ペッパーミルは挽き立てのペッパーの香りを楽しむためのキッチンツールです。
最近はスーパーなどで粒のペッパーとミルがセットで販売されている商品もあり、いちどは手に取った方も多いのではないでしょうか?
最初から粉状になっているペッパーと比べると、香りの高さはもちろんのこと、粗く挽くことで見た目のアクセントにもなって、料理のアクセントにも。
またオシャレなデザインのペッパーミルは、キッチンインテリアにもなるので見せる収納にもピッタリ。
今回は、そんなインテリアに映える美しいだけでなく実用的にも優れたペッパーミルを厳選して紹介していきたいと思いますので、参考にしてみてください。
目次
ペッパーミルのタイプについて
≪ひねるタイプ≫
昔からあるいちばんオーソドックスなタイプで、上部をクルクルと回して挽くタイプです。
◇メリット
デザインや大きさのバリエーションが豊富
◇デメリット
両手を使うので、片手で使えるタイプの商品と比べるとやや不便
≪電動タイプ≫
電池を入れて、ボタンを押すだけで挽けるタイプです。
◇メリット
ボタンを押すだけなので、力要らずで楽に速く挽ける
おしゃれなデザインの商品が多い
◇デメリット
手で挽く商品と比べると音が大きい(モーター音)
電池が必要(交換の手間もある)
モーター部分が壊れるリスクがある
≪プッシュタイプ≫
レーバーを握ったり、ボタンを押すことで片手で挽けるタイプです。
◇メリット
片手で挽けるので調理中に使う場合に便利
◇デメリット
一回で挽ける量が少な目
≪グラインダータイプ≫
上部に付いた取っ手(レバー)部分をくるくると回して挽くタイプです。
◇メリット
手動式のタイプの商品の中ではいちばん楽に挽ける
◇デメリット
収納する場合は、取っ手の部分があるぶん場所をとる
選べる種類が少ない
ペッパーミル選びのポイント
ペッパーミルは上記の「タイプ」以外にも、選ぶポイントになる点がいくつかあります。
下記を参考に、さらに自分の理想とするペッパーミルのイメージを固めてみてください。
刃の種類に注目する
≪鋳鉄製≫
非常に固い金属で、丈夫なのが特徴。錆びの心配があるという点と、岩塩には使用できないというデメリットがあります。
≪ステンレス製≫
錆びにくく、岩塩も挽くことができるのが特徴。ただし鋳鉄製と比較すると柔らかい金属のため摩耗して切れ味が落ちてくる可能性もがあります。
≪セラミック製≫
鋳鉄製とステンレス製の弱点をカバーできるのがセラミック製です。
錆びの心配がなく岩塩にも使用でき摩耗しにくく、弱点らしい弱点は見当たりません。
デザインにこだわる
≪木製ボディ≫
使い込めば使い込むほど経年変化を楽しみながら使える素材でナチュラル系のインテリアに合います。
ただ木製ボディは中身が見えず残量がわからないので、買い足すタイミングが分かりにくいのがデメリットです。
≪アクリル・ガラス製ボディ≫
透明なので残量が確認しやすく、実用的にも優れているのがアクリル・ガラス製ボディです。
オールアクリル・ガラス製ボディの商品はどんなインテリアにも溶け込みやすいので、デザインに悩んだ場合におすすめ。
≪ステンレスボディ≫
最近増えてきているのがステンレスボディです。オールステンレスボディの商品と、部分的にステンレスがつかわれている商品があり、シャープで男前な印象から男性にも人気があります。
またステンレスはキッチン素材としても手入れがしやすいので実用的にも◎
お手入れのしやすさで選ぶ
「ひねるタイプ」の商品は分解して丸洗いできる商品が多いです。ただし刃の素材が鋳鉄などの場合は、錆びの心配があるのでしっかり乾かす必要があります。
そういった観点から、丸洗いしたいという人には「ひねるタイプ」+「セラミック刃」がおすすめです。(※ひねるタイプでも分解できないものもあるので、購入前に確認は必要です)
予算で選ぶ
ペッパーミルの価格は千円以下のものから、1万円を超す商品まで様々です。
高価な商品は、有名ブランドの電動式で、挽く粒の大きさが30段階まで調整できたり、刃が丈夫だったりと高機能で高品質になります。
しかし安いから品質が劣悪というわけでなはく、品質・機能的には高価の商品と比べたら劣るものの、家庭で使う分には十分な品質な商品がほとんどなので、予算をある程度決めて選ぶと良いでしょう。
愛用しているペッパーミルをご紹介
京セラ セラミックミル(結晶塩・スパイス用) CM-15WH
私はアマゾンでもベストセラー商品となっている「京セラ」のペッパーミルを愛用しています。
京セラのキッチン用品といえば「セラミック」を思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらのペッパーミルにも刃の部分にセラミックが使われています。
京セラ セラミックミルを選んだポイント
セラミック刃なので錆びの心配がない
本格的なペッパーミルは鋳鉄の刃を使っていることが多いですが、セラミックの刃でも家庭で使う分には十分だと感じています。
何より、錆びの心配がないのが私には大きなメリットと感じました。
手でひねって挽くタイプ
いちばんオーソドックスで故障のリスクが低いと思ったので、こちらのタイプにしました。
両手を使うので片手の商品と比べれば利便性に欠けるのかもしれませんが、私はそれほど不便と感じたことはありません。
収納場所に収まる高さと大きさ
木製の商品も雰囲気があって素敵だなと思いましたが、私はシステムキッチンのスパイス収納としている引き出しに収納する予定だったので、そこに収まる高さや大きさを優先しました。
見せる収納をするなら、インテリアに合うデザインを重視したと思います。
ボディが透明で中身(残量)が確認できる
やはり残量が見えるのは、買い足すタイミングを計るのに便利です。
挽く粗さを調整できる
ほとんどの商品で調整できるようになっていますが、料理によって粗さを変えたいので調整機能があることは確認しました。
つまみも回しやすく、簡単に調整できて使いやすいです。
手頃な価格
プジョーなどのブランド品にも憧れましたが、使用頻度を考えるとあまり高価なものは必要ないかなと判断しました。
口コミの評判が高かった
もっと安価な商品もありますが、こちらのペッパーミルは口コミの数も多く、評判も良かったということも購入の決め手になりました。
京セラ セラミックミルを使用して気に入っている点
ボトルはもちろん、刃の部分まで簡単に分解して丸洗いができる
ボトル部分が洗浄できるタイプの商品は割と見かけますが、刃の部分まで丸洗いでき、さらに食洗機対応というペッパーミルは、なかなかないと思います。
衛生的にも丸洗いできるメリットはとても大きく感じています。
軽い力で、しっかり挽ける
実家で使っていたペッパーミルと比べると、かなり軽い力で挽くことができるのに、遜色なくしっかり挽けていることにびっくり。
これは実際に使うまで分からなかったことですが、良かったです。
上部にコショウの出口がある
ボトルの上部にミルの部分があり、使用後もミルの部分が上部になることで挽いた後にちょっと残るペッパーもこぼれないのが◎
ちょっとしたことですが、主婦的には使うたびにこぼれていないかと確認するのは案外手間だと思うし、使用頻度が減ると思います。
現行モデルの商品はこちらになります↓
出典: Amazon.co.jp
カラーはブラック、ホワイトの2色展開です。お手頃な価格で、お手入れが簡単な実用的なペッパーミルを探している方におすすめです☆
【手動】キッチンインテリアに映える!おすすめペッパーミル6選
6位 Crush Grind TEN Collection ニューヨーク ミニ
出典: Amazon.co.jp
オシャレな卓上用のミルを探している人におすすめ
デンマーク発の高性能なセラミックミルで有名な「クラッシュ・グラインド」の「ひねるタイプ」のペッパーミルです。
高さ12cmでチェスの駒のようなかわいいデザインが卓上に映える逸品。セラミック刃を採用しているので岩塩も挽くことができ、丸洗いも可能です。
また「シャフトなし構造」が採用されており補充には上の部分を回して開けると空洞になっていてスパイスが入れやすくなっています。
カラーは「ブラック」「ホワイト」「レッド」の3色展開。岩塩にも使えるのでカラー違いで卓上に2本並べても素敵だと思います。
残量が確認できなくても大丈夫という人で、オシャレな卓上用ミルを探している人におすすめです。
5位 3コール&メイソン ペッパーミル グルメプレシジョン ダーウェント H59401G
出典: Amazon.co.jp
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スタイリッシュで香りが立つペッパーミルを探している人におすすめ
モダンなデザインと高い性能で人気がある英国の老舗「コール&メイソン」の「ひねるタイプ」のペッパーミルです。
大きな特徴としては、通常ペッパーミルは「砕く」「すりつぶす」のが基本なのに対して、こちらは「硬化カーボンスチールの刃」で「カットする」仕組みで「6段階の粗さ調節」できる点。
カットすることにより、すりつぶすよりも見た目が美しく、より香りが立つようになっています。
さらに驚くべきは刃に永久保証が付いていること。耐久性に自信のある証ですね。
1点気になる点をあげるとすれば、下部に挽く部分がついていますが、フタが付いていないので挽いた後の削りカスが落ちやすいということくらいでしょうか。
価格的には高価な部類のペッパーミルで、上記の気になる点はあるものの、品質と永久保証付きを加味すれば納得のおすすめ商品です。
4位 スプリングコペンハーゲン The Pepper Bird Original
出典: 楽天市場
オブジェとして飾っておける愛らしいペッパーミルを探している人におすすめ
2015年にデンマークで設立された「スプリングコペンハーゲン」の「ひねるタイプ」のペッパーミルです。
バードをモチーフに、マホガニー、アッシュ、メープル、ウォールナット等の天然木を組み合わせてデザインされた愛らしさは、「スプリングコペンハーゲン」と同じデンマークブランドである「カイ・ボイスン」の、日本でも有名な木製のオブジェ「モンキー」を彷彿とさせます。
また見た目の愛らしさだけでなく、内蔵されているグラインダーにはデンマークで特許を取得した研削機構を採用しており、しっかりと挽くことができますよ。
ただしグラインダー(挽き)の調整機能はないので、挽く粒の大きさを細かく調整したい方には不向きです。
ちなみに挽くときはバードの頭部を回して、ペッパーを詰め替えるときは腕の部分を外す仕様となっているのも愛嬌がありますね。
ちなみに塩用のミルはペンギンをモチーフにしており、そちらも可愛いのでぜひチェックしてみてください。
3位 プジョー ソルトミル パリ ユー セレクト チョコ 12cm
出典: Amazon.co.jp
高級感のあって丈夫なペッパーミルを探している人におすすめ
プロ御用達の世界的に有名なフランスの老舗ブランド「プジョー」の「ひねるタイプ」のペッパーミルです。
プジョーのペッパーミルにはたくさんのモデルが存在しますが、こちらはロングセラーモデルの「クレモン」がより使いやすく進化したモデルになります。
進化した点は、粗さ調節部分。以前のモデルは、上のネジ部分の締め具合で調節していたのに対し、新しいモデルは本体下部の目盛りを合わせるだけで6段階に調節が可能に。
高級感のあるデザインに劣らず、性能的にも特許を持つ切削加工技術が搭載されており実用面でも折り紙つき。
カラー展開もチョコの他に、ルージュ・ノワール・ホワイト・白木とバリエーションが豊富なのでインテリアに合わせて選ぶことができます。(ワンサイズ大きく(18cm~)するとオールステンレスボディも選べます。)
ただしお手入れは鉄製のため水洗いは不可なので、拭くようにしましょう。
2位 クラッシュ・グラインド C Collection ストックホルム オーク
出典: Amazon.co.jp
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ナチュラルなインテリアに溶け込むセラミック製ペッパーミルを探している人におすすめ
WMFなど世界の一流メーカーも採用する、独自のセラミック技術で革新的な製品を送り出している、デンマーク発「クラッシュ・グラインド」の「ひねるタイプ」のペッパーミルです。
オーク材を使ったナチュラルな印象のペッパーミルは、セラミック刃なので、ペッパーだけでなく岩塩にも使え錆びる心配がなく、風味を最大限に引き出すために「スパイスをつぶして挽く」という、独自の優れた技術が光る逸品。ダイヤルをまわすことで挽きの粗さの調整ができますよ。
また、衛生面においてもセラミック刃を取り外し丸洗いできる点や、ペッパーの削り粉が散らからないよう、本体の底面が開閉するようになっている仕様は嬉しいポイント◎
本体の木種は、オーク材の他に、モダンなインテリアに溶け込みやすいウォルナット材もありますよ。
1位 MENU メニュー ボトルグラインダーセット(アッシュ&カーボン)
出典: Amazon.co.jp
北欧インテリア好きな人におすすめ
2008年にデンマークで設立され王室御用達ブランドとしても注目を集めている「MENU」の「ひねるタイプ」のペッパーミルです。
一見するとペッパーミルには見えないデザインは「ボトル」がモチーフになっているのだそう。
コルク栓のように見える部分は木製で、粒の粗さを調整するダイヤルになっており、刃には耐久性の高いセラミックが使われています。
またペッパーの出口が上部にあり削りカスが落ちないのも◎
さすがは「機能的で美しい製品」をコンセプトに製品作りをしているブランドですね。
価格的には高価な部類となりますが、2本セットでカラー違いなので岩塩とペッパーで使い分けたい方におすすめです。
【電動】キッチンインテリアに映える!おすすめペッパーミル4選
4位 プジョー 電動ペッパーミル エリスセンス
出典: Amazon.co.jp
ギフトにもおすすめしたい高性能でスタイリッシュなペッパーミル
プロ御用達の世界的に有名なフランスの老舗ブランド「プジョー」の「電動タイプ」のペッパーミルです。
電動タイプの商品の中でも高価な部類となりますが、実用性を兼ねた美しく洗練された高級感のあるデザインは贈り物としても最適。
スイッチはタッチセンサー式で、ペッパーの出口の部分には青色のLEDライト付きで、挽いた量が確認しやすくなっています。
また特許を持つ切削加工技術で、挽きの粗さを6段階で調節できるのは他のモデルと同じ。
挽く部分が下部に付いていますが置台が付属しているので残った削りカスが散らからないのも◎
1点気になる点をあげるとしたら、重さでしょうか。単4電池を6本入れるので持った時の重量が気になる人もいるかもしれません。
3位 クイジナート ソルト&ペッパーミル グラインダー SG-3
出典: Amazon.co.jp
充電式の電動ペッパーミルを探している人におすすめ
フードプロセッサーをはじめとする、アメリカの老舗キッチン家電ブランド「クイジナート」の「電動タイプ」のペッパーミルです。
こちらの商品の特徴は、電動式のミルは電池を入れて使用するタイプの商品が多い中、「充電式」を採用している点となります。
充電するためのスタンドを常設する場所や電源を確保する必要がありますが、フル充電をすれば最大で20分間使うことができるので、常設する電源が確保できない場合は充電時だけ電源コードをつなげて充電するように使用しても良いかもしれませんね。
また、挽きの粗さは5段階で調整可能で、ペッパーだけでなく1台で塩も入れておける「2in1」設計は、ペッパーミルとソルトミルをそれぞれ置くよりも省スペースなのが◎
電動タイプは魅力的だけど、電池式は電池交換が面倒だなぁと躊躇していた方におすすめです。
2位 プジョー 電動ソルトミル ゼスト
出典: Amazon.co.jp
モダンなデザインの電動ペッパーミルを探している人におすすめ
プロ御用達の世界的に有名なフランスの老舗ブランド「プジョー」の「電動タイプ」のペッパーミルです。
先に紹介したモデル「エリス センス」と比べると価格的には約半値で購入できます。
持ち手の部分のカラーは3色展開でブラックの他には明るくキレイなカラーが目を惹く「スカイブルー」と「ライム」があります。
また手触りの良いラバー樹脂のボディーは、滑りにくいので片手での操作も安心。
もちろん、プジョーの切削加工技術はこちらのモデルにも健在。本体の一部が透明になっているので、残量もひと目でわかります。
使用する単4電池は4本なので「エリス センス」と比べると重量的にも軽くなっています。
1位 ラッセルホブス 電動ミル ソルト&ペッパー 7921JP
出典: Amazon.co.jp
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オシャレなセラミック刃の電動ペッパーミルを探している人におすすめ
イギリス生まれの家電ブランド「ラッセルホブス」の「電動タイプ」のペッパーミルです。ラッセルホブスといえば、クラシカルなデザインが美しいカフェケトルをご存じの方も多いと思いますが、こちらのペッパーミルも手に馴染みやすい流線型のラインが美しく、実用的にもよく考えられた形状になっています。
ボタン式の電動タイプで、動作中はLEDライトが点灯する仕様。セラミック刃なのでペッパーだけでなく岩塩にも使用することができます。
またステンレスボディの一部が透明になっているので、残量も確認しやすくて◎挽く部分は下部に付いていますが専用スタンドが付属しているので残った削りカスが散らかりません。
ステンレスボディでセラミック刃の電動タイプで3千円を切る価格は、かなりコスパ的にも良いと思います。
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インテリアとしても活躍するペッパーミル
お気に入りのキッチンツールは、目に入るだけでモチベーションがあがりますよね。今回は、私だったらどれも「見せて収納したい」美しさと実用性を兼ね備えた商品を厳選しました。
楽しくお料理するために、インテリアにも映えるお気に入りのペッパーミルをテーブルやキッチンに加えていただけたらと思います。