元画材店店員がおすすめする!人気メーカーごとにみた水彩色鉛筆のおすすめ商品8選

画材好きの皆さんこんにちは!そうでないけど、大人の塗り絵用の色鉛筆を探してる、って皆さんもこんにちは!

水彩色鉛筆って存在をご存知でしょうか。画材とか美術に興味ある方しかあまりご存じないかもしれませんが、その名の通り「水彩のタッチが出せる色鉛筆」なんです…!

…説明になってませんよね(笑)ご存知の方には読み飛ばしていただくとして、なにそれ?って方には次の項でご説明いたしましょう!

 

水彩色鉛筆って?

そもそも色鉛筆とはそれぞれの色の元になる顔料(ピグメント)染料やタルク、蝋(ロウ=ワックスとも)、糊剤などを用いて芯を作っており、ロウを含むゆえに基本油性なのです。

そして水彩(画)とは、水溶性の絵具を用いて絵を描く絵画のジャンルです。

そして、水彩色鉛筆というのは、色鉛筆なのに芯が油性ではなく水に溶ける素材を使って作られていて、油性の色鉛筆のように書いた後に水を含んだ筆などでなぞったりすることで水彩絵の具で描いたような効果を出すことが出来るという、ちょっとおもしろい画材です。

使い方としては簡単です。色鉛筆のように塗って、後から水分を加えるだけ。水彩絵の具のように水分の量で色の濃淡がだせます。

混色も重ね塗りで表現できます。

(色を付けた後に水を含んだ筆でなぞるだけ!)

水を使った時以外では手が汚れる可能性はあまりないので、手軽ですし、基本的には薄い缶タイプのケースに入っている場合が多いので、野外に写生に行く人でも絵具を持って歩くより道具が少なく身軽に行けるのではないでしょうか?

とはいえ、一度水分を含ませてしまった後では完全に乾いていない限り、色鉛筆本体の芯の方まで溶けてしまったり紙の表面を傷めてしまったりする可能性があるので、あとから色を濃くすることや混色についてはあまりやらないのではないかと思います。

出したい色の調子と水を含ませるタイミングはよく考えたほうが良いかもしれません。

 

自分に合ったものを選ぼう!ここがポイント!

ここでは、商品選びのポイントをご説明したいと思います。商品を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

発色

まぁ、色出しのことですよね。歴史の長い海外メーカーの製品の方が本格的なアート向けの製品も出していることもあり、より良いものが多いかと思います。

 

使い心地

硬さは硬質・中硬質・軟質とあり、三菱ユニ鉛筆などを発売する三菱鉛筆のホームページによると、鉛筆の基準と照らし合わせた場合

「硬質はBから2B相当、中硬質は5Bから6B相当、軟質は10B以上」

まぁ、水彩色鉛筆に限らず色鉛筆を使っていると同じセットに入っているにもかかわらず、柔らかく感じる色とそうでない色があるのですが、そのあたりは配合される成分の比率に関係があり、顔料の量が多い場合に柔らかくなる傾向にあるそうです。細かいところを塗る場合は硬く、広い面を塗る場合は柔らかい方が向いていると思います。

ちなみに基本六角形の形状のものが多いなか、メーカーによっては子供向けではあるものの、握りやすさを考えて三角形の軸になっているものもあります。

 

コスパで選ぶ

日本にも伝統の絵具(岩絵具など)はあるのですが、どうしても鉛筆というものが海外からの物である故か、日本製は種類が少ないのですが、コスパという点ではこちらに軍配が上がります。

気軽に楽しみたいという場合は、まずは三菱ユニ、呉竹、ぺんてるなどの国産から始めてみるというのもありだと思います。

 

おすすめのメーカー・おすすめ商品8選

サンフォード プリズマウォーターカラー

出典: Amazon.co.jp

サンフォード プリズマウォーターカラー

日本の三菱鉛筆の製品です。海外メーカー製のは関税の分、どうしても割高になるのに対して、国産はその点お得だと思います。最初の入門セットとしては丁度良いのではないかなと思います。

あくまで海外の物に比べてという事だと思いますが、発色が控えめという声もあるようです。

 

カランダッシュ スプラカラーソフト

カランダッシュはスイスのメーカーです。

社名は1924年に妻の親族から会社を引き継いだアーノルド・シュバイツァー氏が尊敬していた、フランスの風刺画家エマニュエル・ポワレの雅号からとったものとのことです。カランダッシュとはロシア語で「鉛筆」という意味だそうです。

私の初めて買った水彩色鉛筆もカランダッシュでした。今は手元にないのですが、「青の芯が柔らかく、ビビッドで美しい発色の色鉛筆だった」ととても印象に残っています。

 

ファーバーカステル

アルブレヒト・デューラー水彩色鉛筆

出典: Amazon.co.jp

アルブレヒト・デューラー水彩色鉛筆

ファーバーカステル 水彩色鉛筆

こちらはドイツのメーカーです。1761年にニュルンベルク近郊の街でカスパー・ファーバー氏が鉛筆の製造を始めたことにはじまるメーカーで、その後の鉛筆の基準ともいえる製品を作った伝説的な会社です。その規格は今でも使われています。(BやHBなどの硬度の基準など)

そして、なんと伯爵家が経営しています!日本で言うと、公家の一族がやっている会社というような感じでしょうか…さすがヨーロッパですね!

万年筆やインクの製造もしていて、そちらの評判も高いのですが、デッサンなど「描く」人たちの間では高級鉛筆の9000番が有名です。

後述のステッドラーと同様、商品展開しているラインが多いので用途に応じて選べるのが嬉しいですね。

ファーバーカステルからは、2つのおすすめ商品をご紹介したいと思います。

 

ダーウェント

ウォーターカラー

ダーウェント インクテンス

イギリスのメーカーで最初は家内工業規模だったものが、長い歴史のうちに新工場がオープンの際にはエリザベス女王参列を賜るほどの規模に成長した企業です。「スノーマン」「アイス・エイジ」の制作にダーウェント製の鉛筆が使われるなど、ならではのエピソードにも事欠かないイギリスの老舗です。

多くの製品の中でも、ウォーターカラー(水彩色鉛筆)に似ているようで他のメーカーにはない商品がインクテンスシリーズです。水を含ませると、カラーインクで描いたかのような鮮やかさを放つという商品です。

他社とは一味違った落ち着いた発色や水を含んだ際の透明度は一見の価値ありだと思います。

 

ステッドラー

カラト アクェレル 水彩色鉛筆

エルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆

こちらもドイツのメーカーです。美術のデッサンから製図まで使われるマルス ルモグラフ鉛筆の品質が素晴らしいことで知られています。

公式サイトには「ヨハン・セバスチャンが1835年に鉛筆製造工場を設立した事が、 ステッドラー社の始まりとなりました。また、設立者のヨハン・セバスチャンの祖先であるフリードリッヒ・ステッドラーは、現存している「鉛筆製造者」としての世界最古の記録としてニュルンベルク市役所の資料にその名が残されています。」とあります。

前述のファーバーカステル同様製品の種類が多いのですが、やや子供向けに重点を置いているのか、芯折れ防止の独自製法を採用したり、人間工学に基づいた三択軸のエルゴソフトの他、近年文房具として大ヒットした消せるボールペンの技術を色鉛筆にした、消せる色鉛筆もあります。

水彩色鉛筆だけでなく、「水彩鉛筆」ともいえる水に溶ける鉛筆もあるので、間違えて一緒に使わないようにしましょう。

 

気になる水彩色鉛筆3選 + α

ここでは「次買うなら…」の商品をご紹介します。

 

サンフォード リズマウォーターカラー

出典: Amazon.co.jp

サンフォード リズマウォーターカラー

やっぱりこちら。

変遷を重ねても、今なお愛される伝説的な色鉛筆なので、一度使ってみたいもの。

 

カランダッシュ スプラカラ―ソフト

続いては引っ越しの際に実家に送ってしまい、その後実家で行方不明になってしまった例の「初めての水彩色鉛筆」です。今ではリニューアルされ、結構気に入っていた黒地の缶ではなくなってしまったようです…悲しい…

「お母さん、わたしの水彩色鉛筆どうしたでしょうね?
ええ、名古屋から九州博多へ引っ越すときに 実家に送ったあの水彩色鉛筆ですよ」

 

ダーウェント インクテンス

つづいてはこちら。水を含ませた時には、カラーインクで塗ったように鮮やかな発色を見せるという色鉛筆とは思えない色鉛筆。

ビビッド」とか、「鮮やか」って言葉に弱いんですよね…

 

番外編

色鉛筆から外れるけれど、気になった水彩○○もご紹介させてください。

 

 ステッドラー マルス ルモグラフ アクェレル 水彩鉛筆

出典: Amazon.co.jp

ステッドラー マルス ルモグラフ アクェレル 水彩鉛筆

鉛筆なのに、水に溶けるんです!これは描画に一味違った効果を出せそうじゃないですか?!

ちょっと面白いなと面白いな、って思いました。

 

ぺんてる Vistage ヴィスタージュ 大人の水彩パステル

出典: Amazon.co.jp

ぺんてる Vistage ヴィスタージュ 大人の水彩パステル

パステルというと、粉末顔料を糊剤などで固めた画材で、ワックスやオイルといった油性材料を使ったものをオイルパステルやクレヨンと言うのですが、こちらは油性のオイルパステルでない方のパステルで描いた後に水彩色鉛筆のように水を含ませると水彩のようなニュアンスが出せるパステルという事なんでしょうね。

水彩絵の具販売で有名なホルベインの化粧品のような丸型固形パステルも水を使って描くということが出来ましたが、手に持てる分こちらの方が手軽かもしれません。

 

個人的オススメのお話

個人的なおススメについてお話したいと思います。

ある程度、書きたい絵が決まっている場合、120色セットを買えば完璧…!とはなるでしょうが、いかんせん高額ですし使わない色も沢山あるでしょう。

そういった時はある程度の色数をセットで揃えて以降は「バラで使いたい色を買う」というのをオススメしたいと思います。

大抵のメーカーさんは1本単位のバラ売りで色鉛筆を販売していますので、ちょっと試してみたいというときや、使っているメーカーとはちょっと違う色合いの別メーカーの色の買い足しなどに都合がよいと思います。ぜひ活用してみてください。

 

水彩色鉛筆で特別感のある仕上がりに!

最近は大人の塗り絵なども流行ってますし、夏のごあいさつハガキなどに使ってもいつもとは違った仕上がりになると思います。

ちょっと変わった画材を…って際には水彩色鉛筆、オススメします!

記事内で紹介されている商品

サンフォード プリズマウォーターカラー

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三菱鉛筆 水彩色鉛筆 ユニウォーターカラ…

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カランダッシュ スプラカラーソフト

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アルブレヒト・デューラー水彩色鉛筆

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ファーバーカステル 水彩色鉛筆

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ウォーターカラー

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ダーウェント インクテンス

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カラト アクェレル 水彩色鉛筆

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エルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆

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サンフォード リズマウォーターカラー

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カランダッシュ スプラカラ―ソフト

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ステッドラー マルス ルモグラフ アクェ…

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ぺんてる Vistage ヴィスタージュ 大人…

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