猫背や腰痛と聞くと、それぞれの部位に問題があると今までの私は思っていました。ところが実際はそうとも言えず、ほかに原因があることも。代表的な例の1つが骨盤です。骨盤が歪み、本来の位置や形を保てないことが、繋がっている背骨や骨盤のある腰部分にも影響を及ぼしてしまうそう。
もし骨盤が歪んでいるなと思ったら、マッサージや整体師さんなどのお世話になるのがベストでしょうが、利用の手間暇が面倒。そもそも近場に利用できる施設がないケースもあります。
そんな時に便利なのが、セルフで骨盤に対処できる矯正ベルト。姿勢矯正などと同じく、骨盤の位置や形を本体の状態に戻してくれる商品です。ベルトの名前の通り、巻いておくだけでよいので、普段の生活も変化なくこなせます。
今回は骨盤矯正ベルトのおすすめランキングをご紹介。骨盤を本来の状態にするという点では、出産で骨盤が開くことから、産後のママも要チェックです。
骨盤が歪むとどうなるの？骨盤矯正ベルトの魅力
そもそも、骨盤が歪んでしまうとどうなるのでしょうか？姿勢の問題や腰痛以外にもトラブルがあるのかを見てみました。
骨盤の歪みがもたらす影響
骨盤が歪むと、見た目では足腰に変化がでます。腰痛や姿勢のほか、例えばO脚やX脚、下半身太りやお腹のくびれが目立たなくなるなど。骨盤はお腹や腰はもちろんのこと、全身と繋がっている部位ですから、歪みは足にも影響を及ぼしてしまいます。
内部ではむくみや冷えが骨盤の歪みで起こりやすいです。本来とは異なる位置や形になることで、骨盤の周りの筋肉には必要以上に負担がかかり、こわばることで血流を滞らせてしまいます。それでも体の中心部分は温めなくてはならず、手足など末端部分が冷えやすい方も多いです。
ちなみに骨盤が歪んでしまうのは、運動不足や長時間同じ姿勢でいるなどの原因が挙げられます。また姿勢に関しては、もともと正しくない姿勢を続けていて骨盤が歪み、更なる猫背に繋がるといった悪循環もあるようです。
一方で、いつも決まった片側で荷物を持ったり、ヒールの高い靴を長時間履き続けるなど、バランスを崩しやすい状況も原因です。骨盤矯正ベルトを使うと共に、反対側で荷物を持ってみるなど改善できる部分は見直しましょう。
骨盤矯正ベルトで得られるメリット
腰痛の予防と改善
骨盤矯正ベルトを装着することで、まず腰痛のケアが可能です。骨盤矯正ベルトによって骨盤が本来の位置に来れば筋肉への負担も減り、冷えやむくみの原因でもあった血流の滞りも少なくなります。
妊婦さんの恥骨痛の予防と改善
妊娠中、足の付け根あたりが痛いと感じる方は、恥骨痛の可能性があります。骨盤矯正ベルトは恥骨痛の予防用としてもおすすめです。期間は妊娠中から産後2か月ぐらいまで続けるのがベスト。産後も続けることで開いた骨盤を元通りにするサポートもでき、スムーズに戻ればそれだけ恥骨痛の回避も可能です。
ただ妊娠中は、必要以上に骨盤矯正ベルトを着けるとお腹が苦しくなりますし、赤ちゃんへの負担も懸念されます。つわりが酷い時や息苦しさを感じた場合は、無理をせず外して様子を見ましょう。
産後太り予防
出産後に太りやすくなるのは、妊娠中の食欲がそのまま残って食べすぎるだけでなく、骨盤が元に戻らず歪んでしまうのも理由です。
恥骨痛のところで開いた骨盤を戻すサポートができるとしましたが、骨盤がきちんと戻ることは産後太りを起こりにくくするメリットも持っています。骨盤が戻るのを自然に任せてもよいですが、半年ほどかかりますし、その間骨盤が歪みやすい行動をとってしまえば、より戻りにくくなります。
骨盤矯正ベルトの選び方のポイント
では骨盤矯正ベルトを購入するとして、どんな点に気をつければよいでしょうか。骨盤矯正ベルトは様々なタイプがあるので、自分の状況や目的に応じて必要なタイプを探しましょう。
通気性や素材をチェック
まずは生地の特徴。長時間装着することが前提の骨盤矯正ベルトですから、臭いやムレを防ぐために通気性のよいものがおすすめです。
また伸縮しやすい素材が使われている骨盤矯正ベルトも◎。ポリウレタンや、その中でも加圧系インナーなどに使われるスパンデックスが適しています。加圧系インナーも生地の伸縮によって引き締めた状態を維持するため、骨盤矯正ベルトと目的が共通、生地も同じ素材が使われやすいです。
妊娠中の方は専門品を選ぶといいかも！
妊娠中の方は、骨盤矯正ベルトを使う際無理をしないようにと先ほどお伝えしました。どうしても骨盤が心配で無理をしがちという方は、いっそのこと妊娠中の方向けに作られた商品を選ぶのも手です。ベルト自体が緩めといいますか、お腹に配慮した構造になった商品が多く、着けすぎを気にせず骨盤のケアが可能です。
もちろん専門品であっても、気になった時はすぐ外すして、赤ちゃんを優先させてくださいね。
タイプも様々！使いやすいものを選んで
シングルベルトとダブルベルト
骨盤矯正ベルトはその形もいくつかパターンがあります。まずは装着する数。普通のベルトのように1か所だけで留めるシングルベルトと、2か所で留めるダブルベルトです。
留める箇所が多いダブルベルトの方が骨盤をより固定しやすいですが、反面窮屈さを感じやすいのもダブルベルト。初めて骨盤矯正ベルトを使う方など、使用感が気になる場合はシングルから始めるのもありです。
細いタイプ立体タイプ
ベルトの太さにも違いがあります。細めは一見すると骨盤矯正への作用は弱そうですが、その分妊娠中や産後すぐに使いやすいメリットを持っています。妊娠中専用品ほどではないにせよ、体への負担が気になるなら細いタイプの骨盤矯正ベルトもおすすめです。
一方立体型は、ただ太いだけでなく体型に沿ってカーブや凹凸があるなどよりフィットしやすいのが魅力。体勢を変えた時に骨盤矯正ベルトがズレにくいので、よりしっかり骨盤を固定してくれます。
骨盤矯正ベルトのおすすめランキングTOP10
それでは、ここからおすすめの骨盤矯正ベルトランキングです。ここまでにお伝えしたように、骨盤矯正ベルトにも様々なタイプがあります。ランキングでは総合的に評価しているので、上位か下位かだけでなく、自分が求めるタイプかも確認してみてください。
第10位 ピジョン 妊娠中から使える骨盤ベルト
出典: Amazon.co.jp
| サイズ | M・L・LL |
| タイプ | ダブル |
| こんな人におすすめ | 妊娠中でも装着したい人 |
お腹の下で固定するベルト
まずは妊娠中の方におすすめしたい骨盤矯正ベルトです。お腹の下で装着するため、お腹を締め付けず赤ちゃんへの負担が抑えられる点が魅力。もちろん妊娠前・出産後でも使い続けることができます。
サイズはMからLLまで選べるほか、サイズ調整も可能なので、無理なく続けられる点も妊娠中にはありがたいですね。一方ベルトは内外の2か所で留めるダブルタイプであり、体にしっかりと固定させることもできます。
第9位 WACOAL MATERNITY 骨盤ベルト
出典: Amazon.co.jp
| サイズ | S・M・L・LL |
| タイプ | ダブル |
| こんな人におすすめ | 妊娠中でも装着したい人 |
見た目を気にする方にも嬉しい4カラー！
9位の骨盤矯正ベルトは、機能としては10位に近く、マタニティベルトとして妊娠前や産後すぐに使うことが可能です。お腹に配慮しつつも、ダブルベルトでしっかり固定してくれる点も共通しています。
また矯正アイテムにしては珍しく、ピンクやターコイズと言ったカラフルなラインナップも魅力。黒白やベージュなど、シンプルなカラーは嫌という方も楽しめます。おしゃれさんはもちろん、うっかりベルトが見えてしまった時もそれとわかりにくいです。
第8位 青葉 トコちゃんベルト2
出典: Amazon.co.jp
| サイズ | S・M・L・LL |
| タイプ | シングル・細め |
| こんな人におすすめ | 妊娠中でも装着したい・締め付けが気になる人 |
腰回りに沿って着けるだけ
妊娠中向けの骨盤矯正ベルトの中でも、あまり締め付けすぎないタイプを探している方におすすめなのが、トコちゃんベルト2です。装着時の注意点として、体型に沿わせる程度という案内があるほどで、ギュッとしめなくともベルトを固定することができます。
ベルト自体も細めタイプですから、付け外しが楽というメリットも持っています。しっかり装着したい方には向かないものの、息苦しさを回避しやすいです。
第7位 オオサキメディカル ダッコ 産後用骨盤ベルト キュッとベルト
出典: Amazon.co.jp
| ブランド | |
|---|---|
| カテゴリ |
| サイズ | ヒップ87～105cm |
| タイプ | シングル |
| こんな人におすすめ | 産後の方 |
普通と強めの装着感が選べるベルト
7位は主に産後の着用を想定した骨盤矯正ベルトです。シングルかつテープタイプで装着するため、ホックなどに比べると締め付け感は緩いですが、その分着けやすいタイプ。本体もやや細めの幅ですが、お腹部分に比べてサイドが広めに作られており、立ったり座ったりの動作でズレにくい構造をしています。
産後の体型サポートはもちろん、緩めが希望だけれどズレるのは嫌という方にもおすすめです。着脱も容易ですから、ベルトが増えたことで着替えに時間がかかるのは困る、という方にも向いています。
第6位 Hioffer ウエストニッパー
出典: Amazon.co.jp
| ブランド | |
|---|---|
| カテゴリ |
| サイズ | XS・S・M・L・XL・2XL・3XL・4XL・5XL・6XL |
| タイプ | コルセットタイプ |
| こんな人におすすめ | お腹周りも同時に引き締めたい人 |
サイズ幅と3段階調節ホックで自分の適性を探しやすい！
6位は、コルセット型の大きい骨盤矯正ベルトを選びました。サイズが下はXSから上は6XLと10段階まであり、さらにベルト自体も3段階のホックで調整が可能と、自分にぴったりの大きさを選びやすい商品です。コルセットゆえ、腰や下腹部だけでなくお腹周り全体をカバーできるのも魅力。
骨盤矯正ベルトで歪みをケアしつつ、お腹のシェイプアップも同時に行いたい方には一石二鳥です。骨盤のせいでお腹のくびれが無くなってしまったという方にぜひ。また素材にはスパンデックスも使われており、より体にフィットさせることができます。
第5位 日進医療器 骨盤ベルト
出典: Amazon.co.jp
| サイズ | S～M・M～L・LL |
| タイプ | ダブル |
| こんな人におすすめ | 腰椎のサポートをしたい人 |
背面もしっかり支えるベルト
日進医療器の骨盤ベルトはバック部分にアルミ製の骨組みが入っており、ただ締め付けるだけでなく後ろから腰椎をしっかり支えてくれます。
もちろん締め付けにおいても優秀で、本体のほか外側にもう1つベルトがあるダブルタイプ。軽く締めやすいのに、しっかり骨盤を固定、サイズ調整もできるので、苦しさも感じません。一部はメッシュ素材で作られており、通気性を重視する方にもおすすめです。
第4位 山田式 骨盤ストロングベルト
出典: Amazon.co.jp
| サイズ | M・L・LL・3L |
| タイプ | ダブル・細め |
| こんな人におすすめ | ファッションの邪魔は困る人 |
薄め・細幅で目立ちにくい！
服からはみ出たり、カバーしても凹凸が目立つなど、骨盤矯正ベルトを装着した際は外見のデメリットも少なくありません。室内用として利用する分には問題ありませんが、もし装着したまま外出したい、ちょっと買い物する程度なので一々付け外しが面倒ならば、骨盤ストロングベルトのように目立ちにくい商品がおすすめです。
幅は10cmほどで、ダブルベルトタイプにしては薄めの作りゆえ、薄着やよほどタイトな服でなければカバーが可能。本体と補助ベルトの2か所で装着するため、細さ故の緩さも感じにくいです。
第3位 芦屋美整体 骨盤スッキリベルト
出典: Amazon.co.jp
| サイズ | S～M・L～LL・3L |
| タイプ | シングル |
| こんな人におすすめ | 幅広ベルトでしっかり固定したい人 |
6つ3段階のホックで骨盤をしっかりサポート
6位のコルセットタイプのように、ベルト幅をしっかりとっているのが骨盤スッキリベルトの特徴です。シングルタイプですがホック数は縦に6つ、横に3つも備わっておりサイズ調整をしやすくしています。最大3Lまで選べますから、体型が気になる方やゆったりめを好む方にも選びやすいです。
またお尻部分にはヒッピリフトテープを用い、前面だけでなく背面からも骨盤の固定、ズレにくくしています。
第2位 ミズノ 腰部骨盤ベルト メッシュタイプ
出典: Amazon.co.jp
| ブランド | |
|---|---|
| カテゴリ |
| サイズ | M~L・LL |
| タイプ | ダブル・細め |
| こんな人におすすめ | 運動中も腰をサポートしたい人 |
運動中もしっかり固定
2位はミズノの骨盤矯正ベルトを選びました。スポーツブランドだけあって、運動中にも装着したままで使えるのが最大の魅力です。やや細めの作りで運動の邪魔になりにくい反面、ダブルベルトでの固定感や、メッシュ素材の通気性など、スポーツ中の気になる悩みに対応してくれています。
またベルト部分は軽く引っ張る程度でもお腹と背中どちら側も引き締めてくれるため、女性はもちろん高齢の方でも使いやすく、運動用ではなく普段の生活用にもおすすめ。ちょっと装着するためで、前にかがんでもズレにくい固定感を発揮してくれます。
第1位 ミズノ 腰部骨盤ベルト ワイドタイプ
出典: Amazon.co.jp
| ブランド | |
|---|---|
| カテゴリ |
| サイズ | M~L・LL |
| タイプ | ダブル |
| こんな人におすすめ | 運動中に腰椎までケアしたい人 |
幅広ベルトが好みの方はこちら！
おすすめ骨盤矯正ベルト、1位もミズノの商品です。2位との違いは主にベルト幅で、1位に選んだベルトの方がより広く、骨盤だけでなく腰椎のカバーも行ってくれます。
2位は細い分、通気性の問題を気にしなくていい点がメリットでしょうか。1位の骨盤矯正ベルトもメッシュ素材はあるので、幅広タイプの中では通気性も高いです。そのほかの固定感や装着のしやすさは変わらないので、幅広く固定しての骨盤矯正を求めるなら、こちらのベルトをおすすめします。
骨盤矯正ベルトで産後も美ボディをキープ
体の様々な部位と繋がる骨盤が歪んでしまうと、腰以外の部位にも変化が出やすいです。もし該当する悩みを抱えているなら、骨盤矯正という観点でケアしてみましょう。骨盤矯正ベルトであればセルフケアができるほか、装着具合など好みで選べるのも魅力。
足腰の悩みや産後の不安を、骨盤矯正ベルトでスッキリケアしちゃいましょう！