メモ帳はとっさの時に記入する商品です。ゆえにその時にすぐ使えるかを考えないと、せっかく用意しても無駄になってしまいます。しかしもし、メモ帳はみんな同じと思っているなら要注意。大きさや形はもちろん、ほかにも様々な違いがあるんです。
自分にとって使いやすいタイプのメモ帳はどんなものか、改めて考えてみましょう。今回は手持ちメモとして、常に身につけておけるタイプのメモ帳をメインに、使いやすさなどの観点から特徴をご紹介します。
おすすめの手持ちメモもランキングでご紹介していますので、購入に迷っている方もぜひ参考にしてみてください。
目次
手持ちメモはどんなときに使う?スマホのメモにはない必要さも
メモというと、昨今はスマホのメモアプリで記録することも多いと思いますが、スマホはいつでも使えるとは限りません。例えば充電中。充電時に電源を入れることも可能ではありますが、電池の消耗を考えるとあまりおすすめはできません。また外出中で、そもそも充電ができない状況になることも考えられます。
またスマホを利用しての通話中もアプリは使いづらいです。こちらもメモアプリとの同時起動は可能かもしれませんが、メモしようとするとスマホを耳から離す必要がありますから、肝心の相手からの声が聞き取りにくくなることも。
またメモアプリを終了しようとして、誤って通話を終わらせてしまう…なんて事態も避けたいです。
ゆえに手持ちメモを別に用意しておくと安心です。ほかにも起動に多少時間がかかることや、人によっては手書きの方が早く記入できることもありますね。
手持ちメモに欠かせないもの①台紙
手持ちメモを購入する際は、台紙付きのものをおすすめします。メモする機会は、何もデスクに座っている時ばかりではありません。屋外で受けた電話の内容や、ふと閃いたアイデア、忘れていた用事を思い出した時はその場でメモしておきたいものです。
しかし表紙や裏表紙がメモ帳と同じ薄さの紙では文字が安定せず、後で読み返した時に何を書いたかがわからなくなってしまいます。
よって厚紙やプラスチックなど、下敷きのように安定させられる台紙がついたメモ帳がぴったりというわけ。表紙や裏表紙のいずれかが厚めの素材になっているメモもおすすめです。
手持ちメモに欠かせないもの②サイズ
メモはとっさのタイミングで必要になることもあるため、身につけやすい大きさを選ぶことも大事です。特に適しているのがポケットサイズ。文字通りポケットメモと呼ばれることもあるので、商品名についているかチェックするのも良いですね。
カバンに入れて持ち歩くのも悪くはないですが、ポケットに比べると取り出す際にタイムラグが生じます。すぐ記入できるように、メモ帳はポケットに入る大きさで探しましょう。
手持ちメモに欠かせないもの③耐水性
屋外での利用や、ポケットに入れて持ち歩く際、注意したいのが雨です。あえて雨の中で書くことはないかもしれませんが、メモの途中で急に降ってきたり、記入をしていなくてもポケットでは濡れるかもしれません。せっかく書いたメモが、雨で消えてしまったら嫌ですよね。
そこでおすすめしたいのが、耐水性のあるメモ帳。表紙などカバー部分がプラスチックなど紙以外で、メモ欄も耐水紙で作られていればベストです。
メモ帳自体が水に強ければ、雨天時に関係なくポケット保管と即座の取り出しも行えます。
手持ちメモを選ぶときに注意したいポイントはこれ!
手持ちメモを選ぶ際は、下記のポイントも考慮するとより自分にぴったりの商品が見つかりますよ。
ミシン目付きなら切り取りも簡単
メモは1度きり、用事が済んだら不要になりますよね。不要のページを切り離して捨てればメモ帳が薄く軽くなりますが、ハサミなどを使わず切り取れたら便利です。
最初からミシン目がついているメモ帳なら、手だけで簡単に切り離せます。また切り口も綺麗なので、メモの内容を誰かに渡す場合も不格好になりません。
内緒のメモは開き方をチェック!
もしメモの記入中、内容を誰にも見られたくないなら、メモの開き方に注目しましょう。例えば縦開きなら、正面の相手に対してメモの表紙が目隠しになってくれます。横開きなら左右、開く側にいる人に見えにくいですね。
ただリング式など、360度メモをひっくり返して使う場合は、開き方に関係なく見えてしまうことに注意。台紙が表紙のみなど、目隠しとして広げて使うとメモが安定しません。台紙が別に用意されているメモや、裏表紙も厚紙の商品を探しましょう。
見やすさなら罫線やマス目付きを
メモは急ぎの用事を記入することもあるので、無地のタイプだと斜めに乱れてしまいがちです。ゆえに罫線やマス目など、真っ直ぐに文章を書けるメモだと便利。行間やマスのサイズは書きやすい大きさで構いません。
必ずしも1行や1マスを1文字にしないといけないルールはないため、小さ過ぎた場合は2行の幅で1文字とするなど工夫しましょう。
手持ちメモの人気メーカーをご紹介!
手持ちメモは複数のメーカー・ブランドから発売されています。ほかの商品でもメーカー重視という方は、以下の企業から販売されているメモ帳をチェックです。
独自のデザインが人気のハイモジモジ
1つ目のハイモジモジは、見た目が特徴的なメモ帳「タグド ライフギア」のメーカーとして知られています。縦型のメモ帳なのですが、左右のラインがくびれのような曲線になっているのがポイント。グッドデザイン賞も受賞しています。
見た目だけではなく、中央部分が上下の端より細いことから手で持ちやすいこと、耐水紙を使っており水でメモの内容が消えないなど、機能面も充実したメモ帳です。
切り方も自由なキャンパス
ノートでお馴染みコクヨのキャンパスは、ミニサイズのノートをメモ帳としている人も多いのではないでしょうか。手持ちメモとしてはノートのほか、リング型もあり、360度ひっくり返して使いたい人にもおすすめです。
機能面では、メモ帳全体にミシン目が入ったチビットシリーズも人気。メモは切り離せると便利としましたが、チビットは綴じ込み部分から切り離すことはもちろん、好きな形に切り取ることができるメモ帳です。
罫線のように縦横無尽なミシン目なので、半分しか使わなかった時に半分カットしたり、端だけ切ってインデックス替わりにすることもできます。
カラーペンが映えるパイロット
こちらも文具メーカーとしてお馴染み、パイロットです。パイロットの製品では、表紙はもちろん、中の紙まで真っ黒なブラックシリーズが特徴的。
黒インクやシャーペンでは見にくいですが、パステル系のカラーや修正ペンなど、白っぽいインクが活躍します。該当カラーのペンの使い道に困っている方や、むしろ好んで使っており、白地のメモ帳に不満という方は要チェックです。
一緒に使うと便利!おすすめのペンをご紹介!
手持ちメモと併せて使うなら、三菱鉛筆のジェットストリーム 4&1 0.5 MSXE510005がおすすめです。
出典: Amazon.co.jp
4色ボールペンとシャーペンがセットになった5in1の多機能ペンで、ボールペンのカラーは黒・青・赤・緑。大事な用事なら各ボールペンで、パパッと書きたい時はシャーペンと使い分けることができます。
また色付きのペンは、後からラインや丸で囲むなど強調に使うのもあり。メモを記す時はまず書く事に集中し、後で読み返しながら大事なところをチェックすると忘れにくいです。ちなみに本体もピンク系や赤、ネイビーなど6色から選べます。
私が愛用している手持ちメモはコレ!
ランキング前に、私が特に気に入っているメモ帳をご紹介します。KIZARAの経木のメモ帳です。
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最大の特徴は、メモ部分が紙ではなく薄く削った木であること。年輪など木の模様がそのまま残っており、デザイン重視の方にもおすすめ。木は紙の原料ということもあって、多くの筆記具で書きにくいこともありません。例外は水性のペンなどで、乾く前に触ってしまうと滲んでしまう可能性に注意しましょう。
また紙と違ってカットがしやすく、ミシン目がなくても1枚の切り取りがしやすいです。ほかの人に伝言などを残す際にも、木の模様が目を引くのでおすすめです。
手持ちメモおすすめランキングTOP8
では改めて、手持ちメモをランキング形式で見ていきましょう。
第8位 プラス カ.クリエ A4×1/3
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ビジネス×女子向けカラー
まずは8位から。プラスのカ.クリエは、横幅がA4の3分の1と細長い形状が特徴です。高さは20cmほどありますから、ポケットにしまう場合は上がはみ出る点に注意ですね。
どちらかというとカバンに収納しやすいサイズなので8位としました。
中身は方眼罫で、真っ直ぐに書きやすいのが魅力。またカラーバリエーションも豊富で、マット系の赤・青・黒、グロッシィ系でアイボリー、パープル、ピンクの、合計6色が用意されています。
仕事用メモとして持っておきたい女性におすすめです。
第7位 ジーサ メモ帳 NO.12
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シンプルだけど安定して書ける方眼罫
続いてはジーサのメモ帳 NO.12。こちらも方眼罫ですが、幅が8.5cm、高さが12cmほどとポケットにしまいやすいサイズです。また方眼は7mmとやや大きめで、細かい文字が苦手な方にも書きやすいです。
台紙はありませんが、本体が厚めの上質紙を使っているため、安定させやすいのも魅力。ただ残り枚数が少なくなってくると、その分厚みも減るので気をつけたいところ。
表紙は黒のほか、オレンジ、グリーン、パープルの蛍光色が揃っています。
第6位 ロディア No.11 方眼罫
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切り取りをスムーズに行いたい方に
6位のロディアは、本体にミシン目が刻まれている取り外しに便利なタイプ。伝言に使ったり、不要になったメモは捨てて軽くしたい時に便利です。およそ7×10cmのA7サイズや、さらに小さい5×7.5cmサイズなど、持ち歩きやすい大きさが選べるのも魅力です。
またカバーのみですが、防水機能がついています。曇天時のメモには不向きですが、閉じた状態であればポケットに入れていても雨を防ぎやすいです。
カラーは白と黒以外はオレンジのみなので、シンプルな見た目を好む方におすすめです。
第5位 マルマン メモ ニーモシネ
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手にフィットしやすい6cm幅
マルマンのメモニーシモネは、縦がA7サイズですが、横は細めの6cm。両端を手で掴みやすい形をしています。またそのサイズゆえにポケットにも入りやすいのが魅力。
スーツやワイシャツなどの胸ポケットにも入ります。
カラーは黒のみですが、中身は方眼・横罫・無地から選択可能。リングタイプでページを破りやすくはありますが、別途ミシン目がついているので、破くよりも綺麗にカットできます。
第4位 オキナ ProjectPaper ランクA耐水メモ
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水仕事にも安心の耐水紙採用!
4位に選んだのは耐水紙を使用した手持ちメモです。ランクAという評価は水に濡れた状態でシャーペンで書けたり、水中ですら使えるほど。水仕事やアウトドア中の記入も容易に行えます。
ただ全てのペンでOKとは限らず、相性もあるようなので、可能ならきちんと乾かして使いましょう。
表紙はオレンジのほか、迷彩カラーで2つ揃っているのも野外向けを感じさせます。中身は方眼罫なので、外でも整った文字を書きたいならぜひ。
第3位 アピカ レインガードメモ
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耐水性とコスパを優先したい方に
ここからはベスト3。まずは4位同様、耐水紙を使用したメモ帳です。表紙のカラーは黒と青、黄色の3色。中身は横罫になっています。4位に比べて1冊あたりのコスパが良いため、3位としました。
そのためかミシン目無し、方眼罫などほかの罫線タイプや無地はなしなど、機能は限られています。耐水性はさほどこだわらないという方は、ほかのメモの方が使いやすいかもしれません。また余談ですが、メモの右上に貼られている「水を弾く紙使用」のシールがはがしにくいという話も。見た目重視の方は剥がし残しに注意です。
第2位 コクヨ ソフトリングメモ 方眼罫 メ-SV477S5-D
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ビジネスで活躍できる大容量メモ
2位には、コクヨの方眼罫メモをチョイス。1冊あたり70枚とたっぷり使えるのが魅力です。ほかのメモ帳より倍近い容量なのに、値段がさほど変わらないのも魅力。
また幅も8cmほどで、ポケットに入るサイズです。表紙は黒のみですが、その分ビジネスシーンでも悪目立ちすることなく使えます。中身の方眼罫は5mmサイズで、細かい文字や絵図を記入するにもおすすめ。
またミシン目付きで、不要になった時の処分や伝言用にも便利です。
第1位 コクヨ ソフトリングメモ ドット入りB罫 メ-SV378BT
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ドットで書きやすさをサポート!
1位に選んだのは、2位同様コクヨのソフトリングメモです。こちらは横書きのB罫タイプで、2位より1行の幅が広く取られています。一方で1マスに相当する位置にドットが打たれており、方眼罫のように書く事も可能。
方眼と違って縦の線はないため、線が煩わしく感じる人も使いやすいです。
サイズやミシン目機能などは2位と同じですが、こちらのメモはカラーが豊富なのも特徴。黒や白のようなシンプルカラーはありませんが、オレンジやピンクなど5色から選べます。
1冊80枚で2位よりも安価とコスパもよく、複数のメモを状況に応じて使い分けるのにもぴったりです。
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突然の用事も手持ちメモに記録すれば忘れず安心!
スマホが使えない状況でも、手持ちメモを1つポケットに忍ばせておけばささっと記録することができます。普段はメモアプリを活用している人も、いざという時に備えて手持ちメモを用意しておくと安心。
スマホを使うときに改めてメモしようと記憶だけに頼っている時ほど、うっかり忘れてしまうものです。
自分に合う手持ちメモを活用して、仕事でもプライベートでも、大事な用事をきちんとこなしましょう。