ホームセンターに立ち寄ると、必ずといって良いほど立ち寄ってしまうのがアクアリウムコーナー。この記事を読んでくださる方の中にも、ホームセンター等に置かれている水槽の中で暮らしている魚たちの美しさに心奪われたことがある方が多いのではないでしょうか。
私自身も、そんなアクアリウムコーナーに心惹かれたものです。いつかは自宅にインテリアとして、そんな水槽を設置したいな…と思うようになったほど。
その×年後、知人からメダカを譲り受けて飼うことになったという私。しかし、実際に魚を飼育するとなると、勿論のことですが、水槽(私の場合は壺ですが)の中に、ただ単に魚しか入れないということでは意味がありません。
水槽の中に水草を入れないと、見た目が殺風景だし、何よりも魚が警戒し、繁殖しなくなってしまうからです。そういった理由があって、水槽の中に水草を入れてあげないと思ったのです。
「水草を入れて、魚が隠れる場所を作ればいいだけなのかな」と思う方が多いかもしれませんが、水草も植物という分類の生き物なので、きちんと手入れをしてあげる必要があります。その出来事が、「水草肥料」を使い始めたというきっかけだったのです。
目次
水草肥料を使って水草をもっと元気に
植物を植える時って、必ず肥料をあげますよね。植物も、栄養が無ければ生きていけませんから。ホームセンター等の園芸コーナーを覗いてみると、「○○用肥料」、「○○によく効く肥料」といったものが置かれてあるはずです。水槽の中の水草も、その仕組みと同じように、肥料を与えると水草が元気になるんです。
水草に必要な栄養は??
水草肥料というと、どういった栄養素が必要なのか、思う方が多いかと思います。なので、水草にはどのような栄養素が必要なのか、その栄養素がなぜ必要なのかについて説明をしていきますね。
そもそも水草肥料というのは、水中で用いる肥料ですので、普段植物の植える時に使う園芸用肥料と比較すると、肥料の定義から考えると、比較的共通点が多いのではないかと思います。
普段園芸用肥料を使うにあたり、どんな成分が含まれているのかな、と思い拝見してみると、「リン酸」、「窒素」、「カリウム」という成分が必ずといっていいほど記載されているのではないでしょうか。それに加えて、「微量元素」という元素で肥料は構成されています。
その3つ「リン酸」、「窒素」、「カリウム」は「肥料の三要素」といわれる程、重要な成分といっても良いでしょう。その部分に関しては、「水草肥料」においても園芸用肥料と同じことがいえます。
「肥料の三大素」の「リン酸」には、花や実を付ける生長を助ける役割、「窒素」には茎や葉の生長を助ける役割、「カリウム」には茎や根の生長を助ける役割があり、この「肥料の三大素」のどれかが不足すると、水草が育たない要因の一つとなってしまうのです。
水草を元気にするなら水草肥料が便利
先程までは水草に必要な肥料についてご紹介をさせて頂きましたが、次は水草肥料の役割についてご説明をしていきたいと思います。先程登場した「肥料の三大素」である「リン酸」、「窒素」、「カリウム」+@で「微量元素」の比率が重要となってきます。
どの栄養素も均一に保つことが何よりも重要なのですが、水槽の温度や湿度等の環境によって変わってきてしまうので、そう簡単にその比率を保てるわけではありません。そのような事が起こると、水草の生長に影響が症状として出てきてしまうのです。そういった栄養を追加で補うのが「追肥」という方法とされています。
「追肥」というのは、字のごとく肥料を追加するという意味でして、何かしらの水草の問題が生じていた際に、ある一定の量の肥料を追加すると、水草の状態が改善されるといった方法です。極端に○○の症状が出ているから、ある特定の栄養素だけを与えるといったことは、失敗する可能性もあるので、あまりおすすめはしません。
水草肥料を使うべき人はこんな人!
以上の説明から、水草に「水草肥料」を使用すべき方々をご提案させていただきたいと思います。
花が中々咲かない場合
リン酸不足になっている可能性があります。
全体的に大きくならない場合
窒素不足の可能性があります。
葉が黄色くなっているor下葉が落ちている場合
カリウム不足の場合があります。
上記はあくまでも一例となりますが、何かしら生育に大きな影響が出ていた場合に用いた方がよろしいかと思います。
固形タイプと液体タイプ、どっちを選べば良い??
「水草肥料」には、大きく分けて「固形タイプ」と「液体タイプ」があるのですが、それぞれの特徴やメリット、デメリット、どのように使うか、注意点、どのようなタイプの水草に使うのがよいか、ということについて、項目別に紹介をしていきますね。
固形タイプ
砂利の中に入れて使用するので、根っこから吸収する水草には向いている。デメリットとしては、砂利の中に入れずに外に出てしまうと、水中が栄養素が流れてしまうので、コケの原因となってしまう場合が有り得る。
液体タイプ
水面全体に広がっていく仕組みとなっているので、根っこからだけでなく、葉っぱからも吸収することが出来るので、水面に広がる植物には向いている。デメリットは、水を時々取り替えなければならないこと。
実際に買ってよかった水草肥料おすすめ2選
テトラ イニシャルスティック
出典: Amazon.co.jp
こちらの商品を知ったきっかけというのは、アクアリウムを始めた頃、アクアリウム好きの知人から「これおすすめだよ」といわれて使い始めた商品でした。水槽の水草の生長が滞る原因の一つとして、カリウムの不足だということが挙げられるのですが、そういった要因を解消することが出来るようです。効果は分かりずらいのですが、あったら役に立つなぁ…といった印象を受けました。「肥料の三大素」の中の「カリウム」は、特に欠乏しやすい栄養素ですので、所持しておいた方が良いかと思います。
カミハタ スイレン・水生植物用スティック肥料
出典: Amazon.co.jp
私自身は、蓮の花を育てているということもあり、気になって購入してみた商品です。水草肥料というと、高めの商品が販売されているイメージがありましたが、こちらの商品は、比較的安価である上に蓮の花が綺麗に咲くといったレビューがあったということから、購入に至りました。実際使用してみたところ、スティック状となっており、肥料に差し込むだけなので楽チンです。蓮の花を育てている方にはぴったりですよ。初心者の方にも使いやすい方なのかなとは思います。
次買うならこれ!気になる水草肥料ランキング
私自身、色々と水草肥料を購入しているものの、まだ研究段階の状態なので、気になっている商品についてランキング形式にしましたのでご覧くださいね。
5位:カミハタ 水草専用肥料 OKOSHI
出典: Amazon.co.jp
こちらの商品は、4~5ヶ月ほどの持続性がある上に、「肥料の三大素」の中で不足しがちな「カリウム」が多く配合されているという埋め込みタイプの肥料となっています。「カリウム不足なのでは?」と思うような水草の症状が出ている場合にぴったりな商品ですよ。
4位:エーハイム リン酸除去剤
出典: Amazon.co.jp
「肥料の三大素」の中で、「リン酸」が増殖しやすいといわれているので、リン酸を除去するといった肥料は必要だと個人的には思っています。こちらは、リン酸等の増殖によって増えてしまう「コケ」を予防するのにぴったりな商品となっています。水槽の中にコケが増殖してしまっており、悩まれている方には是非おすすめな商品ですよ。
3位:ジュン プラチナソイル ブラックタイプ スーパーパウダー
出典: Amazon.co.jp
こちらの商品は、国産天然黒土100%使用されている水草肥料となっています。コケ‥の原因となっているリン酸等を透明度が高く、輝く飼育水にするといったところが魅力的な商品となっています。コケ‥に悩まされている方や、透明度が高い水槽水を作りたい方にはおすすめですよ。
2位:テトラ テトラ コンプリート サブストレイト
出典: Amazon.co.jp
こちらの商品は、植物質を豊富に含む天然ピートと鉄分をはじめとする微量栄養素を配合した砂でできた底床材となっていて、長時間効果が持続し、水草の根張りを良くするといった特徴となっているので、気になっています。コケの生長を、すぐに抑えたい方にはおすすめですよ。
1位:エーハイム フォーインワン
出典: Amazon.co.jp
こちらの商品は、Amazonランキング第1位を獲得しているということもあり、気になっています。値段も比較的お手頃な上に、1本でカルキ抜きやエラ・粘膜の保護、非金属の無害化や白にごり除去が出来てしまうのは嬉しいなぁーと思ったからです。
この商品は、通常は2000円程度するとのことですが、Amazonで購入すると、500円をちょっと超えるくらいの価格で購入出来てしまうところも魅力的な部分です。気になる方はお試しあれ!
まとめ
今回は、「水草肥料」についてご紹介をさせて頂きましたが、いかがでしょうか。水草肥料は、ものによっては扱い方が難しいものもあるかもしれませんが、慣れればとっても便利な商品ですので、実際に使ってみることをおすすめいたします。あなたが思っているよりも、比較的リーズナブルな価格で発売されているものも多いですので、気になる方はチェックしてみてくださいね。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。