皆さん、包丁の切れ味が悪くなってきたな~と感じたときにどうやって切れ味を復活させていますか?
いちばんの理想はプロの方にお願いして研ぎ直してもらうのが簡単で確実だと思いますが、すぐ近くに研いでもらえるお店がなかったり、持っていく時間をなかなかとれなかったりする方も多いのでは?
そんなときに役立つのが家庭用に作られた包丁研ぎ器ですよね。
独身の頃は今と比べると料理をする頻度が少なかったこともあり、多少切れ味が悪くても気にならなかった私ですが、
主婦になって包丁の切れ味が悪いとネギを切っても繋がってしまっていたりと料理の効率も悪いので包丁研ぎ器を活用するようになりました。
今日は私がいろいろなタイプの包丁研ぎ器を試してきた経験から、手軽にしっかり切れ味を取り戻せるおススメの包丁研ぎ器を紹介していきますので、包丁研ぎ器選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
包丁研ぎ器の魅力
包丁研ぎ器の魅力は何と言っても、家で手軽に包丁の切れ味を取り戻せることですね。
どんな高価な包丁でも、使っているうちに細かな刃こぼれなどにより、切れ味が落ちていきます。
プロの方にお願いするほどではないけれど、もう少し切れ味を取り戻したい…そんなときに活躍するのが家庭用の包丁研ぎ器です。
後述の「包丁研ぎ器の種類・タイプ」にて説明していきますが、私は、時間がないときは簡易タイプ、しっかりと研ぎたいときは砥石タイプと使い分けていますが、
そうすることで、研ぎに出さなくても料理時にストレスのない切れ味を保つことができています。
自分で本格的な砥石を使って研ぐのは難しそう、敷居が高いなと思っている方は、手軽に使える包丁研ぎ器がひとつあると重宝しますよ。
包丁研ぎ器の種類・タイプ
簡単研ぎ器(溝に入れて引くだけタイプ)
研ぎ器の溝に刃を入れて引き(押し)ながら研ぐタイプ。
本格的に研ぐタイプの商品と比べると、研いだ後の切れ味の持続性は劣るが、コンパクトで、比較的安価な商品が多く、種類も多い。
◇こんな人におすすめ
・手動で手軽に研ぎたい人
・コンパクトさを求める人
簡単研ぎ棒(棒の形で研ぐタイプ)
金属の棒状になっており、金属部分に包丁をこすりつけて研ぐタイプ。
包丁を当てる角度が安定しにくいので、研ぎムラが出やすく、慣れるまでは使いにくいと感じる方が多いかもしれません。
◇こんな人におすすめ
・棒型のヤスリを扱い慣れている人
・包丁と同じように包丁立てにさして収納したい人
砥石タイプ
砥石に包丁を一定の角度で当てゆっくり前後することで研ぐタイプ。
昔からある定番のタイプですが、最近は天然砥石や人口砥石以外に、ダイヤモンド砥石といった扱いやすい材質を使った商品が出てきています。
◇こんな人におすすめ
・しっかりと研ぎたい人
・昔ながらの定番の研ぎ方に慣れている人
電動タイプ
刃を研ぐ部分が電動式になっており、手動で刃を動かさなくても自動で素早く研ぐことができるタイプ。他のタイプよりもサイズが大きく収納場所を取り、高価な傾向がある。
◇こんな人におすすめ
・とにかく手早く楽に研ぎたい人
・包丁研ぎに慣れていない人
包丁研ぎ器の選び方・ポイント
包丁研ぎ器に使用されている研磨材や、仕様によって、研ぐ包丁の向き不向きがあるのはご存知でしょうか?
きちんと合った研ぎ器を使わないと、研いでも切れ味がイマイチだったり、包丁を傷めてしまうことがあるので注意が必要です。
ここでは、包丁研ぎ器の選び方のポイントを簡単に紹介していきますね。
包丁の種類に合わせて
包丁には「両刃」「片刃」の2種類があります。
ほとんどの商品はどちらの刃のタイプにも対応していますが、研ぎ器によっては「両刃専用」「片刃専用」の商品もあるので、かならず研ぎたい包丁の刃に対応しているかをチェックしましょう。
研ぐ刃の材質
包丁の刃の形状以外に「刃の材質」もチェックしましょう。
刃の材質には「鋼」「ステンレス」「セラミック」等が主に使われていることが多いですが、その中でもセラミック刃には対応していないという研ぎきも少なくありません。
お手入れしやすさ
包丁研ぎ器に限らず、手入れが面倒なキッチンツールは使うのが億劫になりがち。
洗いやすい形状か?研いだ粉は飛び散りにくいか?などもチェックしておきたいポイントです。
収納のしやすさ
出来れば包丁の近くに、収納できるのがベスト。商品のサイズを確認して、キッチンのどこに収納するか考えてから購入することで、より便利に使えますよ。
包丁研ぎ器のおすすめメーカー
包丁研ぎ器は、いろいろなメーカーから販売されていますが、「刃物メーカー」「包丁メーカー」「キッチンメーカー」など自社で品質の高い刃物(包丁)の取り扱いをしているメーカーの商品なら一定以上の品質が期待できるのでおすすめです。
「京セラ」
ファインセラミックスのパイオニアで、数多くのセラミック製をはじめとするキッチン用品を販売しているメーカーです。
京セラ 電動ダイヤモンドシャープナー DS-38
出典: Amazon.co.jp
種類 | 電動 |
適応包丁の刃 | 両刃 |
研げる刃の材質 | 京セラ製セラミックス・ステンレス・鋼・チタン |
研ぎやすさ | ◎ |
京セラと言えば、セラミックナイフ(包丁)が有名ということで、同社のセラミックナイフを研ぐことができる商品が多いのが特徴です。
こちらは、電動式の研ぎ器でコンパクトなタイプの商品と比べると大きく場所を取るのがネックですが、包丁を研ぎ慣れていない人でも簡単スピーディーに研げるのが◎
貝印
包丁や鍋をはじめとする様々なキッチンツールから、カミソリ等の刃物まで販売している日本発の世界的メーカーです。
貝印 関孫六 ダイヤモンド&セラミックシャープナー APO308
出典: Amazon.co.jp
種類 | 簡単研ぎ器 |
適応包丁の刃 | 両刃 |
研げる刃の材質 | ー |
研ぎやすさ | ◯ |
貝印と言えば国内包丁シェアトップの「関孫六」シリーズの包丁が有名ですね。
同シリーズから販売されているこちらの商品は、両刃包丁専用の研ぎ器で、「粗刃付け」、「刃角落とし」、「仕上げ」という3つの工程で研ぐので、他の同タイプの研ぎ器と比べてしっかりと鋭い切れ味へ導いてくれますよ。
また、ハンドルになる透明な部分はスライド式で使っていないときは本体のほうへスライドさせておけばかなりコンパクトなサイズになる点もおすすめです◎
片刃用はこちら↓
出典: Amazon.co.jp
ブランド | |
---|---|
カテゴリ |
ツヴィリング J.A. ヘンケルス
創立270年以上の伝統と技術を活かした、料理バサミなどの刃物で有名な、双子マークのロゴが目印にもなっているドイツ生まれのキッチン用具の老舗メーカーです。
ツヴィリング シャープ プラス
出典: Amazon.co.jp
種類 | 簡単研ぎ器 |
適応包丁の刃 | 両刃 |
研げる刃の材質 | ー(HRC60以上の硬度のステンレス包丁にも対応) |
研ぎやすさ | ◯ |
こちらの研ぎ器は、以前から同社で販売されている同タイプの研ぎ器では研げなかった高硬度(HRC60以上)な包丁も研げるようになった商品。
「荒砥」「仕上げ砥」の2工程で研ぐ仕様となっています。また本体裏面には滑り止めがついているので、滑りにくく扱いやすいですよ。
【筆者愛用】おすすめ包丁研ぎ器
遠藤商事 業務用 ダイヤモンド庖丁研ぎ器 トギコロII(両刃用)
出典: Amazon.co.jp
「板橋区発明賞」受賞!素人でも最適な角度で簡単に研げる!
種類 | 棒 |
適応包丁の刃 | 両刃 |
研ぎやすさ | ◯ |
付属のマグネット吸着シート付きの研ぎ台に包丁をセットすることで、よく切れる理想の15度の角度を保ったまま研ぐことができり研ぎ器です。
溝に入れて研ぐタイプと比べると、手軽さでは劣りますが、切れ味が持続するので時間のあるときは、この包丁研ぎでじっくりとメンテナンスをするようにしています。
研ぎホルダーの両面が使用できるダイヤプレート(砥石)はマグネットで取り外せるようになっていて「荒目 #240」で研いだあと「細目 #800」で仕上げるようになっており、
研いだあとはトマトにもスーッと刃が入りキレイに切れるようになって感動します。
砥石を使って研ぐのは敷居が高いけれど、簡易式の研ぎ器よりもしっかりと研ぎたいという方にぜひおすすめしたい商品です。
包丁研ぎ器おすすめランキングTOP4
第4位 GLOBAL(グローバル) スピードシャープナー GSS-01
出典: Amazon.co.jp
ステンレス包丁を研ぐならこれ!
種類 | 簡単研ぎ器 |
適応包丁の刃 | 両刃 |
研げる刃の材質 | ステンレス |
研ぎやすさ | ◯ |
オールステンレス一体構造になっている包丁で有名な「GLOBAL」の包丁研ぎ器です。軽量コンパクトで、手前に6~10回引くだけで研げるというシンプルな構造は、誰にでも使いやすくて◎
グローバルの包丁を使っている方はもちろん、ステンレス製の包丁を使っている方におすすめしたいシャープナーです。
また本体の大きさも縦1.5cm×横10.5cm×高2.5cmと非常にコンパクト。見た目のスタイリッシュさに反して手の届きやすい価格も魅力的。
第3位 竹内式 庖丁研ぎ器 ハイレグ曲線包丁研ぎ器
出典: Amazon.co.jp
片刃も両刃も鋭く研げる!
種類 | 簡単研ぎ器 |
適応包丁の刃 | 両刃・片刃 |
研げる刃の材質 | 鋼・ステンレス・チタン |
研ぎやすさ | ◯ |
刃物で有名な新潟県三条市の会社が、研究考案した包丁研ぎ器です。ハイレグ状の砥石が理想の切れ刃を形成するポイントになっており、鋭い刃先に仕上げることが可能になっています。
下のフタは外して掃除ができる仕様になっているので、お手入れも簡単ですよ。
この形状の研ぎ器は両刃用のみの商品が多い中、片刃も研げるので、片刃も両刃も簡単に研げる研ぎ器を探している方におすすめ。
第2位 シェフスチョイス 電動式包丁研ぎ器
出典: Amazon.co.jp
波刃にも対応している電動式!
種類 | 電動 |
適応包丁の刃 | 両刃・片刃・波刃 |
研げる刃の材質 | 鋼・ステンレス |
研ぎやすさ | ◎ |
世界60か国以上に刃物研ぎ器をはじめ、キッチン用小型家電製品などを販売する、アメリカからの老舗「エッジクラフト社」の電動式の包丁研ぎ器です。
電動式なので初心者でも簡単に研げるのはもちろん、「荒研ぎ」「中研ぎ」「仕上げ研ぎ」の3段階でしっかりと仕上げられるのが◎
また波刃にも対応しているので、ブレッドナイフも研げるのが嬉しいポイント。
サイズが幅25x奥行12x高さ11cmと手動式の商品と比べると大き目なので収納場所を取る点と、価格的にも高価なので2位とさせていただきましたが、個人的にはいちばん使ってみたい包丁研ぎ器です。
第1位 スエヒロ トリプルシャープナー[プロ]KC-303
出典: Amazon.co.jp
砥石専門メーカーがつくる簡単研ぎ器!
種類 | 簡単研ぎ器 |
適応包丁の刃 | 両刃・片刃 |
研げる刃の材質 | 鋼、ステンレス |
研ぎやすさ | ◯ |
砥石専門メーカー「スエヒロ」の包丁研ぎ器です。
見た目には、ごく普通のハンドルタイプの簡単研ぎ器と変わらないように見えますが「水研ぎ」が出来るという点がいちばんの特徴となっています。
シャープナーの多くは、錆びの原因になる水気を避ける商品が多い中、こちらはタンク内に水を入れて研ぐことで、砥石のような滑らかな研ぎ感が得られるだけでなく、研いだ後の粉が散らばりにくいのも嬉しいポイント。
少し高めの価格ですが、ローラーの交換パーツの販売もしており、パーツを交換しながら永く使えることを加味するとコスパにも優れているので、1位とさせていただきました。
おすすめ包丁研ぎの比較表
第4位 | 第3位 | 第2位 | 第1位 | |
商品画像 | ||||
商品名 | GLOBAL(グローバル) スピードシャープナー GSS-01 | 竹内式 庖丁研ぎ器 ハイレグ曲線包丁研ぎ器 | シェフスチョイス 電動式包丁研ぎ器 | スエヒロ トリプルシャープナー[プロ]KC-303 |
種類 | 簡単研ぎ器 | 簡単研ぎ器 | 電動 | 簡単研ぎ器 |
適応包丁の刃 | 両刃 | 両刃・片刃 | 両刃・片刃・波刃 | 両刃・片刃 |
研げる刃の材質 | ステンレス | 鋼・ステンレス・チタン | 鋼・ステンレス | 鋼・ステンレス |
研ぎやすさ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
リンク | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
包丁研ぎの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、包丁研ぎの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
Amazon売れ筋ランキング 楽天売れ筋ランキング Yahoo!ショッピング売れ筋ランキング
毎日使うものだからこそ簡単にこまめにお手入れを!
スパッと切れる包丁は、料理の効率も上げてくれるし、何より気持ちよく料理できますよね。そのためには、こまめに研ぐことがなによりも大切。
今回紹介してきた研ぎ器は、分かっていても面倒でなかなかできない、じっくりと研いでいる時間がない、砥石を使うのは難しそう…という方向けに厳選して選んだ商品ばかりですので、時間を掛けずに簡単に切れ味を取り戻せますよ。
ぜひひとつは手元に置いて、切れ味の良い包丁で、毎日気持ちよく料理をしてくださいね。