ワンちゃんと暮らしていると、お散歩以外にもドライブや通院、旅行など一緒にお出かけするシーンも多いかと思います。そんなお出かけシーンに役立つのがワンちゃんと安全なお出かけが楽しめる犬用キャリーケースです。
今回は、おしゃれな商品から便利な商品まで、ワンちゃんとのお出かけに使えるキャリーケースをご紹介します!選び方のポイントもあわせて解説いたしますので、ぜひ参考になさってください!
目次
犬用キャリーケースの種類について
犬用キャリーケースには、大きく分けて「ソフト」と「ハード」の2種類があります。用途に合わせて最適な商品を選べるように、それぞれの特徴を見ていきましょう。
散歩や病院などちょっとした移動には「ソフトタイプ」がおすすめ
布で作られた「ソフトタイプ」のキャリーケースは、ハードタイプよりも軽くてコンパクト。おしゃれな商品も多く、ファッション性の高さが特徴です。
リュックやスリング形状の商品を選べば、飼い主の手が塞がらないので便利ですよ。散歩や病院に重宝します。
しかしながら、柔らかなソフトタイプは足場が安定しないので、犬にとっては負担になってしまいます。そのため、基本的にソフトタイプは30分~1時間以内の使用がおすすめです。1時間以上に及ぶお出かけ時は、こまめに犬の体勢を変えてあげるなど工夫をすると良いですよ。
車でのお出かけなど長距離移動には「ハードタイプ」がおすすめ
プラスチックや金属など、頑丈な素材で作られた「ハードタイプ」のキャリーケースは2~3時間以上の移動に適しています。耐衝撃性に優れており、ワンちゃんの足場も安定しているため、負担が少ないことが特徴です。
車はもちろんのこと、公共交通機関でも使えるため、長期間のお出かけにも便利。また、宿泊や災害の際は犬小屋代わりに使えるので1台あると非常に重宝しますよ。
犬用キャリーケースの選び方
おすすめの商品をチェックする前に、選び方のポイントをご紹介します。
「適正サイズ」は移動時間に合わせて選ぶ!
キャリーケース選びにおいて、迷ってしまいがちなのが「適正サイズ」ではないでしょうか。まず、適正サイズはワンちゃん自身のサイズ感はもちろんのこと、“おすわり”の状態で選ぶのか“ふせ”の状態で選ぶのかが重要となります。
サイズ選びの目安としては、長時間の移動にはワンちゃんが“おすわり”の状態でも快適に過ごせる大きさがおすすめ。反対に短時間の移動には“ふせ”をしてぴったりサイズがおすすめです。
ワンちゃんにとってサイズが大きすぎるキャリーケースは、揺れやすく乗り物酔いの原因につながりますので、サイズはぴったりなものを選びましょう。
ワンちゃんの快適さ重視!「安全で過ごしやすい」商品を選ぶ!
ワンちゃん自身が安全で過ごしやすい商品を選ぶことは非常に重要です。
具体的には、飛び出してけがをしないように飛び出し用防止リードが付いていたり、内側に余計なパーツがなく、快適に過ごせるかどうかをチェックする必要があります。
商品選びの際はぜひチェックしてくださいね。
「使いやすい商品」なら飼い主もうれしい!
キャリーケースに窓が付いているタイプなら、運転中も愛犬の表情を確認できるため、とても重宝しますよ。ワンちゃんも飼い主の様子を見ながらドライブできるので安心できるでしょう。
また、横からだけではなく、縦にも出入口があればワンちゃんを抱っこしてキャリーケースから出すことができます。キャリーケースが苦手でなかなか出入りしてくれない…というワンちゃんでも無理なく使えますよ。
このように、ワンちゃんだけではなく飼い主にとってもうれしい使い勝手のよい商品なら、長く愛用することができるでしょう。
あわせてチェック!犬用キャリーケース選びの注意点
犬用キャリーケースは使用状況によっては、厳しい規制がされていることも…。安全かつ安心にワンちゃんとのお出かけを楽しむためにも、商品選びの注意点を事前に把握しておきましょう。
乗り物で使うなら法令や規制に注意
ワンちゃんを飛行機や車に乗せて旅行したいとお考えの方は多いはず。しかし、乗り物で犬用キャリーケースを使う場合は、厳しい法令や規制をクリアする必要があります。
飛行機に乗せたいのなら「IATA基準」に対応しているかをチェック
まず、犬用キャリーケースを飛行機に乗せたい場合は、IATA基準を満たした商品を選ばなければなりません。
パッケージや公式サイトに「IATA基準対応」と書かれている商品を選ぶと安心ですよ。なお、航空会社によってはさらに厳しい基準を設けているところもありますので、不安な方は事前に各航空会社に問い合わせておくと良いでしょう。
犬が車の窓から顔を出すのはNG!道路交通法には気を付けよう!
ワンちゃんが窓から顔を出してドライブを楽しんでいる様子は、とても和やかでかわいいですよね。しかし、ワンちゃんを車内で自由にさせておくことは、道路交通法違反に抵触してしまうのです。
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
※道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)より引用
もしも、ワンちゃんが窓から顔を出していたら、「後写鏡の効用」が失われますし、ワンちゃんが飼い主(運転手)のひざに乗ってくれば、「ハンドルその他の操作」を妨げてしまいますよね。
このように、ワンちゃんを自由にさせておくことは、道路交通法に引っかかる可能性があるため注意が必要です。さらに、ワンちゃんを固定しておかなければ、ワンちゃん自身のけがにもつながります。
ワンちゃんと飼い主の安全なドライブのためにも、必ずキャリーケースを使ってワンちゃんを固定するようにしましょう。
要注意!「適正体重」と「耐荷重」の違い
実際に商品をチェックしてみると、「適正体重」と「耐荷重」という項目を目にするかと思います。どちらがどう違うのだろう…と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
まず「適正体重」は犬の体重のことを指しますが、「耐荷重」はキャリーケース本体が耐えうる総重量のことを指します。総重量はワンちゃんが動きまわることでも重くなるため、ワンちゃんの体重=耐荷重ではないので注意しましょう。
目安として体重10kgのワンちゃんには耐荷重15kg程度のキャリーケースがおすすめです。10kgの商品ではやや心もとないので、体重よりも重い耐荷重が必要となります。
誤飲を防ぐためにも細かなパーツがない商品を選ぼう
なんでもかじっちゃうワンちゃんにとって、細かなパーツや壊れやすいプラスチックパーツなどはおもちゃになってしまうことも…。
万が一の誤飲を防ぐためにも、なるべく細かいパーツや壊れやすいパーツが付いていない商品を選びましょう。
【ソフトタイプ編】犬用キャリーケースおすすめ5選
お待たせしました!それでは、おすすめの犬用キャリーケースを見ていきましょう。
まずは、普段使いしやすいソフトタイプの商品から5つご紹介します!
5位 【GPR】 ソフト ペットキャリーバッグ
出典: Amazon.co.jp
おしゃれでかわいいデザインがポイント!
カジュアルかつかわいいデザインで、おしゃれな印象を与えてくれるこちらのキャリーバッグは、肩ベルトが付いているため、スリングや手持ちなど2wayとして使うことができます。
メッシュや飛び出し防止リードなどが付いていて、安全性と快適性も確保していることがポイントです。使い勝手が良いため、はじめてのキャリーバッグをお探しの飼い主にもおすすめですよ。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重・耐荷重 |
△ | 〇 | 〇 | 43×26×19cm | 4kg / 6.5kg |
4 位【EVELTEK】3wayショルダー キャリーバッグ
出典: Amazon.co.jp
デイリーユースに使えるシンプルさがうれしい!
持ち手とショルダーストラップ、さらにはシートベルトを通せるベルトが付いた3way設計で、ちょっとしたお出かけからドライブまで幅広く使える商品です。
超小型犬~小型犬におすすめのS・Mサイズのほかにも、ゴールデンレトリバーのような大型犬でも使えるLサイズもあります。サイズ展開が豊富なこともうれしいですね。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
〇 | ◎ | 〇 | Sサイズ:43×27×21cm | 3~4g / – |
3位 【CUBY】カラフルドッグスリング
出典: Amazon.co.jp
抱っこしながら両手も自由に!おしゃれに持てるドッグスリング
ワンちゃんを抱っこしながらも両手をフリーにできるドッグスリングです。コンパクトでありながらも、飛び出し防止リードやポケットなど必要な機能がギュッと詰まっているので、1つあると非常に重宝するでしょう。
ワンちゃんの体と飼い主の体を密着できるため、怖がりなワンちゃんでも安心して使えます。ショルダーバッグのようなおしゃれなデザインですので、ファッション性にもこだわる方におすすめですよ。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
〇 | 〇 | ◎ | 75×45×50cm | 5.44kg / – |
2位 【TRIXIE】フロントバイシクルバスケットキャリーバッグ
自転車のカゴに簡単設置!愛犬とのサイクリングにおすすめ
自転車のカゴに取り付けることで、愛犬とのサイクリングが楽しめる人気のキャリーです。形状保持機能があるEVA素材を採用しているため、安定感も抜群でワンちゃんも飼い主も安心してお出かけができそうですね。
飛び出し防止リードやクッションによってワンちゃんも快適。ふた部分はメッシュになっているため、通気性も抜群です。ワンちゃんも風や匂い、風景を楽しみながらサイクリングができるでしょう。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
◎ | ◎ | ◎ | 44×28×31cm | – / 6kg |
1位 【Pecute】ペットキャリーバッグ
出典: Amazon.co.jp
幅広いシーンで使える!多機能リュックキャリーバッグ
普通のリュックとしてはもちろんのこと、広げることでペットハウスとしても使える2in1キャリーバッグです。乗り物内やキャンプ、災害時にも活躍するでしょう。
すべてのファスナー部はロック式のダブルファスナーとなっており、内部でワンちゃんが動きまわっても安心です。さらに、メッシュ窓を採用しているため、通気性も抜群。
ほかにも、滑り止めマットなど飛び出し防止リードなど、ワンちゃんと飼い主にとって、安心安全な機能を搭載しています。使い勝手と機能性を両立した商品ですので、多くの愛犬家におすすめの商品です!
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
◎ | ◎ | ◎ | リュックサイズ:34×27×45cm 展開サイズ:34×62×45cm |
10kg / – |
【ハードタイプ編】犬用キャリーケースおすすめ5選
次に、ハードタイプの犬用キャリーケースをご紹介します!
5位 【アイリスオーヤマ】ペットハウス
出典: Amazon.co.jp
近未来的なデザインがおもしろい!視認性も抜群で安心◎
カプセルのような近未来的なデザインが特徴の“ペットハウス”は、視認性の良さが特徴です。出入口だけではなく上部も透明になっているため、どこから見てもワンちゃんと目を合わせることができるでしょう。
小さめサイズですので超小型犬専用となってしまいますが、サイズが合うならぜひチェックしていただきたい便利な商品です。シートベルトを通せる設計となっているので、ドライブ時にも活躍しますよ。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 重さ |
◎ | △ | ◎ | 48×32.1×30cm | – |
4位 【プチリュバン】ペットキャリーバッグ50
出典: Amazon.co.jp
通気性抜群の大きな網目、丈夫なドアロック、広々としたスペースなど魅力がいっぱいのキャリーバッグです。軽くて持ち運びしやすいため、旅行やドライブなどにも重宝しますよ。
ただし、ドア部分の大きな網目は細いワンちゃんの足が出てしまう危険性も…。トラブルに気を付けながら使う必要があるでしょう。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
△ | ◎ | △ | 35×32×50cm | 5kg以下 / – |
3位 【リッチェル】コロル 籐あみ調キャリー
出典: Amazon.co.jp
かわいいハードタイプキャリーをお求めの方におすすめ!
ナチュラルな印象を与えてくれる籐あみ調デザインで、かわいくおしゃれに持ち運ぶことができます。とっても軽いので女性の力でもラクラク持ち運ぶことができるでしょう。
プラスチック製ですので、お手入れも簡単なのがうれしいポイント。中に敷くトイレシーツは市販のものでOKですので、使いやすさも抜群です!耐久性があるため、長距離ドライブも安心してワンちゃんを入れておくことができますよ。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
〇 | 〇 | ◎ | 24.2×44×32.5cm | 5g / – |
2位 【ドギーマン】ドギーエクスプレス
出典: Amazon.co.jp
コスパで選ぶならコレ!飛行機もOKな高機能商品
IATA基準対応で、飛行機にも搭乗OKなキャリーケースです。使い勝手の良いシンプルなケースを5,000円以下で購入できるコスパの良さで、多くの愛犬家に人気を集めています。1つあれば長距離移動もラクラクになりますよ。
サイズは、S・M・Lサイズから選ぶことができます。小型犬だけではなく中型~大型犬も使えて便利ですね。
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
△ | 〇 | △ | Sサイズ:31.5×48×31cm Mサイズ:36×55×35cm Lサイズ:40×60×39cm |
Sサイズ:5kg / – Mサイズ:8kg / – Lサイズ:10kg / – |
1位 【アイリスオーヤマ】折りたたみ ペットキャリー
出典: Amazon.co.jp
ドライブやアウトドアにも便利な頑丈なキャリー
普段使いだけではなく、災害時や過酷なアウトドアシーンでも活躍する頑丈さが特徴です。正面ドア部分は噛み癖があるワンちゃんでも安心の硬さで、万が一の誤飲やけが、キャリーの破損を防げるでしょう。
また、使わないときは折り畳んでコンパクトに収納可能ですので、ハードタイプの「大きくて邪魔になる」という弱点を克服。使い勝手の良さで選ぶなら断然おすすめですよ!
安全性 | 通気性 | 使いやすさ | サイズ | 適正体重 / 耐荷重 |
◎ | 〇 | ◎ | 38×63×44cm | 20kg未満 / – |
犬用キャリーバッグの売れ筋ランキングもチェック!
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高機能で使いやすいキャリーケースを選んで大切な愛犬を守ろう!
今回は、便利で高機能な犬用キャリーケースをご紹介しましたが、気になる商品は見つかりましたか?愛犬との快適なお出かけのためには、飼い主の使いやすさとワンちゃんの過ごしやすさを両立した商品を選ぶ必要があります。
ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、自分の愛犬の特徴や用途に合わせた商品を選んでくださいね。おしゃれで便利な犬用キャリーケースを選んで、愛犬とのお出かけをもっと安全に楽しみましょう。