「インスタ映え」。ここ最近よく聞く言葉です。
写真を撮るのに映えるスポットやキレイに盛り付けられた料理がパッと頭に浮かびます。
どんなお料理や盛り付けがインスタ映えするのかと考えた時に、具沢山サンドウィッチの綺麗な断面が思い浮かびました。
綺麗な断面を作るには刃がしっかりとしている包丁が重要です。特にパンは柔らかいので普通の包丁で切ろうとすると押しつぶされてしまう事も。そんな時にあると便利なのがパン切り包丁の商品です。
一言にパン切包丁の商品といっても、商品によっては刃の形状やデザインの違いから切れ味や切った際のパンの仕上がりなど、それぞれ特徴が異なってきます。
自分の用途に合わせて商品を選びたいですよね。
ということで今回はおすすめのパン切包丁の商品について詳しくご説明していきたいと思います!
パン切り包丁って一体何?
パン切り包丁はその名の通りパンを切るのに特化している包丁です。見た目は、三徳包丁のような形ではなく、刃渡りが長く波々の刃をしているものが多いので、その刃を見るとひと目でパン切り包丁だと分かります。
ということでまずはパン切り包丁の刃の部分に注目して、特徴をご説明していきたいと思います。
波刃のパン切り包丁
まずは波打った刃の形が特徴のパン切り包丁について。
パンには食パンのように柔らかいパンとフランスパンのように固いパンがありますが、ほとんどのパンは気泡がありふんわりとした食感です。普通の包丁ではその気泡を押し潰しながら切ってしまいますが、パン切り包丁の多くは刃の部分が波刃になっているので、波刃の部分にパンを引っ掛けて切ることで気泡を押し潰すことがありません。パン切り包丁のイメージとして、こちらの波刃の商品をイメージされる方も多くいるのではないでしょうか。
長い刃渡りのパン切り包丁
一般的な三徳包丁は17cm~20cmに対し、パン切り包丁はパンを1回の引き切りで切れるように20cm~25cmの長さがある物が多いです。1回の引き切りで切ることで断面の綺麗さが保たれます。
これは、お刺身を切るのに特化している柳刃包丁と同じ目的です。柳刃包丁も24cmほどの長さがある物が多いです。
パン切り包丁の刃の種類
パン切り包丁といえば刃の部分が波々になっている波刃が一般的ですが、普通の包丁のように真っ直ぐな刃の平刃もあります。
波刃
パンはフカフカと柔らかい物ですが、フランスパンに限らず食パンでも柔らかいのは中の部分で表面は多少なり固さがあります。波刃は刃が波々になっているので、その部分をパンの表面に引っ掛けながら切るので固い表面もキレイに切ることができます。
しかし、引っ掛けながら切るため、パンくずが出ます。そして、断面はボコボコとして綺麗ではありません。見た目には綺麗ではありませんが、断面がボコボコして表面積が増え空気に触れる部分が増えるのでパンが柔らかくなり食感が良くなります。
平刃
普通の包丁のように刃が真っ直ぐになっている平刃は売り場などであまり見かけることがありませんが、最大の魅力は切れ味が落ちた時に自分で研ぎ直しができるという点です。
そして、切った時のパンの断面が綺麗です。ただ、波刃のように引っ掛けて切ることができないので、パンの固い表面を潰さないで切るのが困難になります。
パン切り包丁を選ぶときのポイント
材質
一般的に販売されているパン切り包丁の多くはステンレス製の物になります。ステンレスは錆に強くお手入れが簡単なのですが切れ味の持ちが悪いです。
波刃のパン切り包丁は自分で研ぎ直すことが困難なので、数百円で販売されている物ではなく強度のあるステンレス(メーカーにより呼び方が違うようです)の刃身の物を選びましょう。
握り具合
パン切り包丁に限らず包丁全般にいえることですが、柄の太さ形はメーカーにより異なります。握り具合で使いやすさも変わるので実際に使用する体勢で握ってみましょう。
刃の形状
パン切り包丁の刃の種類については先ほどお話しさせていただきましたが、波刃はメーカーにより波の粗さが違います。波が浅い物はパンへの引っかかりが弱く断面が比較的キレイに切れるので食パンなどに向いています。
反対に深い物はパンへの引っかかり強いので表面が固いハード系のパンに向いています。また、最近では平刃の先端だけ波刃になっているパン切り包丁が販売されているので、固さのある切り始めをその先端で切り柔らかい中の部分を平刃で切るとパンを押し潰すことなく切れるようです。
パン切り包丁の便利な使い方
パン切り包丁はパンを切るための包丁ですが、他の物を切るのに便利な場合もあります。刃身の長さがあり、柔らかい物を潰さずに切ることができるので、巻き寿司やケーキを綺麗に切ることができます。
また、トマトを薄くスライスすることもできます。基本的にパン切り包丁は自分で研ぎ直しができないのでパン以外の物を切ることはおすすめしませんが、ケーキを切る専用包丁は使用頻度が低いので、筆者はパン切り包丁で代用しています。
パン切り包丁のおすすめランキング
ということでここからはおすすめのパン切包丁の商品をご紹介していきたいと思います!
今回は実際にパン切り包丁の商品を使用した経験のある私が独断で商品をランキング形式でご紹介させていただきました!
自分の用途に合わせて商品を見ていただけるといいなと思います。
柳 宗理 ブレッドナイフ
出典: Amazon.co.jp
まずご紹介するのがこちらの商品から。
こちらの商品は刃と柄の部分が一体型のパン切り包丁。強化ステンレスなので切れ味と持ちがよく、刃身が21cmと長すぎないので小回りがきいて使いやすいです。
柄の形状が一定でなく手の中への収まりが良いので大変持ちやすいパン切り包丁です。
ソフトグリップ パン切り包丁 ブラック
出典: Amazon.co.jp
次にご紹介するのがこちらの商品。
こちらの商品は包丁自体の軽さが際立つパン切り包丁で、柄の部分は丸みを帯び握りやすいです。
切れ味がよく購入しやすい商品の価格なので、試しに購入してみようかなとお考えの方におすすめの商品です。
グローバル ベーグル サンドイッチナイフ
出典: Amazon.co.jp
次にご紹介するのがこちらの商品。
こちらの商品は包丁メーカーとして有名なグローバルのパン切り包丁です。オールステンレスの一体型で切れ味や持ちは文句のない良さです。他のパン切り包丁に比べると刃身が短く、包丁全体も短いのでスタイリッシュな見た目です。
Zwilling ツインフィン パンナイフ
出典: Amazon.co.jp
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次にご紹介するのがツインフィンから販売されているこちらの商品。
こちらの商品はオールステンレスのパン切り包丁で、柄の部分が左右非対称の珍しい形になっています。左右非対称ですが持ちやすさを求めた形なので一度握ってみると手放せなくなります。強化ステンレスの刃なので切れ味や持ちも良いです。
貝印 関孫六 ダマスカス パン切りナイフ
出典: Amazon.co.jp
次にご紹介するのがこちらの商品。
こちらの商品は刃身が24cmと長めのパン切り包丁です。逆三角形の柄は手の中で収まりやすく持ちやすいです。食パンを切るときには刃身が大きめの方が切りやすいのでこちらの商品がおすすめになります。
ビクトリノックス ブレッドナイフ スイスクラシック
出典: Amazon.co.jp
最後にご紹介するのがこちらの商品。
こちらの商品は切れ味が抜群に良いパン切り包丁で、波刃の波が浅いのでパンくずがあまりでません。切れ味が良いので刃の波が浅くてもハード系のパンも難なく切れます。また、サンドウィッチなど綺麗な断面で切ることができます。
まとめ
いくつかのパン切り包丁の商品ををご紹介させていただきました。
多少潰れてもしょうがないと諦め普段使っている三徳包丁などでパンを切っている、パン切り包丁の必要性を感じない方も多いと思います。確かにその「多少」の諦めでパン切り包丁はいらないかもしれませんが、その「多少」はフカフカの美味しいパンには大事です。商品が違うだけでパンの食感が変わります。気泡が潰れてしまうのでパン切包丁の商品によって香りが変わります。
それなのでパン切り包丁の商品によって美味しさが変わってきます。
焼き立てのパンは、パンが一番柔らかい状態なのでパン切り包丁は必須になります。太巻きやケーキも綺麗に切れるので、ぜひその「多少」の諦めをせずパン切り包丁の商品もキッチンに揃えて下さい。