約10年以上前…新卒で営業職として就職し、ビジネス手帳を使うようになりました。
(学生の頃からもバイトやプライベートの予定を書き込んだり、就活の怒涛の説明会・面接ラッシュを管理するために手帳は使っていましたが…)
社会人、特に社内・取引先との打ち合わせが多い営業ともなると、書き込む予定の量が違う!そしてプロジェクトの進捗状況やto doリストなど、予定以外にもメモしておきたいことがたくさん!
1年目は会社が取引先への販促品として作った手帳を使っていましたが、当時2歳上のオシャレな先輩がクオバディスの「エグゼクティブ ソーホー」というモデルを使用していたのがとっても格好良くて…!
当時 手帳はB5サイズやバイブルサイズなどがメジャーだった中、手帳には珍しい正方形とシボの入った上質なレザー調のカバーは、新人にはとても眩しいものでした。
社会人2年目からは、私も先輩の真似をしてクオバディスを使い始めたことは言うまでもありません。
お気に入りの手帳は、まるで自分ができるビジネスマンになったように仕事の気分を上げてくれました。
気分だけではなく、クオバディスの代名詞でもある見開き1週間のバーチカル型(縦型)が予定を書き込みやすく、実用性としてもとっても優れているのです。
最近はスケジュール管理はOutlookと、それに同期されたスマホのスケジューラーが基本ですが、やはりクオバディスの手帳も持ち歩いています。
デジタルだけではなく、やはりアナログでメモしたりしたいんですね…。
そんなクオバディスユーザー歴約10年の私が、独断と偏見でクオバディスの魅力とおすすめをご紹介します。
クオバディス手帳って?
クオバディスの手帳といえば、見開き1週間のバーチカル型(時間軸が縦に記載されたもの)。
昨今はこのバーチカル型は日本国内で販売されているその他メーカーの手帳にも普及していますが、もともとはクオバディスの創業者であるDr.ベルトラミが1952年に開発したもの。
開発から50年以上かけてフォントや罫線の太さ、レイアウトなど細かい部分の改善を続けているため、他メーカーのものと比べると使い勝手は格段に良いと感じます。
ちなみに日本に入ってきたのは1970年代後半。当時はオシャレな雑貨店やインテリアショップで取り扱っていたことから、やはりオシャレ感度の高いクリエイティブ系の人に人気だったようです。
今ではビジネスシーンでもよく見かけますね。法人営業をしていますが、商談相手の方もクオバディスを使っている方は多いです。
クオバディス手帳の種類と選び方
手帳専業メーカーであるクオバディス。フォーマットやサイズ、カバーの素材までとにかく種類が豊富!ここでは特にメジャーなものをご紹介します。
(始まり月が1月、4月、9月とありますが、ここでは最も種類が豊富な1月始まりでご紹介します。)
フォーマットで選ぶ
まずはウィークリー、マンスリー、デイリーなど、フォーマット別の各タイプをご紹介します。
1.ウィークリー
種類が最も豊富なウィークリー。クオバディスの基本となるアジェンダプランニングダイアリー「エグゼクティブ」をはじめ、定番として人気の高い1時間刻みのバーチカルタイプのダイアリーです。
┗ビジネス 10×15cm
日本で最もポピュラーな文庫本サイズ。月~土曜日まで均等割で、日曜がページ下部にあります。コンパクトな分時間軸の幅が狭く、細かい予定を多く書きたい方には不向きかもしれません。
┗ビジネス プレステージ 10×15cm
こちらは「ビジネス」の別バリエーション。私はここ数年こちらを愛用しています。
ビジネスとの違いは、紙の色がアイボリー(ビジネスはホワイト)であること、書体、各日下にメモスペースがあること。コンパクトながらその日の主なto doやメモが書けるので便利です。
┗エグゼクティブ 16×16cm
クオバディスの代名詞でもある正方形サイズのこちら。
コンパクトながら横幅10cmのビジネスと比較して横幅があるので、時間軸の横幅に余裕があり、予定が書きこみやすいです。
┗エグゼクティブ ノート 16×16cm
ビジネスプレステージ同様、「エグゼクティブ」のバリエーション違い。紙の色がアイボリーであることと、書体、右側に広いメモスペースがあることが大きな違いです。エグゼクティブに比べて日曜のスペースも大きいので、土日休みではない変則休みのビジネスマンやプライベートの予定も管理したい方におすすめです。
┗プランニング17 プレステージ 8.8×17cm
携帯に便利な縦型コンパクトサイズ。ビジネスプレステージと同様、コンパクトながら各日下部と右側にメモスペースがあるなど、少しながらフリースペースがあるのも良いです。
スケジュール管理アプリや大きな手帳とダブル使いにおすすめです。
┗H24/24 16×24cm
ビジネスより縦が少し大きいサイズ。そしてウィークリーバーチカルの中で唯一、7曜日均等&24時間のスペースがあります。深夜や早朝にも予定がある方、曜日関係なく予定を記載したい方におすすめです。
こちらは紙の色がアイボリーのプレステージラインはないようです。
┗トリノート 18×24cm
忙しいビジネスマンには便利なトリノート。フランスではビジネス用手帳の定番だそう。デスクタイプですが、横幅は18cmとB5サイズと同じなので、持ち歩きするにも大きさは負担にはなりません。
スケジュールをたっぷり書くことができる大きさとバッグに入れられるサイズ、というバランスの良さが魅力です。
┗プレジデント 21×27cm
書き込みスペースが大きく、細かい予定なども十分メモできるプレジデント。その大きさから、持ち歩き用ではなく、デスクに置いておく用としておすすめです。
┗タイム&ライフ 10×15cm/16×16cm
「ビジネス」サイズと「エグゼクティブ」サイズの2パターン展開のあるタイム&ライフ。
仕事・自分・家族など様々な切り口のスケジュールが機能的に管理できます。ちなみに糸綴じではなくリングタイプです。
2.マンスリー
見開き1か月のダイアリーは1か月のスケジュールが一目で確認できます。全体的に薄型のため、携帯にも便利。1日の予定が多くない学生さんや主婦の方におすすめです。
┗マンスリーノート/マンスリーノート プレステージ 16×16cm
エグゼクティブと同じ正方形サイズ。エグゼクティブ同様、プレステージラインも別バリエーションであります。
┗ビゾプラン/ビゾプラン プレステージ 8.8×17cm
コンパクトなサイズで薄型のため、クオバディスのマンスリーとしては一番ユーザーが多いのではないでしょうか?
デイリーで1時間ごとに予定を管理する必要がない方、カレンダーとして使用しつつ気軽に持ち歩きたい方におすすめです。
またこちらもアイボリーの紙のプレステージラインも展開しています。
┗プレーン 10×15cm
マンスリーとしては珍しい、見開き1か月が1日~31日まで1日1行横罫タイプ。カレンダータイプと比べると1日のスペースの横幅があるため、予定の項目が多少長くても書くことができます。
予定が書き込みやすく、コンパクトなため、持ち歩き用としておすすめですが、フランスエディションしかないので、日本の休日などは付属のシールを自分で貼る必要があります。
3.デイリー
1日1ページ、見開き2日の時間軸バーチカルタイプ。書き込みたい予定の量に合わせて2サイズあります。
┗ABP1 13×21cm
┗ABP2 12×17cm
フォーマットは同じで、違いはサイズのみ。1日のto doを細かくアナログで管理したい場合や1日の仕事を記録するには、1日1ページが便利かもしれません。
ハードカバーの本くらいの大きさがあるので、持ち歩きには重たいです。デスク上で管理したい方におすすめ。
カバーで選ぶ
使い勝手に合わせてフォーマットを選ぶと同様、見た目にこだわる方にはカバー選びも重要ですよね。
2018年版のダイアリーにはパリのステーショナリーブランド「ぱぴえてぃぐる」とのコラボや新しい素材、新しい形、新しい色が追加されています。
各サイズ・各フォーマットに全色あるわけではないので、基本的にはご自身にとって一番使いやすいフォーマットを選んでから、カバーを選ぶのがおすすめです。
(見た目重視の方は、もちろんカバー優先で選んでも良いと思います!)
ここでは主要なカバーと2018年の新色などをご紹介します。
┗クラブ
おそらくクオバディスの中で最もカラー展開が多く、ユーザーが多いのがクラブ。合皮素材ですが、型押しで傷が目立ちにくく、耐久性に優れています。オフホワイトのステッチがアクセント。新色にネイビー、ブループラッセが加わり、落ち着いた色合いから明るい色までバリエーション豊富な全13色です。
フォーマットは10×15のビジネス、ビジネスプレステージ、16×16cmのエグセクティブ、エグゼクティブノート、8.8×17cmのプランニング17、ビゾプラン、ビゾプランプレステージ、等
┗ソーホー
合皮ながら牛革の風合いを感じさせるキメが加工されたカバー。こちらも上質な印象です。
フォーマットは10×15のビジネス、ビジネスプレステージ、ビジネス4、16×16cmのエグセクティブ、エグゼクティブノート、等
┗マドラス
細かいシボが上品なレザーを思わせる合皮カバー。ブラック、ブルー、ブラウンの落ち着いた3色です。
フォーマットは10×15cmのビジネス、ビジネスプレステージ、16×16cmのエグセクティブ、エグゼクティブノート、等。
┗パピエティグル コレクション
モダンな色と幾何学柄が特徴のパリのステーショナリーブランド「パピエティグル」とのコラボ。ダイアリーの中身までもパピエティグルによってデザインされた「ランデブー」はファブリック調でゴムバンド付き。10×15cm/16×16cmの2サイズで展開です。
汚れに強いPVCカバーの「セリグラフィー」は10×15cm/16×16cm/15×21cm/8.8×17cmの4サイズで展開しています。
┗ラウンドジップ(カバーのみの販売)
クオバディスの代表的なサイズ16×16cmに対応した、ラウンドジップタイプ。ダイアリーと筆記具も収納ができます。
人気の合皮素材「クラブ」はブラック、マロングラッセ、カクタス、ターコイズブルー、コーラルピンク、ネイビーの6色展開。
イタリアンベビーカーフを使った本革の「イタリアンレザー」は、ネイビー、キャメル、プラウンの3色展開です。
┗トリオン(カバーのみの販売)
グループブランド「ラジェンダ・モデーヌ」製の本革カバー。雄の仔牛革のフルグレインレザーを使用し、型押し加工で耐久性に優れています。
カバーのみの販売で、16×16cmサイズに対応しています。
┗アンパラ
汚れに強く耐久性に優れたPVC素材。薄くてかさばらない手軽さも魅力です。
フォーマットは10×15cmのビジネス、ビジネスプレステージ、ビジネス4、16×16cmのエグセクティブ、エグゼクティブノート、8.8×17cmのプランニング17、ビゾプラン、ビゾプランプレステージ、デイリーのABP1、ABP2、等。
賢くスケジュール管理!手帳の有効活用
私が勤務している会社では、基本的にはOutlookでスケジュールを共有し、会議などの招集があるため、基本的にはOutlookのスケジューラーと、それと同期したiPhoneのカレンダーでスケジュール管理をしています。
しかしながら、やはり一覧でスケジュールを確認したり、メモをしたり、お客様の前でスマホを触ることを躊躇してしまうため、こまめに手帳にOutlookのスケジュールを書き込んでいます。
詳細はOutlookで、備忘録とスケジュール管理にアナログて手帳を使用する、という感じです。
実際に使用しているクオバディスはこちら。
ビジネスプレステージのクラブ、カラーはマロングラッセです。落ち着いたニュアンスカラーがお気に入り。
ペンを一緒に持ち歩いたり、中にメモを挟んだりするため、ダイアリーバンド&ペンホルダーを同じ色で使用しています。
出典: Amazon.co.jp
お恥ずかしながら中身はこんな感じ‥。(具体社名などは書き換えました。)
クオバディス手帳おすすめランキングTOP8
これまでフォーマットやサイズの特徴、カバーの種類などをご紹介しましたが、その中から働く女性・働くママ視点でおすすめのタイプをご紹介します。
まずはOutlookなどのスケジューラーと共有せず、手帳1本で管理されたい方におすすめのエグゼクティブ。
8位 カバー/トリオン16×16cm
出典: Amazon.co.jp
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本物志向のバリキャリウーマンには本革のカバーを・・♪
こちらはカバーのみの販売のため、レフィルは好きなフォーマットを選ぶことができます。定番のエグゼクティブやエグゼクティブノートにするもよし、マンスリーノートやマンスリーノートプレステージもよし。
使い勝手に合わせてお好みのものが選べるのが良いですね!ちなみにこちらのトリオンは、10×15cmや8.8×17cmも販売されています。
カラーは大人っぽい6色展開。大人の女性の魅力を感じさせる”ロッソ”(赤)や明るい”エクリュ”(アイボリー)が個人的には素敵だと思ってます。
※こちらは以下のようなリフィルを別途購入する必要があります!
出典: Amazon.co.jp
とりあえず一番おすすめのものは、エグゼクティブノート。ウィークリーのバーチカル型、クオバディスのど定番でかつ、フリースペースが多くアイボリーの紙が柔らかな印象のこちらが個人的に大好きです。
7位 エグゼクティブ ノート クラブ
出典: Amazon.co.jp
こちらはエグゼクティブノートのクラブ。型押しで傷がつきにくく耐久性に優れた合皮は持ち歩きやカバンの出し入れにも気を遣わず扱うことができます。”アプリコット”(オレンジ)、”ソレイユ”(レモンイエロー)、”コーラルピンク”、”ターコイズ”など、元気なイメージの明るいカラバリも魅力です。
6位 タイム&ライフ 16×16cm
出典: Amazon.co.jp
上でもご紹介した通り、仕事とプライベート、はたまた自分の予定と家族の予定、など、複数の予定を管理するのに便利なタイム&ライフ。
お仕事を兼務されている方や、仕事もプライベートも忙しい方、ご主人やお子さんの予定も管理しておきたいママさんなどに特におすすめです。
さて次はOutlookのスケジューラー等とダブル使いをイメージされている方や、予定の少なめの方におすすめなコンパクトタイプです。
5位 ビソプラン クラブ
出典: Amazon.co.jp
8.8×17cmのコンパクトサイズのマンスリー、ビソプラン。1日に何件も詳細に予定を書き込みたい方には不向きですが、1か月の予定をカレンダー式にまとめたい方にはこちらがおすすめです。コンパクトなので持ち歩きも便利です。
4位 プランニング17 クラブ
出典: Amazon.co.jp
ビソプラン同様に8.8×17cmのコンパクトサイズですが、クオバディスの代名詞であるウィークリーバーチカルで管理することができます。
予定の項目だけ時間軸でメモし、詳細はスマホやスケジューラーで管理する方に・・!
独断と偏見によるランキング上位は、個人的に最も使いやすいサイズだと感じているビジネス10×15cmサイズです。
3位 タイム&ライフ 10×15cm
出典: Amazon.co.jp
16×16cmサイズのもの同様、仕事とプライベート、家族の予定など、複数管理をしたい方のためのライムアンドライフ。
こちらはよりコンパクトでママにも使いやすいサイズです。
2位 ビジネス マドラス
出典: Amazon.co.jp
こちらは白い紙のビジネス。日曜日のスケジュールが下の方にあるため、主に平日の仕事の予定を管理したい方におすすめです。
1位 ビジネスプレステージ ソーホー
出典: Amazon.co.jp
こちらは私が使用しているビジネスプレステージ。カバーはキメとなめらかさが上質なレザーを思わせる合皮のソーホーを選びました。
自分が使っているので、やはり一番愛着がある、というひいき目もありますが、それでもやはりコンパクトながらメモスペースが充実しているこちらは本当に使い勝手が良いと感じています。
まとめ
オシャレ&使い勝手の良いクオバディス手帳について、フォーマットやカバー別にご紹介しました。主要なフォーマットやカバーは網羅しているかと思いますが、年によって新しいカラーが出たり、有名ブランドとのコラボなどがあるので、特に1月始まりが発売される秋頃などはお気に入りを見つけるチャンスです。
ぜひご自身が一番使いやすいサイズやお気に入りのカバーを見つけて、仕事やプライベートの予定のテンションを上げていきましょう♪