読書が趣味の私が紹介する推理小説おすすめランキングBEST5

みなさんはストレス解消、上手くできてますか?

私は、ちょっとしたことでも気にしすぎたり、ネガティブになったりと、日々ストレスを溜め込んでしまいがちなんです。そうでなくても現代社会は仕事や学校など、ストレスが溜まることが多いですよね。

大事なのは、ストレスを受けないことではなく、上手く解消すること。しかし、意外とストレス解消法が見つからない!という方も多いんです。

そんな方におすすめしたいのが、読書!特に推理小説を読むことで、溜まってしまったストレスをリセットしています。

なぜストレス解消におすすめかと言うと、その作品を読んでいる間はネガティブ思考から解放され、リラックスできます。現実世界で悩んでいる事も、読書中は入り込む隙がなくなります。実際に、読書にはストレス解消の効果があるとの研究結果も出ているそうです。

私が読書を始めたきっかけは、読書家の母が「この作品面白いよ」といって貸してくれた一冊の作品でした。その時は、活字を読むことがあまり得意ではなかったので、時間ないから……といって断念。

しかしある時ふと思い立ち、すすめられた作品を読み始めたら、なんとドはまり!もっと早く読んでおけば良かった~、と少し後悔。(笑)本を敬遠していた私でも、今では読書がかかせない習慣になりました。

今回は、そんな日々読書を楽しんでいる私が、みなさんに読んで欲しいおすすめの推理小説をご紹介!ストレス解消法を探している方や、本は苦手……という方も、ドハマりすること間違いナシ!ぜひ参考にしてみてくださいね。

絶対ハマれる!実際に読んでおすすめしたい推理小説4選

Nのために

デビュー作「告白」で一躍有名作家になった湊かなえ先生。どれも胸にどっしり重くのしかかる作風が特徴です。どの作品もとても好きな作家さんなので迷いましたが、ここでは特にお気に入りな「Nのために」を選びました。

マンションの一室で起きた夫婦殺人事件、そこに居合わせた杉崎希美・成瀬慎司・西崎真人・安藤望の4人。夫婦を殺した犯人は誰なのか、死の理由とは。名前にNのつく4人が出会い、それぞれの愛の形を表していく、という湊かなえ先生初のラブストーリーです。

過去と現在を行き来し、少しずつ明らかになっていく事件の真相、4人の過去や想い。気になりすぎて、ページを読み進める手が止まりませんでした。

湊かなえ先生の作品は、文章が語り口調になっているので、読書が得意でない方でもスラスラ読み進めるんです。これから読書を始めようという方や、心が揺さぶられるような小説を探している方におすすめです。読み終わった後は、切ない気持ちで胸がいっぱいになり涙してしまうでしょう。

かがみの孤城

メフィスト賞や直木賞など、受賞作も多い辻村深月先生。丁寧な情景描写と心理描写で、物語にあっという間に入り込ませてくれるのが、辻村深月先生の作品の特徴です。

不登校になり家に引きこもるようになった主人公・安西こころ。ある時、部屋にある鏡が突然光出し、体ごと吸い込まれてしまう。鏡の世界に出たこころが出会った、同じような立場にいる中学生の男女7人。1年間という条件付きで、鏡の世界に出入りできることになった7人は少しずつ絆を深めていきますが……。という、ファンタジー色が強いミステリー作品です。

10代特融のモヤモヤとした感情や、揺れ動く気持ちに共感でき、懐かしさすら覚える「かがみの孤城」。細かな伏線が積み重なり、ラストまで一気に読み進めたくなる展開の良さ。鏡の世界の謎を解き明かすミステリー感はもちろん、青春物としても充分に面白い小説です。

読み終わった後は暖かな感動に包まれます。本を読んだことのない初心者さんから、さまざまな本を読んできた読書家さんまで、幅広い方に自信を持っておすすめできる作品になります。

 新装版 殺人にいたる病

ADVゲーム「かまいたちの夜」を脚本を手掛けたことでも有名な我孫子武丸先生。「殺人にいたる病」はミステリー界のなかでも、とても人気な作品なので聞いたことがある方も多いでしょう。

簡単にあらすじを説明すると、東京で次々起こる猟奇殺人、目を背けたくなるような残虐な手口で残された遺体は、どれも女性ばかり。主婦・蒲生雅子はだんだんと自分の息子・稔が犯人かもしれない、と疑うようになり……。犯人と主婦・蒲生雅子、事件を追う元警部の三人の視点で描かれている、ハイスピードなミステリー小説です。

詳しく説明してしまうと、ネタバレになってしまいますが、名作中の名作といって良い小説です。しかし、かなりグロテスクな表現が多く、苦手な方にはあまりおすすめできないかもしれません……。グロテスクなんですが、それでも先が気になりどんどん読み進めてしまうという面白さが、おすすめしたい理由になります。

あっと驚く展開をご所望なら、「殺人にいたる病」を読んでみてください。驚愕のラストまで一気に読み進めたくなるでしょう。上質なミステリーをお求めな方や、ハラハラする展開が好きな方におすすめです。

愚行録

2006年の直木賞候補にも入った小説「愚行録」。満島ひかりさんと妻夫木聡さんの主演で映画化もされた人気作です。パッと見ただけでは分からない、人間の愚かな部分を丁寧に描かれていて、ゾッとする気分になります。

ある夫婦と一人娘が惨殺された事件を追う、ルポライター田中武志。綺麗な母親と仕事がデキる父親、子供は礼儀正しく優秀、どこから見ても幸せで恨みを買うことなどないような家庭。田中は取材を続けていく内に、新たな事実を発見し……。

ドロドロとした人の闇の部分が出てくるので、読了感はハッキリ言って悪いです。モヤモヤしてしまう方も多いでしょう。犯人は誰なのか、どういう理由なのか、というミステリー部分はもちろん面白いですが、普段気付かないような渦巻く憎悪の心理描写がすごく、入り込んでしまうこと間違いありません。

イヤ~な気分になるミステリー作品のことを、イヤミスと言いまが、まさに「愚行録」はイヤミス界屈指の名作。イヤミスをおさえておきたい方におすすめの推理小説です。取材形式で文章が進んでいくので読みやすく、推理小説初心者さんでもスラスラ読めますよ。

話題の推理小説!気になるランキングBEST5

第5位 和菓子のアン

デパートの地下にある和菓子屋で働く事になった18歳、梅本杏子(アンちゃん)。個性的な仲間たちに囲まれ働いていくうちに、やりたい事がなかったアンちゃんが和菓子の魅力に気付いていきます。不思議なお客さんの謎を紐解いて探るミステリー要素に加え、青春小説としての面白さも。

読んでいるとお腹が空いて和菓子が食べたくなってしまうという素敵な作品。主人公のアンちゃんの等身大なところに共感できる女性読者が多いそう。自分も頑張ろう!と、晴れやかな気持ちになれるのが特徴。人が死ぬことがない、ほのぼのとした推理小説なので、人を選ばず誰でもおすすめしたい作品です。

第4位 彼女はもどらない

前作「女王はかえらない」で、このミステリーがすごい大賞を受賞した降田天先生の最新作。

物語は、女児向け雑誌の編集をしている綾乃楓が、とあるブログに批判めいたコメントを書いた事から始まります。ネットストーカーに追い詰められていく楓、批判的なコメントが許せないブロガー、二人が現実で出会ってしまう時、驚きの真実が浮かび上がる。

現代社会の闇になっているインターネットリテラシー問題をミステリーに絡めた「彼女はもどらない」、レビューを見ていると絶賛の嵐なんです!細かな伏線が繋がった時に、あっと驚くどんで返しを見せてくれそう。先が気になって仕方なくなる推理小説を探している方や、SNSなどの現代風な小説が読みたい方におすすめです。

第3位 風神の手

大人気の推理小説家、道尾秀介先生の最新作「風神の手」が3位にランクイン。物語は、「心中花」「口笛島」「無常風」の三章とエピローグで形成されており、それぞれ独立した短編小説かと思いきや、最後まで読むとしっかり繋がっているという圧巻の推理小説です。

上上町と下下町という海の近くのふたつの町を舞台に織りなす、情緒あふれるミステリー。関係ないと思っていたエピソードが伏線になっていて、登場人物の運命・人生が重なっていく、というお話です。

風景が目に見えるような文章で、どこか懐かしい気持ちになれそう。パズルのピースがはまった感覚になれる「風神の手」、人生の事を考え直す良いきっかけとなりそうな一冊です。

第2位 イノセント・デイズ

とても辛く切ない物語なのに、読み終わった後は読んで良かった、と思える名作長編ミステリー。主人公の田中幸乃は、元恋人の家に火を放ち、彼の妻と子供を殺害した罪を犯しました。しかし、そんな凶悪事件の裏には、隠された真実があり……。

どっしりと重く辛いとの意見が多いのですが、その反面、この作品に出会えて嬉しいなどの感想も。幸乃という一人の女性の人生を追った物語は、クライマックスに向かうにつれスピード感を増し、驚愕のラストへと進みます。

一気読みしたくなるような展開、切ない感情になる推理小説をお探しなら「イノセント・デイズ」がおすすめです。

第1位 ラプラスの魔女

ガリレオシリーズで大人気の東野圭吾先生。ファンも多い東野圭吾先生の推理小説は、どれも読みごたえのある作品ばかりです。なかでも特に気になったのが、「ラプラスの魔女」。櫻井翔さん・広瀬すずさん主演で映画公開も決定した話題作となっております。

硫化水素による事故で死亡した水城義郎。その場所とは、かけ離れた温泉地で再度起きた硫化水素による事故。どちらの場所にも居合わせた少女の正体とは……。地球科学研究者・青江は超現実的な謎に挑む。

東野圭吾先生がデビュー30周年の記念に書き上げた「ラプラスの魔女」。集大成とも言える名作でしょう。幸せとは何か、などさまざまな事を考えさせられる作品です。一方、エンタメ性も強く、推理小説としてハマれる面白さもあるそう。ファンの方はもちろん、今まで東野圭吾先生の小説を読んだことがない方にもおすすめしたい一冊です。

 

推理小説で、物語の世界にどっぷり浸かってストレス解消しよう!

ストレス解消するには読書がおすすめ!特に、ドキドキハラハラして先が気になる推理小説は、その世界に入り込み、現実のイヤな事なんて忘れてしまいます。一冊でも素敵な作品で出会えれば、後はもうやみつき。気付いたら読書家になっていること間違いナシ!

今回紹介させて頂いた推理小説は、とても私の趣味が出てしまっていますが、みなさんが一冊でも気になる作品があれば幸いです。ぜひ、この機会に推理小説にハマって、ストレス解消してみてくださいね。

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