母が茶道を教えていたこともあり、小さい頃からお茶道具が身の回りにあり、お茶を点てて飲むことも、我が家では日常的に行われています。
母が点ててくれるお茶は泡がきめ細かでとてもなめらか。
口当たりもまろやかで、「どうしたらこんなお茶になるの?」と尋ねたら、「茶筅を使ってお茶を点てるからよ。」との回答。
その時、初めて「茶筅」というものの存在を知ったのでした。今回は茶道でおなじみの「茶筅」のあれこれについてお話ししたいと思います。
目次
茶筅とは?
そもそも、「茶筅」とはどういうものなのでしょうか?
まずは読み方。「茶筅」と書いて「ちゃせん」と読みます。
茶道では、お茶碗の中に入れたお抹茶とお白湯を混ぜ合わせるのですが、この行為を「お茶を点てる」と言い、そのお茶を点てるときに用いるのが「茶筅」。つまり茶筅というのは、茶道でお抹茶を点てるときに使用する道具の一種なのです。
お茶の点て方も茶道の各流派によって違い、こんもりと泡立てる場合、そうでない場合とあります。「茶筅」は、お抹茶を泡立てる道具と思われる方も多いですが、あくまでも、お茶を美味くお白湯と合わせるための道具です。
茶筅は何から作られている?
茶筅の主産地は、室町時代から続き茶筅発祥の地とされる奈良県生駒市高山。原料は淡竹(はちく)を用います。3年目の冬に伐採した淡竹を煮沸することにより油を抜き、干した後、白竹にしたものを加工し、茶筅に仕上げます。
これら淡竹白竹製のものが一般的ではありますが、流派や、点前によっては煤竹や紫竹を使ったり、お正月などには青竹ののものを使ったり様々です。最近ではアウトドア用に金属・プラスチックで作られたものもあります。
茶筅の種類
茶筅にはその穂先の数量、材質によって種類があります。具体的に、どのような種類があり、どのような使い方をするのかをお話ししていきましょう。
八十本立・百本立
穂先の本数が75~80本あるものが八十本立、81~95本が百本立、96~120本が百二十本立呼ばれ、主に薄茶を点てるときに用います。
穂先の数が多いと、それだけきめの細かい泡の薄茶を点てることができます。一般的には八十本立、百本立が持ち手の太さも適当で使いやすく、初心者の方でも上手にお茶が点てられます。
香月園 八十本立 茶筅(80本立て)とくせ直しセット
出典: Amazon.co.jp
くせ直しセットでお得な茶筅
お値段がリーズナブルで、しかも穂先のくせ直しがセットされています。穂先がきれいに並んでいると、それだけ上手にお茶も点てられるので、このくせ直しは便利!
お稽古の時に使ったり、日常でお茶を点てて飲むのにはぴったりです。
百二十本立
百二十本立は穂先が多く、その製作にも熟練の技を必要とする高級品です。おいしいお茶を点てることができるのはもちろんのこと!
特別なお茶事などに、おもてなしの心をもって使うとよいでしょう。
茶筅師 悠楊 百弐拾本立 茶筌
出典: Amazon.co.jp
技が光る尾張蓬左茶筅師 宗筅・悠楊のお茶筅!
しなやかな作りのお茶筅。やはり国産、茶筅師の技術は違います。この茶筅でお茶を点てると、肩の余分な力が抜けて、美しい泡立ちのおいしいお茶が点てられること間違いなしです!
荒穂
穂数の多い茶筅に対し、穂数の少ない茶筅があり、その数によって平穂、荒穂等々と呼ばれています。
穂数の少ない茶筅の特徴としては、穂が太く腰が強いことが挙げられ、濃茶に用いられます。
薄茶と異なり濃茶は、お抹茶にお湯を少し足し香よく滑らかに練っていくので、ある程度茶筅に強い腰がなければ美味しく練り上げることができません。
そのため、お濃茶には穂が32本程の荒穂のお茶筅が適してます。
株式会社 芳香園 茶筅 (茶せん) 白竹 数穂 伝統工芸士 久保良斉
出典: Amazon.co.jp
伝統工芸士 久保良斉作の確かなお茶筅
腰の強さ、使いやすさは伝統工芸士の技。つやのある滑らかなお濃茶を練り上げることができます!
穂数のほかに、白竹、煤竹、紫竹、青竹、樹脂といった材質の異なる茶筅もあります。
材質の違いと使い方については、次の「茶筅を選ぶときのポイント」で触れさせていただきます。
茶筅を選ぶときのポイント
茶筅の素材で選ぶ
・ちょっと本格的な「竹製」
茶筅の定番といえば、竹のもの。竹の色や、大きさなどは様々なタイプや種類がありますが、流派などによって違います。
意外と価格も高くなく、お手頃なものが多いので自宅やお稽古と分けて使う人も。使われる竹や流派によって茶筅の色も違うので、違いを楽しむのもいいかもしれません。
茶筅ぽい見た目のものを求めている、見た目から入るなどの人は竹のものがおすすめ。もし、お稽古に通うなどの茶道を始める方はそれぞれの流派に合わせた茶筅があるので聞いてみてからにしてください。
・強度の高い「樹脂製」
竹以外にも、樹脂製の茶筅があります。コシがあり、強度もあるので、繰り返し使えるうえ、濃茶にも薄茶にも使うことができ、お茶を点てる以外に調理器具として使える利便性もあります。
日常の管理面では、分解できるので根元まで洗えてとても衛生的と言えますが、どうしても竹のようなしなやかさには欠けます。そのため、樹脂製の茶筅で点てたお茶はきめの粗い泡立ちとなってしまうかもしれません。
その点、お稽古用のリーズナブルな茶筅であっても、竹製のものは穂先のしなやかさが抜群なので、きれいで美味しいお茶を点てることができます。
それぞれの素材の特性を理解したうえで、茶筅を選ばれるとよいでしょう。
茶筅はあくまでも消耗品という位置づけ。穂先が折れたり傷んだら、思い切りよく処分して新しいものに買い替えることが大切です。
茶筅の捨て時を理解することも、茶筅の知識を深めるためには必要なことといえるでしょう。
・アウトドアや初心者なら「シリコン製」
お外でのお茶の席、初心者やカジュアルなお茶会にするのなら、シリコンのものを使うのもおすすめ。初めてお茶をやる人や、興味はあるけど長続きするかどうかわからない、という不安要素のある人は、カッジュアルなプラスチックなら、簡単に手に入れることもできますし、洗うのも簡単です。
竹のようなしなやかさがなくても、分解して洗うことができたり、お茶の種類にかかわらず使うことができるのもポイント。お茶を点てる以外に、通常の調理器具として使うことができるので、お茶から離れてしまった時も困りまっせん。
竹の種類・穂先で選ぶ
お茶のお稽古を始めようと思う方は、流派によって使う茶筅の種類が異なります。
例えば、茶筅の素材の違いでは、表千家では煤竹の茶筅を使いますが、裏千家では白竹のお茶筅、また武者小路千家では紫竹の茶筅を使います。
穂先の形での違いでは、裏千家では曲がった形に対し、武者小路千家ではまっすぐな穂先。細かい部分を見ていくときりがないので、お茶屋さんやお道具屋さんに相談しながら茶筅を選ぶことをおすすめします。
茶筅は穂の数が重要?
茶筅は、竹筒になった白竹の半分を細く割り穂としており、平穂、荒穂、中荒穂、常穂他数種類あります。
主だった本数は、平穂16本、荒穂32本、中荒穂48本、常穂・並穂64本で、この本数が標準とされています。
この他、八十本立、百本立、百二十本立もあります。
穂数が少ないと、一本一本の穂が太くコシが強くなるため、抹茶に対して白湯の少ない濃茶を練る場合に適しています。一方、本数が多く、きめが細かくしなやかな穂先の茶筅は薄茶を点てることに適しています。
細かい泡のたっぷりたった薄茶を飲みたい場合は、穂数の多い80本~100本の茶筅を使ってみましょう。茶道初心者の方でも比較的上手にお茶を点てることができます。
用途で選ぶ
上の茶筅の種類でもお話ししましたが、どういう用途で使うかにより、お茶筅の穂数がが決まります。
薄茶に用いるときには八十本立から百二十本立の比較的穂数の多い茶筅を選び、お濃茶に用いるときには穂数が32本から48本の荒穂・中荒穂の腰が強いお茶筅を選びます。
熟練度に合わせる
「初心者」
お茶を点てるのは初めて、とか、気軽にお茶を点ててみたいという方には、入門編として安価な外国産の茶筅もあり!!
というのも、お茶を点てるのには、ちょっとしたコツが必要です。そのコツをつかむまでには、茶筅でお茶碗の底をこすってしまうこともしばしば。お茶を点てるたびに激しく穂先を消耗してしまい、あっという間に茶筅を買い替える羽目に。
上手にお茶を点てるコツを習得するためには、何度もお稽古をするのが一番!
国内産と比べて、外国産の茶筅は穂先のしなやかさが少し足らないような気もしますが、茶筅の扱いに慣れるためには十分。
茶筅の振り方を習得するお稽古用と割り切って購入すれば良いでしょう。
「経験者」
ある程度扱いに慣れたところで、国内産の茶筅を使ってみましょう。
その柔らかくしなやかな穂先にびっくりすることでしょう。
価格的には外国産の1.5~2倍になりますが、それだけの価値はある茶筅です。特に生駒市高山産の茶筅には伝統証紙が貼られ、その品質はお墨付き。
自分の腕前が上がったのはもちろんですが、品質の高い茶筅を使うことで、更に今までよりもおいしいお茶が点てられること間違いなしです。
茶筅のおすすめ人気メーカー
自宅で美味しいお茶がたてられる「ニトリ」
竹で作られた、カジュアルな茶筅を展開しているニトリ。茶せん 百本立てなので、細かなお茶を点てる仕草もしっかりとできます。
薄茶も濃茶もどちらも使うことができるので、これ1本で大丈夫。ナチュラルなカラーなので、どんな場面やお茶でも使うことができるので、ほうじ茶などのイレギュラーなものでも可能。
お茶の世界を身近に感じることができる茶筅がニトリで買うことができます。
遊び方の提供も一緒にできる「無印良品」
無印良品の茶筅は調理にも使える金属のものや竹のものなど数種類。もちろん茶筅としてではなく調理器具として使う人も多く、お茶に興味がない人は調理器具として様々な場面で大活躍させています。
通常の茶筅と同じように使うこともできますが無印良品はその使い方や、茶筅を持っていく外での青空茶室などのあそびかたもHP場で一緒に提供。
お茶に興味がない・お稽古に行くほどではない。カジュアルに好きな人たちと抹茶を味わってみたい・抹茶以外のお茶でやりたい
などの声をもとに、使い方・遊び方を一緒に提供することでお茶などへの敷居の高さを軽減しているのも特徴です。
茶筅のおすすめランキングTOP10
最後に私がおすすめしたい茶筅をご紹介しましょう。
第10位 Bartram 茶筌竹製茶せん
穂数 | 80 |
---|---|
素材 | 天然素材の竹 |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 上級者 / 初心者 |
軽く洗い流す程度のお手入れでも長持ちする茶筅
中国製の天然素材の竹を使用した茶筅。80本立てのものです。80立てなので他のものを比べると粗く感じますが抹茶を立てるとなめらかできめの細かな抹茶となります。
また、価格もお手頃なのでお試しに買ってみたり使ってみるのにもぴったりです。穂が太く、コシが強い茶筅なので、お濃茶といった濃度のあるものを練る時に適しています。お濃茶を練るのには少々技術が必要。ぜひ、お濃茶の稽古用お使いになることをおすすめします。
第9位 竹製茶筌
穂数 | 100 |
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素材 | 天然の竹の1枚 |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 上級者 / 初心者 |
天然の竹の1枚で作られた非常に繊細な茶筅
まろやかなお茶を点てることができるので、お稽古用としても、自宅用としてもおすすめです。パウダーをしっかりとキャッチして、泡だててくれます。
ノーブランドですが、国産の天然の竹製の100本立ての茶筅です。穂先も細かく作りこまれているのできめの細かい泡のお茶を点てることができそうです。
まずはお茶を点ててみたいという方、お値段お手ごろなので、こちらの茶筅から始めてみるとよいでしょう。
第8位 竹製柄の長い茶筅
穂数 | – |
---|---|
素材 | – |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 上級者 / 初心者 |
柄が長いスリムタイプの茶筅
スリムタイプの柄の長い茶筅。とてもお安いですが、天然の竹を一つ一つ手作業で作られています。
寒い時期にはお湯の冷めにくい筒状の筒茶碗でお茶を点てます。柄が長いので、筒状のお茶碗に適しています。ただし、穂先がコンパクトなので、手首のスナップをしっかり効かせて茶筅を振ることが必要になるでしょう。
第7位 茶せん
穂数 | 100 |
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素材 | – |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 初心者 |
レオストランなどの業務用としても使われることのある茶筅
100本立てなので、しっかりと薄茶も濃茶も立てられ、カプチーノなどのイレギュラーなドリンクにも対応できます。中国製の茶筅でリーズナブルなお値段のため、普段使いにぴったり。しなやかさはあるが、少々コシがないのがデメリットとしてあります。
薄茶を点てて楽しんだり、お茶を点てるお稽古にはぴったり。お茶初心者の方は、どうしてもお茶碗の底に穂先をこすりつけがちです。
そのため穂先が消耗しやすいので、こういった茶筅を複数本購入しておいても良さそう。
第6位 日本製 樹脂製茶筅
穂数 | – |
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素材 | ポリプロピレン樹脂 |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 初心者 |
泡立てる祭の調理器具としても使える太っ腹な茶筅
3秒でカプチーノが出来上がるので、泡だてが苦手・時間がかかって無理、なんて時にも使うことができます。
いつまでも清潔に使える丸洗いOKの樹脂製茶筅。竹製より穂先の消耗が少ないが、しなやかさは竹製のものに劣ってしまいますが、お茶だけでなく、温めたミルクの泡立てにも使え汎用性の広い茶筅。
自宅でカプチーノが手軽に飲めます。
第5位 奈良高山茶筅伝統工芸師久保左文作
穂数 | 100 |
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素材 | 竹 |
流派 | 伝統工芸師久保左文作 |
おすすめの熟年度 | 上級者 |
伝統工芸師久保左文作技が光る逸品であり、経済産業大臣指定伝統工芸品
名品なので、奥の茶道の流派などの師範や生徒さんが使っています。穂先のしなやかさ、繊細さが違う、さすがな出来栄え。使いやすい100本立になっています。
伝統工芸師の茶筅を使うと、不思議と上手にお茶を点てることができます。お茶初心者、中級者の方も美味しくきれいにお茶を点てることができるのでおすすめ。
第4位 茶筅 奈良高山産 青竹
穂数 | – |
---|---|
素材 | 青竹 |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 上級者 |
穂数がやや多めの、茶竿できめ細かな抹茶を点てることができる茶筅
お湯にくぐらせてから使うことで長持ちするので、買い替えなどをする必要も頻度が高くなくていいので、おすすめです。こちらも、奈良県高山産で青竹を使った茶筅。清々しい色の青竹は茶道の初釜に使われます。
初釜でなくても、お正月、お抹茶を飲む時に使うと、また普段と違った気持ちでお茶を点てることができます。材質が青竹というだけで、通常の茶筅と変わりません。
手作業で作られた茶筅は、きめの細かい泡がたち、まろやかな味わいにお茶を仕上げます。
第3位 茶道具 茶筅
穂数 | – |
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素材 | くろ竹 |
流派 | なし |
おすすめの熟年度 | 上級者/初心者 |
少し変わった形で初めての人にも使いやすいバリアフリーな商品
ひとつひとつ手作業で仕上げる伝統工芸品なので、風合いも一つ一つ違います。茶道などに必要な風情もたっぷりな商品。茶道具茶筅柄の長いちょっと変わり種のマドラー茶筅。
お抹茶というよりも、底の深いグラスなどに入れたグリーンティーを撹拌するのにとても便利。ミルクと抹茶を合わせた抹茶ラテを作るのにも最適。
ホットココアを練るために使ってみてもいいかも・・・。使い手の想像力でいかようにも使うことができます。
第2位 茶筅 伝統工芸士 久保省三 作
穂数 | 120 |
---|---|
素材 | 竹 |
流派 | 伝統工芸士 久保省三 |
おすすめの熟年度 | 上級者 |
経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている素晴らしい商品
奈良 高山の伝統工芸士 久保省三作の数穂茶筅。純国産で、様々な流派の師範方も使うことがある名品です。
茶筅伝統工芸士久保省三作経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている安心の品質。穂先が120本と多めなので、きれいにお茶を点てたい時には最適で、普段使いとしても茶道のお稽古用としても使うことのできる茶筅。
第1位 茶筅 谷村丹後作
穂数 | – |
---|---|
素材 | 青竹 |
流派 | 丹後 |
おすすめの熟年度 | 上級者 |
奈良高山の最高品質の茶筅
日本の厳しい冬に収穫した竹を、一年以上乾燥させてから茶筅を作るので、耐久力がかなり高く、質のいい茶筅です。見た目の高級感はもちろん、名人の作る茶筅ということもあり、かなり人気のある商品です。
茶筅の名工のが作り上げたもので、しなやかな穂先、折れにくくコシが強いのが特徴。手になじみ、お抹茶を撹拌するのに最適。
クリーミーな泡立ちでお抹茶を甘くまろやかに点てることができます。お茶のお稽古はもちろんですが、ちょっとしたお茶事に用いても良いでしょう。
お招きしたお客様に、美味しいお茶を点ててあげられること間違いなしです。
茶筅おすすめランキングの比較表はこちら!
商品画像 |
No.1
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No.2
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No.3
|
No.4
|
No.5
|
No.6
|
No.7
|
No.8
|
No.9
|
No.10
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商品名 | 茶筅 谷村丹後作 | 茶筅 伝統工芸士 久保省三 作 | 茶道具 茶筅 | 茶筅 奈良高山産 青竹 | 奈良高山茶筅伝統工芸師久保左文作 | 日本製 樹脂製茶筅 | 茶せん | 竹製柄の長い茶筅 | 竹製茶筌 | Bartram 茶筌竹製茶せん |
穂数 | – | 120 | – | – | 100 | – | 100 | – | 100 | 80 |
素材 | 青竹 | 竹 | くろ竹 | 青竹 | 竹 | ポリプロピレン樹脂 | – | – | 天然の竹の1枚 | 天然素材の竹 |
流派 | 丹後 | 伝統工芸士 久保省三 | なし | なし | 伝統工芸師久保左文作 | なし | なし | なし | なし | なし |
おすすめの熟年度 | 上級者 | 上級者 | 上級者/初心者 | 上級者 | 上級者 | 初心者 | 初心者 | 上級者 / 初心者 | 上級者 / 初心者 | 上級者 / 初心者 |
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茶筅の使い方
まず、購入してきた茶筅は、ボウルなど深めの容器に水を張り、その中で茶筅を振り洗いします。その後、茶筅を湯通しします。このことで、使う前の茶筅の穂先のカールがまっすぐ、かつ、柔らかくしなやかになるため、お茶を点てやすくなります。
使う前には、茶筅の穂先が折れてないか確認を!折れている場合には、お茶に入りのどに刺さるなんて言う危険もあります。
さて、使い方。
お抹茶を入れたお茶椀に熱めの白湯を注ぎ、茶筅の穂先を茶碗の底につかないように浮かせながら、手首のスナップをきかせつつ、数字の1をイメージしながら前後に振ります。
この時に左右に振ったり、お茶碗内に〇を書いてはいけません。とにかく、前後に振ってやることです。
茶道の流派によっては、茶筅を寝かして使う「表千家」と茶筅を寝かして使う「裏千家」等があり、前者は泡が抑えられるのに対し、後者は更に細かく振ることで細かい泡をたくさん点てることができます。
それぞれ、味わいがあるので、お好みで茶筅を使うと良いでしょう。
茶筅の洗い方とお手入れの仕方
茶筅は穂先が大変デリケートです。扱いは優しくが鉄則。
使い終わった際に、たわしやスポンジで洗剤をつけてごしごし洗うということは絶対にNGです。桶やボールといった容器にぬるめのお湯を入れ、茶筅を振り洗いしてお茶を落とします。
根元にお茶がついている場合には、手でそっとこすり取るように落としてください。全体がきれいになったら風通しの良い場所で陰干しにしましょう。直射日光は茶筅を変色させることもあるので避けた方が好ましいです。
きちんと乾かさないと茶筅にカビが発生することがありますので、よく乾燥させることが大切です。
茶筅の穂先は、自然としぼまってきます。それを避けるために、茶筅やすめに立てて保管しておくと穂先が整った状態を保つことができます。
茶筅でおいしいお茶を飲もう!
以上、茶筅についてご紹介してきました。
最近の茶筅は実にたくさんの種類があります。茶道とか流派とかは抜きにして、気楽にいろいろな茶筅を試してみてください。
コツさえつかめば、美味しいお茶を点てることがすぐにできますから。そして、その中から、自分の好みに合った茶筅が見つけて「お抹茶を点てて飲む。」という新たな楽しみを加えてみてください。
日々の生活を豊かな気持ちで過ごせるようになるでしょう。