾ってあったのを見かけましたが、初めて見たのが写真のエアプランツで、ウスネオイデスで、見た目が涼しげで人気です。最初見たときに感じたのは、よくわからない部類の植物で育て方も理解できないような摩訶不思議レベルでした。

よく見かけるうちに、飾り方によってかなりオシャレなインテリアと化していることに気づき、植物好きな私には試したい気持ちがうずうず・・・そして徐々に購入するようになりました。

 

 

エアプランツとは?

パイナップルの近縁種にあたるブロメリア科のチランジア属の植物で変種、品種、自然交配種を合わせると708種類もあるのです。

自生地は中央および南アメリカやアメリカ南部、西インド諸島の森林、山、砂漠です。ほとんどの種類は樹木や岩石に着生して育っています。

雨や空気中の水分を吸収しながら育ち、根がありません。

種類が多すぎるのでざっくり紹介します。エアプランツの葉の種類が銀葉種と緑葉種に分かれていて、銀葉種は表面にトリコームという白銀色の毛状があり、そこから空気中の水分を取り込み、紫外線を防ぐ働きを持つ種類です。乾燥に強く日当たりが良い場所を好みます。写真のウスネオイデスも銀葉種です。

もう一方の緑葉種はトリコームが少なく、緑色の葉が特徴。水を好み、強い日差しに弱い種類です。

 

エアプランツの基本的な育て方!

エアプランツは基本水さえあればOK!

エアプランツを飾る容器や装飾品などがあれがなおオシャレさを感じることができます。

水さえあればよいとは言えど、水やりの頻度などを含め、育て方を紹介します。

温かい時期の3~10月は3日に一度の霧吹きを行います。霧吹きはエアプランツを育てるならあったほうが便利です。プラスして必要なのが3~10月の間は月一程度にソーキングが必要です。ソーキングとはバケツなどに水を張り、6時間ほどエアプランツをつけておきます。忘れてソーキングしっぱなしにして翌日にはっと慌てて水からあげたことが有りますが、腐って枯れる原因になるので注意しましょう・・・

梅雨の時期はソーキングは必要ありません。湿度が高いので十分お部屋の湿気で生育できるのでミスティングのみでOK

寒い時期は基本ソーキングを行いません。霧吹きの回数も控えめが良いのですが、生きている植物ですので霧吹きを忘れないでください。水分不足で枯れてしまいます。

それと、霧吹きをする時間帯は夜がおすすめです。葉にある気孔が開くのが夜なのです。自生している場合、夜間に他の植物などから水分を吸収するのが夜間なため、夜間に水分補給する仕組みになっています。

写真:百均で購入したエアプランツと吊り下げ

 

風通しの良い場所と、適度に明るい場所を好みます。直射日光は好みません。私は、長時間のソーキングで枯れさせてしまったことと、肥料の与えすぎで苔をはやしてしまい、根腐れをさせてしまいましたが、逆に水やりを忘れて枯れさせることもあるので、生きていることを忘れないであげてください。

 

エアプランツの選び方のポイント

価格

百均でも販売されています。価格は園芸店やお花屋さんで300円程度のミニチュアなものから、ウスネオイデスなどは2,000円程度のものが多く、希少種や、大きいものは何万円もするようなものまでありますが、平均して1,000円から2,000円程度のものが流通しています。

 

葉の痛み

先が茶色くないもの。持ってみてカサカサスカスカしていて重みがないものは枯れかけている可能性があります。なるべく綺麗で元気がありそうなものを選びます。

 

株の先が腐っていないものを選びます。触ってみて柔らかいもの、茶色く腐ったようなもの、枯れているものは選ばないようにしましょう。

 

種類ごとの管理方法

では次に、種類ごとの管理方法を紹介します。

 

緑葉種

葉の表面にトリコームという細かい毛がなく、艶があるもので、乾燥に弱い。代表的なものはブラキカウロス、ブルボーサ、ブッフィー、トリコロール、プセウドベイレイなど。

 

エアープランツ チランジア ブラキカウロス

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エアープランツ チランジア ブラキカウロス
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青々としているのでとても美しく、植物を置いている感じはあります。ですが銀葉種に比べ、守ってくれる毛がないので水を好み、直射日光に弱いのが特徴で、初心者には銀葉種のほうが育てやすいです。

 

大型種

直射日光の当たらない明るい場所を好みます。成長がゆっくりですが成長するためには明るさも必要なので根気よく育ててみてください。キセログラフィカ、カピタータ、テクトルムなどです。

 

キセログラフィカ

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チランジア:キセログラフィカ・レギュラーサイズ[直径14~16cm・太葉タイプ][エアプランツ] ノーブランド品
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こちらのキセログラフィカはエアプランツの王様と言われるほど成長すると巨大化します。最大で60チにもなりますが30年ほどかかるので気長に成長に付き合っていきましょう。

 

希少種

育て方が難しいものが多いです。いわゆる上級者用のエアプランツです。湿度が必要なもの、そもそも日本の気候に合わないものなどが多いです。ギエリシー、ヒルタ、ぺナスコエンシス、エディシアエ(育てやすい)など。

 

エアープランツ チランジア カウツキー

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エアープランツ チランジア カウツキー

中でも希少価値の高いものです。日本ではまだあまり出回っていないため、私も初めて知りました。ワシントン条約指定植物のため、正規の手続きを経て輸入されているため非常にレアです。このようなレアものもいくつかあるのでエアプランツを収集することが好きな方はぜひチェックしてみてください。

 

銀葉種

葉の表面が銀色の毛で覆われた種類です。葉の表面から水分を吸収しやすくするために銀色の毛で覆われているのです。乾燥に強く、直射日光の当たらない明るい場所を好みます。水やりが多いと湿気がこもって腐れやすくなるので明るく風通しの良い場所で育てましょう。キセログラフィカ、ウスネオイデス、イオナンタ、ハリシー、ベルゲリ、コットンキャンディーなどよく目にするのは銀葉種が多いです。

 

エアープランツ チランジア イオナンタ

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エアープランツ チランジア イオナンタ
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イオナンタは銀葉種の中でも美しい花を咲かせることで人気の高い種類です。

 

エアプランツおすすめ8選

1. エアープランツチランジア ウスネオイデス

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エアープランツチランジア・ウスネオイデス 3セット インテリア観葉植物 壁掛け
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銀葉種です。壁などに飾るだけで涼しげな雰囲気を感じることができますし、結構存在感もあるので一番よく見かけます。他の種類も飾ってありますが、大きさだけで目立ちます。

元々は梱包材の代わりにつかわれていました。

4~5月には小さな緑色のお花が咲きます。甘い香りがしますよ。暑さ寒さにも強いほうなので育てやすい種類です。

湿度を好むので霧吹きは忘れないようにしましょう。特に乾燥する時期は毎日霧吹きをしてあげてもいいほどです。うっかりしていると、次第に葉が黄色や茶色になり、枯れていきます。ソーキングも6時間を目安につけこみ、最低でも1~2週間に1度は行ってあげると元気に育ってくれます。

置く場所は直射日光の当たらない明るい場所が良いです。

 

2. エアープランツ チランジア キセログラフィカ

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エアープランツ チランジア キセログラフィカ Sサイズ
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銀葉種です。やはりエアプランツの王様と言われる大型のキセログラフィカは育ててみたいものです。ゆっくりな成長ですが、自分の人生と共に長く成長を見ながら育てていくことも良いと思いませんか。育て方も比較的簡単なほうです。

育て方は素焼き鉢に軽石を使って植えこみます。室内の場合カーテン越しの明るい場所で育てます。葉と葉の間に水がたまらないように週1~2回程度あげます。

少し難しいのは温度管理です。10℃以上40℃以下で育てます。枯らさなければ何十年も育ち続けるので大切に育ててみたい大型種です。

 

3. エアプランツ チランジア

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エアプランツ チランジア

銀葉種です。先ほどのキセログラフィカはエアプランツの王様と呼ばれていますが、テクトラムはエアプランツの女王様と呼ばれています。

シルバーのトリコームがとても美しくイメージとしては綿のような柔らかさを感じさせます。大きさは10センチ程度でトリコームが多いので乾燥に強く、強い日光でもOKなことからかなり育てやすい種類です。

 

4. エアープランツ ティランジア コットンキャンディ ピンク

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エアープランツ ティランジア コットンキャンディ ピンク

銀葉種です。コットンキャンディーはエアプランツの中でもきれいな花が咲くことで人気があります。変化を感じられて、きれいな花が咲くとさらに楽しめます。花が咲いた後は子株が出てくるので株分けをし、増やすことができます。10℃以上の温度管理が必要で週1回程度の水やりが必要です。直射日光の当たらない明るい場所を好みます。

比較的育てやすいのでおすすめです。

 

5. エアープランツ チランジア イオナンタ

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銀葉種です。コットンキャンディのように美しい花を咲かせることでエアプランツの中でも人気の高い種類です。見た目はパイナップルの葉の部分のように見えます。

トリコームが多いので乾燥に強く比較的育てやすいので初心者にもおすすめです。

 

6. エアープランツ チランジア ブラキカウロス

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エアープランツ チランジア ブラキカウロス
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緑葉種です。よく出回っているので見かけた方も多いでしょう。銀の毛に覆われていないので乾燥に弱い種類です。

ミズゴケを利用して育てるなどのひと手間がかかりますが、銀色の毛がないので強い日差しにも弱いです。緑色が強く、とても美しい色です。

 

7. エアープランツ ティランジア ブッツィー

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エアープランツ ティランジア ブッツィー

緑葉種です。花が咲くので変化も楽しめます。銀葉種と比べ、水やりの時間帯も違ってきます。銀葉種は夜間にトリコームから水分をキャッチして育つのに対し、つるつるな表面で水やりは日中がベスト。夜間だと腐れる原因となります。

葉の模様が独特で一見面白さを感じます。

 

8. エアプランツ ジュンシフォリア

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エアプランツ ジュンシフォリア

銀葉種です。

乾燥や寒さに強く、初心者でも育てやすくおすすめです。開花は2~3年に一度ほど。成長がかなりゆっくりですが40センチ程にもなる大型種です。

 

まとめ

エアプランツの種類は交配種を含めると7~800種類ほどで似たようなものでも色味が違ったり、大きさが違うなど数多すぎますが、大体販売されている平均的なものは代表的なものが多く、ワシントン条約の正規の手続きが済んだもの以外日本では入手不可能なものも多くあります。

大型種は特に何年、何十年かかるものがあり、価格もお手頃ではありませんが、エアプランツに慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。

植物があるとかなりのリラックス効果があります。植物を育てることが苦手な方でもエアプランツは簡単で、土が必要なく、毎日水もやる必要のない点は、あっ!それなら私にも植物を部屋に飾れそう!と興味を持っていただけると嬉しいです。

沢山飾ってインテリアを楽しんでくださいね。

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