ペンケースや筆箱は、机の上でどのように置いていますか?細長い商品が多いものの、ほとんどの方は横向きに倒して使っているのではないでしょうか。通常のペンケースであればその置き方が正しいのですが、時に場所を取るのが厄介。筆記具以外の文房具を入れているなど、大きいサイズのペンケースであればなおのこと邪魔に感じます。
立つペンケースは、細長いペンケースの短辺を上下にし、いわばペン立てのように使える商品です。省スペースさは圧倒的で、ペン立て同様自立もしますから気にせず執筆・記入に集中できます。
今回はそんな立つペンケースのおすすめ商品をランキングで、また立つペンケースの特徴を踏まえ、自分に合う商品を探すためのポイントなどをご紹介します。
立つペンケースの選び方
まずは立つペンケースの特徴を、自分にぴったりの商品を探すための選び方と共に見てみましょう。
開閉方法をチェック
上部を下に引っ張るスライドタイプ
立つペンケースは、大きく分けて3つの開閉方法が存在します。まずはスライドタイプ。ペンケースの上部を下げた際、普通であれば生地がくしゃっと潰れてしまいますが、スライドタイプは折り畳まれて安定します。立てた時はペンケースを閉じている状態に比べて半分ほどの高さになり、短いペンでも出し入れしやすいのが魅力です。
上部を折り返すタイプ
ケースサイズが半分になる点では、折り返しタイプも同じ。こちらは上部を真っすぐ下げるのではなく、開いてひっくり返すのが特徴です。スライドタイプに比べると、好みの位置で折り返すこともできるため、厳密にはより高さを保つことも可能です。
底を押して中身をだすプッシュタイプ
3つ目はプッシュタイプ。閉じた状態では唯一安定しないタイプで、底に出っ張りがついています。この出っ張りを押すことで底が平らになり安定、また中身がはみ出た状態になるため取り出しが可能となります。
プッシュタイプはその構造上弾力性が必要なためか、布地ではなくシリコンなどゴム素材のペンケースに多いです。布に比べると耐水性があるのも魅力で、屋外に持って行く際に役立ちます。
安定性をチェック!マチが広いとしっかりと立つ
ゴムやプラスチックなど、もともと安定する素材なら問題ないでしょうが、ペンケースの場合は布製の柔らかい素材も多いもの。ゆえに立つペンケースであっても、立ちにくい商品もあります。対策としては、全体を支えるマチ部分が大きいペンケースを選ぶのがおすすめ。底が広ければ安定さも高まり、布製でもきちんと立ってくれます。
収納力を確認!ポケット付きはパッと見で中身がわかる。
ポーチタイプのペンケースなどは、収納か所が1つではなくポケットや仕切りが複数備わっていますね。立つペンケースでも収納場所の多さは選ぶことができますから、ペンが多い方やホチキスにノリといったほかの文具もしまいたいならチェック。特にポケットは、クリアタイプやメッシュを選ぶと中身の判別がしやすいです。
容量を確認!定規やハサミを入れるなら長めを選ぼう
ペン以外の文具を入れるなら、立つペンケース全体のサイズ・容量も確認を。開いている状態なら問題なくても、閉じた時に中身が入りきらない可能性が出てきます。定規など、予め入れる中身で最大サイズのものを確認し、立つペンケースはそれ以上の大きさの商品を選びましょう。ハサミなど幅のある文具は、ペンケースの幅も忘れずに。
立つペンケースおすすめランキングTOP10
ここからは、おすすめの立つペンケースをランキングでご紹介していきます。
第10位 iSuperb ペンケース
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返し | サイズ | H175×W75×D38mm |
内ポケット | 1個 | 素材 | キャンバス |
模様がおしゃれな立つペンケース
まず10位は、iSuperbの立つペンケースをチョイス。学生のお祝い用としてもおすすめされているだけあり、見た目が花柄など可愛いデザインの多いペンケースです。一方でポケット付きで小物の区分けができたり、スマホスタンドとしても使えるなど機能面も充実。
しいて言えば、サイズが奥行き4cmほどとあまり厚みがないので、大きな文具を収納するのは難しいでしょう。キャンバス素材は耐久性があるので、最大6年使い続ける学生さんには向いています。
第9位 コクヨ ネオクリッツ ハイル
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H200×W110×D60mm |
内ポケット | 2個 | 素材 | ポリエステル・PP |
2階建てで出し入れを容易に
9位はコクヨのネオクリッツシリーズから、10と同じ学生向けのハイル。最大の特徴はポケットが2か所あり、1か所は本体内部を仕切る形で、もう1つはなんと下部を丸まる分けて作られており、実質2段重ねのペンケースです。
ポケットは分けられるとはいえ、いざ出し入れするとなると大きく開かなかったり不便なこともありますよね。でもハイルならその心配もなくスムーズな出し入れが可能です。ただ下段を完全に分けたことで、上段に入れるペンは長さに制限ができている点に注意。高さは20cmですが、18cm程度のペンまで入るぐらいに考えましょう。
第8位 ファニーズ パットネオ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H180×W90×D90mm |
内ポケット | 2個 | 素材 | ポリエステル |
広いマチと安定感が魅力
容量にこだわる方におすすめなのが、ファニーズのパットネオです。9cm四方の広い底面は、40本近いペンを入れておけるほど。開閉は厳密には折り返すのではなくその手間、開いた状態で固定されるので、ほかの立つペンケースに比べるとスペースは必要ですが、そのデメリットを補えるだけの容量の良さと言えます。
また上部にポケットが2か所あるため、消しゴムやクリップなど、いくつかの小物を分けておくことも可能。ポケットの中でごちゃごちゃしないのも魅力です。
第7位 エムプラン ペンケース デスクトップ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 開くのみ | サイズ | H187×W112×D75mm |
内ポケット | 2個 | 素材 | ナイロン・ポリエステル |
移動時は畳めるマチ
7位はエムプランのデスクトップペンケース。上部をずらしたり返したりといった行程がないため、やや中身の出し入れしにくさはありますが、ポケット2か所に加えてペンホルダーになるゴムバンドがついているのが特徴です。
ポケットもゴムバンドも1つは外側に、もう1つは内部に存在。例えば今必要なペンは予めすべて出しておき、外側のゴムバンドにひっかけておけば、中身の出し入れしにくさをカバーできます。
またマチ部分は最大7cmほどまで広げられる一方、使わない時は折り畳んでケースの厚みを減らすことも可能。ペンケースを入れるカバンなどの省スペースにも繋がります。
第6位 ニッケン文具 ペンケース タテヨコ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプなど | サイズ | H190×W100×D50mm |
内ポケット | 3個 | 素材 | ポリエステル・ナイロン |
ゆとりある場所では横置きに
ニッケン文具の立つペンケースは、一般のペンケースのように横置きも可能な2wayタイプです。スペースがない時のみ立たせて、余裕がある場所では横置きと使い分けられるのは便利。立たせることにこだわらず、状況に応じて切り替えたい方におすすめです。
また収納箇所の多さも魅力で、立たせたときに折り返す蓋に1つ、反対側に1つ合計2か所のメッシュポケットと、ゴムバンドで上部を固定できるミニポケットが1か所存在。反対側のメッシュポケットとゴムバンドのスペースは、それぞれ仕切られて2つになっているため、実質5つのポケットがあります。小物の割合が多い方にうってつけです。
第5位 コクヨ ネオクリッツ マルクル
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H195×W90×D50mm |
内ポケット | 1個 | 素材 | ポリエステル・PP |
華やかなデザインのネオクリッツ
5位は再びコクヨのネオクリッツシリーズ。マルクルはピンクやライトブルーなど明るいカラーが多く、また内側にパターン柄が入っているなどデザインの凝ったタイプです。ほかのネオクリッツシリーズや立つペン立てに比べ、上部が丸くなっているのも可愛らしさを感じさせます。
ただペン立てとして開いている時はよいものの、閉じた時に水滴のような形になるため、開閉の前後で容量が変わる点に注意。開いた状態でマチが広がるのは、あくまで取りだしやすさを重視したもので、ギリギリまでペンを入れられるものではないため、容量を求める方には向かないかもしれません。
第4位 MOMO ペンケース
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H260×W73×D58 |
内ポケット | 1個 | 素材 | PVC・ナイロン |
上部が透明で中身が見やすい
耐水性素材で作られたMOMOの立つペンケースは、メイク道具入れとしても使いやすい商品です。上部が透明のため、閉じた状態であっても中身の確認が行えます。また閉じた時の高さはなんと26cm。より細長いペンやメイクブラシなどもきちんと収納できますから、当てはまる道具を持っている方にはおすすめです。
内部はポケットこそ1か所仕切りがある程度ですが、9つのペンホルダーを装備。個々に固定できるので、ケースの中でどこにあるのか分からなくなる心配もありません。使用頻度の高いペンや、ほかのペンに比べて小さく出しづらいペンを固定するとスムーズです。
第3位 ソニック スマスタ カーム
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H185×W70×D60 |
内ポケット | 1個 | 素材 | ポリエステル・マグネット |
磁石で重いスマホも安定
3位はソニックのスマスタ。カームは通常のスマスタからワングレードアップしたタイプで、より使いやすくなっています。上部を折り返したとき、天井部分が2つめの底面になるタイプで、マグネットによって下半分とくっつき安定させるのが特徴。一時的に収納場所が2か所に増えるペンケースです。
その時使うペンは前の収納場所に移動させるとより出し入れが便利に。またスマホスタンドとして役立つのも前面の収納場所です。ミニポケットもついているので、消しゴムのほか、SDカードなどの収納としても役立ちます。
第2位 コクヨ ネオクリッツフラット ビズ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H175×W90×D20 |
内ポケット | 2個 | 素材 | ポリエステル・PP |
職場でも使いやすい落ち着いたカラーバリエーション
2位もネオクリッツ。フラットビズはフラットの中でもより仕事用に特化したタイプで、カラーバリエーションも黒や灰色など落ち着いた色合いが中心です。フラットに比べると一回り小さく、厚みも少ないため収納数は劣るものの、閉じた時のスリムさはメリット。カバンはもちろん、ポケットにも入ってしまいそうな薄さです。
それでいてポケットは2か所と収納は充実。消しゴムなどの小物のほか、名刺や付箋など紙片のようなアイテムもしまいやすく、仕事に必要な道具をまとめるにも適しています。
第1位 コクヨ ペンケースネオクリッツフラット
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H195×W105×D20 |
内ポケット | 3個 | 素材 | ポリエステル・PP |
持ち運びを重視したスリムタイプ
1位は、2位でも触れたネオクリッツのフラットタイプです。2位のビズに比べて大きく、またポケットも3つと増えており、ペンの収納しやすさはもちろん小物の区分けにも便利。
また閉じた状態の厚みが2cmほどしかないため、ノートなどと一緒に持ってもかさばった感じがない点も魅力です。ネオクリッツのほかシリーズに比べておよそ6割ほどしか厚みはないので、カバンの中でも主張せず、余裕が生まれます。あくまで閉じた時の厚みであり、立てて使う際は三角形に開けるため、ペンの出し入れもしやすいです。
【大容量!!】立つペンケースおすすめランキングTOP3
長いペンや大きい文具などもしまいたい方は、こちらの大容量タイプから選ぶのもおすすめです。
第3位 ソニック ペンケース スマ・スタ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H202×W100×D56mm |
内ポケット | なし | 素材 | ポリエステル・マグネット |
スマホスタンドとしても便利!
まずは第3位。ソニックのスマ・スタです。名前から察せられる通り、スマホスタンドとしても使える自律性の高さが魅力。折り返しの中でも手前側のみを開くタイプで、折り返した部分がスマホスタンドとなります。
本体を折り返し部分とはマグネットでくっついているのも安定さの理由。サイズも高さが20cmを超えるので、大きい文具もしまいやすいです。マルチケースとして、スマホに関わるIT小物やコスメポーチとしての活躍も期待大です。
第2位 コクヨ ネオクリッツ ラージサイズ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | 折り返しタイプ | サイズ | H205×W90×D55mm |
内ポケット | 1個 | 素材 | ポリエステル・PP |
小物の管理もポケットで安心
2位はコクヨのネオクリッツ。通常タイプよりも大きいラージサイズで、最大20本のペンを収納することができます。下半分の位置にはポケットもあり、消しゴムなど小さなアイテムの保管に便利。長いペンや大きい文具を入れていても見失いません。
マチ部分は5cm四方の四角形で、広く安定しやすいのもポイントです。さらにファスナーは上下どちらからも可能な両面開きタイプ、上部には持ち運び用の取っ手もついているなど、利便性も高いペンケースと言えます。
第1位 サンスター文具 デルデ
出典: Amazon.co.jp
開閉方法 | スライドタイプ | サイズ | H180×W130×D58 |
内ポケット | 1個 | 素材 | 綿・ポリエステル |
最大35本まで収納可!
大容量タイプ1位は、サンスターのデルテ。スライド式のペンポーチで、最大35本のペンを収納できる、記事中でも最大レベルの容量を誇ります。また内部にはポケットもついており、2位同様消しゴムなどの収納にうってつけ。
デザインも豊富で、20種類近くのカラーから選択可能。上下を分けた2色デザインは共通で、一部上下どちらかがボーダーのタイプもあります。素材には綿も含まれているためか、感触の良さも魅力です。
立つペンケースで筆記具の出し入れを容易に
ペン立てのように、ある意味中身を出しっぱなしにできる立つペンケースは、省スペースと筆記具の使用しやすさを高めてくれます。いちいちペンを探したり、場所を確保するためにほかのアイテムをしまう手間が省けるので、仕事や勉強にも便利。
立つペンケースで、今まで以上に作業効率をアップさせましょう。