格安SIMのメリットとして、大手通信会社より月額プランが割安な点があります。
この割安なプランに合わせて、複数のSIMを契約するシェアプランがあります。IIJmioのファミリーシェアをご紹介します。
複数の回線を契約している場合の節約方法
家族などで、携帯回線を複数契約している場合、月額の契約プランだけで、結構な金額になってしまいます。
例えば、大手通信会社の標準的なスマートフォンのプランで、一か月当たり一人8,000円かかる場合、家族3人で利用すれば、2万円を超えてしまいます。
大手通信会社でも、月の通信量を家族で分けるプランを用意していますが、それほどの割安感がありません。
このような複数な回線を利用する場合にお勧めなのが、格安SIMのシェアプランです。
元々、割安な格安SIMで、さらに複数SIMのシェアプランで割安に利用をすることができます。
IIJmioのファミリーシェアプラン
格安SIMの中で、シェアプランを提供しているIIJmioの場合を紹介します。IIJmioでは、ファミリーシェアプランを用意しています。
ファミリーシェアプランは、複数のSIMカードで、月額高速通信量10GBを分け合うプランで、最大10枚までのSIMカードが利用できます。
月額料金は、データ通信専用SIM(月額2,560円)、SMS機能付きSIM(月額2,560円+140円/1枚)、音声通話機能付きSIM(2,560円+700円/1枚)となります。
IIJmioのファミリーシェアプランは、3枚までのSIMカードの利用料金は無料で月額料金に含まれています。
4枚目以降は一枚400円で、最大10枚までのSIMカードの利用ができます。
3枚の通話SIMを契約した例
IIJmioのサブブランドであるBIC SIMにて、IIJmioファミリーシェアプランを契約してみました。
契約内容としては、3回線の音声SIMです。
料金としては、ファミリーシェア月額料金2,560円と、音声通話機能700円を3枚分で2,100円と合わせて、4,160円となります。
3回線の音声SIMにて、一回線当たり平均3.3GBのデータ量が利用でき、かつ、通話機能付きで、月額4,160円だけになります。
大手通信会社と比較して、非常に割安です。
また、IIJmioのファミリーシェアの特徴として、スマホアプリにて、高速通信のオンオフができます。
オフでは200kbpsにて通信となりますが、月の高速通信量の10GBを消費しません。
煩雑に使う回線のみ、高速通信にして、他のSIMは、低速の200kbpsにて利用することで、1回線で10GBを利用する、という方法もあります。
IIJmioの200kbps通信は、初速ブーストがあるため、200kbpsでも簡単なWEBを見る程度であれば、実用的です。
ファミリーシェアプランへMNP
このIIJmioのファミリーシェアを選択したきっかけとしては、大手通信会社の契約料金を安くしたい、ということではなく、格安SIMをまとめて安くしたい、というのが理由でした。
契約していたSIMとしては、NifMoの音声SIM(月額1,600円)と楽天モバイルの音声SIM(月額1,600円)の2枚を契約しており、合計3,200円となっていました。
さらに一回線を増やすことになり、格安SIMを一枚増やすより、3回線をまとめて契約できるIIJmioがお得なので、格安SIMから格安SIMへ、2回線分のMNPを行い、さらに新規で一回線を契約して、合計3回線の契約となりました。
IIJmioへのMNPへの注意点としては、複数SIMの同時MNPはできますが、全ての回線が同一名義である必要があります。
また、格安SIMから格安SIMへのMNPの場合、MNPに対応していないサービスもあります。
今回の例では、NifMoからIIJmioへのMNP、楽天モバイルからIIJmioへのMNPは、同時にスムーズに行うことができました。
まとめ
ファミリーシェアプランによる3回線の運用は、費用負担が楽になるだけでなく、月の高速通信量をまとめて管理できるため、便利になりました。
また、最大10枚までのSIMカードでシェアできるため、気軽に回線を増やすことができます。
複数の回線を利用する場合は、このようなシェアプランを利用することをおすすめします。
公式サイト:IIJmio