ガムテープやセロテープ、両面テープなどみなさんがいつも使っていて馴染みのあるテープ類。最近ではマスキングテープも人気でさまざまな場面で活躍してますよね。今回おすすめさせていただくのは熱に強いという特徴を持った耐熱テープです。なかには1000℃以上の熱でも耐えられるようなテープかあるんです。
日頃使用する機会がほぼないような方も多いかもしれません。筆者は北国生まれの北国育ちなのでストーブから伸びる煙突のつなぎ目に巻かれている光景はおなじみだったりしますが車やバイクのマフラー修理なんかにも使える耐熱テープのご紹介です。
テープの素材は非常に重要
1000℃近い高温には「シリカ」
1000℃もの高温にも耐えられるシリカ素材。そんな高温になっても柔軟があって弾力性を失わず維持できるというメリットがあるので溶接作業が必要な現場や自動車のマフラーにも使われる機会が多いです。また電気電気絶縁性にもすぐれているので電気の工事現場などでもよく使われています。
「アルミナ」は1200℃以上の高温にも耐えれる
シリカ素材よりも更に高温に耐えられるのがシリカを主成分としたアルミナ素材です。アルミナの場合、耐熱テープといっても粘着性がありませんので同じ位耐熱性の高いワイヤーなどでしっかり固定しなければなりません。こちらも電気絶縁性に優れ電気工事にも使われますし、超高温にも耐えられる事から製鉄所やボイラーなどにも使用されています。
300℃前後には「アルミ」
筆者が1番身近に感じられる耐熱テープは煙突のつなぎ目を固定するアルミ素材のテープです。子供の頃はアルミホイルを巻いてるのだと思ってましたと言ったら見た目のイメージはしやすいのではないでしょうか。
アルミ素材は300℃程の高温だけでなく−50℃位までの超低温まで幅広く対応できる耐寒性もかねそなえてます。破れにくいのにハサミで簡単に切れるのでご家庭でも手軽に使える耐熱テープです!
電子機器には「ポリイミド・ガラスクロス」がおすすめ
電子機器の保護や絶縁用におすすめなのがポリイミドやガラスクロス素材です。電子部品の部分的な保護やマスキングとしても用いられ180℃〜280℃前後で使えるうえに電気を通さないので発電による高熱にも耐えられます。そのため工業用製品に使用される事が多いです。また薬品にも強いタイプもあるので薬品を使う工場でも活躍しています。
120℃前後まで耐えられる「ポリエステル」
今までご紹介したテープに比べると少し耐熱温度が低くたよりない感じもしますが120℃前後まで対応してるということはセロテープやガムテープと比べると明らかに高温にも耐えられるのは一目瞭然ですよね!
透明なので目立ちにくくセロテープに近い感じで薄く使用しやすいのが利点です。高温になるわけではないけど少し熱を持つ場所なので気になるようなところなどなにかと気軽に使いやすいのがポリエステルテープです。
耐熱テープの選び方のポイント
用途に合わせてテープのタイプを選ぼう
マスキングテープ
作業後に貼っていた部分をはがすことを前提に使うなら耐熱マスキングテープを使いましょう。耐熱マスキングテープは一般的なマスキングテープと違いおよそ120~260℃の高温下でも使用することができます。マスキングテープの中でも実はシリコーン系、アクリル系、ゴム系と粘着剤によって種類分けする事ができます。
ちなみに1番熱に強いものがシリコーン系で3種類の中では低温向け(と言っても100℃以下くらい)なのがゴム系となります。使用する際に注意してほしいのは「連続耐熱時間○分」など連続して加熱使用した際に耐えられる時間をきちんと確認して守りましょう。
両面テープ
高温になる場所になにかを貼り付けたい時は耐熱両面テープという便利なものがあります。耐熱テープ自体なかなか日常で使う機会が思いつかないかたも多いかもしれません。ですが車のダッシュボードになにか貼り付けたい時、直射日光のあたるベランダや窓際におしゃれなアイテムを貼り付けたい時などにもおすすめ。
普通の両面テープでは熱でテープの糊が剥がれやすくなるシーンに耐熱両面テープの出番となるんです!両面テープは粘着力・厚み・幅と使いたい場所に合わせて選ぶ事ができるので粘着力と耐熱性のバランスを考えながら選ぶといいでしょう。
万が一のために難燃性の高いものを
耐熱テープを選んで使うということは高温になる場所に使う明確な目的があると思います。高温になるという事は発火する危険が必ずしもないとは言いきれませんよね。耐熱テープとは高温の熱には強いですが火がついた時にも強いというわけではありません。
車やバイクのマフラーや電器の絶縁などに使う時には、もし火が出てしまった時の事も考慮して溶けにくく燃え広がりにくい難燃性が高いテープを選ぶと良いでしょう。アメリカの基準である「UL規格」を目安にしながら燃焼試験もクリアしている「UL51」が記載されたものがおすすめです。
絶対に使いたい!耐熱テープのおすすめランキングTOP10
こちらでは、おすすめの耐熱テープを紹介していきたいと思います。
第10位 OTOKU 両面テープ 魔法テープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | 防水pvc |
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耐熱温度 | − |
お部屋の色々な場所で大活躍
粘着性は抜群なのに剥がしても糊のあとが残らないのでお部屋の中で気軽に使う事ができます。しかも剥がしたあとに水で埃などを洗い流してから干せばまた何度でも無限に使えちゃう超エコなテープなんです。カーペットの下に貼ってズレ防止。家具の下に貼って地震対策。花瓶などのインテリアの下に貼れば倒れにくくなり安心して飾っておけ耐熱性ではあるものの耐熱温度が記載されてないので10位と順位は下のほうですがしましたが実用性でいえば筆者の中ではなかなかの高評価の両面テープです!
第9位 Shinymod 両面テープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | − |
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耐熱温度 | 短期150℃、長期100℃ |
サイズ展開豊富な両面テープ
長さが30mと50mから選ぶ事ができます。十分すぎる長さなうえに50m物に関しては幅が3mm・5mm・10mm・15mmのサイズから選ぶ事ができる使う人の事を考えてくれてる優しいサイズ展開になってます。平らな面はもちろんの事ザラザラしたような通常粘着力が弱まるような箇所でもしっかりついてくれる凸凹面用にもなってます。
例えば木材や発泡スチロールにも貼り付ける事ができちゃうのでお子様の自由研究や工作、DIYなどにもピッタリです。耐熱性のみならず耐候性・耐水性も持ち合わせてるのでガーデニングなどお庭の細かなアレンジにもおすすめです!
第8位 AsOneアズワン アルミナテープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | 酸化アルミナ |
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耐熱温度 | 1200℃ |
最高使用温度1200℃の超耐熱テープ
一般のご家庭で使うとなるとあまり必要性はないかもしれませんが1200℃という超高温にも耐えてくれるのがアズワンのアルミナテープなんです。加熱後も変形することなくさらには高い強度と柔軟性を失うことなく仕事をし続けてくれる心強い耐熱テープです。また加工性、耐食性、電気絶縁性、弾性、低吸湿性と様々な面でも優れているのでハードで過酷な状況にはぜひ連れて行ってあげてほしいテープなんです。
テープといっても粘着剤はついてません。引張強度にも優れているので高温な環境下での荷物をまとめて固定するなんて使い方も可能です。ここまでの高温に耐えられるテープは少ないので覚えておくといざという時使えるかもしれません。
第7位 TRUSCOトラスト中山 プレミアムビニールテープ
出典: 楽天市場
素材 | ポリ塩化ビニール樹脂 |
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耐熱温度 | 105℃ |
7色から選べるので使い道も豊富
珍しい耐熱性を持ち合わせたビニールテープです。ビニールテープらしくカラー展開も豊富で赤・青・緑・黒・白・黄色・グレーと全色揃えたくなってしまうような7色が販売されています。手でも切断できちゃう使い勝手の良さなのにゴム系の粘着剤を使ってるので粘着力は強力。−18℃から105℃までの耐熱・耐寒性もあるうえ高い電気絶縁性で600vまでの電圧部分の保護・結合・補修もできちゃいます。万が一火が出ても燃えにくく溶けにくいい難燃性も備えられています。さらに有害物質である重金属の鉛を使用してない鉛フリーの安心なビニールテープです。
第6位 Nitomsニトムズ 耐熱アルミテープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | アルミ |
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耐熱温度 | 316℃ |
キッチン周りでも使いやすい
キッチン周りで補修や補強に使いたいなら−60℃の極低温から316℃の高温と幅広い温度に対応してくれるニトムズの耐熱アルミテープがおすすめ!火を使うガスレンジ周りは高温にも耐えられるテープじゃないと不安で気軽に使うわけにはいきませんよね。反して同じ動線には水を使ったり冷凍した食品を取り出して置いておく事も。熱くても冷たくてもしっかり対応してくれるアルミテープなのにキッチン周りでもう1つきになる耐水性まで備えられているんです。真冬の凍えるような寒さの中、外に飛び出た熱くなる煙突にも問題なく使える耐熱アルミテープです!
第5位 Horykuホーリク 絶縁耐熱テープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | ポリイミドポリマーフィルム |
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耐熱温度 | 短期耐温300℃・長期耐温250℃ |
6種類の幅違いのテープがセットで使いやすい
ホーリクの絶縁耐熱テープは長さ10mに対して幅が0.4cm/0.6cm/0.8cm/1cm/1.2cm/2cmと0.2cm違いの絶妙な幅の違う6種類のテープがセットになっています。サイズが違うテープがセットになってることで様々な細かい箇所に対応できるのがうれしい特徴です。透明性の高さも作業する際に使いやすいポイントとなることでしょう。優れた耐久性と粘着性だけでなく250℃〜300℃まで耐えられる耐熱効果があるのでモーターへの使用もできます。また耐熱絶縁テープなので基盤の修理時に使うヒートガンやはんだ付けなどにも負けることなくしっかり仕事をしてくれるテープです。
第4位 LEOBRO 塗装用マスキングテープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | 和紙 |
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耐熱温度 | 120℃ |
鮮やかな色で剥がし忘れなし!
養女テープとして使うならこれくらい鮮やかで目立つ色のほうが剥がし忘れる事もなく塗装する際も境目がしっかりわかりますよね。LEOBROのマスキングテープなら120℃まで耐えられるので自動車やバイクなどの車両塗装にも安心して使う事ができます。一般的なマスキングテープよりほんの少しだけ厚みがあるので塗装時に塗料がテープに染み込みにくいのも魅力の1つ。柔らかな和紙の素材なのでカーブの多い複雑な形のものでもしっかり貼り付けることができ塗装にたえられるよう引張強度・粘着力は高いのにマスキングテープとしての剥がしやすさも抜群の様々なシーンで大活躍間違いなしの耐熱マスキングテープです!
第3位 Tuloka アルミガラスクロステープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | アルミ箔+ガラスクロス |
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耐熱温度 | 200℃ |
破れにくく200℃まで耐えられる強さを感じるテープ
ガラスクロスの素材にアルミを蒸着させたというプロ用の強粘着テープです。ガラス繊維が添加それてるので破れにくい耐引裂性のテープでもあります。使用時に手で簡単にカットというわけにはいきませんが普通にハサミを使えば簡単に長さカットはできますのでそこはご安心下さい。強粘着タイプで破れにくいということは補修や固定をした後も持続力があるということになります。何度も何度も同じ箇所をなおすのって簡単な作業でもイヤになっちゃいますからテープ選びは実は重要なポイントです。またTulokaのアルミガラスクロステープは200℃まで耐えられ耐酸・耐アルカリ性があるので本当に様々な場所で使えるおすすめテープです!
第2位 3Mジャパン Scotch 超強力両面テープ
出典: Amazon.co.jp
素材 | アクリルハイソフトフォーム |
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耐熱温度 | 80℃ |
多用途に使える両面テープ
たくさん魅力的な特徴を持っているスリーエムジャパンのScotch超強力両面テープ。まずは耐寒温度−20℃、耐熱温度180℃と使用温度の範囲の広さ。アルミ・ステンレスなどの金属や塩化ビニール、ガラス、タイルなど様々な場所に使っても発揮してくれる粘着力の凄さ。特にベニヤ板などの木材のように通常すぐ剥がれ落ちてしまうようなザラザラした面でも使える超強力タイプの荒面用の両面テープなんです!粘着力の強力性を証明とも言えるJIS規格でこの「超強力両面テープ」は1種レベルの接着力を有していることから性能や品質面でも安心して使えますね!
第1位 KURE ゴリラテープ
出典: 楽天市場
素材 | ポリエステルクロス入りポリエチレンフィルム |
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耐熱温度 | 60℃ |
1つ買い置きしておくとなにかと便利
この記事を読んでなかなか日常で使う機会を見いだせないけどあると便利なのかも。となんとなく感じてくださったならこのゴリラテープを1つ買い置きしておくとある日突然使える時がきっとくるはずです。耐熱温度は60℃とそう高くはありませんが耐寒温度は−20℃と幅広いシーンで使えます。濡れた面や水中でも使用でき防水効果も抜群です。耐熱性、耐水性の他に耐UV性まで兼ね備えているので使いたい時に比較的どこでも使えてしまう便利なテープです。ここに必要だから使いたい!という明確な目的がないけど耐熱テープが気になったかたはゴリラテープを工具入れに1つ用意しておくとお役にたてる日が来るかもしれません。
使用目的をはっきりさせれば購入時も困りません!
いかがでしたでしょうか?意外にも種類が多い耐熱テープです。一般のご家庭ではなかなか使う機会が少ない耐熱テープなのでセロテープやガムテープのように買い置きしておく感覚だとどれを買ったらいいか迷ってしまいますよね。必要になった時に選んで買う事で選びやすくなるのではないかと思います。今まで必要性を感じてなかったかたも、耐熱テープを知らなかったかたもアイデア次第で、もっとたくさんの使い道がまだまだありそうですよね!