顔などにブツブツができるニキビは、すっぴんではもちろんのこと、メイクをしていても目立って厄介です。シミと違って凹凸があるので、カバー力の高いファンデーションでも隠すことはできません。
またニキビは、ケアにおいて洗顔も重要です。アクネ菌や皮脂など、本来であれば必要な成分が、過剰に増えたり古くなったのにいつまでも剥がれ落ちないという理由でニキビの原因になることが多いため、ほかの肌悩みのように化粧水などのアイテムを塗るだけではなく、洗顔できちんと落としましょう。
今回はそんなニキビケアに役立つニキビ肌向けの石鹸について、おすすめ商品のランキングと共にご紹介します。一般的な石鹸ではダメなのか、そもそもニキビができる具体的な原因についても併せてお話ししましょう。
目次
ニキビの原因
まずはニキビが発生する原因についてです。個々の原因は密接に絡んでいて、よくない相乗効果を生み出しています。
アクネ菌の繁殖
まずニキビで頻繁に言われるのが、アクネ菌の存在。ニキビの原因菌とされることも多いです。厳密にはアクネ菌そのものではなく、過剰に増えてしまうことが原因。そもそもアクネ菌は常在菌なので、量が普通であれば肌に欠かせない存在でもあります。
ターンオーバーで落ちない皮脂
続いては皮脂。肌の保護・保湿に役立ちますが、ターンオーバー(肌の代謝)がきちんと働かないと、古くなった皮脂がいつまでも肌に残ってしまいます。皮脂はアクネ菌が餌にしている物質でもあり、アクネ菌が過剰に繁殖する原因でもあるんです。
毛穴のつまり
皮脂が多くなってしまうのはターンオーバーが乱れているためですが、もう1つ、毛穴が詰まってしまうのも原因です。皮脂の多くは毛穴から汗と一緒に体外へと出されます。しかし毛穴そのものは詰まってふさがってしまえば、皮脂は出ようと思ってもでることができません。毛穴のつまりもターンオーバーがきちんと働いていないと起こります。
日々の生活の乱れでターンオーバーもペースが延びる
根本という意味では、ターンオーバーのペースが乱れているこそこそ、ニキビの原因と言えるかもしれませんね。本来ターンオーバーは、1か月前後かかると言われています。しかし偏った食生活や睡眠不足・運動不足、ストレスなどで2か月以上に延びることがあるんです。
ターンオーバーは加齢でも延びるため、20代の時に比べて30代以上の方はニキビが消えない、残りやすいことも。
ニキビ肌のスキンケアで大切なこと
ニキビは原因にもあるように、まずは余計な皮脂やアクネ菌を取り去ることが大事。そのためのアイテムがニキビ石鹸ですが、ここでは洗顔後のケアについても、改めてご紹介します。スキンケアもターンオーバーを促したり、毛穴を開かせる役に立つので、ニキビ向け石鹸だけに頼らずしっかり行いましょう。
まずは洗顔、汚れをきれいに落とす
洗顔では、まずたっぷりの泡を作ることから始めましょう。石鹸自体低刺激の優しい商品がおすすめですが、泡をしっかり作ることで肌への負担をさらに抑えることができます。肌に泡を付けたら、円を描くようにマッサージ。縦横にゴシゴシとこするのは刺激になるからです。
泡を洗い落とした後、タオルで拭く際もこすらずに優しく顔に当てる程度で。タオルも柔らかく吸収力の高い素材であればこすらずとも水分をしっかり取ってくれます。
ちなみに皮脂やアクネ菌と落とそうと思って、1日に何度も洗ってしまうのはNG。洗うという刺激に肌が反応して、皮脂が硬くなるなど除去がより困難になってしまいます。普段と同じく朝晩の2回、どうしても気になる方でも3回で抑えるようにしてください。
次は化粧水で肌に水分を
洗顔を終えたら、間を開けずに化粧水でしっかり潤いを与えましょう。以降に使う乳液やクリームの保湿は、肌表面に蓋をして肌内部の水分を逃がさないようにすることを指すため、まずは化粧水でしっかり肌に水分を貯める必要があります。
肌に水分を蓄えさせれば乾燥もしにくく、また肌が柔らかくなることで毛穴も詰まりにくくなるんです。余裕があればヒアルロン酸やセラミドなど、潤いに役立つ成分入りの化粧水を探してみましょう。もちろん低刺激や、ノンコメドジェニック済みの化粧水もおすすめです。
オルビス 薬用クリアローション M しっとり
出典: Amazon.co.jp
毛穴の奥まで潤いを
これからニキビ肌向けの化粧水を選びたいなら、オルビスの薬用クリアローションがおすすめ。紫根エキスと甘草エキスで繰り返すニキビに対処、揺らぎ肌に悩んでいる方にもおすすめです。保湿重視ならしっとりタイプがベターですが、さっぱりタイプもあるのでお好みで。
乳液は油分やべたつきに注意
仕上げは乳液で、肌の水分を閉じ込めてあげましょう。通常はクリームでも構いませんが、油分の多さやべたつきがあるため、ただでさえ皮脂が多く脂っぽいニキビ肌にはおすすめしません。ただ乳液も蓋の役割を果たす以上、油分やべたつきが伴う商品もあるので、気になる方はさっぱり目を探しましょう。
化粧水と同じく、低刺激や潤い成分入りなどニキビ肌向けの乳液だとより役立ちます。
イルミルド製薬 薬用 ニキビケア乳液
出典: Amazon.co.jp
成分充実の無添加乳液
ニキビケア乳液は、グリチルリチン酸2Kとプラセンタによるニキビケアのほか、甘草葉エキスやアーチチョークエキスなど合計6種類の天然成分で構成されています。
さらにパラベンや石油系界面活性剤など12の添加物を除外。ニキビ肌向け石鹸だけでなく、乳液でも界面活性剤を始めとした添加物を含めたくない方におすすめです。
ニキビ肌向け石鹸の選び方のポイント
では改めてニキビ肌向け石鹸についてです。化粧水や乳液でも挙げた低刺激性や潤いは、石鹸にも求めることが可能。ニキビ肌用と銘打っている商品もありますが、念のため成分表示や説明欄などを見て、仔細を確認してみましょう。
刺激のあるものは避けて!
化粧水・乳液の項でも触れましたが、肌への刺激はNG。ニキビの直接原因でこそありませんが、肌への負担が荒れやすい状態を作ってしまいます。低刺激の石鹸はもちろん、敏感肌用など利用者を労わって作られた石鹸もおすすめです。
毛穴が気になる人は保湿成分に注目
ニキビができる原因の中でも特に毛穴のつまりが気になる方は、潤い成分の入った石鹸を優先しましょう。肌そのものが乾燥寄りという方も、毛穴に影響を与えている可能性があるのでおすすめです。
また潤い成分は肌を柔らかくすることで、洗顔後に起こるつっぱったような感じを軽減できるメリットも。肌のつっぱりが気になっている方も保湿を考慮するとよいでしょう。
固形が使いにくい人は液体石鹸
石鹸というと固形のイメージがありますが、ボトルなどに入った液体石鹸も存在します。洗浄力やコスパの面では固形に劣りますが、低刺激性という点では上。ボディソープなど、洗浄アイテムは液体タイプが多い人なら使いやすいメリットもあるでしょう。
なるべく界面活性剤が入ってないものがおすすめ
ただ液体石鹸の場合、界面活性剤を含んだ商品が目立ちます。界面活性剤は泡立ちの良さを高めるメリットがある一方で、洗浄力が高すぎるのが弱点。アクネ菌や皮脂はあくまで不要な分だけを落とすのが目的なのに、必要分までも洗ってしまうリスクを秘めています。
液体石鹸重視の方は界面活性剤なし、せめて合成の界面活性剤は不使用で、天然成分で構成された石鹸を選びましょう。
to buyインフルエンサーおすすめのニキビ肌向け石鹸をご紹介
ニキビ肌向け石鹸のおすすめランキングTOP7
ここからは、ニキビ肌向け石鹸のランキングです。上記を踏まえつつも容量やコスパ、メーカーなど様々なポイントから私のおすすめ順でランク付けしました。ポイントについては石鹸ごとに併記しているので、自分好みの石鹸かチェックしてみてください。
7位 ユゼ 肌を殺菌しニキビも防ぐ薬用石鹸
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 固形 |
特徴 | 石油系界面活性剤不使用 |
敏感肌 | △ |
洗浄重視の固形石鹸
まずはユゼの薬用石鹸。成分による殺菌が期待でき、主にアクネ菌の増えすぎでニキビになりやすい方に向いています。古い角質や皮脂の除去も得意なので、ニキビに限らず皮脂に困っている時にも便利。
低刺激と銘打ってはいないようなので、洗いすぎを懸念して7位としていますが、石油系界面活性剤不使用など肌への配慮もあります。
6位 クラシエ 肌美精 大人のニキビ 薬用洗顔石鹸
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 固形 |
特徴 | ユーカリオイルの香り |
敏感肌 | △ |
角質ケアにもおすすめ
肌美精のニキビ肌向け石鹸も、洗浄力にこだわった作りです。7位同様角質ケアも期待でき、溜まりがちな肌の方にぴったり。ニキビにもグリチルリチン酸ジカリウムでケアしてくれます。
またユーカリをはじめ、ラベンダーなどの香油を含んでいるのも特徴。心地よい香りで、洗顔タイムにリラックスしたいという方におすすめです。
5位 イルミルド製薬 薬用 ニキビケア 洗顔
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 洗顔フォーム |
特徴 | 8種類無添加 |
敏感肌 | ◎ |
大人ニキビやニキビ跡のケアにも
おすすめの乳液のところでご紹介した、ニキビケアシリーズの洗顔フォームです。ライン使いをしたい方におすすめ。乳液ほどではないにせよ、ノンシリコンや鉱物油不使用など8種類の添加物を除外しました。
グリチルリチン酸2Kとシメン5オールによるニキビケアと、4種類の植物エキスで肌の調子を整えてくれます。乾燥肌及び敏感肌向けの洗顔フォームでもあり、刺激を避けたい方にもぴったりです。
4位 持田ヘルスケア コラージュ A液体石鹸
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 液体石鹸 |
特徴 | 脂性肌向け |
敏感肌 | 〇 |
泡切れの良いさっぱり石鹸
4位にはコラージュの液体石鹸を選びました。敏感肌向けとは明言されていませんが、低刺激仕様なのでいたわり重視の方におすすめ。また特に脂性肌で、皮脂の多さや油っぽさに起因してニキビができやすい方に適しています。皮脂は取りすぎないのも特徴ですから、洗いすぎを懸念している方にも使いやすいです。
洗浄後のさっぱりさ、泡切れの良さも魅力で、泡を落とすのに何度も何度も洗うのが手間なら重宝しますよ。
3位 ノエビア ノブ A アクネソープ
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 固形石鹸 |
特徴 | アクネ菌の栄養になりにくい成分 |
敏感肌 | 〇 |
潤いをキープしつつ余計なものを洗浄
3位はノエビアのニキビ肌用石鹸です。原材料はアクネ菌の餌になりにくいものを採用しており、万が一石鹸を洗い残してしまっても、それが原因でニキビが増える心配はありません。グリチルリチン酸2Kとオウバクエキスによるケアで、しっかり洗いながらも肌に潤いを残してくれる優しい仕上がりが魅力です。
潤いを残りつつも洗いあがりはさっぱり系なので、しっとりタイプは避けたい方におすすめ。低刺激性なので、敏感肌や肌への負担が気になる方も使えます。
2位 プライマリー Non A. 石鹸
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 固形石鹸 |
特徴 | 泡立ち◎ |
敏感肌 | 〇 |
もこもこ泡でしっかり洗浄
2位は日本人の肌に合わせて作られたという Non A. です。どちらかといえば脂性肌で油っぽさなどが気になっている方向けの石鹸ですが、洗顔に欠かせない、たっぷりのもこもこ泡を作ることができます。成分ではグリチルリチン酸2Kとともに大豆エキスで毛穴ケアも可能。洗いながら、ヒアルロン酸やローヤルゼリーなどによる潤いも与えてくれます。
エタノールと鉱物油、香料及び着色料不使用で、赤ちゃんから使えるほど優しい素材で構成されているのも特徴。顔はもちろん、背中ニキビなどボディに悩みがある方のケアにも役立ちます。
1位 ドクターシーラボ 薬用アクネレスソープEX
出典: Amazon.co.jp
タイプ | 固形石鹸 |
特徴 | 肌を柔らかく整えて毛穴ケア |
敏感肌 | 〇 |
毛穴のつまりケアで皮脂を溜めにくい!
ニキビ肌向け石鹸1位は、ドクターシーラボの薬用アクネレスソープを選びました。石鹸自体は黒ですが、泡は白。2位同様泡立ちがよく、きめ細かいたっぷりの泡で洗うことができます。イソプロピルメチルフェノールによるニキビの原因菌対策をはじめ、AHAなどによる毛穴ケア、潤いと様々な側面からニキビケアができるのもポイントです。
ノンコメドジェニック及びアレルギーのテスト済みの石鹸でもあります。アクネレスソープはボディにも使え、またイソプロピルメチルフェノールは汗臭や体臭対策にも役立つので、悩みがあるならまとめてケアすることも可能です。
ニキビ肌用洗顔料の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、ニキビ肌用洗顔料の売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
ニキビ肌向け石鹸で滑らか素肌へ
通常の石鹸や洗顔料で続けるのも悪いことではありませんが、ニキビ肌向けと銘打っている石鹸であれば保湿や低刺激など、ニキビケアに役立つ魅力を備えています。
自分に合うニキビ肌向け石鹸を見つけて、凸凹の肌をすべすべの肌に導いてあげてください。
AHA入のピーリング洗顔石鹸です。
ニキビに悩まされた時に初めて使用。
今でも出来ないように、、、と週に3回使ってます
#おうちスキンケアは洗顔を見直して