お風呂掃除を担当している方、今洗剤は何を使って掃除をしていますか?
もし親が使っていた商品での掃除をそのまま続けているなら、見直したほうが良いかもしれません。
値段の問題もありますし、お風呂のカビや汚れに効果的かどうかは環境によっても変わります。
わたしも1人暮らしを始めた時、慣れているからと実家で使っていた商品をそのまま買ったのですが、アパートのお風呂のカビや汚れは実家の汚れとは違ったため、商品が合わず苦労しました。
その経験も踏まえて、浴室洗剤のタイプごとの特徴や効果的な掃除方法、最後に浴槽洗剤おすすめ商品を厳選してご紹介します。
浴槽用の洗剤は泡で出るタイプを優先
最近はスプレータイプになっている洗剤が多く、また液体でなく泡状で噴射される商品がほとんど。
メリットは泡がカビや浴槽の頑固汚れに勝手に対処してくれるので、こちらで何かをする必要がない点です。
しばらく放置したらあとはシャワーで流すだけなので、放置中にほかの家事をするなど時間的余裕もできます。
洗剤の属性で複数を使い分けるのもあり
洗剤を見ると塩素系や中性など、性質が異なる商品が存在します。
正確にはこの2つに酸性を加えた3種類。
少しずつ発揮する効き目も異なるので、属性別に1つずつ商品を用意しておき、場合によって使い分けるのもおすすめです。
水垢に強い酸性
まずは酸性の洗剤から。
汚れの中でも、水垢におすすめです。
鏡などに白く目立った汚れがあれば、それが水垢。湯垢とも呼ばれます。
水道の蛇口など、細かい部分にもつきやすいので、大掃除の時に1つ用意しておくと役立ちます。
もちろん、普段から水垢が目立ちやすいなら常備しておきましょう。
毎日使うなら中性
普段使いに向いているのは中性の商品。
洗剤の中で最も数が多く、使う状況が制限されていないのもポイントです。
肌をいたわる成分が含まれていることも多く、上下の2種類とは違い、素手で使うことができます。
頻繁に風呂のカビ掃除を行うなら、中性の商品を優先的に選びましょう。
カビ汚れの対処は塩素系
最後の塩素系洗剤は、カビ汚れを取り除くのに向いています。
洗剤ではなく漂白剤と明記されている商品も多く、その名のとおり、カビの黒い汚れを消すのが役目。
ちなみにカビ汚れは中性洗剤でも落とせます。
言い換えれば、普段洗っているのにカビが出てしまうなら、かなり頑固だと思ってください。
塩素系でしっかり落としましょう。
カビは浴室の天井や壁など、大きな場所につきやすい汚れですから、普段から目について困っている人も多いはず。
ほうっておけば湿気によってどんどん繁殖していくのがカビですから、早めに対処した方が良いです。
スポンジやブラシもチェック
洗剤の洗浄力に任せても良いですが、自分でゴシゴシと磨きたい人もいますよね。
実はわたしもその1人で、泡だけだと「これで汚れが落ちるのかな」と不安になってしまうこともありました。
スポンジはあまり硬すぎない商品が良いですよ。
力の入れ方次第では、浴槽を傷つけてしまう可能性もあります。
高い壁や広い範囲の掃除のために、取っ手がついたタイプがおすすめ。
ブラシもやはり、毛の硬さには注意してください。
今持っている商品が硬いタイプなら、あまり力を入れないで磨きましょう。
おすすめ商品を下記に掲載しておきます。
スポンジ
出典: Amazon.co.jp
ブラシ
出典: Amazon.co.jp
浴槽洗剤のおすすめ8選
では洗剤を個別に見てみましょう。
カビ汚れの洗浄力や値段、容量の違いはもちろんのこと、香りなど好みを左右するポイントにも注目です。
花王 バスマジックリン泡立ちスプレー除菌消臭プラス380ml
出典: Amazon.co.jp
最初はバスマジックリンのシリーズから、汚れを落とすだけでなく臭いケアを行ってくれる商品。
そもそもバスマジックリンって、スプレータイプじゃないのはご存知ですか?
もともとは蓋付きボトルから液体を直接出していたのですが、スプレー、しかも泡で出るタイプに変わりました。
もちろん従来のボトルもありますが、既に泡になっている分、力を込めて磨く労力が省けるので、家事に忙しいお母さんにおすすめ。
除菌消臭プラスは、主に皮脂や湯垢などのピンク汚れに対処。
独特の臭いの原因を取り除いて、自身のグリーンハーブの香りでスッキリさせてくれます。
花王 協力カビハイター400ml
出典: Amazon.co.jp
続いても花王のカビハイター。
カビ取りを行ってくれる洗剤の中でも、ネバネバした泡が特徴です。
浴室内であればお風呂の中だけでなく、壁や桶、蓋など様々な場所に使えます。
カビって髪の毛やホコリよりも厄介です。
壁などに染み込んでいるかのような存在なので、執拗に擦っても取れません。
わたしもいつもイライラしています。
そんな時に救ってもらったのがこのカビハイターでした。
塩素系なので、使う際は換気や手袋など、対策はきちんと行いましょう。
花王 バスマジックリン泡立ちスプレー 壁の防カビプラス380ml
出典: Amazon.co.jp
浴槽もそうですが、周囲の壁の汚れも気になりますよね。
特に厄介なのがカビ。
壁に染み込んでいるかのようで、ブラシやスポンジでせっせとこすってもなかなか消えてくれません。
できれば発生することなく過ごしたいけれど、湿気が溜まって当たり前のお風呂では難しい…と思っているなら、同じく花王のバスマジックリン、防カビプラスを使ってみては?
こちらも泡の状態で出てくるタイプなので、噴射したらこすらずにそのまま放置。
汚れに馴染んだら水で流しておしまいです。
水はけが良く、乾きやすいことも防カビにつながっています。
ただあくまで防カビ効果なので、既にカビが生えている場合は、上記のカビハイターなど、先にきちんとカビを落としてから使いましょう。
KINCHO お風呂用ティンクルすすぎ節水タイプ400ml
出典: Amazon.co.jp
蚊取り線香のイメージがあるKINCHOも、お風呂用の洗剤を販売しています。
お酢の効果でカビや汚れを落としてくれますが、ほかの商品との最大の違いは、節水にこだわっていること。
泡が残りにくくきちんと消えてくれるため、水を流す量を抑えられるのです。
成分にもすすぎ促進剤というものが含まれていました。
1回の洗浄で、なんと1.5lの節水をしてくれるそうです。
浴槽洗剤は、ちょっとでも残るとヌメヌメした感触がある、お風呂場が滑りやすくなるなどデメリットも多いもの。
小さいお子さんや高齢者の方が家族にいるなら、彼らの安全のためにもおすすめですよ。
フマキラー お風呂まとめて泡洗浄グリーンアップルの香り230g
出典: Amazon.co.jp
スプレータイプだけが洗剤ではありません。
フマキラーからは、つけおきタイプの洗剤が発売されています。
前日使ったお風呂のお湯をとっておき、まとめて泡洗浄を投入するだけ。
桶なども浴槽の中に入れれば、最後にすすぐだけで綺麗になりますよ。
ただ1袋が1回分なので、毎日洗う場合はコストが気になるかもしれません。
追い焚き機能があるなど、お風呂を毎日洗わない家庭や、たまった汚れを落としたい時に便利です。
ライオン ルックお風呂の防カビくん製剤レギュラータイプ5g
出典: Amazon.co.jp
こちらもちょっと変わったタイプ。
効果は防カビですが、殺虫剤のように室内を煙で満たすことで行います。
やはり毎日使う商品ではないですが、ルックの場合は2ヶ月に1回と使用目安が設定されているのも魅力。
カレンダーなどにメモしておけば、次回の使用予定日も解りやすいですよ。ちなみにレギュラータイプはフローラルの香りなので、くん製の臭いに不安がある方もご安心を。
ほかにも石鹸などの香りがあるのでお好みで選びましょう。
イオン トップバリュ オレンジオイル配合 おふろ用洗剤 つめかえ用350ml
コスパの観点で言えば、イオンの詰め替えタイプもおすすめです。
洗浄力はさすがに上記の商品と比べると落ちますが、詰め替えタイプのみが存在しており、お財布には助かります。
ボトルはつめかえ用がしっかり入る、400mlサイズであれば何でも良いので、以前使っていた洗剤のボトルを洗ってリサイクルする、100円ショップなどで安価に手に入れるなどの方法が選べます。
毎日お風呂を掃除していて、あまり大きな汚れがないのならば、洗剤の安さに目を向けてみるのもありですよ。
カネヨ石鹸 おふろの洗剤クエン酸効果プラス400ml
最後もコスパにこだわった商品。
マツモトキヨシのプライベートブランドです。
トップバリュに比べると値段は上がりますが、わたしの感覚では効果もそれなりに上がっていると思えました。
泡がしっかりしている印象もあるので、すすぎはしっかり行ったほうが良いですが、湯垢などの汚れを落とす分にはおすすめです。
まとめ
浴室洗剤、ご自宅の商品と比べてみていかがでしたか?
もし今何かしらの汚れに悩んでいるなら、性質を切り替えたりほかの効果を追加してみるのも良いと思います。
洗剤にも得意不得意がありますから、得意な場で活躍させてあげられるような選び方をしてくださいね。